自然発生型動物園

管理組織:WOMCO

収容施設:████市██町

管理番号: U-00-43-T

オブジェクトクラス: Ένα

収容方法:U-00-43-Tは現在WOMCOの管理下にありますが、後述の特例により担当職員以外の人物(一般の人物を含む)でも干渉可能な領域となっています。しかし、U-00-43-Tが異常領域であることは明らかであるため、周囲または内部への影響を抑えることを目的として対処が施されます。一般の人々には「多種多様な生態系を見ることができる動物園」という情報を流布して下さい。担当職員は定期的に動物園の管理組合を装い、現場の巡回を行って下さい。

説明: U-00-43-Tは████市██町に存在する約20haの森林です。U-00-43-Tの周囲は川に囲まれ、内部は豊かな自然が広がっています。U-00-43-Tの東側には橋が架けられており、その先にはU-00-43-Tの出入り口として大きな木製の門が設置されています。U-00-43-T内の一部には舗装されていない道があり、両脇には竹製の柵が設置されています。また、中央には巨大な杉の木が立っており、その周囲も竹製の柵で囲まれています。
U-00-43-Tの異常性はそこに生息している動物にあります。U-00-43-T内には、通常████市周辺の森林に生息しているはずのない生物(ライオン、カメレオン、トナカイ等)が生息していて、それら全てが一切生存競争等を起こすことなくそれぞれが独自に生活しています。その動物達がどのようにして栄養を補給しているかは不明ですが、肉食動物が草食動物を狩っている姿は一度も目撃されていません(設置した防犯カメラにも一度も映っていたことはありません)。また狩り同様に繁殖行為も確認されていないにも関わらず、担当職員の定期的な巡回調査により、不規則に動物の種類・個体数が増加していることが確認されました。
更に、その動物達は執拗に人間にスキンシップを求め、普通は触れ合いを嫌がるような動物も極端なほどに接近し触れ合いを求めます。特に動物達にも敵意は見られず、今のところ安全であると判断されるため、現在は「動物園」の名目で一般にも開放しています。しかし、突発的な異常事態に即刻対処できるよう、数名の職員による定期的な監視を行って下さい。


補足1: U-00-43-Tは、WOMCOに発見されるまでは、「色々な動物が住んでいる魔法の森」だと周囲の人々に認知されていました。また、その不可思議性、珍しさからか、「一度入ると戻れなくなってしまう」という言い伝えが残されていました(職員3名[編集済]によって数日間の検証を行いましたが、そのような事象は確認されませんでした)。


補足2: 検証を行った職員から、U-00-43-Tに入る時と出る時で人数が違うのではないかという報告がありましたが、録画されたビデオカメラや防犯カメラには終始変わらず3名の職員が映し出されていました。
なお、代わりに入る際に同伴していた犬(犬種:ドーベルマン)がいなくなっていることがわかりましたが、のちに防犯カメラを確認するとU-00-43-T内に残っていることが判明しました。調査のため、しばらくはU-00-43-T内での飼育を行います。


補足3:補足1に記された検証の参加職員の人数に誤りがあったため、訂正を行いました。

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