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パラドックス 矛盾 異星人 エンリコ・フェルミ 未解決問題 フェルミのパラドックス
『フェルミのパラドックス』とは、
「宇宙が現在考えられているほど広く、長い歴史を有しているなら、知的生命体も数多く存在していると考えられるのに、未だに地球人と一種類も接触していないのは何故か」
という、妥当と思われる解答が複数考えられ、互いに矛盾するものである。
▽目次
歴史
1950年にノーベル物理学賞受賞者のエンリコ・フェルミがランチタイムの話題に話したのが最初とされる*1このパラドックスは、その後にマイケル・ハートによって研究が進められたため、『フェルミ・ハートのパラドックス』とも呼ばれる。
日本語で読める文献としてスティーヴン・ウェッブ著、松浦俊輔訳の「広い宇宙に地球人しか見当たらない50の理由―フェルミのパラドックス」(青土社・2004年)をオススメしたい。
『ドレイクの方程式』*2とは直接の関係は無いが、この問題を考察する時に重要であることは言うまでもない。
現在の試算によれば、
「ある程度以上科学技術が発達した文明であれば、極めて短期間*3に宇宙、少なくとも銀河全体に生息域を広げるはず」
とされている。
この試算が正しければ、『地球を含めた銀河系全体がとっくに知的生命体に征服されていなければおかしい』のだが……。
地球科学や物理学・生物学的な観点からはもちろん、論理学的・哲学的な観点からも多数の「解答」が提案されている。
それらの解答内容は大まかに以下の3つに分類できる。
- タイプA:「異星人はすでに地球に到達しているが、我々が知らないだけ」
- タイプB:「異星人は存在するが、まだ地球に来ていない」
- タイプC:「異星人は存在しない」
タイプA:「異星人はすでに地球に到達しているが、我々が知らないだけ」系の回答
- 異星人はすでに来ていて、ハンガリー人のふりをしている
一説によると、件のランチライムの席上で唱えらえた説だという。
ここでいうハンガリー人とは、ジョン・フォン・ノイマン*4やエドワード・テラー*5をはじめとするアメリカで活躍していた科学者である。
もちろんジョークだが、彼らはあまりの頭脳明晰さ故に、しばしば悪魔とか火星人とか言われていたのだ。
ちなみに上記のテラーなどは「まずいな、ばれちまったか。さてはフォン・カルマンさん*6が言いふらしたんだな」などと返したそうな。
- 異星人はすでに来ていて、我々を監視している
創作世界で最も採用される、未確認飛行物体(UFO)をエイリアン・クラフトだとする立場。
おそらく最も良く知られた解答であり、「各国の政府がその存在を隠蔽している」という説明が加わる事もあって一般社会ではこれが正しい解答だと思っている人も多いだろう。
しかし、物証などは皆無に近く、多くの研究者からは支持されていないのは言うまでもない。
- 異星人は過去に地球に来ていて、遺跡などに痕跡を残している
いわゆるオーパーツや個々の遺跡などの検証の結果から、現在のところ否定されている。
- 地球は銀河連盟などの決定によって、異星人からの干渉を禁止された保護区もしくは動物園のような存在である
このような説を「動物園仮説」と言う。
創作世界では『2001年宇宙の旅』や『おねがい☆ティーチャー』などで採用されたので、聞いたことのある人も多いだろう。
やや主題から逸れるが、地球の側が他の惑星を保護区扱いにする例としては、スターオーシャンシリーズにおける「銀河連邦」がある。劇中において、文明レベルの低い惑星への干渉を制限する「未開惑星保護条約」を批准しているのだ。
科学的には証明も反証も難しいが、論理的には成り立つ可能性は低いとされる。理由については後述。
ただし、この地球においても北センチネル島の住人やアマゾンの奥地の未接触部族など、当地の政府によって外界から接触されないよう保護され隔離された、非文明生活を送る人類がいる実例があるので、全く無視できる説でもない。
- 異星人は地球に来ているが、我々には生物だと認識できない
要するに異星人とはケイ素生物だったり情報統合思念体みたいな存在である、という説。
しかし元々のフェルミのパラドックスは我々地球人のような有機生命体を想定していたのは間違いないので、別問題としておこう。
タイプB:「異星人は存在するが、まだ地球に来ていない」系の解答
- まだ地球人が異星人を探し始めてから十分な時間が経っていない
