戦国自衛隊

ページ名:戦国自衛隊

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『戦国自衛隊』(せんごくじえいたい)は、半村良の小説、及びそれを原作として角川映画が1979年に制作した日本映画。2005年6月に、半村良原案、福井晴敏原作の『戦国自衛隊1549』として内容を全く変えリメイクされた。

テンプレート:ネタバレ

目次

小説版[]

「近代兵器で武装した現代の軍隊」と「弓矢や刀で武装した戦国時代の鎧武者軍団」が戦ったらどうなるのか? という疑問に対して、あくまで現実的な回答を用意したSF小説の金字塔であり、架空戦記の元祖的作品。

初め「SFマガジン」の1971年9・10月号に掲載された同作は、その後1974年の中短編集『わがふるさとは黄泉の国』に収録され、翌1975年のハヤカワ文庫化の際に初めて表題作となって刊行された。

本作では自衛隊が送り込まれた戦国の世は、正史とは微妙なズレがあり、斎藤道三も織田信長もいない。そんな中、長尾景虎(後の上杉謙信)と手を組んだ伊庭義明(いば よしあき)・三等陸尉を中心とする陸上自衛隊の一団は現代兵器と戦術を戦国の世に持ち込み、戦に勝ち続け、川中島の後もまだ物語は続き、天下統一を間近にする。

伊庭三尉らは装甲車やトラックをむやみやたらに使おうとせず慎重だが、それでいて、戦略的な兵力展開を視野に、経済波及効果も考慮しながら機動力の発揮できる広い道路を、過去の人々を利用して整備したりするなど、かなりリアルでシミュレーション的要素は強い。

「我々が知る歴史と異なる歴史を持つこの世界における自らの役割は何か?」と伊庭は問い続けるが、結局京の妙蓮寺に宿泊しているところを細川藤孝に叛乱を起こされ自害してしまう。その際、燃えさかる寺で伊庭が戦国の日々を回想し「この世界は我々が知る世界とは異なる歴史を持とうとしていたが、自らがこの世界へ来て、(織田信長らの代役として)タイムパラドックスを修正してしまった」という皮肉な事実に気付かされるというクライマックスで幕を閉じる。

かつての自衛隊ものの作品の場合、そこでは自衛隊という「組織」の存在意義などが問われるだけで、そこに所属する隊員という、個人の「生き方」が問題にされることはほとんどないと言ってよかった。このように個人としての顔を奪われ、自分達のスタンスを宙吊りにされた自衛隊員達を集団ではなく一個の人間として捉え、自衛隊に活躍の場を与えようとした小説だった。その意味では、主人公である伊庭三尉が第一師団より派遣された輸送隊長である事をはじめ、海上自衛隊の哨戒艇、(所属は明記されていない)航空科所属のヘリコプターといった、自衛隊の中においてすら地味な支援職種にスポットライトが当てられている事に留意したい。

ストーリー[]

近代兵器を装備した自衛隊が日本海沿岸一帯で大演習を展開していた。新潟県と富山県の県境に第十二師団、第一師団、海上自衛隊が集結したが、そのうちの30名余りを、突如、「時震」が襲った。竜巻に巻き込まれ、激しく歪む大地に、彼等の姿は装甲車、哨戒艇、補給トラック、物資、弾薬と共に跡形もなく消えていった……。伊庭三尉を中心とするその一団は、いつの間にか群雄が割拠する戦国時代にタイムスリップしていた。そこで後に上杉謙信となる武将とめぐり逢い……

登場兵器[]

  • 60式装甲車ただし、情報不足からか、原作では60式自走無反動砲と混同された節がある。漫画版では60式装甲車とジープ搭載型60式106mm無反動砲各一台に修正されている。
  • 川崎重工KV107IIバートル
  • GMCカーゴトラック
  • 哨19号型哨戒艇
  • 三菱・ジープ
  • 64式7.62mm小銃
  • 64式対戦車誘導弾(MAT)

映画版[]

戦国自衛隊

監督

斎藤光正

脚本

鎌田敏夫

製作

出演者

千葉真一
渡瀬恒彦
夏木勲

音楽

羽田健太郎

撮影

伊佐山巌

編集

井上親弥

配給

公開

日本の旗 1979年12月15日

上映時間

139分

製作国

日本

言語

日本語

戦国自衛隊[]

