iBGP Loop prevention
iBGPのループ防止機能として、Split-Horizonがデフォルトで動作している。
これは、BGPピアであるルータAから受け取った経路を、同じくBGPピアであるルータBには広報しないという機能である。
この機能があるため、iBGPは以下のいずれかの構成を組む必要がある。
- フルメッシュ
- Route-reflector
- BGP Confedetion
Route-reflector
Route-reflectorは、Clientから受け取ったUpdateを他のClient(あるいはnon-Client)に反射する。
Route-reflectorを中心としたスター構成をとることになり、フルメッシュ構成をとる必要はなくなる。
フルメッシュ構成の場合、n*(n-1)/2のピアが必要になるのに対して
Route-reflector構成の場合はn-1のピア数でよくなる。
(実際はRoute-reflectorも冗長化するため、2*(n-1)のピア数)
TCPのコネクションが減るため、スケーラビリティが向上する。
用語
Route-reflectorでは、以下の3つの登場人物を意識する。
1 | 単語 | 意味 |
2 | client | Route-reflectorのクライアント |
3 | non-client | クライアントではないRoute-reflectorのiBGPピア |
4 | EBGP | クライアントではないRoute-reflectorのeBGPピア |
Route-reflectorがClientからUpdateを受け取った場合
Client、non-client、eBGPにUpdateを広報する。
Route-reflectorがnon-clientからUpdateを受け取った場合
Client、eBGPにUpdateを広報する。
Route-reflectorがeBGPからUpdateを受け取った場合
Client,non-Client,eBGPにUpdateを広報する。
基本的なConfiguration
基本的なConfig
router bgp 100
neighbor 150.1.5.5 remote-as 100
neighbor 150.1.5.5 route-reflector-client
Peer-Groupを使ったConfig
router bgp 100
neighbor ROUTE-REFLECTOR peer-group
neighbor ROUTE-REFLECTOR remote-as 100
neighbor ROUTE-REFLECTOR update-source lo0
neighbor ROUTE-REFLECTOR route-reflector-client
neighbor 150.1.5.5 peer-group ROUTE-REFLECTOR
Route-reflectorのクラスタ化
Route-reflectorが1台しかない場合、単一障害点となる。
そのため、通常は複数のRoute-reflectorを構成して冗長する。
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