左メニュー
左メニューサンプル左メニューはヘッダーメニューの【編集】>【左メニューを編集する】をクリックすると編集できます。ご自由に編集してください。掲示板雑談・質問・相談掲示板更新履歴最近のコメントカウン...
関与原理(英: relatedness principle)とは、おかゆの発案による、意味役割の標示に関する原理である。
関与原理は、関与という意味役割を提示する。これはいわば、あらゆる具体的な意味役割を包括するメタ意味役割のようなものである。すなわち、ある言明における各事態参与者には、具体的な意味役割が付与される以前に、まず発話されたという情報が与えられることになる。このことが各事態参与者に、事態への関与という意味役割を与えるのである。このように関与原理は、発話行為と深く関係する考え方であると言える。
このような考えは一見、同語反復的で無意味であるかのように思われるが、意味フレームの同化作用と異化作用において必要不可欠な原理である。例えば「食べる」「私」「りんご」という単語の羅列を見てみると、「私がりんごを食べる」という事態が即座に頭に浮かんでくる。これは「私」と「りんご」とがともに「食べる」行為に関する参与者であり(関与原理)、かつその行為は「私」にはできて「りんご」にはできないとわかっている(既存の意味フレームへの同化)からであろう。とは言っても、このような解釈過程が特筆性の要請を満たすことができないのも事実である。言い換えれば、もし手違いで「りんごが私を食べる」ような事態に陥ったとしても、同化のみによってそれを解釈させること(従って、表明すること)はできない。このような場合に既存の意味フレームからの異化が起こるが、ここにおいても関与原理が役に立つ。なぜなら、異化された解釈は最終的には同化へと回収されることが期待されるからである。
関与原理は「意味役割(節の表す事態における各項の役割(e.g. 動作主、被動者、道具))を標示することも根本的には任意なものである」という内容を含む。
ロジバンの時制や数といった種々の(他言語では強制されるような)文法要素の任意性を、場所構造(place structure)にまで展開させようとしたのが発端とされる。
最も理解しやすい形では、関与原理とは、その節における項の格が不定であるといえる。しかしながら実際は、格が不定というよりは、すべての項により汎用な単一の格(意味役割)が付されているとみるべきで、関与原理において、項はすべてその事態において「関与」という役割にある。
おかゆは、「私が「関与原理」を使うときの多くで原理っぽさが無いので、「関与原理」というワードは実際の使用状況と即しておらず、単に「原理」という字面の格好良さを援用しているだけ」と言っている。その上で、「実際の使用からは少し逸脱するが、真面目に「原理」であるように解釈するなら次のようになるだろう:節に現れている一連の項は、その節の表す事態において、その項が言語形式としてそこに存在しているという点それのみによって既に「関与」という意味役割が与えられる。」と述べている。すなわち、狭義の関与原理として、「項が言語形式としてそこに存在しているという点それのみによって、「事態への関与」という意味役割が与えられること」と定義することができる。
おかゆはしばしばクレリカを引き合いに出して、文脈を軽視しない言語であるならば、おおよそ関与原理に従うだけでコミニュケーションは可能であると時々述べている。
言語形式というものは基本的に、その言語学的範疇の作用する範囲において何らかの関与があるということを常に示唆する。この範囲は無数に存在し、ある意味では階層をなす。というのは例えば、発話レベルでの関与とはそれが構成する会話のテーマへの関与(グライスの協調原理における関係性原理)であるし、文レベルでの関与とはそれが構成する段落のトピックへの関与であるし、句レベルでの関与とはそれが構成する節の表す事態への関与である。有標化原則はこういった普遍的な関与の概念を規定する。しかしながら、なぜか一般的には、項レベルになると、それぞれの項が述語の表す動作に関与するためには、さも格という概念が必要不可欠であるかのように考えられている(ように見受けられる)。実際には、格を取り除いたとしても関与は起こるはずである。そのことを意識化するために「関与原理」を名付けた、といった旨のことをおかゆ氏は述べている。
したがって、狭義の関与原理とは項レベルにおいて作用する関与のことであると言える。広義の関与原理とは、有標化原則に基づく、より広範なレベルでの関与をさす。
「関与原理」という語が実際にどのような意味で使われているのかはいまいちおかゆ本人にもわかっていないようである。プロトタイプな意味範囲は上述の通りである。
デネブさんはクレリカの文法に関して、「ある発話に現れたそれぞれの思形詞は、その文脈において発話されたという事実によって、その事態に何らかのかたちで関与していることが示されており、このことを関与原理といいます」と述べ、その文法の単純さを補う意味論的基盤として関与原理を据えている参照。また、「発話されている(言語形式としてそこに存在している)というだけでとんでもない明示と言える」とも述べる参照。
シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。
左メニューサンプル左メニューはヘッダーメニューの【編集】>【左メニューを編集する】をクリックすると編集できます。ご自由に編集してください。掲示板雑談・質問・相談掲示板更新履歴最近のコメントカウン...
