陽はまた昇る

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陽はまた昇る(ひはまたのぼる)は、2002年6月15日に公開された佐々部清監督、佐藤正明原作による東映の映画作品。

VHSの開発プロジェクトの実話に脚色をつけた物語。日本ビクター、ソニー、松下電器産業など会社名がそのまま出ている[1]。登場人物は実在の人物と多少名前を変えてある。松下幸之助のみ実名のまま。

目次

あらすじ[]

テンプレート:ネタバレ高度経済成長の最中の日本。カラーテレビも完成した当時、ビデオ事業は当たれば5000億円のビジネスになると言われ、家庭用VTRの登場が待ち望まれていた。当時業界8位、弱小メーカーと呼ばれていた日本ビクターもビデオ事業に乗り出した。しかし日本ビクターのVTR事業部は不良品続きで返品が多く、不採算部門でいつ事業の解散が行われてもおかしくない状態だった。「部長就任はクビを言い渡されたようなもの」そんな噂すら流れていた。そんなビデオ事業部に異動することになったのは加賀谷静男(西田敏行)。加賀谷はビデオ事業部の有様を見て愕然とする・・・。

しかし、加賀谷は内に情熱を秘め、新しい家庭用VTRを開発することを胸に誓う。そんな中、当時大学生の就職人気No.1の巨大企業であるソニーが革命的な家庭用VTRであるベータマックスを開発。国内で発売することを発表した・・・。

出演[]

日本ビクター横浜工場ビデオ事業部
  • 加賀谷静男(事業部長):西田敏行
  • 大久保修(事業部次長):渡辺謙
  • 江口涼平(システム開発課員):緒形直人(後に松下に転職)
  • 小野俊夫(システム開発課長):加藤満
  • 服部一義(システム開発課員):田山涼成
  • 平井友輝(ビデオ開発課長):中村育二
  • 新田泰介(ビデオ開発課員):蟹江一平
  • 大木良弘(ビデオ開発課員):崔哲浩
  • 小島孝志(ビデオ開発課員):永倉大輔
幹部
  • 武田壮吉(社長):夏八木勲
  • 金沢紀之(副社長):石橋蓮司
  • 渡会信一(専務):津嘉山正種
加賀谷家
  • 加賀谷圭子(静男の妻):真野響子
  • 加賀谷猛(静男の長男):樹音
  • 加賀谷勇次(静男の次男):石田法嗣
横浜工場近くの人々
  • 門脇光蔵(下請け会社「門脇工業」社長):井川比佐志
  • 村上雅恵(居酒屋「きのや」の女将):倍賞美津子
その他
  • 松下幸之助(松下電器産業相談役):仲代達矢
  • 寺山彰(ソニー社長):江守徹
  • 宮下茂夫(日立製作所ビデオ事業部長):新克利
  • 大野久志(三菱電機事業部長):石丸謙二郎
  • 柏木夏佳(ソニー研究員): 篠原涼子(江口の交際相手)
  • 小出収美(通産省機械情報局電子機器課長):國村隼

スタッフ[]

  • 製作者-高岩淡
  • 企画-坂上順、西村元男
  • プロデュース-厨子稔雄、小松茂明
  • 原作-佐藤正明「映像メディアの世紀」(日経BP社刊/文春文庫)
  • 脚本-西岡琢也、佐々部清
  • 撮影-木村大作
  • 撮影応援-加藤雄大、佐々木原保志、林淳一郎
  • 音楽-大島ミチル
  • 挿入歌-浅丘めぐみ「わたしの彼は左きき」
  • 製作-東映、東映ビデオ、JVCピクチャーズ、加賀電子、シチエ、日本出版販売

脚注[]

  1. 佐々部監督がトークショーで語ったところによれば、脚本段階では「実在のメーカー名は仮名とする」こととなっていた。ところが、プロデューサーの「やはり、実名でないとリアリティが出ない」という方針により、関係各社と交渉したところ、いずれからも快諾が得られた、とのこと。

関連項目[]

  • 高野鎮雄 - 劇中の加賀谷静男のモデル
  • プロジェクトX〜挑戦者たち〜「窓際族が世界規格を作った」
  • VHS
  • ベータマックス
  • 日本ビクター
  • ソニー
  • 松下電器産業

外部リンク[]

  • 陽はまた昇る - 公式サイト
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