登録日:2022/06/22 Wed 11:04:45
更新日:2024/06/20 Thu 10:32:38NEW!
所要時間:約 5 分で読めんじゃないの?
▽タグ一覧
デリシャスパーティ・プリキュア幼馴染 苦労人 お隣さん 訳あり 秘密持ち イケメン ツンデレ 黒胡椒 ゲストハウス コメント欄ログ化項目 草食系男子 考察対象 幼馴染キャラ 幼馴染 プリキュア プリキュアキャラクター項目 中学生 草食系男子 内田雄馬 品田拓海 たっくん福あん料理上手
相変わらず食い意地張ってるな……。
品田拓海とは、『デリシャスパーティ・プリキュア』の登場人物である。
CV:内田雄馬
【概要】
主人公・和実ゆいの幼馴染。
ゆいより1歳年上で1学年上だが、幼馴染ということもあって、ゆいとは対等に話す仲。
実家はゲストハウス「福あん」を経営しており、ローズマリーがそこで暮らすことになる。
ちなみにゆいの家のお隣さん。
主人公の幼馴染としては相楽誠司以来となるメインキャラのため、OPに映る仮面の少年の存在も相まって登場早々瞬く間に視聴者の間で話題と考察の的となった。
【人物像】
どこかぶっきらぼうでよくゆいをおちょくっているが、迷子になったコメコメを保護する等、根は優しい性格。
常識人で(主にゆいに対して)ツッコミ役に回ることが多いが、割と散々な目に遭うことも多く、不憫キャラが定着している。
調味料では黒コショウがお気に入りで、他にも目玉焼きにケチャップとマヨネーズをかけている。
内心ではゆいのことが気になっているらしく、毎度食べ物をちらつかせてさりげなくアプローチを仕掛けているものの、ゆい本人が色気より食い気なので中々実らない苦労人。ゆい自身も拓海に対してはやや扱いが雑な面も見られ、初めてウバウゾーが出現した時に自分のことを必死に探し回っていた拓海の存在をド忘れしていたり*1、彼に食事に誘われた際に彼の背後に様子のおかしいらんを見つけたために彼との会話ん途中から無視してそちらに駆け寄ってしまう一幕もあった。拓海自身も照れ屋な性分故にゆいに対してもついからかいから入ってしまうなど好意をあまり素直に出せないでいる点も進展の遅さに拍車をかけている。
なお、普段からゆいばかり気にかけているが他の友人も普通におり、学校でも他の男子生徒と昼食を食べている他、14話では下級生から告白されている。
学力のほどは不明だが、ゆいに教えられる辺り、少なくとも人並みにはできる模様。
また観察力もあり、おいしーなタウンに出没している怪物が一般市民を攻撃したわけでも街を壊したわけでもないという疑問が、ゆい達があることに気づくキッカケとなっている。
また料理上手で、劇中では伝説のクレープの再現を始めチンジャオロースー、パン、コメコメのキャラ弁など様々な料理を作っており、37話の文化祭では本格的な手打ち蕎麦を披露している。
【家族】
- 品田あん
CV:大西沙織
拓海の母親。ゲストハウス「福あん」を経営しつつなごみ亭で働いている。
息子のことは「たっくん」と呼んでいるなど、溺愛している模様。
年齢は43歳とプリキュアシリーズ主要キャラの両親の中では珍しく年齢が判明しているが、20代に見えるほど若々しい容姿から多くの視聴者を驚かせた*2。
ちなみにゆいの母親からはさん付けで呼ばれており、ゆいの父親のことは君付けで呼んでいたことから、2人よりも年上の模様。
第38話によると、旧姓は「大福」。
夫には何やら秘密があるが…
夫の門平はクッキングダム出身の異世界人なのだが、彼女はそのことを知った上で結婚していた。
また門平がおいしーなタウンに現れる以前になごみ亭に居候していたジンジャーとも交流があったが、ローズマリーがジンジャーと知り合いという話を偶然聞いた際には神妙な表情をしていた…。