黙字とは、表音文字[1]を使用する言語に於いて、綴られているにもかかわらず発音されない文字のことである。サイレントとも言う。自然言語に於ける黙字自然言語に於いては主に以下のような歴史的な理由で黙字が存...
言語類型論抱合語孤立語膠着語屈折語総合的言語分析的言語特に記載のない限り、コミュニティのコンテンツはCC BY-SAライセンスの下で利用可能です。...
音韻弁別的素性音素母音子音音節アクセントイントネーション韻律特に記載のない限り、コミュニティのコンテンツはCC BY-SAライセンスの下で利用可能です。...
音韻規則記述言語(PRDL; Phonetic Rule Description Language)とは、デネブさんによって提唱された、言語音の条件異音などを簡潔に記述するためのドメイン固有言語である...
ここでは、自然言語において起こり得る音韻の変化について説明する。目次1 母音関連1.1 母音調和1.2 ウムラウト1.3 アクセントのある音節の母音が変化する2 子音関連2.1 語中の有声音、無声音の...
芸術言語研究(カテゴリー)芸術言語の創り方・芸術言語の哲学このページの対象言語Se分類芸術言語モユネ分類ART音声記号の入力方法では,各種音声記号を入力する方法について解説する。目次1 文字コード1....
音声国際音声記号(IPA)国際音声記号への拡張調音調音部位調音方法特に記載のない限り、コミュニティのコンテンツはCC BY-SAライセンスの下で利用可能です。...
通り韓国日本語2.jpg特に記載のない限り、コミュニティのコンテンツはCC BY-SAライセンスの下で利用可能です。...
写真の通り韓国日本語.jpg特に記載のない限り、コミュニティのコンテンツはCC BY-SAライセンスの下で利用可能です。...
集合化造語法とは、短期間にたくさんの単語を作るための意味を創造する手法である。補完造語法と合わせることでより効果的になる。概要・方法この造語法の流れは以下の二つの手順で意味をあらかじめ考えておく必要が...
限定性と修正性は動詞の性質を示す用語である。言語の特徴を探る手掛かりとなる。簡単な内容は表1に記載表 1限定性修正性格の指定未定義文脈依存修飾必須任意抽象度高低限定性動詞に含まれる項が未定義で指定する...
関係方式とは、辞書の保存方式の一つである。クノーツアクアにより提唱された。説明この方式では語句に含まれる意味や用法をカード毎に分割し、それらを組み合わせて辞書を作っていく。カードは形式毎に異なる種類の...
関与原理(英: relatedness principle)とは、おかゆの発案による、意味役割の標示に関する原理である。関与原理は、関与という意味役割を提示する。これはいわば、あらゆる具体的な意味役割...
遺伝造語法とは、カルノス・アクアが考案した造語法の一種である。発端は、生物の遺伝の選択を造語にも生かせないか?というところからである。目次1 方法2 特徴3 用法・用量4 関連記事方法まず、何らかの共...
写真2枚漢字1.jpg追記ほとんどなさそうです特に記載のない限り、コミュニティのコンテンツはCC BY-SAライセンスの下で利用可能です。...
達丸日本語.jpgまず最初に達丸日本語から書きはじ‘めます。更新していく予定です 2023 4/1 (土) 21:24 現在 3つあります googleplay アプリのcloudy で作成中ですま...
造語論とは、人工言語を制作する際の考え方の一つで、語句を作る際の考え方である。目次1 クノーツ法1.1 題目(テーマ)1.2 対象(ターゲット)1.3 目的(コンセプト)1.3.1 語法(ヴィジョン)...
辞書の読み物性とは人工言語の辞書の読みごたえに関する指標の一つである。本来は "Fafs falira sashimi"氏が2014年に考案し、2015年7月に辞書の情報密度を表す数値として提案した。...
転写とは、ある言語の発音を他の文字体系で表記することである。例えば日本の固有名詞(地名や人名など)をローマ字表記したり、英語圏の固有名詞をカタカナ表記したりすることなどである。あくまでも発音に基づいて...