ひみつの花園_(1997年の映画)

ページ名:ひみつの花園_(1997年の映画)

ひみつの花園

監督

脚本

製作

高井英幸
矢内廣

出演者

鈴木咲子/西田尚美
江戸川/利重剛
伊丹弥生/加藤貴子
鈴木美香/田中規子
ヤンキー/松岡俊介
田中教官/伊集院光
椿銀行・支店長/徳井優
チェリー/西牟田恵
図書館受付嬢/濱田マリ
鈴木幹男/鶴田忍
鈴木富子/角替和枝
森田教授/内藤武敏

音楽

矢倉邦晃

主題歌

「春咲小紅」モダンチョキチョキズ

撮影

岸本正広

編集

米田美保

配給

公開

1997年

上映時間

83分

製作国

日本の旗 日本

言語

日本語

前作

裸足のピクニック

次作

アドレナリンドライブ


『ひみつの花園』(ひみつのはなぞの)は、1997年に劇場公開された日本映画。お金好きな女の子が樹海の五億円目指し突ッ走って行く様を描いたスラップスティック・コメディ。監督は後に『ウォーターボーイズ』(2001年)でブレイクしたアルタミラピクチャーズの矢口史靖監督。西田尚美の初主演映画。第7回日本映画プロフェッショナル大賞主演女優賞(西田)、第17回ハワイ国際映画祭審査員特別賞&主演女優賞(西田)、第21回日本アカデミー賞新人賞(西田)を受賞。第2回釜山国際映画祭「新しい波」部門出品。

目次

解説[]

鈴木咲子は幼少の頃からお金を貯めるのも見せびらかすのも大好きで、それが高じて銀行員となったが、突然銀行強盗に巻き込まれてしまい、拉致される。ところが咲子が乗せられた銀行強盗の車は富士の樹海で横転事故を起こし、爆発炎上。咲子は五億円札束の入ったスーツケース諸共激流に転落し、樹海へと流されるが、幸いにも九死に一生を得る。だが樹海の奥のぽっかり池の底へ沈んだ五億円のことが忘れられない咲子は、まず大学に入ってから地質学を学び、次に車の免許取得、それからロッククライミング、スキューバダイビング等を次々とマスター。いつか五億円を樹海から拾い上げてやるというただそれだけのモチベーション赴くままに咲子はひたすらゴーイングマイウェイに前進前進また前進!

エピソード[]

  • 東宝とぴあ提携による「YES!レーベル」第2回作品として制作された。1回目は橋口亮輔監督『渚のシンドバッド』だった。ただしこのレーベル、二作きりで打ち止めとなっている。
  • この映画は当初「漱石を追え」なる東宝から持ちかけられた企画で、銀行強盗の一味がお金の隠し場所を書いた千円札を巡って追っかけるという設定だった。
  • 主人公・鈴木咲子のキャラモデルは、幼少の頃の矢口監督自身とのこと。
  • この映画は低予算で作られたが、メインタイトル前の森林等の空撮シーンは、ゴジラ映画の特撮監督として知られる川北紘一が海外で撮った素材映像を拝借したものだったり、特撮シーンには東宝スタジオ内のプールを利用させてもらったりと、東宝には色々お世話になっている。
  • 審査員特別賞と主演女優賞の二冠受賞した第17回ハワイ国際映画祭の授賞セレモニーに出席した西田尚美は、「賞状はいいから、その分のお金を頂戴!」と自ら演じた咲子役のセリフにちなんだスピーチを披露。会場内の爆笑を誘っていた。
  • 1999年には『山銭水銭』なるタイトルで韓国映画リメークされた。だが監督がキム・セギョクからイ・ビョンホン主演『誰が俺を狂わせるのか』のク・イムソに、ヒロインの相手役がキム・ジンからカン・ソンジンに交代するというゴタゴタがあったり、内容もオリジナルをそのままなぞっただけのヒネリのないシロモノだったこともあり、評価は散々だった。

関連項目[]

  • カルト映画

外部リンク[]

  • 日々是映画『ひみつの花園』 - レビュー
  • 山銭水銭 - 韓国版『ひみつの花園』解説


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