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ピュンマは、00ナンバーサイボーグの008。
22歳(旧設定21歳)。8月20日生まれ。アフリカ出身(旧設定ではケニア出身。黒人奴隷描写への配慮からアフリカの某国出身と変更)。平成版アニメでは架空の「ムアンバ共和国」出身。あだ名は「人魚(マーメイド)」または「半魚人」。姓の有無は明らかになっていない。一人称は基本的に「僕」だが、原作ではたまに「俺」も使用する。
丸顔で坊主頭、半目気味の黒人青年。キャラクターデザインは二種あり、原作ではネグロイド系人種の特徴を極端にデフォルメした、当時ありがちだった「マンガ的な」デザイン。
アニメ版のみの新デザインは、石ノ森の画風を踏襲した「リアルな」デザインとなっている。アニメでも初期は原作準拠のデザインだったが、劇場版『超銀河伝説』制作の際、脚本協力のジェフ・シーガルの「アメリカ輸出の時に人種差別と取られる」というアドバイスにより、新デザインに変更された。
原作初期の設定ではアフリカ原住民の酋長の家系に生まれた青年で、人身売買組織の奴隷狩りに遭い逃亡中にブラックゴーストに助けられ、そのまま拉致されて改造された。
この設定は現在では問題視されるため、平成版アニメでは原作にあった祖国の解放運動に身を投じたゲリラの闘士とされ、罠で自らの部隊が全滅した上に、ブラックゴーストに不意打ちを受けて攫われ改造された、と変更されている。このためゼロゼロナンバーで唯一、改造前から実戦経験を持つ“戦闘のプロ”となり劇中では、ゼロゼロナンバーの戦闘艦・ドルフィン号のメインパイロットおよび戦術要員として活躍する場面も多い。
深海活動用に改造されたため、両足の裏に噴射口が備えてあり、激流を噴射して水の中で素早く活動できる推進能力や人工のえら、深海の水圧をはじめとする高重圧環境に耐える皮膚と内臓を持つ[1] など、水中活動だけなら他の全員を凌駕する。体内の酸素ボンベも高性能で、宇宙などの真空中でも他のゼロゼロナンバーよりはるかに長時間活動可能。
地上での戦闘能力は基礎能力しかないため、005=ジェロニモと共に、ギルモア博士やゲストキャラの護衛に回ることも多い。作中では戦闘艇に居残り、戦闘艇の武装で他のゼロゼロナンバーを援護する場面もたびたび見られる。
後に第2期『地底帝国ヨミ編』で重傷を負い、修復の際に首から下の全身を銀色のうろこ状の肌に改造された。当初はあまりに人間とかけ離れた自分の姿にショックを受けて落ち込むものの、機械的な体の004=ハインリヒに励まされ、銀の肌の体を受け入れた。ギルモア博士はこの時、「黒い肌よりも良いのではないか」との思いを003=フランソワーズに漏らし、無自覚な偏見を鋭く指摘されている。
その後、立ち直って帰宅した008に謝罪しようとして逆に慰められ、「創造主」の驕りに気付かされている。新旧昭和版アニメではこのエピソードについて触れていないが、平成版アニメでは、「今後の戦闘で死んで欲しくない一心で能力強化のため」と説明され、やはり003と008によって自らの驕りを悟る展開となっている。原作では、後のエピソードで黒い肌に戻っていることが確認できる。第4期『神々との戦い編』では子どもを作れないという発言があり、その身体のために悲劇を生んでしまったことが語られる。
『GOD'S WAR編』では、より高圧力下における戦闘に特化し、水中戦においては、周囲の水圧を操ることで、触れることなく敵の体を破裂させるという大技を身につけた。
非戦闘時は祖国で独立運動のリーダーとしてゲリラ戦に従事したり、パークレンジャー(公園管理官)や密漁管理官などとして働いたりしている。平成版アニメでは、食糧や医薬品を貧困地域に運搬するボランティア活動に従事している姿も見られた。
大卒の学歴を持つため教養も高く、大陸の貧困や偏見・迷信を解消しようと努め、アフリカの自然を守ろうと考えている真面目な青年。
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