映画版の『戦国自衛隊』は、角川春樹事務所のいわゆる角川映画として制作された。1979年12月15日より東宝の配給で公開された1980年の正月映画である。ハヤカワ文庫から出されていた原作は、角川文庫にも収められ、角川商法とも言われたメディアミックス商法が行なわれた。『スター・ウォーズ』『宇宙戦艦ヤマト』などによるヒットでSFブームの渦中という時代背景において本作は制作され、角川は本作の半年後には小松左京原作のSF大作『復活の日』を映画化している。

伊庭三尉(千葉真一)率いる陸自の一個小隊が戦国時代にタイムスリップという基本設定自体は同じであるが、戦の数や車両など原作と映画ではストーリーを含めてかなり異なっている。

監督には斎藤光正、脚本には鎌田敏夫を起用。テレビドラマ「俺たちの旅」シリーズを代表作とし、青春ものを得意としたコンビはSFものというよりは運命に翻弄される自衛隊員の青春群像を描いている。これはプロデューサーの角川春樹の意図でもあったという。

撮影においては、戦国時代とはいえ、同じ日本人に銃口を向けたり、女性を強姦する自衛隊員がいたりする設定に難色を示した防衛庁(現:防衛省)・自衛隊からは一切協力を得ることが出来なかった。そのため、この映画のために約800万円の費用をかけてブルドーザーを改造した61式戦車を制作し、この戦車は後に映画『ぼくらの七日間戦争』やテレビ番組『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ』でも使用された。TBSドラマ『さとうきび畑の唄』では米軍戦車として登場している。

補給を受けられない部隊の燃料、弾薬等の問題、何故彼らがタイムスリップすることになったのか等、原作の魅力の一つだった綿密に設定された思考実験的要素や戦術性が映画版では重視されなかったことで、それらの要素にこだわりのある原作ファンからも不満が出たものの、奇想天外なストーリーと千葉真一の演出による迫力あるアクションシーンは一般からはまずまず楽しめる娯楽作品として迎えられ、配給収入13億円のヒットを記録。日本映画としては、1980年5位の成績だった。

ストーリー[]

伊庭三尉を隊長とする近代武器で武装した21名の陸上自衛隊員達は、演習に参加するための移動の際、偶然補給地ごと戦国時代にタイムスリップしてしまった。

成行きから彼等は、後の上杉謙信となる長尾平三景虎に加担する事になり、天下を取ることを決意するが……。

スタッフ[]
  • 監督:斎藤光正
  • 製作:角川春樹
  • プロデューサー:元村武
  • 原作:半村良 『戦国自衛隊』より
  • 脚本:鎌田敏夫
  • 撮影:伊佐山巌
  • 特撮監督:鈴木清
  • 音楽:羽田健太郎
  • 主題歌:松村とおる 『戦国自衛隊のテーマ』
  • エンディングテーマ:ジョー山中 『ララバイ・オブ・ユー』
  • 音楽監督:角川春樹
  • 音楽プロデューサー:鈴木清司、高桑忠男
  • 美術:植田寛、筒井増男
  • 照明:遠藤克己
  • 編集:井上親弥
  • 録音:橋本文雄
  • 助監督:山下稔
  • アクション監督:千葉真一
  • スタント・コーディネーター:菅原俊夫、斉藤一之
キャスト[]
  • 伊庭義明 三尉:千葉真一
  • 小野章一郎 三尉:辻萬長
  • 木村治久 三曹:竜雷太
  • 島田吾一 三曹:三上真一郎
  • 清水英雄 二曹:加納正
  • 矢野隼人 士長:渡瀬恒彦
  • 根本茂吉 二士:かまやつひろし
  • 関おさむ 二士:佐藤仁哉
  • 堀健児 二士:古今亭志ん駒
  • 県信彦 一士:江藤潤
  • 野中学 一士:三浦洋一
  • 菊池弘次 一士:にしきのあきら(現:錦野旦)
  • 西沢剛 一士:鈴木ヒロミツ
  • 三村泰介 一士:中康治
  • 森下和道 一士:速水亮
  • 須賀利重 一士:角野卓造
  • 丸岡正男 一士:倉石功
  • 加納康治 一士:河原崎建三
  • 平井正芳 一士:高橋研
  • 大西里志 一士:清水昭博
  • 高橋春美 一士:伊藤敏孝
  • 新井和子:岡田奈々
  • 陸上部のコーチ:勝野洋
  • 長尾景虎(上杉謙信):夏木勲(現:夏八木勲)
  • 栗林孫市:大前均
  • 石庭竹秀:工藤堅太郎
  • 浅葉頼親:内田勝正
  • 館川勝増:片岡五郎
  • 小泉行長:小池朝雄
  • 直江文吾:岸田森
  • 黒田直春:中田博久
  • 武田信玄:田中浩
  • 武田勝頼:真田広之
  • 真田昌幸:角川春樹
  • 武田側若武者:薬師丸ひろ子
  • 武田側足軽:佐藤蛾次郎
  • 光佐(顕如):成田三樹夫
  • 足利義昭:鈴木瑞穂
  • 細川藤孝:石橋雅史
  • 九条義孝(九条兼孝):仲谷昇
  • みわ:小野みゆき
  • 農夫・正吉:草刈正雄
  • 落武者:宇崎竜童

