スーパーハイビジョン

ページ名:スーパーハイビジョン

スーパーハイビジョン(Super Hi-Vision、英称:Ultra High Definition TV)はNHK放送技術研究所が開発を行っている超高精細映像システム。

目次

概要[]

2002年5月に同研究所にて行われた「第56回NHK放送技術研究所一般公開」(2002技研公開)にて初披露。当時は「走査線4000本級超高精細映像システム」という名称を用いていたが、2004年5月の「技研公開2004」にて「スーパーハイビジョン」の愛称が付けられた[1]

愛・地球博のグローバル・ハウスオレンジホールにて一般公開された。また九州国立博物館ではシアター4000として常設の施設となっている。2005年に発表されたロードマップでは、スーパーハイビジョンの伝送として検討されている21GHz帯を用いたBS実験放送が2015年に予定されており、本放送は2025年を目指している事が発表された[2]

主な仕様[]

  • 走査線:4320本
  • 画素数:7680×4320(但し現時点に於いて、カメラとプロジェクターに関しては、RGBの内Gのみがフルスペックで、R・Bは半分の3840×2160となる。HDDストレージとの伝送・記録時にはフルスペック録画となっている。)
  • 縦横比:16:9
  • フレームレート:59.94フレーム/秒(順次走査)
  • 視距離:0.75H(Hは画面高)(NTSCは7H、ハイビジョンは3H)[3]
  • 視野角:100度
  • 音声:22.2ch(上層9ch、中層10Ch、下層3ch、LFE 2ch)。
    • 画素数は、スーパーハイビジョンではフルハイビジョンの16倍の約3,300万画素となる(標準画質では約34万画素、ハイビジョンで約207万画素)。これは動画非圧縮のままだとフレーム数と合わせ、24Gbpsという膨大なレート容量となってしまう為、MPEG-4 AVC/H.264を用いて圧縮を行い、118Mbpsまで容量を削減している[4](ハイビジョンは15~24Mbps程度)。
    • 音響機器はBOSE社、スクリーン(最大600インチ)はキクチ科学研究所、投影装置は日本ビクターのD-ILAプロジェクターを2台利用して公開された。音声コーデックは暫定的にAACなどが用いられている。

脚注[]

  1. NHK、「放送技術研究所一般公開 2004」を開催、インプレス、2004年5月27日
  2. 官民共同で次世代ハイビジョン開発、2015年放送目指す、読売新聞、2008年1月14日
  3. 電子情報通信学会技術研究報告. EID, 電子ディスプレイ Vol.106, No.338(2006年11月3日)pp.7-10
  4. 見えてきた“高度BSデジタル放送”の姿、ITmedia+D、2008年5月25日

外部リンク[]

  • nhk/digital スーパーハイビジョン、NHK
  • NHK、欧州の公共放送研究機関と研究連携 ~ スーパーハイビジョンなどの研究開発で協調 ~(PDF)、NHK
  • スーパーハイビジョンとは - NE用語 - Tech-On!、日経エレクトロニクス
  • 3300万画素の「スーパーハイビジョン」を生み出したNHK技研・金澤勝、Tech総研

テンプレート:Video formats

de:Ultra High Definition Videoes:Televisión de ultra alta definiciónfr:Vidéo de Ultra-Haute Définitionit:Ultra Alta Definizioneko:슈퍼 하이비전nl:Ultra High Definition Videono:Ultra High Definition Videopl:UHDpt:Ultra High Definition Video

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