地球外知的生命体の科学的探査に従事する多くの研究者が、いつか成果が得られる可能性はあるので、まだ十分な時間が経過していない*7というもの。
ただし、これは「なぜ地球人が探し始めてから今までに、異星人が見つかっていないのか」に対するもので、『そもそも異星人がいれば、とっくに向こうから地球に来ている』に対するものではない。
前述の『ある程度以上科学技術が発達した文明であれば、極めて短期間に宇宙、少なくとも銀河全体に生息域を広げる』とされる矛盾は依然として残るのである。
- 異星人は宇宙全体に広まりつつあるが、たまたま地球には到達していない
以下の理由により、論理的に成り立つ可能性が極めて低いとされる単純な解答。
宇宙における文明の在り方を以下の衰退期のことは考えないとして、3つの時期に分けて考みよう。
1・「まだ文明が宇宙に進出していない時期」
2・「宇宙全体に文明が広がりつつある時期」
3・「宇宙全体に文明が広がり、安定した時期」
上の説は、現在「2」の時期にあるという主張である。しかし「1」および「3」に比べて、「2」は極めて短いのではないだろうか。
例えば『コップの中の水にインクを一滴だけ垂らす』状況を考えた場合、
1・「まだ水にインクを溶かしていない時期」
2・「インクがコップ中に広がっている時期」
3・「コップ中にインクが広がり、安定した時期」
この3つがありうるが、「2」は他よりも極めて短い。*8
これと同様の理由で『我々が時期的に極めて短い文明の拡散期に生きている』ことは確率的には極めて低い*9。
- 全ての異星人は対外進出に消極的である(全員引きこもりである)
- 全ての異星人は外宇宙に進出する段階に達する前に絶滅する
この手の解答は、例外が一種類でもいれば崩壊するという点で、説得力のある解答とは言い難い。
- どの異星人も、恒星間飛行を実現することは出来ない
現時点での地球人においても「理論的には恒星間飛行は可能」と議論されているので、この説は受け入れがたい。ただし、宇宙空間には我々には観測も予測も出来ない様な脅威が隠れている…という可能性も悪魔の証明じみた話だが否定しきれない。
- 恒星間飛行はコストがかかりすぎる
上二つの説の派生型。
恒星間飛行が技術的に可能な文明が誕生したとしても、膨大な時間や資源を消費するため、実行までには至らないとする説。
遥かにハードルの低い有人月面探査ですら、コスト面の問題で半世紀も実行されていないという事実もこの説を補強する。
母星の寿命が迫れば移住を余儀なくされるだろうが、宇宙全体で見れば現在の宇宙の年齢よりも遥かに寿命の長い恒星が大半なので、そのような状況になる文明は(現時点では)多くないとも考えられている。
しかし無人探査機や信号なども確認できていない事は説明できないし、例外が一種類でもいれば崩壊するという点にも変わりはない。
タイプC:「異星人は存在しない」系の解答
- 地球外生命体は存在しうるが、知的生命体まで進化することは極めて稀である
- 地球外生命体自体が存在することが極めて稀である
- 他に全く文明が存在しないとは言わないが、少なくとも地球は最も進んだ文明の一つである
- 全宇宙とは言わないまでも、この銀河では地球しかない
穏健な説を含めれば、これが科学的にも最も観測結果に合致し、論理的にも妥当であるという意見が多く、解説書を書いたスティーヴン・ウェッブもこの説を支持している。
また「地球外生命」を書いたアミーア・D.アクゼルも「地球外生命が存在する可能性はほぼ100パーセントだが、地球は宇宙で最も進んだ文明である可能性が高い」と結論している。
具体的な根拠は以下のようなものである。
- 系外惑星の探査の結果、ほとんどの系外惑星は地球とは似ても似つかない姿をしていることがわかった
- 自然界の様々な物理的な値は、奇跡的に地球に人類が生存できる値を取っている。もしどれかの値が少しでもズレていれば、地球人は存在しなかった。
これはもちろん地球人に物理が合わせてくれたわけではなく、たまたま地球人が存在できるような値を取っている宇宙が少なくとも一つあった*10わけで、この「地球人に合っている」宇宙に他の知的生命体が存在しうる可能性は極めて低い。
このような考え方をレア・アース仮説*11と呼ぶ。
以上が科学的な根拠であるが、論理学的にも「地球はこの宇宙で最も進んだ文明に属する可能性が高い」と指摘されている。
それは以下のような理由による。
文明の段階が進むほど、当然人口は増えると考えられる。
ということは、今このページを見ているwiki篭りのあなたは、当然文明の段階が進んでいない星よりも、文明の段階が進んだ星に生まれてくる可能性のほうが遥かに高かった。
