防衛大学校

防衛大学校（ぼうえいだいがっこう）は、神奈川県横須賀市に本部を置く防衛省所管の教育機関である。1954年、防衛庁の設置に伴い設置された。

幹部自衛官の養成を目的としており、卒業後は幹部候補生として陸海空の各自衛隊に配属される。通称「A幹部」と呼ばれ、大卒程度の幹部候補生採用試験の合格者と同様にキャリア扱いとなり、よほどの不祥事がない限りは早期に昇進することが約束される。メディアでは戦前の旧軍士官学校と比較するケースがあるが、正確には士官学校の予備校的存在であり、各自衛隊が擁する幹部候補生学校が日本の士官学校として海外の士官学校とも交流を行っている。しかし幕僚長は防大出身者が就任する慣例があり、防衛省内では学閥として優越的な地位を誇っている。[1]

学科[]

• 人文・社会科学専攻

• 理工学専攻

部隊勤務の現場での武器管理、機械操作に資する知識を身につけることが前提であり、理工学専攻の学生数は多く、人文・社会科学専攻の学生数は少ない。

特色[]

学生は防衛省職員とみなされ、自衛官に準じた扱いをされるため行動に法的制限が生じる。特に外出制限や外部への通信制限、異性交遊の制限については年頃の学生には過酷であり、定期的にわいせつ事案が発生する温床となっている。[2]また閉鎖的な空間であるため学生間あるいは教職員によるいじめ問題も後を絶たない。[3]

学費が無料で且つ在学中は給与が貰える。さらに学位が取得出来ることから自衛官に就職する意志のない者も入校しており、国税の無駄遣いであるという指摘もあるため自衛官への任官拒否者に対して授業料の請求をすることが検討されている。[4]

1. ↑自衛隊に増える東大卒防大卒の派閥は解消されない
2. ↑女性にわいせつ、防衛大生を退校処分
3. ↑防大いじめ訴訟原告「下級生いびりした人が幹部になる」
4. ↑防衛大、任官辞退で250万円徴収へ26年4月入校から「授業料」相当分

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