待宮栄吉(弱虫ペダル)

ページ名:待宮栄吉_弱虫ペダル_

登録日:2015/04/05 (日曜日) 24:53:00
更新日:2024/01/12 Fri 10:57:21NEW!
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弱虫ペダル 関智一 ペテン師 待宮栄吉






ワシらにはワシらの勝ち方があるんじゃ…!






待宮栄吉とは、週刊少年チャンピオンで連載中の弱虫ペダルに登場する人物である。
アニメでのCVは関智一



【概要】
広島呉南工業の3年生で、チームのエースであり司令塔。脚質はスプリンター。バイクは「COLNAGO」でカラーはホワイト×ブルー。
2年のインターハイでもエースを務め、総合三位を勝ち取った。


作中で初登場したのはインターハイの最終日スタート直前。寒咲の胸を触りながらスタート前の選手たちの前に現れ、緊張していたムードをぶち壊す。その後も「魔法」と称し、金城や福富の腕を執拗に触り、荒北などの怒りを買うなど、トリックスター的なふるまいを見せる。


寒咲の指摘したように、全員揃っているとはいえ先頭集団とは大きくタイム差があり、優勝争いに食い込むことは出来ないと目されていた。しかし、あくまで不遜態度は崩すことなく、不穏な気配を漂わせていた。




【迫る集団~戦慄の待宮】
スタートすると同時に、待宮は後続集団に協調を持ちかける。集団は数を増せば、その分スピードは速まる。待宮は先頭に追い付きたい他チームの心理を巧みに刺激し、40人近くの大集団を作り上げた。次々と選手を飲み込んでいくその集団は大蛇のようであった。


とうとう総北と箱根学園の協調に追い付いた待宮ら集団は、逃げ遅れた坂道、真波、集団コントロールのためとどまった荒北を飲み込む。その後、一気にまとまって先頭に行くと思われたが…



バーカ 敵までつれてくバカがどこにおる



待宮ら呉南は、集団を置き去りにし、一気に飛び出す。実は彼らは集団で一度も引いておらず、脚をためていたのだ。他選手を利用するだけ利用して、用が済んだら切り捨てる。それが待宮の戦略であった。
チームメイトの井尾谷曰く「女切る時と同じ」。
突然の事態に動転する他チームを「希望を他人に預けるから自業自得」と嘲笑し、総北と箱学の協調組を追走する。ここまでは待宮のペースでレースが進んでいた。しかし、「飢えた野獣」が喉笛を噛み千切らんと迫っていた。




【アラキタ~呉の闘犬】
泉田らを抜き去り、先頭に迫っていた待宮らに、集団に落としたはずの荒北・真波・坂道が追い付いてきた。この事態は想定できなかった待宮は、初めて動揺を見せる。



な…なんで集団に取り込まれたはずのおまえらが なんでここにおるんじゃ!?


そうだオレが見たかったのはそういうカオだよマチミヤァァ!!



その後何度も引き離そうとするが、猛追する荒北には太刀打ちできず、迫りくる野獣にすっかり肝を冷やし、「ブヒッ」という情けない声を漏らしてしまう。彼及び呉南の命運は尽きたかに思われた。



しかし、その絶体絶命の状況にも動じないチームメイトの井尾谷。彼に「観念しろ」と促され、待宮はその本質を見せる。




ゼッケン31エースナンバー 待宮栄吉


空気を一変させ、待宮は荒北に勝負を持ちかける。20m引き離しバトル―――10m間隔で設置されている旗の2本分相手を引き離せば勝ちと言うルール―――で荒北と雌雄を決しようとする(負けたら相手を追わない、つまり優勝争いからの脱落を意味する。後に御堂筋が真波に似たような勝負を持ちかけている)。


舌を出しながら凄まじい加速を見せ、荒北を一気に引き離しにかかる。待宮は自分にさえもペテンをかけていたのだ。これまでの飄々とした態度は自分の荒々しい本性を隠すためのものだった。
肩甲骨が異常に発達し、ハンドルに胸がぶち当たる荒々しい走法、そして当たったハンドルによってできたアザ、それらが待宮が「呉の闘犬」と称される理由である。
荒北を「平凡な走り」と挑発し、同時にある「策」を語りだす。