ところで、現にあなたが生まれてきた星は地球である。
ということは、地球は宇宙の中で文明が進んでいない部類に属する可能性よりも、最も文明が進んだ段階に属する可能性のほうが遥かに高い。
これは確率論の世界で「インスペクション・パラドックス」と呼ばれる議論を基にしている。
動物園仮説が成り立つ可能性が低いのも同じ理由である。
あなたは圧倒的少数派である「監視される側」に生まれてくる可能性よりも、はるかに人口が多いであろう銀河連邦側に生まれてくる可能性のほうが遥かに高かったのだ。
もちろん上記の議論は、あくまで「確率的に」地球が最も進んだ文明である可能性が高いと言っているだけで、そうではない可能性を排除している訳ではない事に注意。
ちなみに太陽系内の探査で他の惑星や衛星(エウロパなど)から生命が発見されたとしても、この説を否定するものではない(太陽系だけが特別である、という可能性が排除できないため)。
また、上記と同様の考えから、知的生命体が存在可能な時間は宇宙誕生から比較的短期間なのではないかといった推測もされている。
宇宙に存在する恒星は太陽よりも小さく軽い星が圧倒的に多く、それらの星々はエネルギーの消費量が少ないため、現在の宇宙の年齢よりも遥かに長い1兆年~100兆年もの期間に渡って輝き続けるという。
したがってそれらの星が持つ惑星に知的生命体が存在できるのであれば、星の数からも時間からも地球とは比較にならないほどの人口が未来の宇宙に存在するはずである。
それにも関わらず我々が生まれてきた星が地球であるこということは、寿命の長い恒星が持つ惑星には何らかの理由で知的生命体が発生できず、太陽程度の大きさの恒星が存在する期間しか知的生命体は存在し得ないのではないか、という考えである。
SF小説「三体Ⅱ 黒暗森林」ではフェルミのパラドックスを題材の一つにしている。
前提として、
- 「ある文明が別の文明の存在を知ったとしても、相手の文明とは物理的にも文化的にも大きな隔たりがあると考えられるため、対話と理解、信用を得ることはできないと判断する。それは相手の文明も同様である」
- 「相手の文明がこちらの文明を発見出来ない程に技術力に一方的な差があるとしても、これから飛躍的に技術力を発展させて差が縮まり、こちらの文明が発見される可能性がある」
と語られる。
この二つの前提から弾き出される最善手は、
- 「自分の文明は外の存在から発見されないように身を隠すべき」
- 「こちらから外の存在を見つけたとしても、交渉や対話を選択肢とせずに見敵必殺を前提とすべき」
となる。
地球から異星人が発見できないのは発見されないように(攻撃されないように)意図的に隠れている為であり、異星人が地球に電波信号や探査機すら送ってこないのは発見しても交渉する気は一切なく一撃で滅ぼす攻撃の準備として爪を研いでいる為…と考えるのがこの仮説である。
この仮説も上記の反証からは逃れられないが、フェルミのパラドックスに一石を投じているSF小説なので興味のある人は読む価値あり。
もちろんこのパラドックスは、まだ解かれていない。
これまでの所はタイプCに分があるとされているようだが、明日にでもSETIが成果を上げたり、異星人が来訪してくる可能性は否定できない。
それまでは、是非あなたなりのこのパラドックスへの解答を考えてみてはいかがだろうか。
追記・修正は異星人が美少女型である可能性を計算してからお願いします。
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▷ コメント欄
- 思うんだけど、地球と全く違う環境なら水を生命活動に必要としない生命が産まれるだけじゃないの? -- 名無しさん (2017-02-11 17:56:55)
- それを言ったら全ての星に -- 名無しさん (2017-02-11 17:59:59)
- 有機生命体が生まれるんじゃ。 -- 名無しさん (2017-02-11 18:00:37)
- 一番上記事くらいちゃんと読めよ……>しかし元々のフェルミのパラドックスが、我々地球人のような有機生命体を想定していたのは間違いないので、この解答は問題のすり替えと言わざるを得ない。 -- 名無しさん (2017-02-11 18:35:22)
- 地球外生物はほぼ100%いるはず。なのになぜ知的生命体が地球人と接触していないのか。一番は地球が一番ってなっても仕方ないくらいだけど、実際のところどうなのかねぇ。宇宙進出できてない組くらいは少しいそうな気はするけど、それこそ奇跡っぽい気もするし(時間経過的な意味で) -- 名無しさん (2017-02-11 18:39:03)