伊庭役のアクション俳優・千葉真一はスタントマン無しのアクションを披露している。伊庭と対立する隊員役は渡瀬恒彦が演じている。渡瀬は前年の映画『皇帝のいない八月』でもクーデターを起こす自衛隊員役を演じている。千葉真一率いるジャパン・アクション・クラブ(JAC)のメンバーも多く出演しており、真田広之はヘリコプターから飛び降りるアクションを見せた。自衛隊員役には高橋研、にしきのあきら、鈴木ヒロミツ、かまやつひろしら、音楽分野の人間も起用された。

前年『野生の証明』でデビューしたばかりの薬師丸ひろ子は自衛隊員(竜雷太)を槍で刺し殺す「子供のような武士」役で、草刈正雄は翌年公開の主演映画『復活の日』の宣伝ポスターを彷彿とさせるような姿で近くを通り過ぎるだけの農民役で、それぞれワンシーンのみ出演している。他にもこの映画には角川春樹、岸田森、宇崎竜童など、何人かの俳優・タレントがカメオ出演している。

小野みゆき、岡田奈々ら女優陣にはあえて台詞を割り当てない演出が施されている。

登場兵器[]
  • 61式戦車
  • 73式小型トラック
  • 1/4tトレーラー
  • M3A1装甲車
  • 2/5tトラック
  • 哨戒艇
  • シコルスキーS-62

戦国自衛隊1549[]

2005年6月11日公開。原案:半村良、原作:福井晴敏、監督:手塚昌明。1979年公開版のリメイク作品であるが、旧作と設定・ストーリー上の直接の繋がりはない。

劇画版[]

戦国自衛隊[]

概要[]

1975年6月から1976年2月まで、秋田書店の雑誌「プレイコミック」に原作に忠実な劇画版が発表された。作画は、望月三起也のアシスタントであった田辺節雄。師匠譲りの迫力ある画面を展開した。文庫化の後、2003年には続編の発売とそれらのコンビニコミック版の販売に合わせ、コンビニコミック版が上下2巻発売された(ただし、下巻の表紙には同じく田辺節雄の漫画である「地球0年」の表紙の一部が使用された)。

ちなみに劇中の台詞『川崎堀の内のトルコよく通ったもんだが』が、後に発売された冊子では『川崎堀の内のソープランドよく通ったもんだが』に差し替えられたのは、トルコ風呂問題による配慮である。

ストーリー[]

自衛隊は北海道と能登半島の一部に敵の圧力が加えられたという想定で、日本全国を舞台に大演習を行っていた。新潟県と富山県の県境を流れる境川の河口には、臨時の野戦補給所が設置されていた。だが、突如閃光と共に爆風と地震が河口の岩場にいた補給部隊を襲い、伊庭義明三尉ら自衛官30名は土岐の彼方へと飛ばされてしまった。そして、長岡平三景虎と出会った彼らは、なぜ時が自分達を戦国時代の只中に飛ばしたのか模索しつつ、生き残るために景虎と共に近代装備を駆使し歴史に介入して行く。

続・戦国自衛隊[]

概要[]

2000年から書き下ろしで世界文化社から発表された。作画は同じ田辺節雄。ストーリーはオリジナル(半村良は原案としてクレジットされる)で、現代の自衛隊が関ヶ原の戦いに再びタイムスリップするという前作の完全な続編である。2008年現在、累計179万部を売り上げた。内容は、自衛隊が豊臣方、アメリカ海兵隊が徳川方に参加している形態をとっている。現代・過去ともに20数年を経過しており、前作の登場人物やその子孫も登場し、また武器および兵器の性能が上がっている分、さらに過酷な戦いが展開される(内容的には米軍が終盤まで近代装備を使用し続ける事から、戦国米軍だという声もある)。

