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47式超重強襲プラットフォーム又は一般的にスカラベとして知られているこの巨大な地上兵器はコヴナント軍の採掘用兵器であると同時に戦闘用プラットフォームとして戦力ともなる恐ろしい兵器だ。[2]
この兵器は先進的生産工場において製造されている。スカラベは四足で機動する事が可能で、大抵中~低軌道、又は大気圏内の高高度から直接地表に投下される。この兵器は重度に防護された構造物等の直接攻撃やコヴナント軍歩兵部隊の支援に投入される。
スカラベの"頭"に当たる部分には極めて強力な主砲が収納されている。このほか、別の部分に1~2基の対空砲も取り付けている。"体"は非常に大規模で、四つの"足"を持つ。他のコヴナント製兵器とは異なり、反重力推進を使用しない。スカラベは、この代わりに極めて迅速かつ正確にその"足"を使って機動する事が可能だ。この足は直接的の地上部隊を粉砕する事もできた。
しかし、その強力な兵器でも弱点は必ずある。特に致命的なのが内部に乗り込まれた場合、搭載兵器は全く使用できず一気に弱体化してしまうのだ。特にスカラベのコアシステムは強固に防護されていないので、内側からある程度の火力で攻撃された場合破壊されてしまう可能性が高い。又、足の部分も攻撃を受け続けるとやがて機能を停止してしまう。これらの事態に備えるため、大抵の場合スカラベ内にコヴナント歩兵の分隊(アンゴイ、キグヤーとジラルハネイ、サンヘイリから構成される)を搭載する。
スカラベはコヴナント戦争中、多くの戦場で使用されてきた。リーチや地球、アーク等である。[5] スカラベのコアを破壊する為に手榴弾を投げ込む、又はシールドが完全に破壊されるまで集中砲火を浴びせるといった手段が必要であった。
Halo Graphic Novelのスカラベ
Halo Graphic Novelのスカラベは非常に様式化された外観であるが、基本的なデザインはHalo 2の物と変わらない。前面と背面の2箇所に大砲を装備しており、どちらかがプラズマビームを装備しているように見える。これはShi Kai Wangのコンセプトアートを基にしているように見える。
このスカラベの足はL字型にジョイントされているようで、非常に異なった設計であった。このスカラベが登場するSecond Sunrise Over New Mombasaは芸術的ライセンスを非常に多く使用している。物語は正規のものであるが、物語のビジュアルは明らかとはなっていない。
Halo 2時代のスカラベ
スカラベが始めてHalo 2に登場したのは、ステージ3"郊外"のカットシーンであった。高さは推定100フィート。4本足で銀装甲を纏った巨獣として出現した。制御室の入口の上にはアッパーデッキがあったのが特徴であった。ここにはコヴナントの分隊が展開し、乗り込もうとする敵を迎撃した。このモデルは、レクゴロワームによる制御と言うよりは、伝統的な有人式制御であった。
スカラベは外からの攻撃に全く動じなかった。90mm砲弾や102mm対戦車ロケット弾、50口径弾、ANVIL対地ミサイルの攻撃を一切受け付けなかったのである。外面アーマーはコヴナント艦と同じものであったと見られる。車体には主砲以外に2基の大きな対空砲を搭載しており、これらの一斉射撃で預言者の旗艦を襲撃する途中であったJohn-117らを乗せたペリカン降下艇部隊を全滅に追い込んだのであった。
Halo 2のモデルは、ゲーム中においては掘削用兵器として理論化されていた。このモデルでは、Halo 3、Halo Wars、Halo 3: ODST、 Halo: Reachといった後に登場した作品のものより多くの欠点を抱えていたのである。即ち、市内の狭い街路で立ち往生しやすいだとか、動きの早いターゲットに対する対抗が湖南であった等である。
Halo 3時代のスカラベ
Halo 3、Halo 3: ODSTとHalo: Reachに登場したスカラベは別のシャーシを持つ兵器となっている。外見も大きく変わっており、操縦もHalo2とは違いレクゴロのワームが担当しているのである。尚、Ver2からは完全に破壊する事が可能となっている。
Ver2のスカラベの兵器は少々劣っているようにも見える。Halo 3のレジェンダリーにおいて主砲でプレイヤーをなぎ払う場合数秒命中させなければならなかった。Halo 2では一撃でプレイヤーを吹き飛ばすほどの威力を持っていたのである。又、主砲はHalo 2では一直線に放たれるがHalo 3以降のものはホースのようになっている。後部にある巨大な対空砲も変わっており、対空砲はより大きな単一のものに置き換えられている。プラズマビームはより小さくなっており、Ver1よりは小型である。
スカラベに歩兵を乗せている事は述べたが、操縦要員が一人も居らず、レクゴロワーム[6] が操縦を担当している。ワームは出血こそするけれど、血は表示されない。Game Informerによるとアセンブリマップはスカラベの製造工場であることが明らかとなった。チューブからスカラベに向け、ワーム状のレクゴロが注入されていると見られると述べられている。
Halo 3 のスカラベはNPC AIが操作している。Halo 2のスカラベはスクリプトで制御されているのとは大きな違いとなっている。Halo 3のスカラベは又、主砲発射後に緑色の液体が発生する。(恐らくこれはレクゴロのハンター形態で使用する大砲を使用した際のそれと同一であろう)
Lekgolo-scarab.jpgスカラベのコアにあるレクゴロ
