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この記事はWikipedia:サナリィから転載、一部修正し作成されたものです。転載時期は2011年以前であり、加筆も不十分であるため、不正確な情報や虚偽が含まれているおそれがあります。転載記事についての方針を参照。なお2014年以降は転載による記事の作成を禁止しています。
曖昧さ回避 | この項目では、アニメ『機動戦士ガンダムF91』に登場する団体について記述しています。声優ユニットについては「S-nery」をご覧ください。 |
サナリィ(S.N.R.I.: Strategic Naval Research Institute, 正式名称:海軍戦略研究所(かいぐんせんりゃくけんきゅうじょ))は、アニメーション映画『機動戦士ガンダムF91』及びその関連作品に登場する、架空の公的団体。
企業としての歴史は旧世紀にまで遡り、宇宙島建設企業連合体の一員としてサイド1建設に携わった企業(当時の企業名は不明)が基になっている。その後地球連邦軍設立に伴いその諮問機間として地球連邦政府に自社株の大半を買収された後、公社として半官半民の企業となり戦略戦術研究所に改名。地球連邦政府に軍事支出、戦略、兵器の将来的展開等を助言をし、地球連邦政府(地球連邦軍ではなく)の信頼を得ている。
後に連邦軍の戦略兵器研究分野で発展を見せる一方、軍需技術・機器の民間への払い下げを業務としていた。その主な顧客であった事と、前身企業時代の関係からコロニー公社との結びつきが強く、連邦軍の内部組織でありながら公社同様の中立性を保つ為、戦術機動兵器の開発には一切関与してこなかった。
宇宙世紀0093年、「第二次ネオ・ジオン抗争」終結後に組織は再編され、海軍戦略研究所(Strategic Naval Research Institute)、通称サナリィ(S.N.R.I.)と改名された。
宇宙世紀0102年、サナリィの軍諮問機関部門が軍事費の肥大化に喘ぐ地球連邦政府に対しモビルスーツ(MS)の小型化を提言する。当時のMSは高性能化に伴いサイズが巨大化する一方であったが、それによりMSを運用・維持するための母艦やメンテナンス設備といったものも改修・新造する必要が生じており、軍事費が増える要因となっていたのである。
しかし、軍事兵器の主力開発メーカーであるアナハイム・エレクトロニクス社は軍事費の高騰によって利潤を得ていた面があり、小型MSの開発には及び腰であった。連邦軍からの再三の要求により発注から5年の開発期間を経て完成したアナハイム製MSのヘビーガンだったが、その性能は当初目的とされていた水準を満たしてはいなかった。軍事費削減を避けるためアナハイム社はヘビーガンが小型MS技術の限界であると臭わせる事により、大型MSによる兵器環境の現状維持となるように地球連邦軍に働きかけたのだ。
サナリィが小型MS開発を提案した背景には地球連邦政府の軍事費削減によって生じる余剰予算を自身の主分野であるコロニー再建計画、新型コロニーの研究費用や開発費用に回してもらう狙いがあった。つまりMS小型化計画案はコロニー公社との結びつきの強いサナリィにとっては一石二鳥の案であり、宇宙民にとっても有益な計画であった。そして何より地球連邦政府にとっては軍事費削減を行える喜ばしい案であり三者が有益となる計画であった。戦禍が地球圏から永らく遠ざかっていた事で戦時の中立性への配慮を不要と考えたサナリィは地球連邦政府と地球連邦軍の兵器調達構造の抜本的改革のために軍事用MS事業への参入を決定した。
宇宙世紀0111年にはサナリィのフォーミュラ計画より生み出されたF90とアナハイムの開発したMSA-0120とで次期主力機の座を賭けたコンペティションが行われ、大方の予想に反してF90が勝利した。これによりサナリィの機体が次期主力機として決定したが、元々研究機関であるサナリィの生産能力がそれほど高くないこと、連邦軍と長年の関係があるアナハイムへの配慮を理由として、連邦軍の一部幹部の思惑によりサナリィが設計を行った機体をアナハイムが生産するという体制がとられることになった。しかしサナリィの生産体制が整えられていきF71生産ラインや量産型F91生産ラインそしてサナリィ月面工場も後に建設されていった。そこで開発されまだ地球連邦軍が情報開示していない量産型のMSの存在もまことしやかに言われている。
