登録日:2020/03/01 (日) 23:14:04
更新日:2024/05/16 Thu 12:48:36NEW!
所要時間:約 38 分で読めます
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星晶獣 イケメン 贖罪 鈴村健一 サンダルフォン サンディ サンちゃん グラブル グランブルーファンタジー コーヒー好き どうして空は蒼いのか 000(トリプルゼロ) the maydays 復讐の天司 約束の天司長 砂浜の天司長 天司 ツッコミ会議議長 サンダルクイナ 罪人→護り人 サンダル野郎 ひねだるふぉん 華奢な指だ……
ナンセンスだ
サンダルフォンとは、ソーシャルゲーム『グランブルーファンタジー』に登場するキャラクター。
3周年イベント『どうして空は蒼いのか』ではボス敵、続編の4周年イベント『失楽園 どうして空は蒼いのか Part.II』~5周年イベント『000 どうして空は蒼いのか Part.III』では実質的な主人公として活躍する、空蒼3部作における最重要キャラの一人。
担当声優は鈴村健一。
プロフィール
種族:星晶獣(天司)
年齢:不明
身長:174cm
趣味:珈琲の研究
好き:珈琲
苦手:非合理なこと
概要
頭髪はパーマヘアの黒髪。瞳の色は赤。
体つきはややほっそりとした体型で、ベリアルや黒衣の男に比べると華奢な印象。華奢な指だ……
服装は下半身にフィットする黒いズボンに、上半身は黒い軽装鎧。
一人称は「俺」。
サンダルフォンの種族は星晶獣であり、天司でもある。
星晶獣とは、星の民が空の世界の人間、動物、魔物などを改造した不死身の生物兵器で、グラブルにおける重要なキーワードの一つ。
天司とは、その星晶獣の中でも特別な、「原初の星晶獣」(原初獣とも呼ばれる)のうちの一部を指す。
2000年前、後述する理由によって原初獣とともに反乱を起こし、鎮圧されてパンデモニウムに封印されていた。
そしてザンクティンゼルにおける「大いなる咆哮」――ルリアがプロトバハムートを召喚したことを契機として解放され、四大天司を襲撃して「災厄」を引き起こした。
2000年前に星晶獣を発明したのは星の民の研究者ルシファー。
そのルシファーが自らの最高傑作と見なす天司長ルシフェルが、ルシファーの指示で作ったのがサンダルフォンだった。
しかし四大元素の天司たちなどと違い、サンダルフォンは何の役割も与えられていなかった。
ルシファーが彼を作らせた理由は創造主であるルシフェルも知らなかったが、その理由(本当の役割)がのちにサンダルフォンが反乱に加わる原因となる。
人柄
『空蒼1』で初登場した時には、喜々として破壊を振りまく邪悪な振る舞いを見せていた。
『失楽園 どうして空は蒼いのか Part.II』で再登場した時には、後悔と自責に苛まれる様子を見せたため、
『空蒼1』での振る舞いはあくまで絶望のために自暴自棄になり、破壊行動が発現したものと思われる。
とはいえ、彼が暴挙に及んだのは思い込んだら回りが見えなくなる性格も原因の一つであり、
『失楽園』ではルリアとビィから、『000』ではミカエルから、自分しか見ずに他人の気持ちや言葉が見えなくなる性格が問題だと手厳しく指摘されている。
『空蒼』三部作は、サンダルフォンという非常に未熟で迷い多く、時には逆上して罪を犯してしまうような青年が、
寛大な主人公達の赦しや激励や、かつて逆恨みしていたルシフェルの記憶、かつて暴力を働いた天司達の叱咤激励などによって成長していく物語だ。
また非常に珈琲好きという特徴もあり、初登場した時から最新話に至るまで、サンダルフォンと珈琲は切っても切り離せない関係。
これには彼と創造主ルシフェルとの馴れ初めも関連しており、イベントSSRのフェイトエピソードなどでも深く掘り下げられている。
彼の人間的成長にも関わりが深く、サンダルフォンの歩みは常に珈琲の香りと共にある。
読者諸兄もサンダルフォンの登場するエピソードでは、一杯の珈琲を手元に置いて読まれてみてはいかがだろうか。
本編での活躍(ネタバレ注意)
『どうして空は蒼いのか』での活躍
記念すべきサンダルフォンの初登場は『空蒼』のオープニング。
アウギュステ列島の区役所で、空の島々が墜落する『災厄』の対策を協議するシェロカルテと商会主たちの会議に押し入り、空の世界に審判を下すこと、シェロたちがそれを静観すれば新世界の民として生き残らせるつもりであることを告げる。
アウギュステ区長が真意を問い質すと、早々に会話を切り上げ、下位天司ヴァーチャーズをけしかける。まだノーとすら答えないうちに攻撃を始めたことから、最初からまともに交渉する気はなかったようだ。
この時、区役所の警備兵や商会主の護衛はサンダルフォンに撃退されたらしく、「ここにはもう誰もいない」と発言しているが、「殺害した」と明言はされていない。気絶させて外へ放り出した、と解釈できないこともない。
商会主の一人がヴァーチャーズを銃で倒し、シェロたちが脱出するのも拱手傍観していたところから、成り行きまかせのついでで訪れたに過ぎないともとれる。
その後、サンダルフォンはミカエルら四大天司を襲撃し、力の羽を奪取する。
それにより地水火風の四色の羽に自身の鷹の羽を加えた六枚羽となり、「自分の力は天司長に迫った」と豪語。
赤き竜ことビィの羽も奪い、自らが空の覇者になろうとするが、ルリアがビィをかばったことで彼女のみルーマシー島の星の民の研究所跡へ連れ去る。
