スター・ウォーズ_エピソード3/シスの復讐

ページ名:スター・ウォーズ_エピソード3/シスの復讐

スター・ウォーズ
エピソード3/シスの復讐

原題

Star Wars: Episode III
Revenge of the Sith

監督

ジョージ・ルーカス

脚本

ジョージ・ルーカス

製作

リック・マッカラム

製作総指揮

ジョージ・ルーカス

出演者

ユアン・マクレガー
ナタリー・ポートマン
ヘイデン・クリステンセン
イアン・マクダーミド
サミュエル・L・ジャクソン

音楽

ジョン・ウィリアムズ

撮影

デヴィッド・タッターサル

編集

ロジャー・バートン
ベン・バート

製作会社

ルーカスフィルム

配給

20世紀フォックス

公開

2005年5月19日(アメリカ)
2005年7月9日(日本)

上映時間

140分

製作国

アメリカ合衆国

言語

英語

製作費

113,000,000ドル

興行収入

848,460,000ドル
380,260,000ドル(アメリカ)
91.7億円(日本)

前作

スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃

次作

スター・ウォーズ/フォースの覚醒
『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(原題:Star Wars: Episode III – Revenge of the Sith)は、2005年に公開されたアメリカ映画。

目次

オープニングクロール[]

戦争だ!共和国を襲うシスの暗黒卿ドゥークー伯爵。双方に英雄が生まれ悪が世を支配した。

ドロイド軍を率いるグリーヴァス将軍は共和国の首都を急襲。パルパティーン最高議長を誘拐した。

分離主義勢力のドロイド軍が人質を連れ出そうとするころ2人のジェダイ騎士がその救出に向かった。

概要[]

アメリカのスペース・オペラである『スター・ウォーズ』シリーズにおける実写映画本編の第6作品目で、アナキン・スカイウォーカーを主人公とする新三部作の最終章『エピソード3』に当たる。

クローン戦争の終結と、アナキンがフォースの暗黒面に堕ちてしまう悲劇を描き、ダース・ベイダーと銀河帝国の誕生が主要なテーマとなっている。また、エピソード4でオビ=ワンがルークに語ったジェダイがダース・ベイダーに抹殺された経緯と共にアナキンがシスに寝返った経緯が描かれ、旧三部作における主人公となるルーク・スカイウォーカーと、レイア・オーガナの誕生など、旧三部作への布石が随所で張られており、新三部作と旧三部作を繋ぐ重要な物語でもある。

冒頭のコルサントの戦いなど過去の本シリーズの実写映画本編に比べて派手なカメラワークが目立ち、他のVFX工房作品の大ヒットで王座を追われつつあるILMにとっては『宇宙戦争(War of the Worlds)』や『ハリー・ポッターと炎のゴブレット(Harry Potter and the Goblet of Fire)』と並び、2005年の勝負作と言われた。

アメリカ(MPAA)では、本シリーズの映画で初のPG-13(13歳未満の鑑賞には、保護者の強い同意が必要)に指定された。

興行的には成功したものの、1年で最低の映画を選ぶゴールデンラズベリー賞でアナキン役のヘイデン・クリステンセンが最低助演男優賞(彼が主演にもかかわらず「助演」扱いされただけでなく、キャスト順ではオビ=ワン・ケノービ役のユアン・マクレガーが先頭に記載された)とされる結果となった。

2005年の間に全世界で関連商品を30億ドル以上売り上げ、LIMA(International Licensing Industry Merchandisers Association。国際ライセンシング産業マーチャンダイザーズ協会)から「ベスト・ライセンス賞」に選ばれた。

予告編では当時シリーズ最終作を銘打ったこともあり、“The saga is complete(サーガは完了した)”という文字がラストに表示されていた。

ストーリー[]

遠い昔、遥か彼方の銀河系で…。

クローン戦争の勃発から約3年が経過し、戦争は銀河共和国優位の情勢にあった。しかしそんな中、パルパティーン最高議長が惑星コルサントに襲来した独立星系連合軍に捕らえられてしまう。コルサント上空で繰り広げられる艦隊戦の中をパルパティーン救出に向かうオビ=ワン・ケノービとアナキン・スカイウォーカーは、パルパティーンが捕らえられている敵の旗艦インビジブル・ハンドに突入し、再びシスの暗黒卿ダース・ティラナスことドゥークー伯爵と対決、アナキンはこの戦争で鍛え上げられ遥かに力を増し、以前は自身を圧倒したドゥークーを体術を織り交ぜた戦術で両腕を切り落とし勝利する。パルパティーンはドゥークーに止めを刺せとアナキンを扇動し、アナキンはドゥークーの首をはねてしまう。墜落寸前のインビジブル・ハンドからオビ=ワン、アナキン、パルパティーンは無事生還する一方で、分離主義勢力のリーダー格であるグリーヴァス将軍も無事脱出していた。

