和久井啓太(デビルサバイバー2)

ページ名:和久井啓太_デビルサバイバー2_

登録日:2019/3/23 (土曜日) 18:47:00
更新日:2024/04/04 Thu 11:16:08NEW!
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デビルサバイバー2 ボクサー ツンデレ 斎藤楓子



和久井啓太(ワクイ ケイタ)とは、ATLUSによって制作されたニンテンドーDSゲーム「デビルサバイバー2」及び、そのアッパーバージョン「デビルサバイバー2 ブレイクレコード」に登場する人物である。



CV:斎藤楓子
※この項目はゲーム本編のネタバレを含みます※





パーソナルデータ(一部)
年齢:16歳
性別:男性
誕生日:12月8日
星座:いて座


名前の由来は黄道十二宮の「人馬宮」(Sagittarius)の伝承元となっている「ケンタウロス」から。またこの星座のケンタウロスは「ケイローン」という個別名を持つ。
ちなみに背丈は男性陣の中では一番低い、というか実は男女合わせた全主要人物の中で下から三番目である。



概要

作中のSRPGパートにおけるユニットの一人であり、物語の主要人物。ジプスという霊的国防機関に協力する民間人であり、ボクシングの高校インターハイ代表。大阪を拠点としており、九条緋那子、柳谷乙女とは同地域の所属となる。作中での呼称は主に「ケイタ」。その荒々しい気性から「ミナミの暴走狼」のあだ名を持つ。
鳥居純吾とは対となる存在としてデザインされており、作中でも彼との関係性が強調される。
…と、纏めてみれば設定面では他キャラクターとの関わりも強く、至って真面目な造形をしたキャラクターなのだが…(後述)




本編中の活躍

初登場は二日目の序盤。ジプスに民間の協力者として迎え入れられた主人公たちは、日常を覆した大異変の真相を知るべく、局長ヤマトと共に本局のある大阪へ向かう。そして本局での会議にヤマトが出席する間に大阪を見て回ることになり、局員から大阪見聞及び本局への案内役として、ケイタを紹介される。
しかしジョーの適当な態度によって場が白けた直後、ケイタは「群れる筋合いもない」と言い出し、集合場所と時間だけを知らせてあっさり去っていってしまう。仕方なく大阪は自力で見て回ることにした主人公たちだが、ニカイアから携帯に彼の「死に顔動画」が届いたことで事態は一変。彼を助けるべく大阪を奔走する。


この先ケイタの加入までは、キャラクターの生死を選択するシステムの本格的な実践を兼ねており、時間経過とイベント管理の重要さをプレイヤーに叩き込んでくる…のだが、


  • それ以前の「死に顔動画」関連イベントでは対象が必ず生存した
  • 初対面なのに突き放すような態度でプレイヤーの第一印象がよろしくない
  • 行動の指針及びヒントこそ仲間たちが補ってくれるが、ゲーム側から明確な指示がない
  • 生死を決定するイベントの初見での分かりづらさ
  • 正直このまま放置してどうなるか見てみたいという悪魔の囁き

などの要素が積み重なり、結果として彼は全キャラクター随一のフラグ回収ぶりを誇る羽目となったのだった。アニメでの即退場を原作再現とか言わんといて下さい


このせいで「割と死にやすい」とか「可哀想」といったイメージがついてしまった、なんとも不憫な奴である。



助けた後は正式に仲間となり、分かりやすい物理アタッカーとして活躍してくれる。性能については後述。
また彼の生死がエンディングに影響をもたらす場合もある。より良いエンディングを目指す人は助けること。




性格

思考、願望も含め至って単純かつ明快だが、人によってはそのパーソナリティを理解するには深い追求を要する性格。人格を形成する要素一つ一つは非常に分かりやすいものの、組み合わさったことでとっつきにくくなった、と表現するべきか。
彼の性格は「一匹狼」で「強さに貪欲」な「ストイック」、そして「ツンデレ」。単独行動と強さを好み仲間との交流を不要とみなし、信じるものは己の強さのみと定め他人を頼らず、下心の一つもなく求道し続け、時に手を貸すことがあろうとその行動とは裏腹の言葉を放つ。
大雑把な話、これ終盤の彼女をマイルドにして足して二で割ったみたいなものだ(ツンデレは違うが)。思想は彼に似通い、その思想の為に欲するものが彼女と同じと言った所。
自分から仲間へ絡みに行くこともそうそうなく、他の仲間の縁イベントに顔を出すことは多くない。それゆえ余計に意図が掴みにくく、発言がいちいち刺々しいこともあり、親しみやすさとは無縁。比較的親しいヒナコからも毎度のこと怒られ、時には悲しそうに呆れられるなど、作中でも周囲からの評判は正直に言って芳しくない。一部プレイヤーからは「幼稚」と批評される始末。


