登録日:2014/07/12 (土) 10:49:20
更新日:2023/12/18 Mon 13:57:47NEW!
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北欧神話 大地の守護神 凶鳥の眷属 マシンセル アンセスター 色違い スーパーロボット大戦 srw α外伝 第2次og バンプレストオリジナル ベルゲルミル マシンナリー・チルドレン og 生き延びし巨人 石田兄弟専用機 ウルズ機の不遇ぶり ころころ変わるカラーリング ヒュッケバインの成れの果て イーグレット og2 ゲイム・システム イーグレット・ウルズ イーグレット・アンサズ イーグレット・スリサズ
ベルゲルミルはゲーム『スーパーロボット大戦シリーズ』に登場するオリジナルメカ。
初出は『スーパーロボット大戦α外伝』。後にORIGINAL GENERATIONシリーズにも参戦。
メカニックデザイン:津島直人氏
◆概要◆
分類:変異型人型機動兵器
全高 21.3m
重量 50.6t
動力:核融合炉(αシリーズ・推定)
装甲:マシンセル
補助MMI:ゲイム・システム
所属: アンセスター(α外伝),アースクレイドル→ガイアセイバーズ(OGシリーズ)
主なパイロット: イーグレット・ウルズ(銀色、※OGシリーズでは青色)
イーグレット・アンサズ(青色、※OGシリーズでは銀色)
イーグレット・スリサズ(赤銅色)
自律回路 (黒色・量産機)
マシンナリー・チルドレン(量産機)
アースクレイドルの防衛戦力として配備されていた量産型ヒュッケバインMk-Ⅱが
イーグレット・フェフ博士の開発した自律型金属細胞『マシンセル』によって変貌を遂げ、誕生した機体。
トサカのような頭部と背面に背負った、仏像の光背を思わせる大きなリング状のユニットが特徴。
同様にグルンガスト参式がマシンセルで変貌したスレードゲルミルとは対になる存在。
ディバイン・クルセイダースの施設であるアースクレイドルを守る戦力ゆえか、フロントアーマーにはDCのエンブレムが配されている。
αシリーズとOGシリーズでは同じ量産型ヒュッケバインMk-Ⅱでもかなりの違いがあるが、
一貫してオリジナルより飛躍的なパワーアップを遂げており、
高い機動性に加えマシンセルによる強力な自己修復能力を兼ね備えた高性能機。
核融合炉はベースとなった量産型Mk-Ⅱのそれとは段違いの出力を誇り、そのため冷却剤の量も倍近くになっている。
更に、同機に搭載されているマン・マシン・インターフェース「ゲイム・システム」を発動することで、
より一層高い機動力を発揮することが可能となっている。
また、通常ならパイロットの心身に深刻な負荷をかけるゲイム・システムも
遺伝子レベルで強化された肉体を持つマシンナリー・チルドレンならば問題なく長時間稼動させられるため、
非常にこのシステムとは相性がいい。
試作型としてマシンナリー・チルドレンのイーグレット・ウルズ、アンサズ、スリサズの駆る3機の他、
自律回路、あるいは量産型マシンナリー・チルドレンの操縦する黒い量産機が多数存在する。
ただし、ベースとなったのはアースクレイドルに配備された機体だけなので総数自体は決して多くは無い。
名前の由来は北欧神話に登場する巨人から。
同じくマシンセル搭載機の名称として使われている『アウルゲルミル』(ユミルとも同一視される)にとっては孫、
『スレードゲルミル』にとっては子にあたる。ユミルの死による血の大洪水を妻と共に生き延び、後の巨人族の祖となった存在でもあり、
α外伝で地球の後継者として新たな『アンセスター』(祖先)となることを目論んだイーグレットの乗機であり、
OGでは創通よりの使者の手による大粛清を免れた最後の凶鳥の眷属でもある本機には相応しい名前かもしれない。
◆α外伝◆
物語中盤、人間に偽装したイーグレット・ウルズに駆られて暗躍。
荒廃した未来の地球環境を管理する者という使命から恐竜帝国に改造された土地環境をマシンセルの散布で
