登録日:2011/09/03(土) 08:16:52
更新日:2023/08/18 Fri 10:28:37NEW!
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もしかすると→インベーダー(THE 地球防衛軍)
―巨大生物、それは男のロマン―
この項目では様々な条件のもと「現在までに確認/発見されている中で」現生最大や史上最大の生物種を紹介していきたい。
●アフリカゾウ
学名:Loxodonta africana
最大サイズ:体長7.5m
体高3.9m
鼻と尾を含めた全長10.5m
体重10t
生息地:アフリカのサバンナ地域
ご存知、現在存在する中で最大の陸棲動物。
その巨体を維持するために、最大300lの水と140kg以上の植物を毎日取らねばならない食いしん坊。便秘になったらどうなるのか想像したくない。
余談だが、「象の墓場」(象達が仲間を埋葬した集団墓地)というものは存在しない。ただ、どうやら人間同様「生と死」の概念は理解できるようだ。
●シロナガスクジラ
学名:Balaenoptera muscclus
最大サイズ:全長33.6m・体重170t
生息地:北極海を除く世界中の海
こちらも非常に有名な巨大生物。現在存在する脊椎動物の中で最大であり、海棲脊椎動物としても史上最大。ちなみに鳴き声の大きさも世界一。
巨体に似合わない高い機動力を持ち、高速で泳ぐことができる。なお餌はオキアミだが、毎日平均4tほど喰ってる。絶滅しないオキアミもすごい。
●キタユウレイクラゲ
学名:Cyanea capillata
最大サイズ:傘の直径2.3m・触手の全長37m
生息地:北緯42°以北の海
クラゲ類の中で最大…であり最長の生物。全長を考えればシロナガスクジラよりデカいぜ!重さは完敗だけどな!
生息範囲は広いが生息地毎の大きさの違いが大きく、場所によっては傘の大きさも50cm程度の場合もある。
かの有名な『シャーロック・ホームズ』の一話「ライオンのたてがみ」にも本種が登場する。
●カツオノエボシ(デンキクラゲ)
学名:Physalia physalis
最大サイズ:浮き袋の大きさ10cm・触手の全長50m
生息地:大平洋
史上最も長い海棲動物。シロナガスクジラよりd(ry
クラゲとは言うが「ヒドロ虫」の集合により生まれた生物であり、クダクラゲの仲間に近い。詳しくは当該項目参照。
●アルゼンチノサウルス
学名:Argentinosauras
最大サイズ:(推定)全長45m・体重170t
生息年代:約1億年前
史上最大の陸棲動物にして最大の恐竜の一種。
化石は背骨の一部や仙骨などしか見つかっていないが、背骨も単体で130cmという規格外のサイズを誇る。
圧倒的にデカいが冷血動物なため、餌は1日100kg程度で済んでいた、という説がある。もし事実ならすげぇエコロジー。
名前の通り現在のアルゼンチン周辺に生息していたようだ。学者の中には「陸棲恐竜のサイズの上限」だと考えている者もいる。
●アンフィコエリアス・フラギリムス
学名:Amphicoelias fragillimus
最大サイズ:(推定)全長60m・体重150t
生息年代:?(ジュラ期後期だと思われる)
アルゼンチノサウルスをも凌駕する巨体を誇る超巨大恐竜。存在すれば間違いなく陸棲動物史上最大の座に君臨することとなる…存在すれば。
実はこの生物の化石は現在までに1つしか発見されていない上、その唯一の化石も1870年代に紛失してしまっている。
つまりこの恐竜の存在を証明する物証がないため、長らく存在自体が疑問視されている。
形態としてはディプロドクス科の恐竜に似るとされるが、やはり憶測の域は出ない。
類縁(だと思われる)ディプロドクス(genus Diplodocus)。全長30mになる巨大恐竜だが体重は40tとスリム。
●セコイア(レッドウッド・セコイアメスギなど)
学名:Sequoia sempervirens
最大サイズ:高さ115.5m
生息地:アメリカ西海岸(カリフォルニア州・オレゴン州など)
現在確認されている中で最も高い木であり、史上最高の生物種。
…“植物”は反則じゃないかって?本項目は「巨大生物」を紹介する項目であり、動物だけとは一言も書いてないため、是非とも納得して頂きたい。
寿命は最大で2000年以上にもなる巨大樹であり、永らくアメリカ西海岸の生態系を支えてきた。
山火事や建材として優秀なことに由来する乱伐により数を減らしたが、現在は保護政策の甲斐もあって生息数は安定している。
ちなみにアメリカにはそのものずばりな「セコイア国立公園(レッドウッド国立公園)」がある。言うまでもなくセコイアの重要な保護区となっている。
こんなデカい木も種は米粒ほどの大きさしかない。デカくなりすぎにもほどがある。
●オニナラタケ
学名:Armillaria ostoyae
最大サイズ:面積8.9km2
生息地:ユーラシア・北アメリカ・アフリカなど
史上最大の生物種は実はキノコではないか?という説が一部の学者からある。これを説明するにはキノコの構造から説明せねばならない。
キノコというのはご存知のとおり菌類(真菌類)である。
そして我々がキノコと呼ぶのはこの菌類の中の「子実体」と呼ばれる部位にあたる。
子実体は胞子を周囲にバラ撒くための器官であり、極めて大まかに言うなら植物でいう花に相当する。
我々はこの子実体の中で特に目立つものを「キノコ」と呼んでいるだけなのだ。
子実体というのはあくまで菌類の一部であり、キノコの下には菌類の本体である細胞列「菌糸」を形成している。
この菌糸の占める面積が8.9km2になる、という訳。
つまり、この範囲内に生える同種のキノコのDNAは全て同じになる。
一見するとメチャクチャな論理だが、単一のDNAを持ち、明確に外界から独立しており、ホメオスタシスなど生物の最低条件を満たしているため、
一個体の生命体だと定義することも間違いだとは言い切れない。
「いやいやそれでも細胞列が寄り集まったキノコを一個体と見るのは間違ってるんじゃね?」と思った人は先程のカツオノエボシを思い出してもらいたい。
奴は一個の生命体に見えるが、その実は多数のヒドロ虫が集まった群体である。
カツオノエボシの親戚のマヨイアイオイクラゲ(Praya dubia)。こちらも群体であり多数のヒドロ虫が電車ごっこのようにくっついている。全長は最大40m以上。
カツオノエボシやマヨイアイオイクラゲなどの生物の群体を一個体の生命体だと見るのならばキノコもまた一個体の生命体だと見るべきだ、
という理屈も成り立つだろう。
それでも煮え切らないというあなたは間違ってない。現にこの説は全ての学者が支持している訳ではないからだ。
オニナラタケのコロニーを一つの生命体として捉えるか、というのは、
「一個体の生物」をどう定義するかという単純明快ながら難解で微妙な問に対する一つの例示であると言えるだろう。
肝心のオニナラタケの説明をしようと思ったがぶっちゃけめんどくさくなったのでWikipediaとか牛乳とかに相談して下さい。
◆関連項目
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- リードシクティス、ショニサウルス、リウプレドン、ブルハスカヨサウルス、インドコテリウム、松野江マンモスも追加で。 -- mp (2014-01-23 20:30:51)
- ↑リードシクティスは巨大魚(絶滅種)のページに載ってるよ -- 名無しさん (2014-01-24 00:07:41)
- 虫は?虫はないの? -- 名無しさん (2014-01-24 03:00:17)
- ↑教えてくれてありがとう。虫も別ページにあるよ。 -- jp (2014-01-26 01:31:42)
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