実際、彼は強さを求め孤独にその在処を見ているが、姿勢はともかく「自分の求める強さとは何か」「どのようなものが自分にとっての強さなのか」という問題を突き詰めていない。態度だけを抜き出すと徹底して己を鍛え他者に甘えなければ強くなれる、と考えているように見え、それが子供っぽい短絡さを感じさせると言えよう。
高校生の身分にそこまでの追求を求めるのも酷な話…というのが本来だが、一歳しか違わないヤマトが思想を完成させ掲げているので、年相応の未熟さが余計に目立ってしまった。またも不憫。


縁イベントにあるように、変化して成長する伸びしろが大きいとも表せる。




彼がこうした性格・思想となった理由はバックグラウンドにあり、彼との縁イベントで明かされるのだが、実はここにも罠がある。



情報が乗った縁イベントのほとんどは、ジュンゴが死亡していないと見られないのだ。



ケイタの縁イベントはジュンゴが生存している場合、境遇が似通いながらも相反するスタンスを持つ彼と対話しぶつかり合う…という内容になる。この場合(若干は触れられるものの)ケイタの来歴などは明確にならないまま、二人がお互いをどう受け取るか、受け止めるかに焦点が当てられる。二人の縁イベントと言われる所以である


おまけにシナリオ進行の仕方によっては両方共死んでしまうので、最悪二人の関係性すら分からない場合もある。物語序盤でいなくなったら彼らは当然掘り下げられることもない。
ケイタの出てくるイベントは縁イベント以外にもあるのだが、スケジュールの問題上見るより縁イベントに走った方がいい空振りイベントの場合もあったりで、発見しづらい。四日目のジョー捜索時にこっそり発生するアイリとのイベントに気づいた人はどれだけいるのか…




とまあ、性格の掴みづらさを書いてはみたものの、ケイタの傾向自体は単純。強い奴なら認め、弱さを嫌い、常に自分を高めることを忘れない。とにかく「より強く、より高みに」という思考であり、その考え方は「実力主義」の体現にほかならない。彼の選択もそれに同調していた。
そして自分が負けたのなら、「自分より相手が強かった」と素直に受け止め、強くなる為に足りないものを補おうとする。誰にも負けない、本当の強さを身につける為に。




ツンデレ

強くなることだけがケイタの全てに見えるが、その渇望が形成された原因もあり、実際には別の面も持ち合わせる。というか、ぶっちゃけイベント内ではツンデレ部分が表出している方が多い。


  • 悪魔に襲われていた男の子を助けて感謝される→「べ、別にお前を助けたかった訳じゃないからな! 悪魔と戦いたかっただけなんだからな!」(※分かりやすいよう意訳しています)と言い放って威嚇

→主人公に意図を聞かれると「こんな危険な状況なのに、いつでも助けがあるって勘違いしたら、それこそあの男の子が危ないじゃないか…べ、別に心配してるとかじゃないぞ!」(※分かりやすいようry)


  • 東京に呼び出され健康診断を受ける(律儀に参加している)→「健康診断なんてアホらしい」→主人公>「細マッチョだ」→親密度が上がる&「そ、そんなこと言われても嬉しくないんだからな! 俺はボクサーなんだから当然だろ!」(※分かりやすいry)

  • 悪魔の出現した場所に取り残された民間人がいる→ケイタ「どけ! 俺の獲物や」(悪魔の方に進み出る)→民間人「助かったわ! ありがとう!」→ケイタ「れ、礼なんかいいからさっさと逃げろよ! 早く!」(※分かりry)

  • NPCの時にプレイヤーのユニットを普通に回復してくれる(実は他キャラの共闘イベントでは、NPCの位置や仲魔構成の問題で回復してもらえない場合が多い)

  • ジュンゴと一触即発状態になる→主人公>「やめろケイタ」→ジュンゴと一緒に親密度が上がる

メタ的な視点も混ざるが、なんだかんだ他人を大事にするし、褒められると嬉しいし、自分を正してくれる選択を喜ぶようだ。まさしくツンデレ。



また前述の初対面時の短い会話でジョーの出身が関西だと見抜いたりなど、繊細な違いを敏感に察知する時もある。自分が周囲からどう見られているかも重々承知のようであり、そういった意味も含め他人をよく見ていると言える。
元来は人の心を細やかに汲み取れる優しい少年だが、自分の修羅道に他人を巻き込みたくないが為に尖った態度を取っている…と、解釈できるかもしれない。