この時、ルリアが気絶していた時にサンダルフォンの記憶を垣間見たことで、彼の反乱の動機が判明する。
「概要」で述べた通り、サンダルフォンは研究所で飼い殺しの身分だった。
しかし創造主であるルシフェルのことは心から慕っており、彼の役に立つことを常に夢見ていた。
ある時ルシフェルはルシファーに、なぜ自分にサンダルフォンを作らせたのか尋ねる。
そしてルシファーの答えは、
「ルシフェルが行動不能になった時のスペアで、回復するまでの繋ぎだ。しかしルシフェルは完璧な存在だからスペアなど必要ないことがわかった。サンダルフォンは適当な時期に廃棄する。なんならルシフェルのペットとして飼っても構わない」
というものだった。
ルシフェルは思いもよらないルシファーの回答に息をつまらせる。
この会話を偶然、通りかかったサンダルフォンが耳にしてしまう。自身の存在意義を全否定されたサンダルフォンの絶望し、廃棄すると言い放ったルシファーではなく、ルシフェルへの愛がそのまま憎悪へと反転して、他の原初獣が起こした叛乱に参加するも失敗し、パンデモニウムに封印されることになる。
サンダルフォンがルシファーの言葉にこれほど深く絶望した理由には、彼が星晶獣だということがある。
普通の人間や動物や魔物は、生きる目的を一々必要としない。
誰からも必要とされていなくても、勝手に食事をとり、繁殖して死んでいく存在だ。
しかし星の民によって生み出された人造生命体である星晶獣は、それぞれ固有の存在意義を与えられることが常識とされてきた。
彼が憎悪にかられて暴走したのは、言ってみれば自分の存在理由を自分で確保しようするという自己防衛本能の発露、また、役割を持つ星晶獣への激しい嫉妬心からくる物だとも言えるかもしれない。
もちろんだからといって、彼の起こした、復興が必要なレベルの災厄に巻き込まれた人々の痛みが薄れる理由にはならないのだが……。
彼の記憶を見たルリアは「サンダルフォンも星の民の研究者のせいで思いを踏みにじられた犠牲者なのかも知れない」と弁護したが、
その全ての始まりにして諸悪の根源たるルシファーとの対決は、『000』において実現することとなる。
『空蒼1』の作中では自身の目的について、「空の世界を終わらせ、天の世界を作る」と口にしていた。
またウリエルは、「原初獣の叛乱の続きを行い、自分に都合のいい世界を作る気だろう」と推測していた。
しかしこの「天の世界」なる用語は、『空蒼1』以降はまったく出てこないし、サンダルフォン自身もそれ以外の人物も言及しない。
おそらくは深い意味があるわけではなく、単に「ルシフェルの守る世界を壊し、何か新しい世界を作る」というだけで、特に明確なビジョンはなかったのだろう。
(実際ガブリエルも、「天の世界の創造は本当の目的ではなく、自己の存在証明が目的なのでは」と推測している)
仮にサンダルフォンが反乱を成功させ、ルシフェルをはじめとする天司を皆殺しにして世界を支配したとしても
(その場合ルシファーや黒衣の男、それにエルステ帝国や七曜の騎士その他の諸勢力といった要素をまるっと無視しての思考実験になるが)
ルシフェルへの憎悪以外、何ら目的を持たないサンダルフォンは、荒れ果てた世界を前に茫然とするのが関の山だったのではないか。
その意味では、主人公たちによって反乱が阻止されたことは、被害者である空の民以上にサンダルフォン自身にとっても救いだったとも言えるかもしれない。
主人公一行と四大天司に敗北したサンダルフォンは負けを認め、主人公に「最後に握手させてほしい」と頼む。
華奢な指だ。
君自身に自覚はないだろうが、世界は君を中心として動いている。
進化を加速する『特異点』として。
主に天司たちによる主人公の形容詞であり、『空蒼』三部作におけるキーワードの一つである「特異点」が最初に語られたのはこの場面。
ついでに「華奢な指だ」というセリフは、その直後の行いとも相まって、後に主に主人公によって延々とネタにされることになり、サンダルフォン自身の代名詞にもなる。
主人公と握手したサンダルフォンは、だまし討ちで主人公を空に浮かぶ島の外へ投げ飛ばす暴挙に出る。
この時サンダルフォンが言った、「俺を必要としない空の世界など、無茶苦茶になってしまえばいい」という言葉こそが、
これに対するガブリエルの「幼稚ね……貴方の思考には反吐が出る」という軽蔑の言葉とともに『空蒼1』におけるサンダルフォンのすべてを表していると言える。
下衆、外道と言えば言えるが、実際にはその段階にすら至っていない自棄になって泣き喚いている子供という姿こそが、初期のサンダルフォンの真相なのだろう。
主人公は天司でも追いつけない自由落下の速度で空の底へ落ちるが、
仲間たちの声援に支えられたルリアとビィが再び発動させた「大いなる咆哮」により救出。
その直後、大いなる咆哮が発動したのにパンデモニウムが開かないことに狼狽し喚き騒ぐサンダルフォンの前に、ルシフェルが姿を現す。
パンデモニウムが開かないのは、事態を憶測したルシフェルが封じていたからだった。
想定通りにならなかったサンダルフォンは血を吐くように叫ぶ。
そうだよ、アンタは! いつだって冷静に物事を篩で選別する! 無価値な者の苦悩なんかわかってない!
誰でもいい。たったひとりでいい…… 誰かに「お前が必要だ」と…… 誰かに「ここにいてほしい」と……
だったら憎まれてでも俺は……!
