カメルーン火山列

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ギニア湾の地図。カメルーン火山列から島嶼の列が伸びていることが確認できる。

カメルーン火山列（カメルーンかざんれつ、英: Cameroon line）は、ナイジェリア東部とカメルーン西部との間に引かれる国境に沿って展開する地質的な断層あるいは裂溝を指す[1]。カメルーン火山列はドイツのSiegfried Passargeによって1909年に発見され、定義されている[1][2]。

概要[]

カメルーン火山列はギニア湾に近いカメルーン山から北のチャド湖に向かって引かれている火山列であり、ムベレ地溝帯もこれに含まれる。この火山列はカメルーン山脈、あるいはカメルーン高地として知られる連山や火山群によって特徴づけられている。

約8,000万年前にアフリカプレートが反時計回りに移動した際、移動の結果として生じた断層がマグマの導管を開き、カメルーン火山列を形成した。火山列上では現在も9座が活動中であり、直近の噴火は2000年のカメルーン山における噴火である。この他にバンブートス山脈・エティンド山・マネングーバ山が火山列に含まれている。

また1986年に湖水爆発を起こしたニオス湖はカメルーン北西部におけるカメルーン火山列の火山活動と密接な関係を持っている。火山列の大西洋・ギニア湾側はビオコ島・プリンシペ島・サントメ島・アンノボン島といった火山島が並び、これらはギニア湾諸島（英: The Gulf of Guinea Islands、ギニア諸島とも）とひと括りに呼ばれることがある。

ファイル:Manegouba.jpg

マネングーバ山（カメルーン）

オーラコゲン[]

プレートテクトニクスでは3つのプレートの合流点は三重点（トリプルジャンクション）と呼ばれ、カメルーン火山列は大西洋上の三重点に端を発する裂溝であるが、この裂溝はユーラシアプレートに届かなかったため、結果としてオーラコゲンが形成されている。

脚注[]

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1. ↑ 1.01.1 Jacques Champaud, « La ligne du Cameroun », in Villes et campagnes du Cameroun de l'Ouest, ORSTOM, Bondy, 1983, p. 19（フランス語）
2. ↑ Kamerun, Leipzig und Wien Bibliographisches Institut, 1909（ドイツ語）

参考文献[]

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関連項目[]

• 大地溝帯
• ロラス島
• カブラス島

外部リンク[]

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