登録日:2021/10/24 17:00:01
更新日:2024/04/11 Thu 22:47:51NEW!
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気候(英: climate)とは、その地域を特徴づける大気の状態のこと。
概要
地球上で、温度や降水量を決定づける要素。有名なのが「ケッペンの気候区分」である。気温によってはさまざまな地域の特色や国民性、降水量によって産業や人口の多少が異なる。
ケッペンの気候区分
ケッペンとは、ドイツの気候学者ウラジミール・ペーター・ケッペン(1846~1940)が、植生分布に注目して考案した気候区分である。主に5つの気候に大別され、その5つの気候内にもいろいろな気候区分を持つ。社会の教科書に書かれている気候もこれである。
5大気候
熱帯
共通条件:最寒月の平均気温が18℃以上かつ年平均降水量が乾燥限界以上
属する地域の特徴:基本的には農業や漁業に適しているため、それらが主要産業。
が、これに属する地域の国民はのんびりしていることが多く、また外で寝ても凍死しない、野外に食べ物がなっているという性質上、経済的に豊かな国が少ないという特徴を持つ。なお、沖縄は石垣島など一部を除き熱帯ではなく、俗に「亜熱帯」と言われる。
温帯
共通条件: 最寒月平均気温が-3℃以上18℃未満。
最暖月平均気温が10℃以上。
年平均降水量が乾燥限界以上。
属する地域の特徴:おそらく''最強の気候''。これに属する地域は古来から多くの文化が栄えた。雨も多く降るため上記の熱帯と合わせて人口が多い。
乾燥帯
最暖月の平均気温が10℃以上であること。年降水量が乾燥限界未満。
属する地域の特徴:一年を通してあまり雨が降らないため農業に適さず、基本的に人口が少ない。ほとんどの地域で砂漠や草原が広がっている。
冷帯(亜寒帯)
最寒月平均気温が-3℃未満。最暖月平均気温が10℃以上。
年平均降水量が乾燥限界以上。
属する地域の特徴:年間の温度差が大きく、人口は温帯に比べると少ない。樹木の生育及び夏季の農業が可能なため冬季の寒さ対策により十分住める。農業・林業・畜産業といった産業が多い。
寒帯
共通条件:最暖月平均気温が10℃未満。
属する地域の特徴: ツンドラ気候帯ではコケなどの植物が生育可能であるが、氷雪気候帯では植物の生育は基本的に不可能である。
いずれにせよ農業には適しておらず、トナカイの遊牧、狩猟・海洋漁業(カナダ原産のラブラドール・レトリバーはラブラドール半島北部で魚網の牽引や脱落魚の回収を業としていた)と鉱業のみに適する。そのため人口は5大気候の中で最も少ない。
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