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張々湖(ちゃんちゃんこ)は、00ナンバーサイボーグの006。
42歳(旧設定30代後半)。2月29日生まれ。中国人(原作及び平成版アニメでは広東省出身)。あだ名は「もぐら」。どんな時でもマイペースなムードメーカー、ギャグメーカー。一人称は原作初期は「おら」、原作中期以降及びアニメ版は「わて」。
背が低く丸々した体型。小さな目と丸い大きな鼻、端が丸まった八の字髭が特徴。
元は貧乏な農民で、干ばつのため[1]、生活苦にあえいで首吊り自殺をしようとしたところをブラックゴーストに見つかり、楽な暮らしが出来ると騙されて改造された。
平成版アニメでは中国の改革開放政策に乗って多角経営を行い、失敗したレストラン経営者と設定されており、上海にいる場面も数回登場した。
体内に高圧縮エネルギー炉を内蔵し、高熱火炎(もしくは熱線)を口から放射する能力を持つ。地面をも溶かせ、地中行動も可能。この能力に応じて、肉体も耐熱性に優れている。度々緊急時の回避に役立っており、退路を作る以外にも抜け穴を再び溶接し隠蔽するなどの機転も見せている。
ちなみに、なぜか鼻の部分は取り外しが可能で、他の仲間に鼻を握られたり押されたりして無理やり火炎を噴射させられる描写もある。火炎放射の能力を、料理や喫煙など日常生活においてもフル活用している。
いざという時は、体型に似合わない機敏な動きや中国拳法の技を見せ敵を翻弄するトリックスターでもある。サイボーグとしての能力なのか元来備わっているものなのかは不明だが、嗅覚も鋭く、料理に盛られた毒を感知して仲間を救ったこともある。特技はいわゆる中華料理全般。
ゼロゼロナンバーは普通の人間と同じ食事を摂取するため、作戦行動中もあらゆる手段でゼロゼロナンバーの食事面に気を配っている。日常時な差し入れや、外出時の弁当を持参する場面が多い。他にも、催眠術や手品も得意。
『GOD'S WAR編』では、火炎放射が尾を曳く龍の形となり、火力や飛距離が大幅に増した。これにより、対象物の周囲を囲みこみ範囲を狭めてから焼き払うなど、より変化自在な戦闘が可能となった。
普段は日本で中華料理店「中華飯店 張々湖」のオーナーシェフを務める。当初は1人で経営していたが、その時の店舗は第2期『地下帝国ヨミ編』序盤で従業員に権利ごと譲渡し、後に007=グレートとの共同経営による新たな店舗を経営している。店はゼロゼロナンバーの活動資金を作るためのもの(第7期『張々湖飯店繁盛録編』)で、後期にはゼロゼロナンバー以外の従業員が登場する(第7期『黄金の三角地帯編』)など経営は順調な様子。
のんびりした食いしん坊で、着地に失敗しすっ転げたり、尻餅をつく場面が多くズッコケキャラの印象が強い。煙管をふかす場面もしばしば見られる。その大らかさから「張 大人(ちゃん・たいじん)」と呼ばれることもあり、どんな時にもマイペースぶりと独特な口調は変わらない。
原作や昭和版アニメでは関西弁的な言葉遣いで語尾に「〜アルヨ」「ヨロシ」などをつける、協和語の変形とも思える当時の中国人描写にありがちな口調だったが、平成版アニメでは同じく関西弁を思わせるものの妙な訛りのある独特な口調に変更されている。従来の差別的とも取られがちな口調を改める際に、張々湖役の声優茶風林は中国語を学び、独自のイントネーションを掴むのに役立てたという。
陽気な性格のせいか、はたまた人生経験の深さからか、もはやこれまでという所で拉致された為なのか、他のゼロゼロナンバーに比べサイボーグ化された悲劇を嘆く場面は少ない。原作では、事件への感想などで漢詩や故事を引用している場面がたびたび登場する。
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