リ・テラフォーミングし元の環境に戻すなど、胡散臭さ120%ながら当初は目に見えて悪事を働くようなことはしていない。
しかし、アンセスターが一向に争いの環から抜け出せない人類に見切りをつけ、人類抹殺を決定したことで
未来世界における最後の敵勢力として自軍と交戦することに。
専用機カラーはウルズ・銀、アンサズ・青、スリサズ・赤の組み合わせ。
バランスの良い武装に加え石田三兄弟の異常に高性能なパイロットスキル(敵のくせにガッツ持ち)、追い込む度に使用される精神コマンドなど
ラスボスの前座にしてはかなり手を焼かされる。また量産型も援護技能が充実しており、HPも20000とかなりタフ。
まず隣接した量産型ベルゲルミルを引き剥がさない限り中々本腰を入れて攻められない。
各イーグレット専用機は微妙に性能に違いがあるが、ウルズ機は特に高性能(HP/EN回復が共に大、分身持ち)。
しかし、イベント進行上倒さねばラスボスのアウルゲルミルを引きずり出せないアンサズ・スリサズ機と異なり、
先にアウルゲルミルを撃墜してしまえばステージクリアとなるので戦力に余裕がなければガン無視しても問題ないという抜け道がある。
元となった量産型Mk-Ⅱはこのシリーズでは元のMk-Ⅱと外見は同じなので、V字アンテナのガンダム顔の面影が全くない本機は
スレードゲルミル以上に正体に勘付きにくい。また、この世界の量産型Mk-Ⅱは陸戦用のPTであり、
ベルゲルミルの飛行機能はマシンセルによって付加したものと考えられる。
また、この時点ではゲイム・システムに関する設定は一切無い。
漫画「鋼の救世主」では第4話で登場。
スリサズ機は量産機が全機撃墜されたのに激高して突撃するも、トマホークブーメランを弾き返した影に追撃してきていたグレートブーメランをまともに食らった上ににサンダーブレークとゲッタービームでダメ押しされて撃墜、
アンサズ機もファンネルの攻撃でサテライトキャノンの射線上に誘い出されているのを読んだが、サテライトキャノンもゴッドゴーガンを命中させるための囮に過ぎないことに気づかずシックススレイブごと貫かれて撃墜される。
残ったウルズ機はスピードと分身で翻弄するも、ウォーカーギャリアに足を掴まれて引き摺り下ろされ、戦略も小技もないノーガード殴り合いの末にぶちのめされて撃墜された。
第2次αの後日談、という形を取る漫画『ロストチルドレン』ではイーグレット・イングの搭乗する
シックス・スレイブを装備していない量産型も描かれているが、連載誌の廃刊に伴い打ち切られてしまったため、詳細は不詳。
◆OGシリーズ◆
OG2から登場。α外伝時代の手違いが修正され、ウルズ・青、アンサズ・銀、スリサズ・赤の組み合わせに。
本作ではノイエDC(そしてその背後のシャドウミラー)一味の戦力として
連邦から奪取した量産型ヒュッケバインMk-Ⅱをマシンセルで変化させた機体という設定。
こちらの量産型Mk-Ⅱはテスラ・ドライブ内蔵で最初から飛べるし、V字アンテナもついていない。
ゲイム・システムが搭載されるのはこのシリーズからで、精神コマンドの重ね掛けという形で表現されている。
イーグレットらの肉体のベースとなったアラド・バランガのライバル格(あるいはお邪魔虫)として何度か交戦する。
α外伝では各機まちまちだった性能が統一されており、色が違う程度の差しかない。
アンサズ・スリサズ機にも分身がデフォで付き、石田兄弟の技量もあってボス格にしてはやや打たれ弱いものの、
攻撃を当てにくい難敵としてかなりの猛威を奮った。
しかし、最強と目されていたウルズ機がダイゼンガーとのイベントバトルで一刀両断にされてしまいそのまま退場、
続く量産機もウォーダン最期にして最大の奥義、斬艦刀・星薙の太刀で撫で斬りにされて全滅…と
どちらかといえば壮絶なまでのかませ犬ポジションとしての印象の方がプレイヤーには強く残る。
第2次OGではイーグレット専用の試作型が全機失われたため、エグレッタ・ウーノ=生きていたウルズは
新型機キャニス・アルタルフに乗り換えており、残存した量産型のみがガイアセイバーズの戦力として登場。