単行本全8巻(廉価版全10巻)+外伝(第1部を米軍側から見た作品と、谷に転落した90式戦車の搭乗員のストーリー)で双方のタイムスリップと戦いを描いた第1部(関ヶ原の戦い)ならびに、自衛隊と米軍との最終決戦を描いた第2部(大坂の陣)で構成され、後日談として、島原の乱を舞台とした自衛隊員の闘いの終焉を描いた第3部が発表されている。また、戦国自衛隊1549の公開に合わせる形で、アリババコミックスから廉価版をまとめた「関ヶ原死闘編」「大阪城攻防編①」「大阪城攻防編②」の三巻が新たに発売された。

更に2008年に入り、同じく世界文化社のセブン文庫より新規原稿を追加した「完全版」が、全11巻での発売を予定している。この加筆にて続戦国自衛隊では初めて自衛官の登場人物より「戦国自衛隊」のセリフが発せられた(前作の劇画版でも、終盤に隊員が「戦国自衛隊の最期がどんなものか-」とのセリフがある)。

本作は単行本が執筆中であるにも関わらず、コンビニコミック版が発売されるという特殊な形をとった。コンビニコミック版では新規ページの追加やコマの配置変更、セリフの変更などが行われている。追加されたのは、主に戦闘シーンや本編に影響のない、宮本武蔵が米海兵隊との戦闘中に二刀流を編み出すというエピソードなどである。また、冒頭のシーン(北朝鮮からミサイルが発射された事に対する総理の対応)や、隊員達がMREを食べているときのシーンなど、その時の世相を反映してエピソードが追加された。

小説もコミックとストーリーが多少異なるが、劇画の前半部分のノベライズが同じ世界文化社から現在までに4巻出版されている。

ストーリー[]

200X年、北朝鮮は38度線を越え突如南進を開始した。これを受けアメリカは直ちに日本海へ艦隊を派遣、日本も有事立法を成立させていた事から米軍との共同作戦を行うべく、護衛艦隊および陸上自衛隊の部隊・装備を満載したおおすみを舞鶴沖へと派遣する。

6月20日早朝、北朝鮮は突如として弾道ミサイルを発射する。これはNORADによってすぐさま感知され、その情報は日本政府や日米艦隊へと送られる。日米艦隊は、日本本土へと発射されたとみられる弾道ミサイルを迎撃するが、迎撃成功とみられた矢先、強烈な光と共に時震が発生し、おおすみは時の彼方へと飛ばされるてしまう。

そして、乗船していた島和武二等陸尉らが流れ着いたのは1600年、関ヶ原前夜だった。

登場兵器[]

自衛隊[]
  • 90式戦車
  • 89式装甲戦闘車
  • 96式装輪装甲車
  • 82式指揮通信車
  • 87式偵察警戒車
  • 73式装甲車
  • 高機動車
  • 73式大型トラック
  • 73式中型トラック
  • 73式小型トラック(新)
  • 73式小型トラック
  • 偵察用オートバイ
  • おおすみ型輸送艦「おおすみ」
  • LCAC-1級エア・クッション型揚陸艇
  • こんごう型護衛艦「こんごう」
  • はたかぜ型護衛艦「しまかぜ」
  • UH-60JA多用途ヘリ
米軍[]
  • M2ブラッドレー歩兵戦闘車
  • M6ラインバッカー
  • LAV-25装甲兵員輸送車
  • LAV-EFSS(迫撃砲搭載車)
  • ハンヴィー高機動多用途車
  • AAV7水陸両用強襲車
  • タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦
  • キティホーク級航空母艦「キティホーク」
  • ワスプ級強襲揚陸艦「エセックス」
  • LCAC-1級エア・クッション型揚陸艇
  • E-2 ホークアイ
  • F-14 トムキャット
  • F/A-18 ホーネット
  • AV-8B ハリアー II
  • AH-64D アパッチ・ロングボウ
  • UH-1Y イロコイ
  • CH-46 シーナイト
  • CH-53E スーパースタリオン
  • MV-22B オスプレイ

ドラマ版[]

戦国自衛隊・関ヶ原の戦い[]

東映製作のテレビドラマ。2006年1月31日に前編、2月7日に後編が日本テレビ系列「ドラマ・コンプレックス」枠で放送。

作品は、歴史に干渉せずに全員無事に現代に帰りたい伊庭と、残り少ない命を戦乱の世で完全燃焼させたい嶋村との対立がドラマの軸足になっている。後編では番組後半の戦闘シーンで、映画版の「戦国自衛隊のテーマ」が使われた。