- 品田門平
CV:池田鉄洋
拓海の父親。年齢は39歳。
20年前に空腹で倒れていたところをあんに助けられたのがきっかけでゲストハウスで働くようになり、やがて結婚した。
現在はゆいの父親と共に漁師をしており定期的にビデオ通話でしか会話が成されていないが妻とは新婚時代のようなラブラブな関係が続いている。
その隠された秘密
- シナモン
レシピボンを盗んだ疑惑でクッキングダムを追放されていたクックファイターにして門平の正体。自身のデリシャストーンが収められたクッキングダムの紋章入の箱を所持していた。
物語の1年程前に漁に出発する支度をしている際に拓海が偶然それを見つけ、その時にストーンが反応したことから、彼に託すことを決めた。
やがて第40話にて、師匠・ジンジャーの弟弟子であったローズマリーと再会。
追放されても故郷を恨んだりすることはなく、あの時自分を信じてあげなかった事を滝のような涙を流しながら謝るマリちゃんを快く許してあげていた。
実はジンジャーの後継者の証である二つのスペシャルデリシャスストーンの付いたブローチをジンジャーから譲り受けたことで、それを気に入らなかった兄弟子フェンネルが歪んだ嫉妬心から彼を陥れレシピボン盗難の犯人にされクッキングダムを追放されたという過去を持つ。
ジンジャーはシナモンをシロだと信じていたが、無実を証明することは叶わなかった。そしてフェンネルに冤罪を着せられたままシナモンはおいしーなタウンにたどり着き、品田門平となり大福あん(品田あん)と結ばれたという経緯を持つ。
こういう点から19年前の作品の主人公と同じところが目立つ。(ちなみにフェンネルは19年前の作品の中ボスと同じところが度々見受けられる)
その秘密
何やらローズマリーに見覚えがあるらしく、ローズマリー自身も拓海に対してどこか見覚えがある様子だった。
劇中ではローズマリー関係で度々ゆいに探りを入れている。
- 10話:ローズマリーがデリシャスフィールドを展開する瞬間を目撃した際には珍しく驚愕している。
- 11話:前話でのことをゆいに告げ、ローズマリーが最近街に出現する怪物の仲間なのではないかと疑っていたが、ゆいから反発され、一旦は納得している。
- 12話:ウバウゾーの出現に遭遇した際にゆい達がローズマリーと共にデリシャスフィールド内に消える場面を目撃したことでなんと拓海自身も気付かれることなくフィールド内に侵入し、ゆい達がプリキュアだということを知ってしまう……。
しかも何故かクッキングダムの紋章が彫られたアイテムを手にしていたようであったが…!?
・13話:
物語の1年程前に父親が漁に出発する支度をしている際に拓海が偶然デリシャストーンを見つけ、その際にストーンが反応したことから、そのまま父親から託されている。
・14話:
なごみ亭でローズマリーと遭遇したことで遂に「聞きたいことがある」と一気にシリアスモードとなるも、ローズマリーからは何時からゆいのことが好きなのかと聞き返され、下級生から告白されていた現場を見られていた挙げ句ゆいまで現れたことで、聞きたいことは聞けずじまいだった。
その後ナルシストルーがもっとウバウゾーを召喚した際には己を鼓舞し、ゆい達を追って自身も再びデリシャスフィールドの中へと入っていった……。
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ゆい……お前が皆の笑顔を守るなら……俺が……お前の笑顔を守る……!
品田拓海/ブラックペッパー
登録日:2022/06/22 Wed 11:04:45
更新日:2024/06/20 Thu 10:32:38NEW!
所要時間:約 5 分で読めんじゃないの?
