Zenith:_The_Last_City

価格

SteamVR	3090円
Quest	2990円
PSVR	29.9ドル

Zenith: The Last City（ゼニス: 最後の都市）は、VRの仮想空間を、かなりの多人数のプレイヤーで探検していくロールプレイングゲーム(MMOPRG)です。クロスプラットフォームで、Quest2、PlayStation VR2、PCVRから同じ世界に人々が集まる事ができる。2022年1月27日に発売。開発はRamen VR（アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコ）。日本のアニメやゲームのファンタジーな世界観、アメリカのサイバーパンク小説から影響を受けて作りこまれた魅力的な世界が広がっている。

公式トレイラー(1分51秒、2021年)

2019年には[1]、開発予算としてクラウドファンディングで約3000万円（28万ドル）を調達[2]。2022年3月には、その100倍以上の予算3,500万ドル（数十億円）を調達[3]。2023年2月22日リリースのPlayStation VR2でもプレイ可能。

このゲームの要素としては、サイバーパンク[1]、アニメ、MMO、VR、多人数参加が組み合わせてさっている[4]。主な開発者のアンディ・ツェン (Andy Tsen) はオンラインで構築される人間関係は強いと信じており、彼は「ファイナルファンタジーXIV」で伴侶と出会い結婚している[4]。ゲームとしては、ファイナルファンタジー、クロノトリガー、最近のではニーア・オートマタ（NieR:Automata）を好み、日本のアニメ『ソードアート・オンライン』 (SAO) や『天空の城ラピュタ』が好き、本では仮想現実を描く『スノウ・クラッシュ』（翻訳本あり）、『レディ・プレイヤー1』（映画あり）、Rainbows Endです[1]。また『アンドロイドは電気羊の夢を見るか？』『ニューロマンサー』[5]。そんな世界を実際に体験してもらいたいとのこと[1]。

【ZENITH】"Not Afraid" - Jordan Chin (feat. Emi Evans)(3分57秒、2020年)
歌い手のエミ・エヴァンスは、ゲーム「ニーア・オートマタ」の楽曲も歌っている。

細部までこだわって作られたファンタジーの世界には、超未来都市や、ターコイズブルーの海など美しい景色が広がっている[4]。どこでも手でよじ登ることができ、飛び回ることもできる。世界設定にも細部までこだわっている[4]。

2022年後半から神アップデートが続いています。PS VR1は2023年5月のアップデートには対応せず、Quest 1はこれに加え2023年9月15日以降にプレイもできなくなります。古い端末の対応をやめ画質を向上させています。

公式トレイラー(32秒、2022年11月)
ペットが登場。フルトラッキング対応で対応機器があれば足なども動かせます。

公式トレイラー(59秒、2023年5月)
パッチ1.3で待望の忍者職が登場。プレイヤー同士の戦闘、フックでの移動、木の伐採/鉱石の採掘。

公式トレイラー(73秒、2023年4月)
パッチ1.3でかなり広い自分の家を作成できます。

Zenithの世界設定[]

「破壊」（The Fracture）と呼ばれる大災害から何世紀か後、再びそれが起こることを防ぐために、神々とも戦っていく物語[4]。

都市ゼニスは巨大な裂け目の上に浮かんでいる。ゼニスは結晶化したエッセンスによって浮かんでいる。巨大な石造の手が、ゼニスから平原へと続く橋を持ち上げていて、この手を下げることができるのは、ゼニス委員会の最高幹部が知る魔法だけだった。[6]

今から何百年も前、神の王 Rhel'ka によって惑星から来た巨大船艦がこの世界に衝突し、恐怖と獣どもを解き放った。[1] 神の王の軍隊は世界の大部分を荒廃させた[6]。ゼニス委員会 (Zenithean Council) の決定で門を閉じ部外者から都市を閉鎖した。遂には Rhel'ka は暗き深淵に封印されたが、同時に人々の半分が死を迎え、無傷で残った都市はゼニスだけだった。それから、封印の力は弱まっていく・・[1]

この世界では、すべての生物が持つ生命の力は「エッセンス」(Essence) と呼ばれる。魔法は、この古くからの方法を使って作られる。一方、ゼニスの市民であるゼニス人は、工学技術と増幅器によって都市にエッセンスの力を供給している。[1]

インプラントによる能力の拡張によって、一部の人だけが非常に裕福になり階級ができてしまった。またインプラントを使いすぎると性格が変わってしまうことがあり、完全に自己と人間性を見失い目的もなく存在していることもある（『サイバーパンク エッジランナーズ』のごとく笑）[5]。

関連情報：スカイウェーブ

機種ごとの表示の違い[]

【Zenith】こんなに違う！？Quest版とPCVR版を徹底比較(13分32秒、2022年)
高性能なPCでの描画は、水などが特にかなり綺麗になるようです。Quest2ではその性能に合わせ風景の描画をけっこう省略しています。

Zenith: The Last City PSVR PS5 gameplay
PSVRはその中間ぐらい[7]。

開発[]

2019年8月3日にkickstarterで出資者を募集。45日間で27万ドルを調達し[8]、募集を終了。それから半年。プレアルファを2020年3月21日に公開と発表。アルファ2は2021年7月24日に開始。2021年12月18日にベータ版のベータ1が開始。[9]

立ち上げ時のメンバーは15人（14人が写った写真あり・女性3名）、2022年秋までにはコアメンバー22人となり、4500万ドルを調達。[8]

出典[]

1. ↑ 1.01.11.21.31.41.51.6 Andy Tsen． Zenith: The Cyberpunk MMO For VR and Desktop． kickstarter， 2019年8月1日．
2. ↑ アシュトン． 『SAO』世界までもう少し!? 剣と魔法のVRMMO『Zenith: The Last City』レビュー。言葉が通じなくてもなんとかなる交流が楽しい． ファミ通， 2022年6月25日．
3. ↑ Harry Baker． Zenith Dev Raises $35 Million, Studio To Double． UploadVR， 2022年3月19日．
4. ↑ 4.04.14.24.34.4 Andy Tsen． PS VR『Zenith』を公開！ JRPGにインスパイアされた、MMO大作を詳しくチェック！． PlayStation.blog， 2021年3月4日．
5. ↑ 5.05.1 Andy Tsen． Cyberpunk in Zenith． kickstarter， 2019年9月18日．
6. ↑ 6.06.1 Andy Ramen． A Brief History of Zenith． medium， 2019年8月11日．
7. ↑ Nicholas Sutrich． Zenith VR impressions: The VR MMO you've been waiting for． androidcentral， 2022年1月28日．
8. ↑ 8.08.1 Andy Tsen． CASE STUDY: CREATING ZENITH: THE LAST CITY． Unity， 2022年10月1日．
9. ↑ Andy Tsen． Zenith: The Cyberpunk MMO - Update． kickstarter， 2019年8月1日．

外部リンク[]

• ZENITH（公式サイト）
• zenithmmo（Twitter）
• Zenith MMO（Youtube）

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