世界の全てから無視され、見捨てられるぐらいなら、たとえ唾棄され石を投げられてでも振り向いてもらいたい。
そんなサンダルフォンの心情を知ったルシフェルは、静かに己の本心を吐露する。
研究所に寄る時はいつも、私の精神は安らいでいた。
役割がなければ上下関係もない……君の無垢な言葉が安寧だったのだ。
すまなかった。私は君の劣等感に甘んじていた。
本当はルシフェルはサンダルフォンのことを大切に思い、必要としていた。
しかし、言葉にされなかった思いは、ついに泣いている子供に伝わらないまま終わってしまった。
罪人にすらなれないと知って、さらなる惨めさに打ちひしがれるサンダルフォン。
やめろッ…! そんな三文芝居が通用すると思うな!
俺を憎め、滅ぼせ、罰しろ! アンタに許されたら俺の二千年間は……
置き去りにされるぐらいなら処刑しろと訴えるサンダルフォンを、ルシフェルは自分の星晶獣のコアに取り込む。「私も同罪だ。共に罰を受けよう」という言葉とともに。
こうして私怨から暴走して空の島々を落とした罪人たるサンダルフォンは、誰よりも愛し憎んだルシフェルによって「無期懲役」の刑罰を与えられ、これによって『どうして空は蒼いのか』第1部は幕を下ろすのだった。
『失楽園』
サンダルフォンによる災厄からの復興が終わった町では、復興記念祭に湧いていた。
主人公、ルリア、ビィの3人は、新たなる異変の解決のために向かった禁断の宙域カナンの神殿にあるルシフェルの作った繭の中で、サンダルフォンと再会する。
ルシフェルのコアに取り込まれ、時間の経過しない精神世界のような空間でサンダルフォンは、ただひたすら珈琲の木を育て、実がなったら珈琲にして飲むという暮らしを続けていた。(復興の期間なので、数ヶ月から数年の期間である。)
かつてあれほど敵視した主人公たち3人に、サンダルフォンは至って殊勝な態度で「君達にもすまない事をした。どんな罰でも受け容れるさ」と謝罪する。
しかし彼の言葉は、「天司長の意図は俺ごときが推測しても無意味だ」「解決できない苦悩を忘れて、静かに暮らす事の何が悪い?」という、すっかり投げやりな――悪く言えば不貞腐れた子供のようなものだった。
これにビィは、「お、おぅ……でもよぅ、すまないで済む話じゃねーんじゃねぇか?」と呆れ、ルリアは、「どうしてウソなんか吐いてるんですか? あなたは本当の意味で反省してません!」と手厳しい非難を浴びせる。
かつて帝国に囚われ実験動物扱いされ、その後も主人公やカタリナの役に立ちたいと思いながら何もできない無力感を噛み締めてきたルリアにとって、サンダルフォンの境遇や気持ちは他人事とは思えないのだった。
動揺し、反発するサンダルフォンに、ルリアは真っ直ぐな気持ちをぶつける。
あなたは必要とされたいのに……ルシフェルさんの役に立ちたいのに……
ただ全てを諦めて、悩み事を放り投げて、ここに閉じこもって……
それでいいんですか!?
あなたが変わらなければ、災厄は終わらないんです!
やめろぉぉ――!!
二人の絶叫と感情のぶつかり合いに呼応するかのように閉鎖空間が弾け、4人は繭の外へ放り出される。
3人が気絶し、1人だけ意識を取り戻したサンダルフォンは、ルシフェルの微弱な力を感じ取る。そして愚痴を吐き、ルシフェルを罵りながら、よろめき転んで泥まみれになりながら、か細い波動を頼りに神殿をさまよう。
そして、神殿の中心部で彼が見たのは――
黒衣の男に再生不能の傷を負わされ、首だけになって五感も失ったルシフェルの無残な姿だった。
狼狽し、首を抱き締めるサンダルフォンに、ルシフェルは残った力を振り絞り、言葉を発する。
天司長の座と力をサンダルフォンに継承する。そしてルシファーの遺産を破壊して欲しい――と。
今際の際にまで使命のことだけを口にするサンダルフォンは、とうとう激情を叩きつける。
世界、世界、世界……! そんな事はどうでもいい!
どうして最期まで……世界の事より自分の事は厭わないのか!
アンタ自身の言葉はないのか!? なあ!!
血を吐くような叫び。
自身の存在意義に悩み、絶望して荒れ狂っていたサンダルフォンの心の底の言葉は、愛する父の本心を聞きたいということだけだった。(『空蒼1』でルシフェルは本心を言っていたが、サンダルフォンは捻くれ、聞く耳を持っていなかった。)
――そして、ルシフェルの首は最後の言葉を発する。
どうして空は蒼いのか……
人は幾千年も問い続けた……原理を教えても問い続ける……
私は……思った……「問い」は「願い」なのだと……
なぜ、どうして、どうすれば……願い続ける事が、進化の道筋なのだ……
私の問い……は……もう一度あの中庭で……君と珈琲を……
本当のルシフェルの最期の言葉。
(この「どうして」は、2000年前に急に心を閉ざしたサンダルフォンへの長きに渡る問いとも考えられる。)
それは愛する息子と、もう一度穏やかに珈琲を飲みたい――たったそれだけの、ささやかな願いだった。
「ルシフェルの本心が知りたい」という願いを叶えたサンダルフォンはしかし、さらに深く動揺する。
嘘だ……嘘でしょう……?
だって貴方は完璧で、皆を導いて皆に愛されて……その貴方がどうして……!?