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デリシャスパーティ・プリキュア 仮面キャラ 考察対象 タキシード仮面 イケメン プリキュアキャラクター項目 プリキュア支援者個別 クッキングダム 内田雄馬 幼馴染 苦労人 お隣さん 訳あり 秘密持ち ゲストハウス プリキュア クックファイター ツンデレ 料理上手 ハーフ コメント欄ログ化項目 調味料 ヒーロー 美少年 復讐←最後はそれを乗り越えた プリキュアの番外戦士 話題 ブラックペッパー 黒胡椒 考察キャラ 幼馴染キャラ タクミード仮面 名前は黒なのに姿は白 ブラペ 擬似プリキュア 福あん ゆいの旦那 父親は男版ナージャ
【概要(ブラックペッパー)】
拓海がデリシャストーンのついた帽子を始めとした各種衣装をまとった戦闘用の姿で、姿を見せたのは第14話から。ただし戦闘への介入自体は13話の時点で行なっている。
キービジュアルでプリキュア達の後ろでこちらを振り返る少年の正体でもある。
この姿の時は正体を隠すべく、一人称を普段の「俺」から「私」に変えている。
なお、劇中では一応正体不明ということになっており、当初は公式HPでも人物紹介はおろか名前すらも一切公開されておらず、謎の存在としてファンの間では話題となっていた。
本格的に登場してからもローズマリーも含めて誰も正体に気づいていないが、言うまでもなく視聴者からはバレバレであり、14話放送後の公式サイトにはばっちり正体は拓海だと書かれている。どうにも内田雄馬キャラは正体を隠すのが不得手なようで……。
ローズマリーからはその存在について「クックファイター」と称され、更には「シナモン」なるそっくりな恰好をした人物の面影を重ねられており……?
外見
白いタキシードと同じ色のマントを羽織って黒い仮面舞踏会用の仮面をつけており、名前とは真反対の印象が強いが、そもそもの名前はプレシャスに尋ねられた際に咄嗟に思いついた物である。
ちなみに15話においてらんからブラぺというあんまりな略称が付けられてしまい、ゆいにもこの呼称が定着してしまった。
プリキュアに負けず劣らずの豪快な装いだが、実はこの衣装は拓海の部屋のクローゼットに保管されている。
ぶっちゃけクローゼットが描写された13話の時点で視聴者には正体がほぼバレていた。
なお、拓海とは髪色が異なるため単純な「変装」ではなくプリキュアのような「変身」と「変装」の2つの要素が入っている可能性があり、実際その装備一式を見た拓海も「確かにこれを着るのもなぁ……」と、やや苦い顔をしていた。
戦闘スタイル
特に初期は戦闘に積極的に介入することはせず、プリキュア達がピンチに陥った際に援護をするというスタイルを取っており、戦闘現場にいたとしてもプリキュア達が自力でピンチを打破できるようなら戦闘への介入自体を行わないこともあった。
前述の名前とキャラを咄嗟に作る必要があったのも、そもそもゆい達の前に姿を現す事態そのものを想定していなかったためであると考えられる。
この徹底的に影に徹するスタイルは彼の「ゆいの笑顔を守りたい」という闘う理由に起因しており、「ゆい本人が自分の意思でプリキュアとして戦うことを選んだのなら、それを極力尊重したい」と考えてのもの。
ただしブンドル団との戦いが激化するにつれて影に徹するスタンスでは限界を悟ったのか、積極的に姿を晒しプリキュア達とチームとして連携を取るようになっていった。
ちなみに割と致命的な弱点として、彼自身はレシピッピの強奪及びその場所を探知できる手段もプリキュア達と連絡を取る手段も持っていないため偶然居合せたりゆい達をストーキングしない限り戦闘現場にたどり着ける保証がないという問題点がある。
この為、自分がピンチに陥ったプレシャスを助けようとしたら自分の知らないプリキュアに先を越されて驚いたことも。
一応レシピッピ強奪に応じて発生する「食べ物に対する記憶が消える」等の異変は知ることは出来、22話においてはブンドル団出現との因果関係にも気付いている描写がある。そのためか話数が後になるにつれて参戦率は高くなっていった。
戦闘力
- 空を飛べる
- 黒い光弾を発射できる
- モットウバウゾーとの格闘戦が可能な程度(プリキュアと同程度?)の肉体強化