- 単純に宇宙が死ぬほど広いからじゃないかなぁ。一番近いハビタブル惑星でも何光年も離れてるんだからそうそう来られんよ -- 名無しさん (2017-02-11 19:46:41)
- 大学の頃考えたなー。結論が「地球に接触可能な地球外知的生命体は地球よりも恐ろしく技術が発展しており、アメリカ人とジャングルの奥地の先住民以上の技術水準差がある。侵略も交易もする意味がなく、放置されているだけ」となったが。 -- 名無しさん (2017-02-11 19:53:08)
- ↑それは動物園仮説の1パターンに分類されるね -- 名無しさん (2017-02-11 20:05:18)
- 恒星間飛行について議論することと実現できるかどうかは別問題でしょう -- 名無しさん (2017-02-11 20:18:40)
- ↑それはその通りだけど、「理論的に恒星間飛行が可能である」とされている以上、恒星間飛行をするかどうかは物理的な制約ではなく、コストなどの社会的・規範的制約に縛られるということ。この手の社会的・規範的制約に依存する解答は、 -- 名無しさん (2017-02-11 20:25:17)
- 途中送信失礼 「その規範に従わない文明が一つでもあれば崩壊する」という理由で、有力な解答とは言えない、というのが大方の意見。 -- 名無しさん (2017-02-11 20:26:13)
- 「アームストロングの月面着陸が嘘」を発展させた「そもそも宇宙の存在自体が捏造」って説は出なかったのか?フジリューの読み切り漫画がそんなオチだったが -- 名無しさん (2017-02-11 21:24:10)
- 地球人も恒星間飛行はまだできていないんだし、ほかの知的生命体もそこまで文明が発達する前に滅びているんじゃかいかな -- 名無しさん (2017-02-11 21:42:33)
- 宇宙の長大な歴史の中で、一つの文明が興り滅びるまでの時間はあまりにも短く、その短い時間どうしが重なり合う確率はあまりにも低い、という論説を読んだことがあるが、コレは分類するならタイプCになるのかな -- 名無しさん (2017-02-11 23:08:31)
- そもそも『安定した光速度を越える恒星間航行能力』に至らないと文明の拡大能力は非常に低い事になるので、その技術がネックになるなら異星文明が辿り着く確率が大幅に下がり「130億年じゃ足らねーよ」になりうるんだよなぁ -- 名無しさん (2017-02-11 23:47:13)
- ↑2タイプCでいいと思う。個人的にはソレ+恒星間航行不能(そこまで伸びない)の説を取ってる -- 名無しさん (2017-02-11 23:49:37)
- >ある程度以上科学技術が発達した文明であれば これが超高速移動技術に類するものならとうに邂逅してても可笑しくはないと言う事か? -- 名無しさん (2017-02-12 02:38:11)
- 39光年とは近いな…… -- 名無しさん (2017-02-24 08:22:48)
- 宇宙人「宇宙開発したいけど予算が足りない」 -- 名無しさん (2017-02-24 10:25:03)
- あるSF作家は「ある文明が生活圏を拡大しようとすると一定のラインで生活圏を拡大する事による利益よりコストが大きくなりそこで文明圏の拡大は止まる(から地球まで到達する可能性は低い)」という説を唱えていたな -- 名無しさん (2018-04-15 12:25:08)
- 宇宙が無限に広がり続けているから「インクがコップ中に広がっている時期」が終わらないとか -- 名無しさん (2018-04-17 17:16:29)
- フェルミオン砲のパラドックス……? -- 名無しさん (2018-04-17 18:00:20)
- きっと明日くるんだよ! -- ドレイク (2018-07-29 20:13:35)
- 主張の内容の各要素が不明瞭であるため、そもそもパラドックスにもなり得ていない -- 名無しさん (2019-02-23 00:39:58)
- ↑ それ言ったらゼノンのパラドックスも同じじゃん。論理的帰結(宇宙人と接触しているはず)と事実(宇宙人と接触したことがない)が整合してないからパラドックスでしょ。 -- 名無しさん (2020-02-12 14:51:14)
- ↑6距離によるコストの拡大は、歴史上の大帝国の実例があるから納得しやすい。瞬間移動系の技術開発が待たれる。 -- 名無しさん (2020-05-23 19:27:39)
