アーク・カンパニー管理番号: S-273-H
通称: 彷徨うゴーレム
カテゴリ: 人型
ランク: Ⅱ
管理状況: 彷徨うゴーレムは面積7m2 の管理室内から外へ出してはいけません。また、管理室内に許容量を超えるいかなる物品も許可なく持ち込んではいけません。許可を得て物品を持ち込む際もそれら物品を手放さないでください。
管理室内の監視カメラは壁面埋め込み式であり、マイクなども同様です。
概要: 彷徨うゴーレムは ████年に███████に出現した、全高3mの人型の無機生命体です。体のほとんどは未知の岩石で構成されており、岩の隙間から赤い光が漏れています。頭部には目、口、耳と思われる穴と可動部があり、ここからも赤い光が漏れています。手足には指がなく、物を掴むことはできません。
彷徨うゴーレムは攻撃性が高く、特に音を立てる物や(人間を含めた)声をあげる動物を積極的に攻撃し、破壊を試みます。攻撃は基本的に腕で殴りつけたり、足で蹴るといった単純なものですが、30t近い重量にも関わらず人間並みの素早さで動く事が可能なため、高い攻撃力を有しています。岩石の硬度も高く、破壊して鎮圧するために歩兵戦闘車を用いた記録もあります。
構成する岩石を砕いて無力化する事ができますが、約7時間で岩石同士が吸着し、元の形に復元され再活動を開始します。
また、彷徨うゴーレムは未知の力で周囲の小物や瓦礫などを吸着させ、人型無機生命体(カンパニーではマリオネットと呼称)を生み出し、使役する能力を持っています。大きさは周囲にある材料の数によって異なりますが、おおむね高さが0.5m~1.5m程のものです。周辺に動物の死骸が存在する場合、そのままの姿でマリオネットとして使役する事も可能です。
マリオネットは彷徨うゴーレムを守るように動き、互いに連携して周囲を攻撃します。素材に関わらずかなり力が強く、集団での脅威度はかなり高いと判断されます。
彷徨うゴーレムは「向こう側の世界」への干渉調査でも存在が確認できず、世界の干渉によって誕生したWOの可能性が指摘されています。
補遺: ████年11月██日、彷徨うゴーレムは管理室の壁を破壊して脱走しました。壁を破壊した際の瓦礫を用いて5体のマリオネットを製造しました。これらの鎮圧に38時間を要し、██名の職員が死傷し、█種のWOに被害が及びました。
後に管理室の壁面及び天井をチタン合金製に改装し、管理体制の強化を行いました。
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