しかし、もはや言葉は返って来ない。
ただ、ルシフェルの背を飾っていた純白の六枚羽が、天司長の力とともにサンダルフォンに宿った。
あれほど焦がれた「ルシフェルに等しい力」を手にしながら――しかしサンダルフォンの顔に笑顔はなかった。
うつむいた顔に宿るのは、親を見失った子供のような、後悔と不安の表情だった。
俺の背に……貴方の羽は白すぎる……
ルシフェル……様――
ルシファーは、サンダルフォンの製造目的を「ルシフェルが行動不能になった時のスペアだ」と言った。
そのルシフェルが黒衣の男に殺されてしまったことで、皮肉にもサンダルフォンは、本来の製造目的通りの機能を達成してしまったのだった。
ルシフェルの愛を信じられずに災厄を起こし、その愛を知った時にルシフェルを失ってしまった。
同時にそれは、若き天司長の戦いと使命の日々の始まりでもあった。
その後サンダルフォンは崩壊するカナンの神殿から主人公たちとともに脱出し、ルシフェルの死によって解放されたルシファーの遺産――合成星晶獣アバターを主人公たちと共に撃破した。
『000』のプランには及ばないもののアバターを放置すれば空の世界は破壊される。そのアバターの撃破には、特異点と呼ばれる主人公達の協力が不可欠だった。
これ以後サンダルフォンは、すぐには素直になれないながらも、ルシフェルの遺志を継ぐため主人公たちの旅の仲間としてグランサイファーに同行する。
『000』での活躍
『000』の物語は、天司長となったサンダルフォンがかつてのルシフェルの記憶を目にするところから始まる。
この時点で、完璧を求められ悩むルシフェルの心境を見て、自分だけが悩んでいた訳ではないと知る。
覚醒後は、双子天司のハールートとマールートから「でもちょっとくすぐったいわよね、あの中庭のサンちゃんに敬語なんて」と言われていたように、
かつてサンダルフォンが絶望する以前も他の天司たちとの関わりが明かされている。
堕天司軍との戦いでは、ルリアたちのお茶の誘いを断ろうとしたり、かつて足蹴にしたミカエルとの共闘を硬い表情で行ったり、会議の席で連合と協力せず「自分一人で行く」と言い張ったりと、ぎこちなさが目立っていた。
一方で、生真面目なミカエルはともかく、かつて「貴方には反吐が出る」とまで彼を軽蔑したガブリエルは親しげに「サンちゃん」と呼んでいるなど、寛大な心で対応している。
そんなサンダルフォンと『000』の作中で最も対話したのは、『空蒼1』でサンダルフォンが暴力を振るった事から最も険悪な関係であったミカエルだった。
貴様はあまりにまわりが見えておらぬ。贖罪、復讐、約束……
貴様の瞳に映っているのは常に己自身。その心には人々も世界も映っておらぬ。
ルシフェル様の心には、いつも何が映っていた?
天司長の座とカを引き継いだ貴様に、その心も教えるのが副官の責務でな。
そう指摘するミカエル自身も、かつてベリアルの挑発に乗って逆上し、彼を取り逃がしたことを悔いるなど、決して自分を完璧な人間だとは思っていなかった。
彼女のサンダルフォンへの忠告は上からの説教ではなく、ともに手を携えて歩もうという申し出だったのだ。
そして戦いの終盤、ついに仇敵ルシファーと対峙するも、彼はサンダルフォンには目もくれず後をベリアルに任せて飛び去る。
そしてサリエルからアバターの因子を奪い、八枚羽となったベリアルは天司長の六枚羽を持つサンダルフォンすら圧倒する。
助太刀に来たミカエルでもベリアルには歯が立たず打ち倒される。そんな中サンダルフォンは、自分の無力のせいでミカエルが負傷したと自責し、かつて自分が足蹴にしていたミカエルを必死で手当てしようとする。
それに対してミカエルは、「自分たち四大天司の力を取り込め」と申し出る。
サンダルフォン。力不足は当然だ。あの御方の代替など誰にも務まらぬ。
だが貴様の代替もまた誰にも果たせぬ。貴様は貴様自身の願った未来を進め。
俺自身の願い……
そしてサンダルフォンは、かつて自分が私怨のため強奪した四色の羽を、信頼の証として託されて再び背負う。
そして天司長の力+四大天司の力を制御するという難題をクリアし、八枚羽のベリアルと互角に渡り合うが、ベリアルの狡知は再びサンダルフォンの心を傷つける。
彼はルシフェルが、眠り続けるサンダルフォンをかばったため黒衣の男に反撃できなかったこと、そもそもルシフェルに隙ができたのはサンダルフォンの災厄の後始末のためだと明かす。
「堕天司に復讐? 彼が死んだのはキミのせいなのに?」という言葉の刃に真っ向から突き刺され、戦場で茫然とサンダルフォンは立ち尽くす。
(実際に繭に話かけていた時に襲撃され、サンダルフォンが目覚めた時にだいぶ離れた場所にルシフェルの遺体があった事から、ベリアルの言葉は真実とうかがえる。)
サンダルフォンを、立ち直らせたのは主人公の激励だった。
かつて和解したフリをして空の底に突き落とした主人公からの励ましに奮起したサンダルフォンは再び立ち上がり、集結したカタリナたちグランサイファーの仲間と共にベリアルを撃破する。
そして一行と共にルシファーを追って神の塔エテメンアンキへ向かい、最深部でルシファーと対峙。
一時は優勢に戦いを進めるが、ルシファーが取り込んだルシオの力で黒き十二枚羽を発現させると形成は逆転。
サンダルフォンも叩きのめされ、カタリナたち他の仲間も次々と倒されてしまう。
絶体絶命の状況で、サンダルフォンは自分が捨て身でルシファーを阻み、その間に一行は連合のもとへ戻って対策を練ることを提案。
横で聞いていたルシファーは冷ややかに、「天司が全員自爆すれば境界の崩壊は止められるかも知れん。誰も俺には勝てなくなるがな」と評する。
その案をルリアとビィは言下に拒否。なおもルシファーに抵抗しようとすると、ルシファーはサンダルフォンにとどめを刺そうと迫ってくる。
そこへ、ビィが割って入る。
ばっきゃろー! 何が不用品だ! オイラお前を許さねえ!
