登録日:2023/06/24 Sat 14:13:16
更新日:2024/07/09 Tue 13:48:32NEW!
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遊戯王ocg 速攻魔法 魔法カード コンセント sin 1ターンキル soul fusion 攻撃力アップ
「コンセントレイト」とは「遊戯王OCG」に登場するカードの1つである。
【概要】
このカードは『SOUL FUSIONS』にて登場した速攻魔法。レアリティはノーマル。
《コンセントレイト》
速攻魔法
(1):自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時までその守備力分アップする。
このカードを発動するターン、対象のモンスター以外の自分のモンスターは攻撃できない。
自分のモンスター1体の攻撃力を守備力の数値分アップさせる速攻魔法。
その代わり、他のモンスターはそのターン中攻撃できなくなる。
その性質上、攻守の合計値が高いモンスターほど高い攻撃力を得られる。
速攻魔法なので自分から攻撃する時にも、相手から攻撃された時に迎撃にも使える。
後者の使い道なら他のモンスターの攻撃が封じられるデメリットも気にならなくなる。
ただし、攻撃前にモンスターを除去されてしまうことも多いので過信は禁物。
またデュエルの高速化からサーチ手段の有無が重視されやすい昨今では、装備魔法のような有効なサーチ手段がないのが難点か。
このカードのみに依存するのではなく、デッキ全体のバランスを考えたい所。
単に追加の《巨大化》として採用するのも手。
デメリットの重複する【Sin】や《カイザーコロシアム》軸のデッキとは特に相性が良い。
【主な特徴】
①半ば形骸化していたアタッカーの守備力の高さにメリットを持たせた点
このゲームでは攻撃表示と守備表示どちらかを選択して場に出すというルール上、攻守の合計値の高さがメリットとなりにくい。
以前は《エネミーコントローラー》等の表形形式変更効果に強い利点があったものの、現在は除去手段の充実やリンクモンスターの存在もあり形骸化している。
《野性解放》や《最強の盾》はこのカードに先駆けて合計値を活かせたものの種族が縛られるため、恩恵を受けられないモンスターが大多数だった。
《鎖付き尖盾》にしても罠なので引いてすぐには使えず(罠の時点で遅いとか言われるし)、守備表示が前提なので相手を戦闘破壊できない難点があった。
そのためデメリット付きとはいえ大半のモンスターが手軽に攻守の高さを活かせるようになったのは画期的である。
下級モンスターでもカードによっては4000近い攻撃力を得ることが可能。
《団結の力》や《魔導師の力》に比べて他のカードと並べる手間なく高い補正値を得られるのは優秀。
同じ高打点を目指すコンボでも妥協召喚勢+《愚鈍の斧》よりも選択の幅も広い。
②巨大化に次ぐ、または巨大化と相性の悪かった大型モンスターの有効な強化手段
高レベルモンスターだと攻撃力・守備力ともに数千レベルのものも多いため、合計値も高くなりやすく、ものによっては1ターンキルも狙える。
《巨大化》に比べると攻撃力に加えて守備力の高さも要求される一方、自分と相手のライフ差に依存せず強化でき、調整の手間がなくなる。
そして連続攻撃系モンスターを使う場合攻撃する内にライフ差が逆転することを気にしなくて良いのも《巨大化》にはないメリットとなる。
【相性の良いモンスター】
上記の通り種族によっては《リミッター解除》《最強の盾》《野性解放》《竜皇神話》といった他の攻撃力強化サポートがあり、その場合は《コンセントレイト》を使う必要性が落ちる。
特に《F・G・D》や《キメラテック・オーバー・ドラゴン》は性質上種族デッキでの採用が前提となる上に該当サポートの性能も高い。
速攻魔法である点を重視する、採用するモンスターの種族が全体的にバラけていたり《デビル・フランケン》等種族を縛らないサポートを使う場合は《コンセントレイト》を使うメリットを見出せる。
・高い攻守で1ショットキルを狙えるモンスター
- 究極竜騎士:ATK5000/DEF5000→ATK10000
- 青眼の究極竜:ATK4500/DEF3800→ATK8300
- 幻魔皇ラビエル/ダークネス・ネオスフィア:ATK4000/DEF4000→ATK8000
召喚条件の緩い《オベリスクの巨神兵》はコントローラー側の対象に取る効果も無効化してしまうのが残念。