- マントを翻すことで敵の攻撃を弾き返す
- ペッパーミルスピンキック:第22話で初披露。空中で回転し、脚にエネルギーを溜めながらキックを叩き込む技。
- 治癒能力:第38話で初披露。門平(シナモン)も使える。
…と、プリキュアではないながらもその能力は非常に多彩。
いずれもデリシャストーンの力によるものであり、光弾についてはローズマリーも使用していた。その気になればデリシャスフィールドの展開も可能かもしれない。
一方、ウバウゾーを浄化してレシピッピを救い出す能力はないらしく、戦闘の仕上げはプリキュアに任せている。また、38話にてプリキュア不在の中単独でウバウゾーと対峙してしまった際にはひたすら粘るしかない事態に陥り、プリキュア達が到着する頃にはボロボロになってしまっていた。
また、プレシャスと共にモットウバウゾーに潰されそうになり踏ん張っていた際には微動だにしなかったプレシャスに対して彼は力んでプルプルしており、少なくともパワーにおいてはプレシャスに劣るものと思われる。
【笑顔を守ると誓った少年の新たな決意】
第40話にて、日本に帰ってきた父・門平がローズマリーのスペシャルデリシャストーンを直すには自身が元々持っていたデリシャストーンが必要で、それを息子に預けていると話していた所に帰ってきたことで、ローズマリーにブラックペッパーが自分であることを知られることとなる。
無断でデリシャストーンを使っていたことを謝りつつ、これまでは門平の事がバレることを危惧して、ブラペの事を隠していたと話す拓海だったが、門平は今後はローズマリーに任せるように言う。
当然拓海は納得がいかなかったが、門平から「お前は正式なクックファイターじゃないし、特別な力を持ったプリキュアとも違う」と諭され、デリシャストーンを返すこととなる。
それからしばらくして、エナジー妖精たちと街を歩いていたローズマリーと会うと、「ブラペの事をゆい達に秘密にしてほしい」と相談するがその直後、セクレトルーの手でクリスマスケーキのレシピッピが誘拐され、それを食い止めようとしたエナジー妖精たちもセクレトルーのおっぱいにダイブして捕まってしまう。
ローズマリーはセクレトルーを追い、ゆいも合流。
セクレトルーはゴッソリウバウゾーを召喚し、デリシャスフィールドを展開しようとしたローズマリーの両腕を拘束。
ゆいもコメコメが捕らわれているが故に変身できず、まさに絶体絶命の状況。その時、木の陰から現れた拓海は…
あれを貸してくれ!
コメコメ達は俺が助ける!
拓海?
やっぱり…見てるだけなんて嫌だ!
デリシャストーンを受け取り、ゆいの目の前で遂にブラックペッパーへと変身すると、エナジー妖精たちとローズマリーを助けた。
そこへここね達も合流し、ゆい達はプリキュアに変身。
セクレトルーがリモコンで操作するゴッソリウバウゾーとの戦闘になるが、プレシャスは「拓海がブラペだった」という事実への困惑から戦いに集中できなかった。
しかし、ブラペがゴッソリウバウゾーの相手を引き受け、プレシャスにセクレトルーとの対話へと向かわせた。
だがセクレトルーはプレシャスの言葉を拒絶し、ゴッソリウバウゾーにさらなる攻撃をさせるが、ブラペがプレシャスたちを庇って倒れてしまう。しかし…
俺は、クックファイターでもプリキュアでもない…。
けど、気持ちは誰にも負けない!
とブラペが立ち上がり、プリキュア達と同時にキックを叩き込むことでゴッソリウバウゾーが張ったバリアを破壊することに成功した。
ゴッソリウバウゾーはライト・マイ・デリシャスで浄化され、セクレトルーは撤退。クリスマスケーキのレシピッピも解放した。
全てが終わり、プリキュア達の前で変身を解除した拓海。
驚きを隠せないスパイシー達(と、さらりと誤魔化すマリちゃん)だったが、プレシャスは涙を流しており、拓海はそれを見て「何で泣くんだよ!?」と困惑。
分かんない…。
ブラペが拓海だと思ったら、びっくりとびっくりで…。
うわぁぁぁぁ~ん…!
プレシャスは思わず号泣し、拓海は予想外の事態に作画崩壊を起こしつつ大慌てするのだった。そしてその近くでフィナーレは口を×にして拓海を睨んでいた。
おい泣くなって~…!?
うわぁぁぁぁ~ん…!