矛盾の何が悪いんだよ!
確かに災厄の悪者だけど!簡単に許せる訳ねえけど!ひねだるふぉんで面倒だけど!
いつだって悩んでがんばってんだ! 最近は空のためにがんばってんだ!
誰がなんと言おうと…オイラ達は応援するって決めたんだ!
理屈も勝算も何もない、ただ子供のような感情だけで最強の敵に突進するビィ。
たやすく突き飛ばされ、斬られようとしたビィをかばって、主人公も最後の抵抗を試みる。
誰もがサンダルフォンを守ろうと必死に戦う中、サンダルフォンはついに悟った。
自分の本当の気持ちを。
また見えてなかった……ずっと見えてなかったんだ……いつも自分ばかりで皆の心を。
ルリア……俺は君等を守りたい。この空を守りたいんだ。
約束でも贖罪でも……天司長だからでもない……
俺の……自分自身の“願い”だ――
そしてサンダルフォンの決意に応えて『空蒼1』のラストでルリアがルシフェルから託された白い羽の力が発動し、天司長の六枚羽と四大天司とサンダルフォン自身の羽の十二枚羽――天司長と四大天司の力の同時発現が実現した。
これについてサンダルフォンは、エテメンアンキの空間とルリアの召喚能力が相互作用した結果、ルシフェルの力の召喚が可能となったのだと推測している。
(この時、中庭の幻影が見えるが、後述の中庭と関係する可能性がある。)
十二枚羽同士の激突の末、サンダルフォン、主人公、ルリアの3人でルシファーを撃破。
次元の狭間に呑まれるエテメンアンキからの脱出と引き換えにルシファーをベリアルに引き渡し、一行はグランサイファーに戻ろうとする。
しかしその瞬間、次元の狭間が活性化し、ルリアが空に吸い込まれそうになる。
サンダルフォンは狭間に呑まれるルリアめがけて羽を羽ばたかせ、ルリアを主人公の手にゆだねると自らは空の裂け目に呑まれる。
次の瞬間、彼が見たのは懐かしい研究所の中庭と、暖かいコーヒーを淹れて迎えるルシフェルの姿。
ルシフェルはその空間を「魂の出発点であり終着点。自我ある者の心が安らう場所だ。君の心は今、身体の所在とは別にここに迷い込んでいる状態と言える」と語る。
サンダルフォンはルシフェルに、世界の危機を回避し、使命を全うしたことを伝え、自分が罪を犯したうえルシフェルのことばかり責めていたことを詫びる。
ルシフェルはその言葉を受け入れ、「世界中の人々が許さずとも、君は永遠に私の安寧だ」と告げる。
こうして、不幸なすれ違いを続けていた父と子はついに完全に和解を果たした。
再び安らかな珈琲タイムを共にしようとする二人に、ビィとルリアの「目を覚ませ」という呼び声が響く。
新しい仲間たちのもとへと戻る決意をルシフェルに告げるサンダルフォン。
本当は約束を……伝言を叶えた後は、どうするか決めてはいなかったんです。
もっと本音を言えば、貴方の下に逝きたいと……
でも今は空の世界で、仲間と共に生きたいと……
そう思っています。
そして、かつてルシフェルが自分に言っていた言葉を、今度はサンダルフォンの方がルシフェルに言う。
サンダルフォン「では……いってきます。」
ルシフェル「うん。いってらっしゃい。」
かつて天司長として仕事に出る父の背中を見守っていた息子は、今度は自らが父に背中を見守られて旅立つのだった。
晴れやかに「いってきます」を告げるサンダルフォンの顔は、何のわだかまりもない、明るい笑みに溢れ、彼の去った後のルシフェルには寂しげな表情が表れていた。
いってらっしゃい……かつて君が毎日のように言った言葉だ。
あの中庭で君が何を考えていたのか……今の私にはわかる気がするよ。
また会おう、サンダルフォン――
意識を取り戻したサンダルフォンは、自分が主人公に手をつかまれていることに気付く。
主人公、ルリア、ビィの3人は、小型艇ナイトサイファーで宙に投げ出されたサンダルフォンを捉まえたのだった。
「どうして自分を助けたのか」と問うサンダルフォンに対する答えは、「一緒に帰ろう」「珈琲が飲みたい」の他に「華奢な指だ……」も混ざっていて、こちらを選ぶと仕返しをされるかと思って慌てるサンダルフォンを見ることができる。
その後、後日談で天司たちのそれぞれの進路が語られ、サンダルフォンはグランサイファーに同乗して喫茶店の予行演習として船内で店を出すことになっていた。
そして『空蒼1』でルリアが始めた「wow wow wow wow♪」の歌で応援されると――
ははは! 意味はわからんが心を揺さぶる歌だな。
待て。完全には認めてないぞ。まだ向上の余地がある。
例えば応援歌と言っても、元気溌剌とは違った表現もあるだろう? ようするに歌唱法を……
wow wow wow wow♪ wow wow wow♪ wow wow wow wow♪
yeah yeah yeah――♪ ……どうだろうか?
