指導物語

指導物語

監督

熊谷久虎

脚本

沢村勉

製作

森田信義

出演者

丸山定夫
藤田進
原節子

音楽

早坂文雄

撮影

宮嶋義男

配給

東宝映画

公開

1941年

指導物語（しどうものがたり）は1941年、東宝により公開された日本映画である。国鉄の老機関士と鉄道連隊の若い機関特業兵との蒸気機関車の運転の指導を通じた心の交流を描く。キネマ倶楽部からビデオが発売されたのみで現在までDVDの発売はない。

スタッフ[]

• 原作：上田広
• 製作主任：佐伯清
• 後援：鉄道省、陸軍省報道部

キャスト[]

• 老機関士瀬木 - 丸山定夫
• その長女邦子 - 原節子
• 次女咲子 - 若原春江
• 三女好子 - 三谷幸子
• 機関員の兵士　佐川新太郎 - 藤田進
• 老炭水夫 - 横山運平
• 指導員 - 小杉義男
• 初年兵教官 - 沼崎勲
• 班長 - 柳谷寛

あらすじ[]

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ロケ地[]

千葉県の各地でロケが行われている。冒頭2台の機関車が併走するシーンは佐倉駅の先の総武本線と成田線の分岐だと思われる。機関区は横の本線上を電車が走っていることから千葉機関区と思われる。現在はJR東日本千葉支社となっている。また、佐川が指導を受けるために電車に乗るシーンがあることから所属部隊は津田沼の鉄道第二連隊と思われる。最後佐川たちが出征する列車は佐倉駅から発車している。しかし次のシーンで瀬木が発車した直後の列車を見送るシーンでは線路に架線が張られている。当時電化区間は千葉駅までだったので矛盾する。これは機密保持の必要上部隊の所在地を秘匿するためと考えられる。

登場する車両[]

• C58 217
• C58 218

こぼれ話[]

元国鉄マンの鉄道研究家・久保田博は、自らの著作の中でこの映画を「この作品以上に蒸気機関車を良く撮られた映画はない」と高く評価している。しかも、「この映画の主人公は（瀬木や佐川ではなく）C58である」とも述べている。

参考資料：「追憶の蒸気機関車」（著・久保田博、グランプリ出版）

外部リンク[]

• 指導物語のロケ地

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