宇宙世紀0123年にフロンティアIVやフロンティアIがクロスボーン・バンガードに襲撃された際に、サナリィの社員も一般市民と共に一時退避した。この時、フロンティアI本社にあった極秘資料の破棄と、クラスターガンダムの回収を地球連邦に依頼し、無事達成されている。
その後の詳細は原作の空白期間のため不明。
宇宙世紀0130年代に地球侵攻を密かに企てる木星帝国へのゲリラ戦のために再編成された宇宙海賊クロスボーン・バンガードに対して、木星圏での運用を想定した試作機体であるF97を提供した。地球連邦の目の届かない木星圏での実戦データを入手するためであったが、戦場が地球圏に広がったことで宇宙海賊軍のF97の所持が発覚。木星帝国軍の撃退には成功したものの宇宙海賊軍へのサナリィの関与を隠蔽するために地球連邦軍へF97を売込むことを断念せざるをえず、大赤字を出すことになってしまった。
漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人 』で描かれた時代その失地を回復するためにミノフスキードライブを搭載したより革新的な機体F99 レコードブレイカーの開発が進められていたが、木星帝国の残党による襲撃によってF99の機体、パーツ、開発データの全てが失われてしまう。
ガチ党の台頭によりサイド2にザンスカール帝国が興った際に、サイド2サナリィの施設や人員や技術がザンスカール帝国に接収されてしまった。そしてサイド2駐留連邦軍の部隊・研究機関と共にザンスカールの軍事部門ベスパとして統合されると、その後の同部門のMS開発に大いに貢献することとなる。ちなみにサイド2支社の人員の中にはガチ党の掲げるマリア主義に賛同した者が結果としてスパイとして多く入り込んでいたために、必ずしも強制徴用ではなかったようである。しかしこの接収事件によりサナリィの月面本社やサナリィ全体はサンスカールに対してかなりの危機感を持ったことは当たり前のことであり、後のサンスカール帝国への対抗の原動力になった。
サンスカール帝国に大いに危機感を持ったサナリィ月面本社やサナリィ地球支社などはザンスカール帝国に対抗する組織であるリガ・ミリティアに対して秘密裏に支援をすることを決定し(地球連邦政府や地球連邦軍の関係者、地球の経済団体の一部の口ぞえや支援により踏み切ったとの説もある。)援助をした。ガンイージ、ガンブラスター、Vガンダム、V2ガンダムなどを新たに設計開発しリガ・ミリティアに設計書などを与え、施設も一部貸した。そしてV2ガンダムはサナリィの月面施設を用いて製造した。しかしリガミリティアのMSの製造に関してはザンスカール帝国に悟られないようにサナリィではない企業の工場をも使用し製造されたといわれている。また秘密裏にリガ・ミリティアへの人員の貸し出しもMS開発製造のために一時的にサナリィを辞職させる形式で送り込んでいた。
地球とコロニーが合わさり人の形を創る企業ロゴである。その下部分には13th.ESと書かれている。サナリィのロゴマークはガンプラの1/100ガンダムF-90 増装ウェポンセットの説明書に載っている。
※次期主力機開発計画「フォーミュラ計画」で開発された機体にはFのコードが付けられる。
製作・製造
サナリィのMSは曲面を取り込んだデザインも多い。上腕や大腿部は曲面構成されている特徴が見てわかる箇所でもある。また肘間接のすぐ下の前腕部分には横に回転する軸用のラインが描かれていることが多い。余談であるがガンダムF91は∀ガンダムをデザインした有名デザイナーのシド・ミードが唯一、歴代のガンダムの中で従来のデザインの枠を破っていると評した機体である。
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