と、自らルリアの歌をアレンジして見せる。
その歌声は、サンダルフォンがもはや完全にわだかまりや悔いから解放されたことを示していると言えるだろう。
歌を褒めるルリアとビィに照れ臭げに笑うと、サンダルフォンは再び旅を共にすることを宣言する。
こうして、かつて世界を壊そうとした少年は、全ての元凶への復讐を通じて己を取り戻し、そして特異点である主人公達の力を借りて、かつてルシフェルが守っていた空の世界を脅威から守り抜いたのだった。
『THE MAYDAYS』での活躍
「この世界は狂っている……!」
「敵も味方も意味がわからん……」
海の島アウギュステ列島を舞台とした、『000』の後のストーリー。
グランサイファーの一員として旅を続けるサンダルフォンは、喫茶店修行の一環としてシェロカルテの紹介で屋台を手伝う。
水着姿でパリピを謳歌する主と同じ顔の不敬な男にアイン・ソフ・オウルをぶっ放しそうになったり、
人食いザメと戦ったりと、何かとアツい夏を過ごす。
基本ギャグテイスト強めのイベントで(グラブルではわりとよくあることだが)、イベントキャラはもとより他の登場人物もはっちゃけ気味のため、
根が真面目なサンダルフォンは振り回されがち。冒頭の台詞は、そんな彼の心の叫びである。
ある意味、『ぐらぶるっ!』におけるツッコミ会議議長が本編に反映されたとも言えなくもない。彼は彼でサメを殴ったりしてるが。
ルシオ「そこは排泄欲を促す器官なのです――」
ルシオ「そこを殴っては誰も望まぬ事態に――」
サンダルフォン「知るかッ!」
……基本カオス満載のギャグシナリオではあるものの、かつてのライバルや仲間たちと協力して強敵に挑む熱い展開があったり、
星晶獣たちの現在と未来について今後の伏線も含めて掘り下げられたりと、非常に充実したイベントでもある。
特にサンダルフォンがかつて危害を加えた相手であるアウギュステ区長が、サンダルフォンとお互い本音で向かい合う場面は必見。
そのはっちゃけぶりも含めて、成長し、ふっきれたサンダルフォンの現在を示す名イベントと言えよう。
区長の立場で君を立てる訳にはいかん。罪と功績は単純な引き算ではないのだ。
だが私個人としては……この騒動の解決には感謝させて貰うよ。
ありがとう。
考察
ルシフェル、ミカエルといったキャラの名前、『失楽園』などのタイトルを見るとわかるが、『空蒼』三部作はキリスト教的なモチーフを多く含んでいる。
本編の内容もルシファーによる神への反逆、人類の進化と自立など、同様のモチーフが多く感じられる。
その中でもサンダルフォンに関するエピソードからは、聖書の有名な挿話の一つである「放蕩息子のたとえ話」を連想することができる。
詳細はWikipediaなどに譲るが、要約すると「放蕩息子のたとえ話」とは、親が健在なうちに財産を要求した放蕩息子を人類、その父親を主なる神にたとえる、神の愛のあわれみ深さを示す物語だ。
父の財産を分けてもらった息子はたちまちそれを食いつぶし、豚の飼育係にまで身分を落とす。
そして自分の行いを悔い、父に謝ろうと思って帰郷すると、父は息子が謝るより先に抱きしめ、美衣美食を与えて歓迎する。
星晶獣の頂点に立ち世界の管理者という役目を与えられたルシフェルと、彼によって作られ、
一時は反発して暴走するも後にルシフェルの愛を知って悔悟したサンダルフォンとの関係にも、このたとえ話は当てはまるように思える。
最初、サンダルフォンは父親に見捨てられたと思って世を拗ねるあまり世界に危害を加え、女性に暴力を振るうような愚かな少年だった。
その彼が、父の愛を知り、自身の未熟さを自覚して自らの行いを悔い改め、責任感と落ち着きを備えた、父の後継ぎに相応しい青年へと成長していく。
『空蒼1』での彼の振る舞いは見ようによってはヘイトを後まで残しかねない乱暴なものだったが、三部作全体を読み返せば、それが物語の展開のうえで不可欠な要素だとわかるだろう。
一人のキャラをこれほど丁寧に掘り下げ、時間をかけて歩みを描く例は、『グラブル』全体でもそう多くはないと思われる。
その甲斐あって、5周年記念スキンではシルヴァと並んでサンダルフォンが選ばれるほどに人気を集めるに至った。
現在でもサンダルフォンに反感を持つ人、複雑な思いを抱く人もいるかと思われるが、そうした負の面も包括してこそサンダルフォンというキャラの歴史があるのではないだろうか。
『000』はまだ復刻されていないが、『空蒼1』、『失楽園』、『000』シリーズ全てサイドストーリーに入っていて、解放条件を満たせばいつでもプレイできる。
メインクエスト54章までクリアした人は、一読してみてはいかがだろう。
出典
「サンダルフォン」という名前は、ユダヤ教の大天使の一人に見ることができる。
Wikipediaを見ると、以下のような記述がある。
名前は「兄弟」を意味し、天国の歌を司るのが職務とされる他、ミカエルと共にサタンと戦う役割を持つともいわれる。
罪を犯した天使たちを永遠に閉じ込めておく幽閉所の支配者でもあるという。
その他の詳細は省くが、上述の記述を見るとグラブルにおける描写とも共通する要素が散見され、なかなか興味深い。
性能
イベントSSRバージョン
二つ名:復讐の天司
レアリティ:SSR
属性:光
種族:星晶獣
加入:『失楽園』6話クリア
『失楽園』で、コラボ以外のイベント配布キャラでは初のSSRキャラとして参加する。
『000』9話をクリアして手に入る「白い羽」を使うことで最終上限解放も可能。
いずれもサイドストーリーに入っているため、解放条件を満たせば必ず入手・最終上限解放もできる。
メインクエストで攻略が手間どるボスは62章のアーカーシャぐらいから。
それまでは、読み進める時間こそかかるものの、基本的にゲーム開始してすぐにスムーズにサンダルフォンを入手可能。
