第一話「虚実と霹靂の群像劇」

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第一話「虚実と霹靂の群像劇」

 

???: ねえ!そこの自転車マン!

 

私の名前は自転車マン

ナックルシティで自転車を漕いでいる男だ。

 

パーカ: 僕の名前はパーカ。よろしく。

 

赤いパーカーを着た少年は、そう名乗った。

パーカ: 実は僕、好きな子がいるんだけど、

 ナックルシティに古くから伝わるウワサで、

 好きな子にカジッチュを渡すと、

 結ばれるって話なんだ。

 

自転車マン: ほーん、それで?

 

パーカ: カジッチュくれない?

 

自転車マン: ええよ?

 

こうして、パーカはカジッチュを

ぶんどることに成功し、

いよいよ、

好きな子へ告白することに・・・!

 

パーカ: えっと、引っ越しの準備どう?

ポロシャ: うん、ほとんど終わったよ。

パーカ: そっか・・・。

 

自転車マン: (がんばれ・・・がんばれ・・・)

 

パーカ: その、ボク、きみのことが・・・・・・

ポロシャ: ん?

パーカ: きみのことが・・・・

 す、す・・・す・・・

 

 

 

パーカ: やっぱり言えないよ-!!!

ポロシャ:  !?

自転車マン: ?!

 

パーカはそういって、逃げ出してしまった!

 

自転車マン: まかせろポロシャ!

 俺が自転車で追いかけてやる!

ポロシャ: うん!お願い!

 

そういって、自転車マン

パーカのあとを追った!

 

ぶーーーーーーーーん。

 

居た!!!

 

自転車マン: ポストの前でうろうろ

 しているぞ・・・!

 これは、ラブレターで想いを

 伝えようとしているんだな!!

 

パーカ: どうしようかな・・・出そうかな、

 やめよっかな。

 

自転車マン: (がんばれ・・・がんばれ・・・)

 

 

パーカ: えいっ!!投函!!

自転車マン: やったー!!!!

 

 

パーカ: どうか無事に届きますように!!!

パーカ: この技マシンが届きますように!!

自転車マン: って何送っとんねーん!!!

パーカ: いや、ガラル地方では、

 新年に技マシンを送るのが恒例行事で。

自転車マン: いやそれ年賀状やないかーい!!!

 

 

 

自転車マン: でも、送る技マシンによって、

 メッセージ込められそうやけどな。

 好きな子やったら「メロメロ」送るとか。

パーカ: ポロシャには、

 「どくどく」を送ったよ!

自転車マン: 重い恋!

 

 

今日の一句。

わざマシン ディスクに何を いれとるの

 

 

ポロシャ: 帰ってくるの遅いなあ・・・。

 シコって待ってよっと。

 

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