・高い攻守で連続攻撃できるモンスター
- 超弩級砲塔列車ジャガーノート・リーベ:ATK4000/DEF4000→ATK8000
- 究極伝導恐獣:ATK3500/DEF3200→ATK6700
- 究極恐獣:ATK3000/DEF2200→ATK5200
- E・HERO ワイルドジャギーマン:ATK2600/DEF2300→ATK4900
連続攻撃系には《バーサーク・デッド・ドラゴン》等守備力0のモンスターも多く、相性の良いモンスターは意外と限られる。
《超弩級砲塔列車ジャガーノート・リーベ》は上記のワンパン打点にも含まれるが、相手モンスターの存在を考えれば高打点で連続攻撃できるのは大きい。
《タイラント・ドラゴン》や《V・HERO トリニティー》にも使えるが、種族デッキで《竜皇神話》や《最強の盾》を使った方が良いか。
・攻撃力と守備力を上げる効果を持つモンスター
- スピリット・ドラゴン:ATK1000/DEF1000(手札から捨てたドラゴン族モンスター1体につき、エンドフェイズまで攻守1000アップ)
- 紅蓮魔獣 ダ・イーザ:ATK?/DEF?(攻守がゲームから除外されている自分のカードの数×400になる)
ステータスを上げる効果を持つモンスターには「攻撃力のみ上がる」「守備力のみ上がる」「攻撃力・守備力共に上がる」の3タイプがいる。
大半は攻撃力のみを強化するが、数少ない攻守共に上がるタイプのモンスターは実質上昇幅が2倍になるので相性が良い。
・デメリットが重複しているモンスター
《機皇帝ワイゼル》は相手のシンクロモンスターを装備した時のデメリットが重複しているので相性が良い。
・攻守が高めで召喚しやすいモンスター
- スチームロイド:ATK1800/DEF1800→ATK3600 ※攻撃する時はATK4100、攻撃される時はATK3100
- サファイアドラゴン:ATK1900/DEF1600→ATK3500
- ネオバグ:ATK1800/DEF1700→ATK3500
- 甲虫装甲騎士:ATK1900/DEF1500→ATK3400
- 機械軍曹:ATK1600/DEF1800→ATK3400
自分から攻める時には強いが相手の攻撃に弱いモンスターを守ったり、単純に攻守の高い下級モンスターが下手な大型モンスターを返り討ちにできるようになる等。
通常モンスターに関しては《レスキューラビット》等バニラサポートと併用する場合、同種族・同レベルのバニラより優先するメリットになるかもしれない。
攻撃力を強化するカードとしては優秀な性能だが、やはり有効なサーチ手段がなく戦術の中心に据えられないのが痛い。
環境で高い評価を得るには攻守の合計値が高く、なおかつ汎用性の高いモンスターの充実が待たれると思われる。そうなると守備力の高さで差別化していた連中がまた不遇になるけど
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▷ コメント欄
- 色々な場所で挙げられていたが、スピリット・ドラゴンとの相性も良好。 -- 名無しさん (2023-06-24 14:16:42)
- デュエルリンクスで暴れてた印象が強いんだよなぁ -- 名無しさん (2023-06-24 14:18:06)
- あとはデュエルリンクスでは制限がかかっていたな。 -- 名無しさん (2023-06-24 14:20:52)
- リンクスとOCG間の初期ライフの差の影響を受けたのがコレ、フィールドの差を受けたのが底なしかな -- 名無しさん (2023-06-24 14:25:22)
- 正直光ってもいいくらいには好き -- 名無しさん (2023-06-24 20:27:06)
- スピリット・ドラゴンの効果は守備力も上がるってこれ読んで初めて気づいた -- 名無しさん (2023-06-24 21:55:48)
- あのアンチホープとも相性が良いことで有名。攻撃力が1万になる上にデメリットは重複している。 -- 名無しさん (2023-06-24 22:48:35)
- 意味としては「攻撃力を集中させる」ということなんだろうけど、イラストは「コンセント」もかけているよね -- 名無しさん (2024-05-06 23:04:38)
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