配布キャラとしては非常に高性能であり、入手する価値はあるはず。
最終解放は2021年4月までに至るまでトレジャー交換で「白い羽根」*1を得なければならなかったが、Lv80までの段階でも十分実用的と言えるだろう。
現在はメインクエストのスキップ、3部作がサイドストーリー化したので開始直後に入手可能。
ただし、他のサイドストーリーと比べて難易度が難しい点に注意。
(サイドストーリー自体が難易度は低い事から少し遊ぶだけでも十分にクリアは可能。)
2023年5月のバランス調整に伴い、攻撃面と耐久面が大きく伸びた。
簡潔に説明すると、以下の強化と調整を施された
- パラダイス・ロスト後に1アビの効果に自分にバリア(1500)を追加
- 3アビの効果に自分へ「贖罪の光」の強化効果を得る
- 敵の特殊攻撃後に2アビを即時使用可能
詳細は後述するが、当時の調整前では耐久性が高い事以外はパワー不足の為に最新ガチャキャラに劣る性能であった。
しかし、これらの調整を施された事から一気に大躍進し、最新ガチャキャラに引けを取らない性能と変化した。
アビリティ
アローン・イン・ヘヴン
自分の連続攻撃確率と防御力をUPし、カウンター効果も付加する自己強化アビリティ。
Lv100になると敵対心UPがつき、カウンターを使いやすくなる。
更に後述の奥義「パラダイス・ロスト」使用後は自分にバリア効果を追加し、耐久面も上がる。
エクリプティカ
敵に7倍光属性ダメージ/自分のHP回復(上限800)。
高いダメージを与え、わずかながら自己回復もする使いやすいアビリティ。
奥義「パラダイス・ロスト」使用後は2回発動する事から強力なダメージを更に与える。
パワー・オブ・ワン
味方全体のクリティカル率と与ダメージを上昇させる。
バランス調整に伴い、自分に「贖罪の光」の効果も付与されるようになった。
3ターン持続の強化効果でターン終了後に以下の効果が発動する。
- 敵へ約8.1万の上限ダメージのアビリティ攻撃を6回
- 敵の強化効果を1つ無効化する
既存効果の与ダメージ+1万と環境変化で与ダメージUPの武器が実装された事から強力なダメージを与える事ができる。
奥義
アイン・ソフ・オウル
審判の鐘を響かせよう!
光属性ダメージ(特大)に加え、敵に審判の鐘効果を付与し自身の奥義のダメージとダメージ上限を強化する。審判の鐘効果は2回まで上乗せ可能。
全ての災厄に、終止符を!
最終上限開放後は演出が変化し、次の奥義が変化する白き羽効果が付与される。
パラダイスロスト
願いを、約束を、俺は守る……!
ルシフェルの幻影を背に放つ白き羽付与時の奥義。
元の効果に加え、光属性バフと光属性追撃効果と前述のエクリプティカの効果が1度に2回発動する楽園追放効果が付与され、大幅に攻撃性能が強化される。
サポートアビリティ
抗命
一定確率でターン開始時に自分の弱体効果を1つ解除する。
Lv95になると必ず1つ解除されるようになる強力なサポアビ。さらに活性効果もつく。
約束を守るために
一度だけ戦闘不能にならずにHP1で耐える。多段攻撃などには効果がないが、
プロトバハムートの大いなる破局のような一撃死級ダメージにはうってつけの効果。
バランス調整で敵の特殊攻撃発動後はエクリプティカを即使用可能の効果を得た。
強力な攻撃と回復をすぐに行える事から攻撃と耐久面がそれぞれ大きく伸びるようになった。
水着SSRバージョン
二つ名:砂浜の天司長
レアリティ:SSR
属性:水
種族:星晶獣
加入:レジェンドガチャ(期間限定) アイン・ソフを入手
期間限定の水着バージョン。
サプチケでも入手不能で、リミテッドキャラや十二神将などに次いで入手困難なバージョンだが、それに見合った強力な能力を持っている。
アビリティ
ランド・オブ・ザ・フリー
ランダムな標的に6回単体ダメージ+自分にコーヒーブレイク効果を5付与する。
ワン・トゥー・フリーフォール
敵全体に水属性ダメージ+累積攻防DOWN。
累積攻防DOWNは通常の攻防DOWNとは別枠となり、四大天司など攻防DOWNの効かない相手にも通じるので便利。
コーヒーブレイク効果がついていれば1ポイント消費して2回発動し、一気に攻防を大幅に下げられる。
ランニングライツ
自分の連続攻撃確率、通常攻撃のダメージ、水属性攻撃力を上げる。
コーヒーブレイク効果があれば1消費して味方全体を強化できる。
サポートアビリティ
想い出の味わい
弱体効果「睡眠」無効。さらに3ターン毎に自分のHPを回復し、コーヒーブレイクを1付与する。
天司長のバカンス
通常攻撃時にコーヒーブレイクを1消費して水属性追撃ダメージを追加する。
召喚石
『失楽園』ではサンダルフォンは召喚石としても配布される。
3凸すれば光属性の攻撃力70%UPと、配布石としては最上級の性能。
光属性のガチャ石がないうちはメイン石に使えるし、HPを上げたい時にはサブ石としても役立つ。
召喚効果
敵に光属性ダメージ(特大)
3ターンの間、味方全体の攻撃力UP
味方全体のHP回復(最大1000)
加護効果
メイン加護:光属性攻撃力50%UP(最大解放時70%)
サブ加護:光属性キャラのHP5%UP(最大解放時10%)
スキン
『プリマーチフォーマル』
5th Anniversaryスキンセット(プリマーチフォーマル)購入で入手可能(3000円)。
フォーマルな白のジャケットにカジュアルなストールを合わせた優雅な夜会服。
約束の天司長
キャラクターソング第16弾「Ain Soph Aur」特典。(1500円)
白い六枚羽を背負った天司長バージョン。
立派になったサンダルフォンの姿でプレイしたければこちら。
至高の一杯