しかし、実際に交戦する機会はたったの1度しかなくかなりレアな機体になっている。
ザコ機の割にはHP/EN回復を完備していたりするのだが、いかんせんHPが低すぎて一撃で粉砕されるケースが多く、
ろくに戦闘アニメすら見ていないというプレイヤーも少なくは無いはず。マシンセルはメイガスが制御していたので
その加護が無いとこの程度、ということなのだろうか?入手資金は大目。
なお、ハードを跨いでの参戦が相次いだためか、別にメカデザインのリファインはされてはいないが、
ゲーム内のユニットグラフィックの印象は各作品ごとにかなり異なる。
◆武器・装備◆
量産型ヒュッケバインMk-Ⅱの武装がマシンセルで変質したもの…という触れ込みだが、実際はあまり原型を留めていない。
バルカンの発射口は黄色の装甲で塞がっており(ジ・インスペクターではそれっぽい穴が開いている)、
ライトソードに類する格闘装備もオミットされている。
また、OGシリーズでは換装武器も装備できるようになっており、各種ステータス異常を誘発する特殊武器を積んでいる。
マシンナリー・ライフル
量産型ヒュッケバインMk-Ⅱの『フォトン・ライフル』がマシンセルによって変異した武装と思われる。
折り畳みが可能な構造で、短い銃身から光弾を発射する(フォトン・ライフル同様にビーム兵器扱いではない)。
銃ではあるがあくまでショートレンジ用の武器であり、格闘武器の無いベルゲルミルの護身に用いられる。
弾数はなんと40発。弾切れを狙うにもはかなり手間がかかるので普通に倒した方がいい。
OGSでは全体攻撃になった反面弾数が半分に減ってしまい射程も低下したが、第2次OGの量産型では再び40発に戻っている。
シックス・スレイブ
背面のリングにマウントしてある6つの勾玉状の物体を切り離し、遠隔操作して敵機に激突させるオールレンジ攻撃。
全弾ヒット後、その場で勾玉が回転し太極図を思わせる爆炎の環が敵機を包み焼き尽くす。
『Mk-Ⅱ由来のリング状の武器』という点で『チャクラム・シューター』あたりが変異したもの…とこじつけるより他ないが、
あっちは巻きつけた相手をぶった斬る重石付ギロチンワイヤーなのでやはり無理がある。
むしろ初代ヒュッケバインの武装『リープ・スラッシャー』の方がそれらしいかも。
OGシリーズの量産型ヒュッケバインMk-IIにはチャクラム・シューターが装備されておらず、
リープ・スラッシャーもいち換装武器にすぎないのでより信憑性が高まる。
OGsでは戦闘デモの太極図の演出がパワーアップしている他、使用時にベルゲルミルが印を結ぶ演出が追加されている。
インド・中国・日本と、いろいろオリエンタルな香りのする武装。北欧神話モチーフのメカのくせに。
アーム・ナッター
ライフルの銃身下部に付いた銃剣。アニメ『ジ・インスペクター』で追加された武装でそれ以前にはなかった。
後に第2次OGで量産型が使用している。かなりマイナーでまず見る機会は無い。
リニアミサイルランチャー
OGシリーズにおける量産型ベルゲルミルの武装。換装武器だが元はラーズアングリフ由来の火器。内部データに設定されている。
量産型はシックス・スレイブを装備しているが使用できないため代用として装備されたと思われる。
実際のプレイではイベントで全機まとめてウォーダンに薙ぎ払われてしまうので、見ることも出来ず喰らう機会も無い。
第2次OGのガイアセイバーズに所属する量産型も装備しており、こっちは状況次第で普通に使ってくる。
スピリットドレイン,チャフグレネード
OGシリーズ限定。スリサズ機のみに装備。前者は敵のSPを吸収し、後者は1ターン命中率を低下させる。
エナジードレイン+,スパイダーネット
OGシリーズ限定。アンサズ機のみに装備。前者は敵機のENを吸収し、後者は1ターン移動力を半減させる。
スタンショック,マインドブラスト
OGシリーズ限定。ウルズ機のみに装備。特殊効果系武器の中でも凶悪な行動不能・精神禁止をそれぞれ発生させる。
…が、これはあくまで没データであり実際は上述のように自軍がウルズ機と交戦する機会はない。
