男はつらいよ_寅次郎の告白

ページ名:男はつらいよ_寅次郎の告白

『男はつらいよ 寅次郎の告白』(おとこはつらいよ とらじろうのこくはく)は、1991年12月23日に公開された日本映画。男はつらいよシリーズの44作目。同時上映は『釣りバカ日誌4』。前作と同様に満男と泉、寅次郎と聖子の恋が同時進行で描かれる。

目次

あらすじ[]

ある日、満男に泉から電話がかかってくる。東京で就職活動をするためにやって来るというのだ。満男が東京駅で待っていると、泉が到着。その夜はとらやで楽しい一時を過ごす。翌日、満男に付き添われ、泉は高校の教師に紹介してもらった楽器屋を訪ねる。しかし、高卒での就職は厳しいと言われてしまう。そうしているうちに、泉は名古屋に帰る。一方、泉の母親礼子はスナックで知り合った男性と付き合っている。そして、男性を家に連れてくると途端、母親と喧嘩し、自室に閉じこもって泣く。それから数日後、大学に通っている満男の元に泉から鳥取砂丘の絵葉書が届く。それを見てただならぬ気配を感じた満男は、さくらの静止を振り切り、雨の中を飛び出し、一路鳥取へ向けて泉探しの旅に出かけた。一方、山陰を旅していた寅次郎は、偶然にも、傷心の泉に出くわす。寅次郎は、泉から家出をした理由を問いただす。母の再婚を素直に喜べない自分が嫌になり、就職問題にも悩んでいたという。翌日、泉は満男が待っているという鳥取砂丘へ行く。泉の姿を見つけた満男が砂丘を転がりながらこちらに駆け寄り、喜び合う二人。だが、そこに寅次郎が居たことに満男はビックリする。その後、若い二人を伴って、昔馴染みの料亭へ向かう。そこの女将(吉田日出子)は、かつて寅次郎が所帯を持とうとした女性であった。聖子は一年前に夫と死に別れて寂しい思いをしていると告白。言い寄られた寅次郎は、複雑な気持ちになる。翌日、泉は寅次郎と聖子の関係を満男に聞く。すると満男は、寅次郎が「手の届かない美しい人には夢中になるけれど、その人が伯父さんに好意を持つと逃げ出してしまう」と、的確に語る。その後、寅次郎は鳥取駅で満男と泉を見送って旅に出る。家に戻った泉は、母親に「ママ、幸せになってもいいよ」と告げる。すると、礼子は大泣きする。満男が柴又に帰ってくると、さくらが怒っている。しかし、満男から寅次郎と聖子のことを聞かされたさくらは、母親としての憤慨から、たちまちにして妹としての悲嘆にくれる。料理をしながら涙ぐみ、「いい年して何をやってるのかしら」と呟くさくらの姿はもはや御馴染みとなっている。

キャッチコピー[]

  • 恋の悩みならおじさんのキャリアがモノを言う。

スタッフ[]

キャスト[]

  • 車寅次郎:渥美清
  • 諏訪さくら:倍賞千恵子
  • 及川泉:後藤久美子
  • 諏訪満男:吉岡秀隆
  • 車竜造(おいちゃん):下條正巳
  • 車つね(おばちゃん):三崎千恵子
  • 諏訪博:前田吟
  • 桂梅太郎(社長):太宰久雄
  • 源公:佐藤蛾次郎
  • 御前様:笠智衆
  • 及川礼子:夏木マリ
  • 聖子:吉田日出子
  • ポンシュウ:関敬六

ロケ地[]

  • 鳥取県
  • 岐阜県恵那郡蛭川村(現中津川市)の恵那峡

記録[]

  • 観客動員:211万1千人
  • 興行収入:15億円
  • 上映時間:104分


テンプレート:Navbox genericテンプレート:Movie-stub

Smallwikipedialogo.pngこのページには、クリエイティブ・コモンズでライセンスされたウィキペディアの記事が使用され、それをもとに編集がなされています。使用された記事は男はつらいよ 寅次郎の告白にあり、その著作権者のリストはページの履歴に記録されています。


特に記載のない限り、コミュニティのコンテンツはCC BY-SAライセンスの下で利用可能です。

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。


最近更新されたページ

左メニュー

左メニューサンプル左メニューはヘッダーメニューの【編集】>【左メニューを編集する】をクリックすると編集できます。ご自由に編集してください。掲示板雑談・質問・相談掲示板更新履歴最近のコメントカウン...

龍村仁

龍村 仁(たつむら・じん、1940年-)はドキュメンタリー監督、元NHKディレクター。有限会社龍村仁事務所代表。目次1 経歴2 作品2.1 ドキュメンタリー2.2 CM2.3 その他3 参考文献4 外...