しかし、公式サイトの掲示板で、

  • 最後のシーンで、深見(佐藤江梨子)が何故あのようなポーズをとったのか。
    • 胡坐(あぐら)をかいて大仏像のようなポーズをとった事に対して。
  • 嶋村(渡部篤郎)が処刑されるシーンから物語がおかしくなった。
    • このシーンからいきなり伊庭隊の8人の生存者が徳川家康の兵によって殺され、生存者が深見1人だけになってしまったシーンだと思われる。

といった議論が起こった。

また、装備についても衣装やスタイリストが実際の自衛隊をあまり理解していないのか、認識不足や誤解している部分がある(例としては伊庭役の反町隆史が被っている作業帽にワイヤーが入っておらず、目深に被っていることや、戦闘なのに鉄帽を装備していないことなど)。

戦闘シーンの実物映像は大体が使いまわしのため、臨場感や迫力に欠けるという指摘もある。

スタッフ[]
  • 原案:半村良
  • 原作:田辺節雄、宇治谷順
  • 脚本:石原武龍
  • 前編「さらば友よ」監督:猪崎宣昭
  • 後編「愛する者のために」監督:斎藤光正
  • プロデュース:佐藤敦、前田伸一郎、小嶋雄嗣、河瀬光
  • 音楽:千住明
  • 主題歌:「Yesterday」
    • 唄:SATOMI'
  • CG:ポリゴン・ピクチュアズ
  • ガンエフェクト:BIGSHOT
  • 技術協力:映広
  • 協力:陸上自衛隊東部方面隊第1師団、中部方面隊第3師団、富士学校富士教導団
  • 製作協力:東映京都撮影所
  • 製作著作:日本テレビ
キャスト[]

役柄名の横に(所属小隊)

  • 伊庭 明義(伊庭隊):反町隆史
  • 嶋村 拓也(嶋村隊):渡部篤郎
  • 深見 萌(伊庭隊):佐藤江梨子
  • 加納 守(伊庭隊):池内博之
  • 梶本 恵一(伊庭隊):中村俊介
  • 山瀬 光雄(伊庭隊):海東健
  • 黒木 昌哉(伊庭隊):半田健人
  • 武藤 耕司(伊庭隊):長谷川朝晴
  • 松山 謙吾(伊庭隊):鈴木信二
  • 香田泰之(伊庭隊):林泰文
  • 清水 徹(伊庭隊):冨田翔
  • 直井 瑤子(嶋村隊):辺見えみり
  • 宮下 真一(嶋村隊):布施博
  • 川越 稔(嶋村隊):吉岡毅志
  • 江川 豊彦(嶋村隊):佐伯新
  • 脇坂 修也(嶋村隊):瀬戸口剛
  • 浅田 祐二(嶋村隊):林健太郎
  • 桐山 聡(嶋村隊):中江寿
  • 荒井 茂男(嶋村隊):本郷壮二郎
  • 稲垣武司(嶋村隊):ぼんちおさむ
  • 林 道隆(嶋村隊):草野康太
  • 浮田 秀夫(嶋村隊):川岡大次郎
  • 須賀健太
  • 田井克幸
  • 藤沢徹衛
  • 大矢敬典
  • 大同伶音
  • 土肥徹平
  • 土井洋輝
  • 野間斗晴
  • 杉村怜音
  • 佐藤良子
  • 小早川秀秋:藤原竜也
  • 徳川家康:津川雅彦
  • 石田三成:竹中直人
  • 島左近:松方弘樹
  • おしの:白石美帆
  • 淀君:秋吉久美子
  • 伊庭 薫:川原亜矢子
  • 阿茶局:荻野目慶子
  • おあき:賀来千香子
  • おせん:岩佐真悠子
  • 片岡五郎左衛門:高田延彦
  • 本多正信:長門裕之
  • 高台院(ねね):古手川祐子
  • 平岡頼勝:石田太郎
  • 大谷吉継:六平直政
  • 島津義弘:河原さぶ
  • 毛利輝元:松澤一之
  • 宇喜多秀家:大沢樹生
  • おまき:前田愛
  • 多助:金子さやか
  • おりん・伊庭悠(一人二役):八木優希
  • おせつ:南田洋子
  • ナレーター:神谷明
登場兵器[]
  • 74式戦車 1両
  • 96式装輪装甲車 1両
  • 73式大型トラック 1台
  • 73式中型トラック 1台
  • 73式小型トラック 3台
  • 軽装甲機動車 1両
  • UH-1J多用途ヘリ 1機
  • 偵察用オートバイ 2台
  • 高機動車 1台