Halo 3のものは明らかにコヴナント正規軍が使用する兵器と同じ塗装がなされているように思われ、さらに武装も強化されている。Halo 2のスカラベは対人類用に投入したのではなく、恐らく掘削用に投入したというのが正解だろう。Halo: The Fall of Reachにおいて掘削用スカラベを投入しているようだと記述されており、預言者がアークにかかわるアーティファクト採掘のために採掘用スカラベを投入する必要があったとすれば納得が行く。
これらの違いはあるが、類似点は多かった。最大の類似点は3つのレベル(又はデッキ)があったという点だ。スカラベが一時的に機能停止に陥るとそれほど苦労せずに登ることができた。最低の階層には1~4基のプラズマターレットとジラルハネイが配備される(レベル・難易度によって異なる)。ここから難易度・レベルで違いはあるが複数の敵が乗り込む階層へ向かうランプがある。通常の場合複数のアンゴイとジラルハネイを目撃する事になるだろうし、スカラベの側面に向けて配備されたプラズマタレットも発見できるだろう。この階層から更にランプを登り、すぐ180度周ると第3階層の紫色の斜面に達する。この箇所は主砲があるだけで何の防護もされていない区画であった。しかし、この区画にはスカラベに電力を供給する重要なコアがあり、これを潰す事でスカラベを破壊できるのだ。破壊は非常に簡単だが、制圧までにかなりの時間を必要としている。
Halo: Reach でもVer2版のスカラベが登場するが、Halo: Reachのスカラベはプレイヤーが直接破壊する事はできず、ただ背景を動き回るだけである。[7]一部の激戦が行われるマップの背景で低品質テスクチャのスカラベがUNSCの車両と交戦しているのを目撃できる。
Halo WarsでUNSCと交戦するスカラベ
Halo WarsのスカラベはHalo 3の物と似ているが、小型である。小型ではあるが、スカラベは非常に遅く、そして非常に重いコストを必要とする。(3,000の資源と20の人口枠を消費してスカーミッシュやデスマッチで配備可能)そして、アップグレードは不可能となっている。[6] 最近のアップデートではスカラベの耐久度にかかわる調整が行われており、25%の体力増加によってMACラウンド4発の攻撃まで耐えられるようになっている。更に25%の火力増加も図られている。
恐らくスカラベはレクゴロにより制御され、ジラルハネイ又はサンヘイリの指揮に従っていると思われるが、Beachheadにおいて、スカラベをスパルタンが乗っ取って使用していた事から制御室にて操作要員がいたのかも知れない。なお、乗っ取ったスカラベで敵25ユニットを粉砕する事で実績Beaming with Prideを解放する事ができる。
スカラベを地上部隊で粉砕する事は相当困難である。どんなに強力なコブラやハンターで狙ってもその多くが破壊されてしまうだろう。よって一番賢い方法としては、UNSCのリーダーパワーであるMAC ブラスト 又は絨毯爆撃、又はバルチャーによるミサイル爆撃を使う事だ。コヴナント軍で対抗するならばジラルハネイ軍司令官を使用するといいだろう。
もし、スカーミッシュで2基のスカラベ相手に勝利を収めると実績2 Bugs are Better Than 1を解放できる。
あるスカル(Wuv Woo skull)をキャンペーンで入手し、使用する事でスカーミッシュとキャンペーンでスカラベが虹色のビームを発射する。
スーパースカラベ[] Super_Scarab.pngHalo Warsのスーパースカラベ
極めて大きなこのスカラベはHalo Warsの第7ステージで破壊目標として出現する。極めて大きく重装甲であり、そして機械的な感じである。難易度イージー でさえ、9発のMACラウンドの直撃に耐えるほど極めて強力なヒットポイントを持つ。しかし、建設途中である為行動不能な為主砲だけが稼動している状態である。主砲は左右に索敵用ビームを発しながら旋回しているので、この動作を遅らせる為に7基のパワーノートをプレイヤーは破壊する必要がある。恐らく、このシャーシの形状からHalo 2の掘削用スカラベと同じものであろうと推定される。注意すべき事は、この作中では放棄されたスカラベを含め、"出てくるスカラベは全てスカラベ"として呼ばれている。
Halo 2のスカラベは絶対に破壊できない、そして損傷も与えられない兵器として登場している。その動きはスクリプトで制御されており、殆どの壊れるであろうパーツは符号化されていたようだ。Halo 2時代のスカラベは主砲発射後に主砲から緑色の液体が下に落下する描写がある。恐らく一部溶融して落下しているのであろう。後部のプラズマターレット同様、前方のプラズマターレットでさえ僅かな近接攻撃で破壊できてしまう。又、主砲のフラップもスコーピオン戦車の主砲で破壊される可能性もあった。下側格子も破壊される可能性があった。
Halo 3 時代のスカラベはHalo 2のスカラベより多くの破壊可能な箇所がある。破壊できるアーマーはスカラベの脚の各関節部分に存在する。脚に十分な損傷を与える事でスカラベは機能を停止し、動けなくなる。主砲を保護しているカバーは特に意味は無いが破壊できた。対空砲やその他部品は破壊する事でプラズマボルトのサイズを小さくする事ができる。また、スカラベの背中にあるサイドドアパネルは吹き飛ばすと車両の侵入を可能にする。
又、スカラベの後部に位置する赤い丸状の装甲に大ダメージ与え続ける事でスカラベのコアを露出させたままに出来る。そして、そのままダメージを与え続けるとやがてスカラベは爆発して崩壊する。この時、ごく僅かな部品だけを残して爆発する様子を見れるだろう。
Halo Reachに登場するスカラベは乗り込む事ができたのであれば、コアのみを破壊する事が可能である事に気づくだろう。その他の部位は破壊する事ができない。また、スカラベのコアを破壊したとしても、絶対にスカラベは破壊できない。[7]
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