その後、和実家の縁側にて、拓海はおむすびをゆいに手渡し、ゆいはそれを食べて「デリシャスマイル~…」と笑顔を取り戻した。
同時に、自分がブラペだったことを黙っていたことを謝罪。ゆいも「拓海がブラペで、あたし嬉しいよ!」と受け入れてくれたのだった。
その夜、門平に改めてクックファイターを続けたい旨を話すと、門平はローズマリーから拓海は立派な仲間だと言われたこと、
そしてローズマリーが持っていたジンジャーの財布から、デリシャストーンが発見され、門平が持つことになったことを話され、正式にデリシャストーンを持つこととなった。
その代わりとして、デリシャストーンの事を教えてもらう為に門平やローズマリーと共にスペシャルデリシャストーンを直す旅に同行することになったのだった。
【ゴーダッツへの復讐心を乗り越えて…】
第41話にて、ローズマリーのスペシャルデリシャストーン修復のためにとある洞窟へと訪れた3人。
そしてそこで、スペシャルデリシャストーンには壊れるように細工が施してあったことを知る。
やがてその洞窟の奥で、門平が念を込めることでスペシャルデリシャストーンが修復。
同時に門平から、スペシャルデリシャストーンは本来二つとも自分が受け継ぐ予定だったことを聞かされた。
そして同話ラストにて、突如プリキュア達に牙をむいてきたフェンネル…否、ブンドル団の団長・ゴーダッツがゆい達にとどめを刺そうとしたところへ他の二人と共に颯爽と駆け付けた。
続く第42話では、ゴーダッツこそが父をクッキングダムから追放した張本人であることを知り、おむすびのレシピッピを捕らえたゴーダッツの後を追ってゲートの中へと突入。
プレシャスとローズマリーもその後を追った。
完全にゴーダッツへの復讐心に囚われ、ゴーダッツのいる最奥部へと突入。
ゴーダッツから「お前の望むものは何でも与えてやる、私の下に就け」「お前はデリシャストーンに選ばれた。その力、私の下で活かしてはどうだ?」と誘惑されても拒否するが…
愚かさは父親譲りだな。
私より遥かに劣りながら、私に勝てると勘違いしている。
お前の父親もそうだった。自分が一番だと驕り高ぶり…。
出鱈目を言うな!
父さんは、誰が一番なんて気にする人じゃない!
お前が…お前が父さんを語るな!!
互いに押し問答を繰り広げたその時、プレシャスとローズマリーが合流し、プレシャスが割って入る。
皆、誰かを傷付ける事じゃなく、守りたいから立ち向かうの…。
シナモンさんも、マリちゃんも、あたし達も…拓海だって!
そう説得されてもなおゴーダッツを倒そうとするが、プレシャスに静止される。
フェンネルさんだって、きっと自分が間違ってたって気付いてくれるはず!
だって、シナモンさんやマリちゃん達と、同じ釜のご飯を食べた仲間だもん!
プレシャス…。
拓海…。
そう強く説得されたことで、ようやくゴーダッツへの復讐心は収まった。
だが、ゴーダッツの容赦なき攻撃に倒れてしまい、コメコメが最後の力でテレポートを行ったことでどうにか撤退するのだった。
続く第43話では自宅で安静にしていたが、デリシャストーンが身代わりになってくれたおかげでダメージが最小限に抑えられており、町を一人彷徨っていたゆいの前に現れる。
ゆいは自分の所為で傷つけてしまったことを謝るが…
謝んなよ…。俺こそ、よねさんに謝らなきゃいけないのに…。
えっ?
拓海は自分の方こそよねに謝らなければならないことを申し訳なさそうに言った。
それと同時に、『味付けに迷ったら、大切な人の笑顔に答えはある』――かつてよねに料理を教わった時に言われた言葉を口にした。
お料理教わった時に言われたのずっと忘れてて…。
でも、あの時思い出したんだ。『これで本当に大切な笑顔を守れるのか』って。
そう思ったら、答えはすぐに見つかった。
笑顔でそう語る拓海を見て、「答えは、大切な人の笑顔にある」という事に気が付いたゆいは、皆を美味しい笑顔で満たしたいと、決意を新たにするのだった。
そこへミニスピリットルーたちが襲ってきたため、2人は大急ぎでなごみ亭へ避難し、そこでゆいが自分の名前の由来を知り、それにまつわる料理の名前…『おむすび』を口にしたことで招き猫…ほかほかハートの蓄積装置が光り出した。
やがて招き猫から溢れ出したほかほかハートでコメコメは復活し、ゆいは再びキュアプレシャスへと変身を遂げる。
お前ならできる!…信じてる!