- 異星人も同じことを考えていていざ接触したらお互い考えていることが同じやんけと笑い飛ばせる関係になればいいな -- 名無しさん (2020-05-23 19:31:52)
- 単純に、まだ他の星(少なくとも地球)とコンタクトをとれるレベルの文明までどこの星も達していないだけでは -- 名無しさん (2020-11-21 00:32:48)
- ボイジャーでさえ太陽系を抜けるのにあと3万年かかるからな 広い宇宙で出会うには時間も早さも足りないか -- 名無しさん (2020-11-21 00:43:30)
- 皆も言う通り、生き物の亜光速~超光速移動がいち恒星文化圏内の資源だけで可能かどうかが確定しないうちにあれこれ言っても意味なさそうだ -- 名無しさん (2020-11-21 01:31:12)
- コップのインクの例えがなんかピンと来なかったけど、人類史で大航海時代が250年間って考えると納得できた。 -- 名無しさん (2021-02-05 01:07:54)
- 「フェルミのパラドックス」「フェルミ推定」「フェルミウム」エンリコ・フェルミってすごい物理学者なんだな -- 名無しさん (2021-02-19 14:42:15)
- インスペクションパラドックスみたいな話どっかで聞いた事あるなー何だっけ…と思ったら「俺の車がいる車線に限っていつも渋滞する、どの車線にいる時でも他の車線ばかりすいているのに」「じゃあ聞くけど、90%の車が走る車線と10%の車が走る車線があったとして、お前の車がどっちにいる確率が高いと思う?」みたいなやつだった -- 名無しさん (2021-02-19 15:59:51)
- youtubeの動画で見たやつだと「技術等が発達しすぎると何かしらの理由(戦争等)で文明が滅んでしまう為他所の文明圏まで行ける程発達できない」というのだった。 -- 名無しさん (2022-02-20 13:40:07)
- まあ本当に地球文明が現在宇宙第一位であるなら、他の種族が勃興してきてアドバンテージを失う前に宇宙を征服しないとな(銀河帝国主義) -- 名無しさん (2022-02-20 15:23:26)
- 一番上、あと本文もだけど、「(おおまかに)人型してない」を別問題とするのは違うんじゃないかなぁ……前提が間違ってればパラドックスになって当たり前だし。前提が間違ってないという立場に立つなら(WikipediaではAになってるけど)ここではC系の回答、異星人は(少なくとも我々が生物と認識できる形では)存在しない、になると思う。 -- 名無しさん (2022-02-20 19:05:05)
- 時間封鎖ってSFでは宇宙空間では色んな知的生命体の作った探査用ナノマシンが潰しあって制御不能に進化してるから誰も宇宙に出られないって設定だったな 動物園パターンとはちょっと違うか? -- 名無しさん (2022-08-25 20:18:08)
- 動物園の変形として、知的生命体がランダムに宇宙に拡張していくとすると、満遍なく広がるのではなく割と空白部分もできるってシミュレートがあったな。どこで読んだのか忘れたけど。 -- 名無しさん (2022-08-25 21:13:01)
- マンガ「マップス」では「天然資源が乏しい上に技術レベルが低いので交流の価値もない『廉い』文明と判定されて銀河文明圏から放置されていた」というあんまりな理屈だった。「さすがにそれは通らんだろ」と突っ込んだものだw -- 名無しさん (2022-09-13 01:46:52)
- 「もし宇宙人がいたとして友好的に接してくるかどうかわからんし下手に出て襲ってくるリスクを考えると、相手の星の位置情報が開示された瞬間に徹底的に殲滅するのが一番安全」とかいう一切の救いのない暗黒森林理論すき -- 名無しさん (2022-09-13 02:11:47)
- ↑ ゾンビ世界サバイバルマルチプレイヤーゲーム「DAYZ」では、プレイヤーたちの経験と試行を経て「生存者を見たら殺れ」という回答にプレイヤーの総意としてたどり着いたそうな… -- 名無しさん (2022-09-13 02:15:44)
- 素人考えだけど「地球はこの宇宙で最も進んだ文明に属する可能性が高い」って所の根拠の部分って論理的に破綻してるように見える。だってこれって、例えば日本の外側には人間が存在しないって頑なに信じてる人が「そんなに日本の外に多くの人間がいるなら、日本人ではなく外人として生まれてくる可能性のほうがはるかに高い。でも俺とお前が同時に日本人として存在しているという確率的にあり得ない事が起きている、これは外人など存在しないという証拠だ。」って主張するようなものなんじゃないの? -- 名無しさん (2022-11-15 13:23:11)