帰還したアナキンは妻パドメ・アミダラの妊娠を知るが、やがて彼女が出産で死亡する予知夢にうなされる様になり、かつて母シミ・スカイウォーカーを死なせた悔恨からより強い力を求めようとする。一方、ジェダイ評議会は非常時大権を盾に長年権力の座にあり続けるパルパティーンに疑いの目を向けていた。評議会はパルパティーンと親しいアナキンをスパイとして情報を探ろうとするが、アナキンのジェダイ・マスターへの昇格は認めず、アナキンは自身に対する処遇に不満を抱く様になる。

そんなアナキンに、パルパティーンはフォースの暗黒面の力を説き、パドメを救う方法があると囁く。彼こそがすべての黒幕であるシスの暗黒卿ダース・シディアスその人だったのだ。メイス・ウィンドゥにその事を報告したアナキンだったが、パドメを想うがあまりにパルパティーンの誘惑に屈し、パルパティーンを追いつめたメイスを逆に倒してしまう。遂に暗黒面に堕ちたアナキンは、シスの暗黒卿としての新たな名「ダース・ベイダー」を与えられる。

アナキンはクローン・トルーパーを率いて、ジェダイ聖堂に残っていたジェダイ達を幼い訓練生も含めて全員虐殺し、各星系で戦っていたジェダイ・マスター達もパルパティーンが発した極秘命令「オーダー66」により、次々と非業の死を遂げる。難を逃れたジェダイは、オビ=ワンと、チューバッカの助けにより落ち延びたヨーダと一部の者だけだった。親ジェダイ派の元老院議員ベイル・プレスター・オーガナの助けでコルサントに戻ったオビ=ワンとヨーダは、アナキンがシスに堕ちた事を知る。

アナキンは更に惑星ムスタファーでヌート・ガンレイら分離主義者の幹部を抹殺し、ジェダイを糾弾して全権を掌握したパルパティーンは銀河帝国皇帝を名乗る。アナキンを追ってムスタファーに到達したパドメは、愛する人のあまりの変貌に絶望する。そこにパドメ艇に密航していたオビ=ワンが現れ、見かけたアナキンは思わずパドメの首を絞めつけ、遂に運命の師弟対決が始まった。一方コルサントではヨーダがパルパティーンに一騎討ちを挑んでいた。激しい戦いの末、ヨーダはベイル・オガーナの船で敗走。 一方ムスタファーではオビ=ワンはアナキンの両足と左腕を切り落とし、アナキンが溶岩の近くで全身に大火傷を負われる姿を見届けづつアナキンに苦しめられて倒れたパドメを連れてパドメ艇でムスタファーを去る。

パドメは息子「ルーク」と娘の「レイア」を産むと息を引き取る。 アナキンはパルパティーンに救われ、コルサントの医療機関で大火傷の手術を受け、生命維持装置を取り付けダース・ベイダーとして暗黒卿の姿へと変貌する。 最後のシーンでダース・ベイダーとパルパティーン皇帝は巨大宇宙要塞「デス・スター」の建設作業を査察する。 そしてレイアはベイル・オガーナ、ルークはタトゥイーンのオーウェン夫妻に引き取られる。

ギャラリー[]

脚注[]

出典[]

  1. 『スター・ウォーズ』最新作、米でPG-13指定 シネマトゥデイ 2015年11月27日
  2. マーチャンダイジングライツレポート2006年9月号。
  3. “『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 3D』、『エピソード3/シスの復讐 3D』が「セレブレーションアナハイム」にて上映!”. STAR WARS WEBLOG (2015年1月4日). 2016年4月24日閲覧。
  4. “『エピソード2/クローンの攻撃 3D』、『エピソード3/シスの復讐 3D』が「セレブレーションアナハイム」にて上映”. T-SITE NEWS (2015年8月10日). 2016年4月24日閲覧。
  5. 前作まで声を担当していた小林勝彦が死去したため。また、小林は本作では予告編のみ声を担当している。
  6. SCREEN 2005年9月号 メーキング・オブ 「エピソード3」
  7. SCREEN 2005年10月号 『スター・ウォーズ』シリーズ トリビア30連発
  8. “エピソード3のちょっとした小ネタ”. スター・ウォーズでナイト! (2006年11月15日). 2017年7月6日閲覧。
  9. SCREEN 2005年9月号 「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」 いま明かされる50の疑問
  10. ソニーマガジンズ『スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐 写真集』91頁
  11. セリフ入りバージョンは日本独自のシングル盤(2005年5月23日発売)にも収録されている。
  12. イアン・マクダーミドによる解説をカットして、全16本を通して鑑賞することも可能。

外部リンク[]

  • Star Wars Episode III(英語)
  • FOXJAPAN エピソード3(日本語)
  • スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 - allcinema(日本語)
  • スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 - KINENOTE(日本語)
  • Star Wars: Episode III – Revenge of the Sith - オールムービー(英語)
  • Star Wars: Episode III – Revenge of the Sith - インターネット・ムービー・データベース(英語)


特に記載のない限り、コミュニティのコンテンツはCC BY-SAライセンスの下で利用可能です。

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。


最近更新されたページ

左メニュー

左メニューサンプル左メニューはヘッダーメニューの【編集】>【左メニューを編集する】をクリックすると編集できます。ご自由に編集してください。掲示板雑談・質問・相談掲示板更新履歴最近のコメントカウン...