ありがとう!
拓海は拳を突き出し、プレシャスもまた拳を突き出す。そして拓海は、プレシャスがブンドル団アジトへ向かうのを送るのだった。
やがて第44話にて、ほかほかハートの力でデリシャストーンが復活したことで再びブラックペッパーに変身、門平と共に傷ついたゆい達の元へ駆け付ける。
デリシャストーンの力でゆい達を治癒し、門平と共に最後の最後までプリキュア達をサポートし続けた。
そして最終回にて初めてクッキングダムを訪れ、そこでクッキング達からプリキュアと共に世界に料理を取り戻してくれたことを感謝され、さらに門平が正式にスペシャルデリシャストーンの一つを継承したのを見届けたほか、祝賀会にも参加した。
それから数か月後、和実家の縁側にて「いつか世界中の招き猫に会いに行ってみたい」という夢を語るゆいから一緒に行かないかと誘われる。
え? 2人で?
ここねちゃん達も誘って、みんなで行こうよ!
みんなでって…。分かってたよ。どうせ、そんな事だって…。
そこへ、ここね達がランチ会の買い出しに誘ってきたため、ゆいと共に行くことになるのだった。
なんだ品田、顔が赤いぞ?
うるせぇ!
彼もまた、これから先もゆい達と一緒に素敵な明日を紡いでいくことであろう――。
『映画プリキュアオールスターズF』では、歴代のプリキュア協力者たちやローズマリーと共にミラクルライトを振っていた。
【余談】
- 演じる内田雄馬氏はプリキュアシリーズ初出演である。
何の偶然か、同時期に放送されているプリキュアの大先輩の変身ヒロインのリメイク版でも同様のお助けキャラを演じている。 - プリキュアと全く異なる味方の変身キャラクターと言うのは、本シリーズでも殆ど前代未聞であり、しかもそれが男子であった為、多くの視聴者を驚かせた。
- ポジション的には、同じニチアサ作品で言う所の「擬似ライダー」「番外戦士」に近い。加えて、その装いからプリキュアの源流とも言える作品の登場人物を連想した視聴者も多く名前がちゃんと判明するまではそのままズバり「タキシード仮面(仮)」「タクミード仮面」みたいに呼ばれることもあった。また、カラーリングこそ真逆だが仮面をつけて帽子をかぶり露出度を抑えた怪盗風のコスチュームを身に着けていることから、父親と本作の敵組織であるブンドル団の間にどういう関連性があるのかも注目されていた。
- 実のところ、ブンドル団団員の方が先にデザインが決まっていたとキャラクターデザイン担当の油布京子氏が明かしている。手袋やマスクの形がブンドル団とほぼ同じなのは、クッキングダム由来ということでやや共通性を持たせているとのこと。
- キュアフレンズ枠としてブラックペッパーのぬいぐるみが一般販売される*3、プリキュアストアにて他のプリキュアメンバー達と並んでアクリルスタンドが販売されるなどプリキュアシリーズの人間(型)男性キャラとしては異例の商業展開が行われている。
- プリキュアシリーズで男性キャラクターの公式ぬいぐるみグッズが販売されるのは『ヒーリングっど・プリキュア』のダルイゼン以来となる(ダルイゼンのおしゃべりぬいぐるみはプレミアムバンダイによる通販限定販売)。
- プリキュアのぬいぐるみシリーズで「キュアフレンズ~」と付いていないキャラクターは同シリーズのジェントルーの「かいとうジェントルーぬいぐるみ」や『トロピカル~ジュ!プリキュア』のローラの「マーメイドローラぬいぐるみ」等が販売されている。
- 後に他のプリキュア達同様に変身前の姿のキュアフレンズも発売された。こちらについては彼自身も何故か「キュアフレンズ」名義となっている。
追記・修正は大切な人の笑顔を守るために仮面キャラになってからお願いします。
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*2 劇中では20年前から殆ど容姿は変わっていない。
*3 彼自身はプリキュアではないため、厳密にはキュアフレンズブランドには含まれず、商品名にも「キュアフレンズ~」とは付いていない。
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