龍の牙-DRAGON_FANG-

テンプレート:統合文字『龍の牙-DRAGON FANG-』とは、2007年11月22日にDVDが発売される日本の映画。監督は久保田誠二。製作は株式会社クリエイティブ・ホールディングス。目次1 概要2 ...

龍が如く_劇場版

『龍が如く 劇場版』(りゅうがごとく げきじょうばん)は、PS2のゲームソフト「龍が如く」を、『着信アリ』『妖怪大戦争』などを手掛けた映画監督の三池崇史が実写映像化した作品。2007年3月3日から東映...

龍が如く_〜序章〜

『龍が如く 〜序章〜』(りゅうがごとく じょしょう)は、PS2のゲームソフト「龍が如く」を、「着信アリ」「妖怪大戦争」などを手掛けた映画監督の三池崇史が実写映像化した作品。2006年3月24日にDVD...

齋藤武市

齋藤 武市(さいとう ぶいち、1925年1月27日 - )は日本の映画監督。埼玉県秩父市出身。早稲田大学文学部卒。1948年、松竹大船撮影所に助監督として入社。小津安二郎に師事する。1954年、先輩の...

黛りんたろう

テンプレート:Otheruses黛 りんたろう(まゆずみ りんたろう、1953年 -)は、NHKのドラマ番組ディレクター、演出家、映画監督。目次1 来歴・人物2 手掛けたドラマ3 劇場公開作品4 著書...

黒部の太陽

テンプレート:予定黒部の太陽(くろべのたいよう)は、木本正次による小説作品、ならびにこれを原作とする日本の映画作品。1968年公開。当時、世紀の難工事と言われた黒部ダム建設の苦闘を描いている。目次1 ...

黒蜥蜴

テンプレート:文学『黒蜥蜴』(くろとかげ)は小説。江戸川乱歩の代表作の一つである。宝石等の財宝を盗む女賊と名探偵明智小五郎が対決する推理小説である。初出は連載小説として雑誌『日の出』に1934年1月号...

黒田義之

黒田 義之(くろだ よしゆき、1928年3月4日 - )は、映画監督。目次1 経歴・人物2 主な監督作品(特技監督・助監督含む)3 主なテレビ監督4 主な脚本作品経歴・人物[]1928年、愛媛県松山市...

黒田秀樹

黒田 秀樹(くろだ ひでき、1958年4月30日 - )は、日本のCMディレクター、映画監督。大阪府出身。黒田秀樹事務所代表。目次1 プロフィール2 主な作品2.1 CM2.2 映画2.3 PV3 関...

黒田昌郎

黒田 昌郎(くろだ よしお、1936年 - )は日本のアニメーション演出家。東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。東映動画で「狼少年ケン」、「おばけ嫌い」、「ジャングル最大の作戦」、「タイガーマスク...

黒澤明

くろさわ あきら黒澤 明ファイル:Akira Kurosawa.jpg生年月日1910年3月23日没年月日テンプレート:死亡年月日と没年齢出生地日本の旗 東京府荏原郡大井町職業映画監督家族長男・黒澤久...

黒沢清

テンプレート:Otheruses黒沢 清(くろさわ きよし、1955年7月19日 - )は、日本の映画監督、脚本家。東京藝術大学大学院映像研究科教授。兵庫県神戸市出身。六甲中学校・高等学校を経て、立教...

黒木瞳

ののっぺらぼう鏡あべこべの世界絶対ムリ行きたない怖顔合わせおうちで暗い一番怖がりとしてもお願い申し上げください一緒よろしくね↓未来おうちで暗い見たい行きたです特に記載のない限り、コミュニティのコンテン...

黒木和雄

黒木 和雄(くろき かずお, 1930年11月10日 - 2006年4月12日 )は、映画監督。宮崎県えびの市生まれ。宮崎県立小林中学校(旧制)、宮崎県立都城泉ヶ丘高等学校、同志社大学法学部卒業。少年...

黒土三男

黒土三男(くろつち みつお、1947年(昭和22年)3月3日 - )は、日本の脚本家・映画監督。熊本県熊本市出身。目次1 経歴2 作品2.1 TVドラマ脚本2.2 映画監督・脚本3 関連項目4 外部リ...

黒い雨_(映画)

黒い雨監督今村昌平脚本今村昌平石堂淑朗原作井伏鱒二製作飯野久出演者田中好子北村和夫市原悦子三木のり平音楽武満徹撮影川又昂編集岡安肇配給東映公開日本の旗1989年5月13日1989年9月17日上映時間1...

黒い雨

テンプレート:Otheruses黒い雨(くろいあめ)とは、原子爆弾炸裂時の泥やほこり、すすなどを含んだ重油のような粘り気のある大粒の雨で、放射性降下物(フォールアウト)の一種である。主に広島市北西部を...