タワレココラボカフェおよびシナリオイベント『THE MAYDAYS』で登場したカフェスタイルスキン。
「プリマーチフォーマル」と同様スキンセットにて購入可能(3000円)
焦げ茶とグレーのボーダー柄のスクエアネックトップスに黒いパンツと靴。
エプロンは赤い紐がポイントの青いデニム風。手にはコーヒーカップ一式とコーヒーピッチャーを持っている。
バトル
「愚かだ…始末の悪い人間どもめ!」
2017年3月に開催された『空蒼1』で初対決し、現在ではサイドストーリーでサンダルフォンと戦える。
イベント時のHPは約900万、サイドストーリーでは約300万。
ランダム単体3回攻撃の「エクリプティカ」、3ターンの間攻撃力ダウン+アビリティ封印の弱体効果付きの全体攻撃「ロウ・プリズン」などを使ってくる。
HPが50%を切った時に使ってくる「アイン・ソフ・オウル」は最大HPの40%を必ず削る全体無属性ダメージ。HPが40%以下だと即死するので注意。
初心者にとっては厄介な技も多いが、高難易度マルチバトルなどの基準で考えれば驚くほどの脅威はない、標準的なイベントボス。
ただしサイドストーリーのボスとしては強い部類に入るため
(『空蒼1』の解放条件ストーリーの一つである『若き義勇の振るう剣』のボスのポセイドンのHPは約81万、島HARDのセレストは約153万)、
島HARDをソロで簡単に討伐できる程度の実力はないと困難かも知れないが、マグナボスの確定流し(最低でもHP400万を一人で削れる程度)ができれば問題なくクリアできるだろう。
ぐらぶるっ!
ん…では本日の議題についてだが…ってちょっと待て!! 何故俺が議長なんだ!?
4コマでの初登場は745話。
おおむね原作準拠で動いては、ギャグ補正の影響で痛い目に遭うという流れで、本格的にハジけた+キャラが定まったのは1143話。
気付いたらツッコミ会議の議長にされて、ユエル、エルモート、カリオストロといったツッコミキャラのまとめ役をすることに。
この時点までの登場話を読み返すと実際、自分からボケている場面はないことがわかる。
この頃すでに、初期のツッコミのエースだったイオがボケ堕ち(美女と見るや誰彼構わずエロい視線を向けるムッツリスケベと化している)していたため、その代役としてツッコミ代表となったようだ。
そんな彼ですらも魔境『るっ!』のカオスの渦からは逃れられず、1255話では……いや、よそう。未読の方はぜひともネタを確かめていただきたい。
とはいえその後も、ツッコミ代表としての彼は健在で、『るっ!』関係のスレではもっぱら「議長」と呼ばれて親しまれている。
御馳走様。読後の追記・修正はいかがかな?
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コメント欄
- 光サンダルサポアビ含め得意に剣もあるから本当に使いであってルシオ共々フルオート適正もあるから便利よね。 -- 名無しさん (2020-03-01 23:46:30)
- 4月1日に是非ともアレのスキンを追加してほしい -- 名無しさん (2020-03-02 08:33:50)
- 華奢な指だ…… -- 名無しさん (2020-03-02 15:52:53)
- 000で華奢な指だ選択肢選ぶのがいい。 -- 名無しさん (2020-03-02 16:12:59)
- 美脚天司。身長174cmとあるが、ヒールを含めて174cm疑惑有り -- 名無しさん (2020-03-02 17:50:05)
- マジで配布キャラとは思えない高性能 -- 名無しさん (2020-03-02 20:23:36)
- 乙 謎の劇団員にあわあわするくだりは無しか。 ミカエル絡みの「自分を完璧な人間だとは思っていなかった」のとこ、彼女(ら)は人間ではないので「人間性」や「人格」に置き換えるのは如何でしょうか? -- 名無しさん (2020-03-03 09:45:41)
- ↑ ご指摘感謝です。何しろ彼に関しては情報量が多いもので、見落としがあるかも知れません。ミカエルの人間のこととも合わせて、追記修正にご協力いただければ幸いです。 -- 名無しさん (2020-03-03 10:16:30)
- 中の人が中の人だけに「何なんだアンタは!」と言ったり、るっ!で『議長』を務めたりすると反応してしまう・・・ -- 名無しさん (2020-03-11 12:11:34)
- ↑シンもサンダルファンも赤目でスピンオフ作品では公式ツッコミキャラなんだよな。 -- 名無しさん (2020-03-18 03:23:22)
- ↑5 配布verは最終上限解放すると、本当に死ににくいよな。有る意味「死の概念がない星晶獣」を体現した性能と言えると思う。後、水着verもHP回復するし。 -- 名無しさん (2020-03-27 01:09:34)
- アナザーサンダルフォン登場おめでとう! -- 名無しさん (2020-12-30 21:09:16)
- バレンタインバージョン登場おめでとう! -- 名無しさん (2023-01-30 13:04:52)
- ギャグをやりつつも、えとキャンではシンダラのフアンに自己同一性について問いかけたりしてる -- 名無しさん (2023-01-30 13:35:35)
- 「サンディ」、「サンちゃん」、「サンくん」、「ダル兄さん」等あだ名が多い -- 名無しさん (2023-11-12 10:38:48)
- 妹(妹じゃないけど)が登場 例によってポンコツなのでサンダルフォンの苦労が偲ばれる… -- 名無しさん (2024-03-14 11:04:09)
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