龍村仁

龍村 仁(たつむら・じん、1940年-)はドキュメンタリー監督、元NHKディレクター。有限会社龍村仁事務所代表。目次1 経歴2 作品2.1 ドキュメンタリー2.2 CM2.3 その他3 参考文献4 外...

龍の牙-DRAGON_FANG-

テンプレート:統合文字『龍の牙-DRAGON FANG-』とは、2007年11月22日にDVDが発売される日本の映画。監督は久保田誠二。製作は株式会社クリエイティブ・ホールディングス。目次1 概要2 ...

龍が如く_劇場版

『龍が如く 劇場版』(りゅうがごとく げきじょうばん)は、PS2のゲームソフト「龍が如く」を、『着信アリ』『妖怪大戦争』などを手掛けた映画監督の三池崇史が実写映像化した作品。2007年3月3日から東映...

龍が如く_〜序章〜

『龍が如く 〜序章〜』(りゅうがごとく じょしょう)は、PS2のゲームソフト「龍が如く」を、「着信アリ」「妖怪大戦争」などを手掛けた映画監督の三池崇史が実写映像化した作品。2006年3月24日にDVD...

齋藤武市

齋藤 武市(さいとう ぶいち、1925年1月27日 - )は日本の映画監督。埼玉県秩父市出身。早稲田大学文学部卒。1948年、松竹大船撮影所に助監督として入社。小津安二郎に師事する。1954年、先輩の...

黛りんたろう

テンプレート:Otheruses黛 りんたろう(まゆずみ りんたろう、1953年 -)は、NHKのドラマ番組ディレクター、演出家、映画監督。目次1 来歴・人物2 手掛けたドラマ3 劇場公開作品4 著書...

黒部の太陽

テンプレート:予定黒部の太陽(くろべのたいよう)は、木本正次による小説作品、ならびにこれを原作とする日本の映画作品。1968年公開。当時、世紀の難工事と言われた黒部ダム建設の苦闘を描いている。目次1 ...

黒蜥蜴

テンプレート:文学『黒蜥蜴』(くろとかげ)は小説。江戸川乱歩の代表作の一つである。宝石等の財宝を盗む女賊と名探偵明智小五郎が対決する推理小説である。初出は連載小説として雑誌『日の出』に1934年1月号...

黒田義之

黒田 義之(くろだ よしゆき、1928年3月4日 - )は、映画監督。目次1 経歴・人物2 主な監督作品(特技監督・助監督含む)3 主なテレビ監督4 主な脚本作品経歴・人物[]1928年、愛媛県松山市...

黒田秀樹

黒田 秀樹(くろだ ひでき、1958年4月30日 - )は、日本のCMディレクター、映画監督。大阪府出身。黒田秀樹事務所代表。目次1 プロフィール2 主な作品2.1 CM2.2 映画2.3 PV3 関...

黒田昌郎

黒田 昌郎(くろだ よしお、1936年 - )は日本のアニメーション演出家。東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。東映動画で「狼少年ケン」、「おばけ嫌い」、「ジャングル最大の作戦」、「タイガーマスク...

黒澤明

くろさわ あきら黒澤 明ファイル:Akira Kurosawa.jpg生年月日1910年3月23日没年月日テンプレート:死亡年月日と没年齢出生地日本の旗 東京府荏原郡大井町職業映画監督家族長男・黒澤久...

黒沢清

テンプレート:Otheruses黒沢 清(くろさわ きよし、1955年7月19日 - )は、日本の映画監督、脚本家。東京藝術大学大学院映像研究科教授。兵庫県神戸市出身。六甲中学校・高等学校を経て、立教...

黒木瞳

ののっぺらぼう鏡あべこべの世界絶対ムリ行きたない怖顔合わせおうちで暗い一番怖がりとしてもお願い申し上げください一緒よろしくね↓未来おうちで暗い見たい行きたです特に記載のない限り、コミュニティのコンテン...

黒木和雄

黒木 和雄(くろき かずお, 1930年11月10日 - 2006年4月12日 )は、映画監督。宮崎県えびの市生まれ。宮崎県立小林中学校(旧制)、宮崎県立都城泉ヶ丘高等学校、同志社大学法学部卒業。少年...

黒土三男

黒土三男(くろつち みつお、1947年(昭和22年)3月3日 - )は、日本の脚本家・映画監督。熊本県熊本市出身。目次1 経歴2 作品2.1 TVドラマ脚本2.2 映画監督・脚本3 関連項目4 外部リ...

黒い雨_(映画)

黒い雨監督今村昌平脚本今村昌平石堂淑朗原作井伏鱒二製作飯野久出演者田中好子北村和夫市原悦子三木のり平音楽武満徹撮影川又昂編集岡安肇配給東映公開日本の旗1989年5月13日1989年9月17日上映時間1...

黒い雨

テンプレート:Otheruses黒い雨(くろいあめ)とは、原子爆弾炸裂時の泥やほこり、すすなどを含んだ重油のような粘り気のある大粒の雨で、放射性降下物(フォールアウト)の一種である。主に広島市北西部を...