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ジェット・リンクは、00ナンバーサイボーグの002
18歳(旧設定22歳)。2月2日生まれ。シチリア系アメリカ人。あだ名は本名と読みが同じ「ジェット」。一人称は原作初期は「僕」、原作中期以降及びアニメ版は「俺」。
赤系統の髪の毛で長髪。目の色はグレイで、鳥の嘴のような高く大きな鼻(夢の中に鳥人の女性が登場したことから何らかの関係はありそうだが詳細は不明)が特徴。
元はニューヨークの下町ブロンクスに住むストリートギャングのリーダーだったが、対立するグループのリーダーをナイフで刺し、逃走していたところをブラックゴーストに拉致され改造された。イタリア系アメリカ人ギャングの設定ゆえに初登場時は『ウエスト・サイド物語』を連想させる踊りを披露していた。
平成版アニメでは、相手を刺す前にパトカーのサイレンを聞いて逃げたところを拉致された設定になっている。なお、放送開始から間もない頃にホビージャパンに掲載された設定資料には全く異なる改造経緯が記載され、放送当時の公式サイトにもそれが掲載されていたが、その後放送された本編では前述のように原作に近いものに改められた。
両脚にジェットブースターを内蔵、マッハ5での飛行能力を持つ。このため全身が兵器である004=ハインリヒを中心に他の仲間を抱えて飛行・戦闘する場面も多い。いつでも飛行できるよう、私服時もソール下面に穴が開いた靴を履いている。高速飛行のためボディの軽量化が図られており、強度の面を多少犠牲にしている。
009=ジョー以外で唯一加速装置を持つが、その性能は009=ジョーに及ばない[1]。最初期に改造されたため、ゼロゼロナンバーの中では旧式のサイボーグ。飛行すると目立つこと、空中偵察が主な任務であること、ボディの強度が比較的低いこと、彼自身が本来喧嘩早く好戦的な気性のため、ゼロゼロナンバーの中で最も負傷率が高い。第2期『地下帝国ヨミ編』終盤でボディが大破したため、第3期『怪物島編』以降は大幅に改良を施された新型ボディを使用している。不良時代にストリートファイトに明け暮れていたため、彼なりの喧嘩拳法を身に着けており、肉弾戦でも精兵相手に善戦を演じることが多い。
『GOD'S WAR編』の終盤、目にも留まらぬ速度で飛行することが可能となったことで、よりアクロバティックな空中戦を披露している。
普段は北米で四輪レーサーやアメリカンフットボール選手をやっている。ボランティアで不良少年の更生に携わっていたこともある。『イシュタルの竜編』では探偵を名乗っていた。劇場版ではなぜか闘牛士をする姿が登場、平成版アニメでは特定の職業についている描写は無かった。
不良時代の攻撃性は影を潜め、仲間を大事にする明るい伊達男・頼れる兄貴分的存在になっていった。その反面、プライベートでは冷淡で暗い言動が見られる部分もある。実は博打好きで、新昭和版アニメ第36話では周囲の騒動をよそにポーカーに熱中していた。
第2期『地下帝国ヨミ編』終盤のセリフから無神論者と思われ、第3期『天使編』でソドムとゴモラやノアの洪水を例に挙げて「神は必要とあらば限りなく残酷になる」と無神論者の理由らしきことを語っている。
平成版アニメでは序盤で自ら「神を信じていない」と明言している。反面、超常・怪奇現象の発生に対しては「保守的な科学者みたいな」懐疑的な態度は取らず、率先して謎の解明に取り組む姿勢も見られた。
ギターやハーモニカなどの楽器を少々嗜む場面も見受けられ、原作では仲間の前で弾き語りも披露した。女性ゲストと恋に落ちることも多い。新昭和版アニメではナタリーという恋人がいた。平成版アニメでは、仲間を大事にする面は変わっていないものの、原作や新旧昭和版アニメよりも感情的で短気な性格に変更されている。
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