エナジードレイン,スピリットテイカー,チャフグレネード
OGシリーズ限定。第2次OGでガイアセイバーズ所属の量産型に装備されている。
★余談★
◎本機は全シリーズにわたって終始敵サイドの機体であるが、実はゲーム中表示されているユニットグラフィックは反転されたものである。
敵視点で見るとライフルを左腕に携行しているので若干違和感がある。
これは初出のα外伝からOGシリーズに至るまで一貫してこのままだったのだが、
ジ・インスペクターではライフルを右手に携行するように変更されている。
また、α外伝の没データの中には味方版のベルゲルミルやイーグレットのパイロットデータが存在している。
もしかするとベルゲルミルが味方機になる予定もあったのかもしれない。…そこから裏切らせる可能性もスパロボなら十分あるが。
◎OG2のストーリーを描くジ・インスペクターにも当然ながら登場するが、このアニメでは諸般の事情でヒュッケバインのヒュの字も出せないため、
量産型ヒュッケバインMk-Ⅱなどという機体も存在しない(…それ以前のOVAでは普通に出てたのに)。
普通に考えれば量産型ヒュッケバインMK-Ⅱの代替機である量産型ビルトシュバインだが、ゲームとは違い、量産型が強奪される事件が発生していない。
ゆえに、本機が何をマシンセルに取り付かせて誕生したのかは永遠の謎である。
◎実はα外伝の時点でウルズ機は青、アンサズ機は銀の設定だったが、
スタッフの指定ミスであべこべになってしまい、OGシリーズ参戦の際に初めて正しい組み合わせになったという裏話がある。
また、スーパーロボット大戦のトレーディングカードゲーム『スクランブルギャザー』ではウルズ機がアンサズ機に、
アンサズ機が量産機にと色が変わっている(それ以外はカード化されていない)。
これについてもスタッフがミスだと認めている。おそらく製作にバンプレストが関わっていなかったせいと思われる
(スクランブルギャザーはバンダイ製作)。
…実際石田兄弟も含めてベルゲルミルは見分けがつきにくく紛らわしい。
追記・修正は斬艦刀でベルゲルミルを全機一刀両断にしてからお願いします。
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▷ コメント欄
- 正直アーム・ナッターに関しては自信が無い…違ったら修正よろしく。 -- 名無しさん (2014-07-12 10:51:13)
- PS~PS3全ハードに出てるのってコイツと龍虎王の他にいたっけ? -- 名無しさん (2014-07-12 11:11:44)
- ゲシュペンストMk-Ⅱ、サイバスター、ヴァルシオーネ、グランゾン、SRX(Rマシン系列)、変わったところではガンエデン(PS版ジーベン・ゲバウトの演出)とか… -- 名無しさん (2014-07-12 11:15:32)
- ↑3 アームナッターはしゃーない。あとアニメで短剣っぽいの持ってたけど何だったんだろうな -- 名無しさん (2014-07-12 19:30:30)
- 銀だ蒼だというけれど、アニメ化してリアル頭身の機体見てみると、こいつ存外『緑』の面積が多いw -- 名無しさん (2014-08-18 08:37:53)
- あまりにも特異なデザインから、初見で「なんでコイツ背面に勾玉付けてるんだ」と思ったプレイヤーは多いはず。アースクレイドル及びDCの技術者には日本と縁のある人物がいたのだろうか。 -- 名無しさん (2016-05-12 20:00:22)
- 津島氏のアンソロではボスボロットに顔面パンチを食らって爆発四散という・・・ -- 名無しさん (2017-04-21 22:16:09)
- α外伝も20周年を迎えることだし、今度のヒュッケバイン30もベルゲルミル20にパワーアップしたりして -- 名無しさん (2021-07-14 09:36:19)
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