「ブレイクレコード」でのケイタ

登場は二日目の序盤。大阪にて避難者たちの面倒をジュンゴと共に見ていた。主人公たちとすれ違うように避難所から出ていき、それを追いかけた先で仲間になる。
ジュンゴとは既に理解し合った仲であり、48の「潰すぞ」を使い分けるツンデレと評されている。どうやってそんなに細かく使い分けてるんだ
セプテントリオン編より態度も口調も多少丸くなっている。好戦的な所は据え置き。




性能

力と速が伸びやすく、体もそこそこついてくる安定した高速物理アタッカー。ジュンゴには破壊力、ヒナコには素早さで劣るが、逆に言えば速さと力強さを両立させた使いやすいタイプ。先手を取って敵をなぎ倒していく姿は大変頼もしい。耐久面も早めの段階から伸びる為、最初から最後まで安定して使っていける。速が高いので攻撃の命中率も良好という隠れた長所持ち。


物理担当の定めで魔の値は潔く放棄されており、回復及び一部の耐性スキルを持たせられない欠点を抱える。回復や補助に長けた仲魔、もしくは遠隔攻撃を可能とする種族スキルを持つ仲魔をお供にして、敵を封殺するように立ち回るとベストとされる。


また、どの物理スキルを使わせても高水準で使いこなしてくれるので、敵の編成やプレイヤーの好みに合わせてカスタマイズしやすい。体力依存のスキルでの最大火力はジュンゴとロナウドに譲るものの、二人にはない速さでもって制圧してくれるし、「千烈突き」「百烈突き」もヒナコより一発一発を高い威力でぶっ放せる。




来歴

ケイタは物語の時点で親がいない。父親が親友に騙されて多額の借金を作って蒸発してしまい、実質捨てられた状態なのだ。
息子本人はそんな父親を「甘い」と酷評して唾棄し、あまつさえ「おかげで自分は独りになって強くなれた。だから感謝している」とまで言い放つ。
他人を安易に信じれば、その甘さにつけ込まれて馬鹿を見るだけ。だから自分は父親のように、まして父親を陥れた惰弱な奴と同じになどなるまい。自分のツケは自分だけで払うもの、それができなければいけない、それこそが強い男のあり方だ。父親の事件をきっかけとして、ケイタはそう確信し固く誓った。



実は彼の父親は生きていた。ずっと借金返済の為に働き続け、崩壊した世界でも自分ではなく他人を助けるために活動し続けていた。蒸発したのも家族に負担をかけないようにと選んだとも仄めかされる。
事実を知った彼は、今更知ったことではないと近付こうとしないものの、激しく動揺する。父親を口では厳しく評しても本当はずっと気にかけ、憎みきれずにいたのだ。
そして父親が人を庇って重傷を負ったと知らされた時、彼の中で「本当の強さとは何か」という問いが生まれる。
彼の下す決断と意志は果たして。




余談

背丈について自分から言及することはないが、気にしていない訳ではないらしい。
トリアングルム編でなにやらロナウドと一悶着する(?)イベントが発生し、その内容自体は彼の二つ名に言及して掘り下げるイベントなのだが…
とりあえず言えることとしては、牛乳を飲ませたとしても何も解決しないぞロナウド。





追記 修正なんぞいらんわ。俺一人で十分や。
…勝手にしろや。


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  • コイツは必ず死ぬキャラだと思ってた。助けられたんだな。 -- 名無しさん (2019-03-23 19:14:55)
  • 若い内から筋肉付けてると背が伸びないとはよく言われるけどどうなんだろうな?ハガレンのエドなんかも細マッチョではあったけど数年後には普通に背が伸びてたし… -- 名無しさん (2019-03-23 21:02:51)
  • アニメのケイタ君の展開は衝撃だったな -- 名無しさん (2019-03-24 22:05:28)
  • ↑ 同意。主人公が爆速成長してたし全員生存ルートだろ?って予想が吹きとばされた -- 名無しさん (2019-03-25 12:49:14)
  • ツンデレだから仲良くなればこっちのもの。 -- 名無しさん (2019-03-26 13:54:21)
  • 4↑小学生以上の低学年のうちからガチガチ筋肉をつけると骨がのびのびにくくはなるらしい -- 名無しさん (2022-09-18 21:16:18)

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