- そもそも文明が進めば進むほど人口が多くなるって論理も自分はしっくりこないな 高度な文明ほど人口を管理して増えすぎず、減らしすぎずに適切な人口を保つと思うし -- 名無しさん (2022-12-06 16:10:14)
- ↑縄文時代中期の日本の人口が35万、江戸時代が3500万、今は1億2000万。文明が進めば人口は増えるが、管理下、すなわち都市化が進むと少子高齢化になるのは古代ローマ時代で結論済。 -- 名無しさん (2023-01-14 02:56:48)
- 他の宇宙人は存在しない説は地球人類を神聖視というか、特別視しているように感じられるなあ -- 名無しさん (2023-02-19 10:55:47)
- ↑4 確率は確率でしかないからなぁ。この論法使えば宝くじ当選者の実在を否定することすらできそう……そのくせ引き篭もり仮説は「一つでも例外があれば破れる」と否定してるからダブスタ感あるし。 -- 名無しさん (2023-02-19 14:40:56)
- 現状の先進国のほとんどが少子化してるのを見ると,他の星でも文明は発展し続けるのではなくてどこかで打ち止めになって終息してっちゃうのかなって感じる -- 名無しさん (2023-08-01 17:31:47)
- 一定以上の水準に達した文明は物質世界を捨てて高次元世界へ移住してしまう、というアセンション仮説もSFではたまに見かける -- 名無しさん (2023-08-01 21:33:19)
- そもそも「現在の地球人が考える常識」を「全宇宙人の常識」としている時点で無理があると思う。「常識的に考えてこうなるはず」と言われても、同じ地球でさえ国が違えば常識は大きく違うのだから、別の生物・別の星・別の銀河となれば全く違った常識を持っていると考えるべきだろう。 -- 名無しさん (2023-08-01 21:44:38)
- 宇宙人が存在しないとすれば、「文明が生まれる確率は宇宙の広さ・歴史をもってしても一回しか起こらないほど低確率である」ということになる。「宇宙人がいるのなら地球に来ていない可能性は低い」という主張も、結局「0と言っていいほど極めて低確率なことが起こった」ということを認めなければ成り立たない。 -- 名無しさん (2023-08-05 11:03:54)
- 暗黒森林仮説ってやつ、結論が好戦的すぎない…? -- 名無しさん (2023-11-13 16:55:14)
- ↑続き 文明の対話不可能って前提がまず地球がそうじゃないと思うし…… -- 名無しさん (2023-11-13 19:23:29)
- ↑現代人の祖先だって他の霊長類滅ぼしてるし、歴史的に見ても絶滅を目的とした大量虐殺や王朝の滅亡など事例には事欠かんやろ -- 名無しさん (2023-11-15 09:18:53)
#comment
*2 平たく言えば「地球外文明が存在する確率を求める計算式」。方程式と銘打ってはいるが、計算者個々人の考え次第である程度パラメータを自由に設定できるため人によって結果が異なり、何が正解かも決められていない。
*3 短期間といっても数千万年~数億年というスケールなのだが、現在の宇宙の年齢である約138億年と比較すれば十分に短い
*4 ハンガリー出身のユダヤ人数学者。数学や物理学、コンピュータ科学などに多大な功績を残した、20世紀科学史の最重要人物の1人。
*5 ハンガリー出身のユダヤ人理論物理学者。アメリカにおける水爆開発に関与した「水爆の父」。
*6 セオドア・フォン・カルマン。ハンガリー出身のユダヤ人航空工学者。流体力学や航空機開発を発展させ、宇宙開発に大きな影響を残した「航空工学の父」。
*7 地球外知的生命体探査(SETI)計画が始まったのは1960年代から
*8 事前にいつコップに水を垂らすのかを知っていない限り、インクがコップ中に広がる瞬間を見ることはまず不可能
*9 三浦俊彦「論理パラドクス」を参照
*10 正確に言えば、この宇宙以外の宇宙には存在しえなかった。我々がこの宇宙に存在しているのは奇跡でも何でもなく、「他の宇宙には存在できなかったから」に過ぎない
*11 文字通り「稀な地球」という意味で、希土類とは関係ない
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