それは、先頭集団を走る御堂筋ら京都伏見との協調であった。「打倒箱根学園」という共通の目的を持つ両チームは、最終日優勝争いをしていたらという条件付きで、手を組むことにしたのだ。
この協調が成れば、合計8人の集団となり、一気に主導権を握ることになる。待宮の策略は、まだ終わっていなかったのだ。




【恨みという爆薬】
レース中、箱根学園に対する嫌悪感を露わにしていく待宮は、荒北に頭突きをしかけ、「ペットの狼」など執拗に挑発する。その理由は、昨年のインターハイ広島大会での因縁からであった。


2年生ながらエースを任され、地元開催ということもあり、期待に応えようとする待宮に二日目、思わぬアクシデントが降りかかる。所持していたボトルが、2本とも破損。中身が漏れてしまい、水分補給が出来なくなってしまう。
不運にも一日目より気温が高く、このままでは水分不足で全力が出せない。待宮は恥を忍んで、前を走っていた福富にボトルを分けてもらうよう頼み込む。しかし、水分が必要なのは福富も同様であり、待宮の申し出を断る。それにより待宮は先頭争いから脱落、二日目のステージ優勝を逃してしまった。
このことを地元のプライドを傷つけられたと感じた待宮は、箱根学園に対し異常な敵愾心を抱くようになった。



自らの手で箱根学園を下す事に固執する待宮は、交代しようとした味方にまで頭突きを見舞い、暴走する。恨みを爆発させ、吼える待宮。勝利は目前と思われた。しかし―――




わかるぜ…その気持ち







【その先の領域】
追い詰められたと思われた荒北が、待宮に語り掛けた。過去のしがらみに囚われ、他者に対し怒りをぶつける待宮に、荒北は過去の自分を重ねたのだ。そんな荒北だからこそ、待宮が勝てないことが分かっていた。


過去に囚われ、曇っていた待宮の走りでは、純粋な気持ちでしか行けない「領域」では通用しない。荒北にみるみるうちに引き離されていく待宮。
一瞬荒北の走りに見とれてしまうが、それを必死で振り払い、追い付かんと決死の走りをする。
これまでの苦労を想い返し、それらを無駄にしないために走る待宮。
そんな待宮に対し、荒北は「強い」と評し、レース後にベプシを一緒に飲もうと約束する。



旗三本分離され、遂に敗北を悟り、ルールを無視し追いすがろうとする井尾谷を制止する。



悪いのうオゴってくれや ベプシ



勝負を降りた待宮に、井尾谷は涙する。彼女を振ってまでインターハイに全力をかけていたこと、皆をまとめ練習してきたこと、誰よりも待宮が悔しいことを、井尾谷は知っていた。


その後、勝負は降りたが、レース自体は続けていたようで、インターハイのゴールが決まった際に、チームで走っている姿が描写されている。



インターハイ後を描いたニンテンドー3DS専用ソフト「明日への高回転」にも、御堂筋同様に登場。彼が歌う「恋のヒメヒメぺったんこ」も聞ける。









アラキタァ…悪いのうやっといてくれや 追記修正





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  • 全てを捨てても勝とうとする執念は御堂筋に似通ってるんだよな。捨て切れなかったからこそそこで止まったんだろうけど -- 名無しさん (2015-04-05 03:00:03)
  • それにしても作品の次に建つ項目が主人公でもなくてこんなマイナーキャラだとは…。いろんな意味でフリーダムなアニヲタwikiらしいな。 -- 名無しさん (2015-04-05 12:52:51)
  • 本当だww御堂筋くんですらないww -- 名無しさん (2015-04-05 20:09:40)
  • 待宮のヒメヒメは割りと普通。ヤバいのは手嶋、御堂筋くん、東堂辺り -- 名無しさん (2015-06-23 21:21:59)
  • ぶっちゃけこんな魅力も無い逆恨み野郎を出す必要あったのか?と思う -- 名無しさん (2015-07-23 20:03:02)
  • サイドで設定が補完されたけど、そのせいで余計に後輩がしょぼくなっちゃった -- 名無しさん (2018-03-19 16:26:05)
  • 胸タッチじゃなくて肩タッチじゃないか? -- 名無しさん (2018-06-02 04:38:19)

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