似た設定を持つ作品[]

  • 映画『ファイナル・カウントダウン』(1980年・米) - 米海軍の空母「ニミッツ」が第二次世界大戦中にタイムスリップし、 F-14 とゼロ戦が戦う。どうタイムパラドックスを防ぐのか試行錯誤する点で『戦国自衛隊1549』に近い。前年に戦国自衛隊の公開があり、盗作ではないかと言われたが、『戦国自衛隊』の原作の連載が1975年からであったために大きな問題にならず終息した。この事については、コンビニコミック版『戦国自衛隊』のあとがきでも触れられている。
  • 漫画『ジパング』 - かわぐちかいじ作。海上自衛隊のイージス艦が第二次世界大戦中にタイムスリップする。歴史を意図的に変えようとする点で上記の『ファイナル・カウントダウン』よりは旧『戦国自衛隊』に近い。
  • 映画『天軍』(2005年・韓国) - 韓国軍・朝鮮人民軍の兵士が李舜臣が存在する時代にタイムスリップ。両軍は李舜臣を守りながら、現代に帰る方法を探そうとする。映画公開時、ポスターがパイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たちのポスターに良く似ていたり、内容も戦国自衛隊に似ていることから一時的に騒動となった。
  • 小説『地球から来た傭兵たち』ジェリー・パーネル アンゴラ内戦に参加し、キューバ軍に追い詰められたアメリカ人の傭兵たちが、異星人に救われ、ローマ帝国や中世騎士道文化、ギリシア都市国家やスコットランド高地人が混在する中世レベルの文明の惑星に連れて行かれ、ある仕事を請け負わされる。補給に限りがある現代兵器の使用をなるべく避け、先進的な戦術を用いて敵を撃破するという所で原作に近い。
  • 小説『戦国の長嶋巨人軍』 - 志茂田景樹 - 長嶋巨人軍が戦国にタイムスリップし、織田信長と共闘する。
  • 小説『PKO軍 関ヶ原合戦に突入す』 - 志茂田景樹 - カンボジアPKO活動派遣途中、関ヶ原合戦直前にタイムスリップ。佐々木小次郎らを配下に、自衛隊員は生き残りを賭けて戦い抜いていく。
  • 漫画『スーパー戦国記』 - 中島徳博作。1976年に月刊少年ジャンプに連載。ジェット機に乗っていた高校生3人がジェット機ごと戦国時代にタイムスリップ。そこでは先にタイムスリップしていたアメリカ兵が今川に味方をして桶狭間で信長を殺害していた。高校生3人は信長、秀吉、家康の役割を担うことになってゆく。
  • ゲーム『無双OROCHI』 - こちらは戦国時代と三国志の時代が突如として併合され、信長や曹丕と石田三成、孫策と徳川家康、趙雲と真田幸村が組して時代を併合させた敵を倒すという内容になっている。
  • その他、1990年代には架空戦記の小説や漫画が多く刊行された。

外部リンク[]

  • 戦国自衛隊・非公式サイト
  • 角川映画
  • 陸上自衛隊
  • 戦国自衛隊・関ヶ原の戦い


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黒木和雄

黒木 和雄(くろき かずお, 1930年11月10日 - 2006年4月12日 )は、映画監督。宮崎県えびの市生まれ。宮崎県立小林中学校(旧制)、宮崎県立都城泉ヶ丘高等学校、同志社大学法学部卒業。少年...

黒土三男

黒土三男(くろつち みつお、1947年(昭和22年)3月3日 - )は、日本の脚本家・映画監督。熊本県熊本市出身。目次1 経歴2 作品2.1 TVドラマ脚本2.2 映画監督・脚本3 関連項目4 外部リ...

黒い雨_(映画)

黒い雨監督今村昌平脚本今村昌平石堂淑朗原作井伏鱒二製作飯野久出演者田中好子北村和夫市原悦子三木のり平音楽武満徹撮影川又昂編集岡安肇配給東映公開日本の旗1989年5月13日1989年9月17日上映時間1...

黒い雨

テンプレート:Otheruses黒い雨(くろいあめ)とは、原子爆弾炸裂時の泥やほこり、すすなどを含んだ重油のような粘り気のある大粒の雨で、放射性降下物(フォールアウト)の一種である。主に広島市北西部を...