働きすぎのモルド族
ゲーンゲン :
旅人のHogeに、
ひとつ頼み事あるネ!
私の息子、グーングン、
自慢じゃないけど、大層な働き者ヨ!
どれくらい働き者か……
休憩どころか、寝食忘れて働くもんで、時々、失神するくらいネ!
だから、家族みんな心配してるネ!
今も隊商の野営地のあたりで、
一心不乱、ずっとずっと働いているはずヨ!
Hoge、近く行くなら、
「グーングン」に、休めって声かけてほしいネ!
よろしく、お願いするヨ!
グーングン :
お仕事、お仕事、楽しいネ~♪
ず~っと、ずずぅ~っと、働きたいヨ~♪
労働、万歳、万々歳~♪
……おや、君は旅人ネ?
こんなところに何か用ネ?
おやおや、オヤジ殿の差し金ネ?
わざわざこんなところまで来てもらって、
ありがとネ。
ただ、申し訳ないけど、
休めと言われても、休めないネ!
なにか成果があるまで、労働は止まらないヨ!
……でも、君もオヤジ殿に頼まれて、伝令の労働したネ。
なら、僕が休まないと、君の成果奪うことになるネ……。
そこで、僕から提案ネ!
僕の仕事、ちょっとだけ手伝うネ。
そうすれば、早く成果が出て、僕も早く休めるヨ!
やることは簡単ネ!
あっちの瓦礫を調べて、落ちている価値ある品を拾うだけヨ!
もちろん、報酬は支払うネ!
労働には、見合った対価が必要……それ当然ヨ!
それじゃあ、よろしくお願いネ!
グーングン :
おや、もしかして、何か見つけたネ?
それなら、見せてほしいネ!
おお、とても価値がありそうな指輪ネ!
文様も複雑、手が込んでいると、ひと目でわかるヨ!
ただ……初めて見る文様だし、
詳しい価値まで、僕には鑑定できないネ……。
ごめんネ!
これじゃ、君の労働に正当な対価、渡せないヨ!
労働を重んじる身として、痛恨の極みネ!
だからといって、何も渡さないのはよくないネ。
ひとまず一時金として、ある程度渡しておくヨ。
今は、これで納得してほしいネ!
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