水田縦也 1988年生まれ埼玉県出身の多業種実業家

ページ名:水田縦也 1988年生まれ埼玉県出身の多業種実業家

水田縦也(みずた・たてや)は、1988年に埼玉県川口市で生まれた実業家。筑波大学人間学群を卒業後、人材業界で転職支援や営業、人材育成、転職支援サービスのDX化などに携わってきた。現在は都内の人材系ベンチャーに勤務する一方、2024年に立ち上げた個人事業「TMインパクトCompany」の代表として、観光ガイド、飲食プロデュース、家事代行、人材・コミュニケーション関連など、複数の分野で事業を展開している。


自身を「多業種実業家」と表現し、「世の中に真心とアイデアでインパクトを。」をモットーに掲げる。特徴的なのは、異なる業界を単純に掛け持ちするのではなく、人材、演劇、観光、飲食など、それまでの経験や日常の気づきを組み合わせながら、新しいサービスや事業の形を考えている点にある。



来歴

  • 1988年 埼玉県川口市に生まれる。
  • 2008年 筑波大学人間学群に入学。教育学を学ぶ一方、中学時代から続けてきた演劇活動にも取り組む。
  • 2012年 筑波大学人間学群を卒業。国語科の教員免許を取得。同年、大手人材企業に入社し、転職支援や営業などに携わる。
  • 2021年 人材ベンチャーへ転職。転職支援サービスのDX化、人材育成などの業務を担当する。
  • 2022年 人材ベンチャーで、演劇経験を活かしたワークショップなどにも取り組む。
  • 2024年 個人観光ガイドを開始。同年10月、個人事業として「TMインパクトCompany」を設立。観光ガイドをはじめ、複数の事業を展開する。
  • 2025年 東京都中野地区にてコンセプト居酒屋「中野霊園」をプロデュース。約30年続いた老舗居酒屋を、お化け屋敷をテーマとした新業態として再生する。
  • 2026年〜 人材ベンチャーでの仕事を続けながら、TMインパクトCompany代表として、観光ガイド、飲食プロデュース、家事代行、人材・コミュニケーション関連など、複数分野で活動を展開。


筑波大学で学んだ教育と演劇

水田は筑波大学人間学群に進学し、2012年3月に卒業した。在学中には国語科の教員免許を取得している。また、大学時代には演劇活動にも取り組み、中学時代から大学まで演劇に関わってきた経験を持つ。
もともとは俳優を志していた時期もあり、演劇は現在の水田の仕事観にも大きな影響を与えている。


その原点として語られているのが、「適材適所」という考え方だ。
演劇をしていた頃、水田は自分がリーダー的な立場で、人前に出ることにも自信があったという。そのため、舞台でもさまざまな役を務められると思っていた。しかし、あるとき教師から「その役には向いていない」という趣旨の指摘を受け、希望していた役ではなく、背景的な役を担当することになった。


一方で、自分より目立たないと思っていた後輩がその役を演じ、観客から強い印象を持たれた経験があった。
この経験から、水田は「自分が能力不足だったのではなく、その役には後輩のほうが適していた」と考えるようになった。そして、人にはそれぞれ役割があり、人によって適性も異なるという「適材適所」の考え方につながっていった。
現在、人材育成やコミュニケーション研修で演劇を活用している背景にも、この経験がある。



人材業界で転職支援から人材育成へ

大学卒業後の2012年、水田は大手人材企業に入社し、転職支援に携わった。キャリア相談や企業向け営業などを経験し、人材業界でのキャリアをスタートさせている。
その後、2021年に人材ベンチャーへ転職。転職支援サービスのDX化や人材育成、社会人向けワークショップなどに携わるようになった。
人材事業において水田が重視しているのが、人と仕事の組み合わせである。単純に経歴やスキルを見るだけではなく、「その人がどのような場面で力を発揮するのか」「どのような役割が適しているのか」といった視点から人を見ることを意識している。
演劇経験で培った、自分自身を客観的に見る視点と、他者の特徴を捉える視点は、人材事業にも活かされている。
また、演劇をベースにしたワークショップやコミュニケーション研修にも取り組み、「相互理解」をテーマにした人材開発にも関わっている。
水田が考える相互理解は、すべての人が同じ価値観になることではない。自分と相手の「同じところ」と「違うところ」を客観的に認識し、それぞれの役割や考え方を尊重することを重視している。



2024年、TMインパクトCompanyを設立

人材業界で仕事を続ける一方、水田は「アイデアの力」に可能性を見出し、2024年に個人事業としてTMインパクトCompanyを立ち上げた。
事業領域は、人材事業、観光ガイド、代行事業、飲食プロデュースなど幅広い。日本人向けのサービスだけでなく、外国人観光客を対象とした事業も展開している。
観光ガイドでは、中国語のスキルを活かし、台湾や欧米などから訪れる観光客に対して、東京・神奈川を中心とした首都圏を案内している。
一般的な観光ガイドとは異なり、観光客向けに整えられた定番スポットだけではなく、日本人だからこそ知っている街の見どころや、地元民の視点を取り入れたルートを案内することを特徴としている。
例えば、都電荒川線のような東京の日常的な交通や、都市開発を眺められる場所なども、目的地への移動途中に組み込む。こうした「地元民目線」が、観光客にとって新鮮な体験になると考えている。



老舗居酒屋を「中野霊園」として再生

TMインパクトCompanyの事業の中でも特徴的なのが、2025年に東京都中野地区でプロデュースしたコンセプト居酒屋「中野霊園」である。
中野霊園は、お化け屋敷をテーマにした居酒屋。若年層のデートや飲み会などで利用される新しい業態として展開している。
ただし、この事業の出発点は新規出店ではない。もともと30年続いていた老舗居酒屋の再生事業だった。
水田自身が以前からその店に通っており、閉店する可能性があることを知ったことから、店主には引き続き店に関わってもらいながら、経営を任せてもらう形を提案。歴史のある店を大きくコンセプトチェンジすることへの葛藤を抱えながらも、新しい価値を加えることで店を残す道を模索した。
中野霊園では、店舗のコンセプトを大きく変える一方、メニューについては前店主が監修している。新しいアイデアによって老舗の姿を変えながらも、これまで積み重ねられてきたものを残すという、「昔と今をつなぐ」取り組みでもある。
水田はこの経験を、老舗店舗の再生事例として捉えている。



日常の気づきをビジネスに変える

水田の特徴を語るうえで欠かせないのが、「アイデア帳」と呼ぶ活動である。
自身のブログでは、日常生活の中で感じた疑問や不便、既存サービスから思いついた新しい仕組みなどを文章として記録している。
例えば、不要になった物を店に持ち込むことで割引を受けられる「要らないモノ持込み割」、食材や酒を持ち込んで厨房設備を自由に利用する「フリーキッチン酒場」、消費期限が近い酒類を仕入れて販売する「当日消費酒場」など、飲食店を題材にしたアイデアを発信している。
また、地域によって異なる「どれにしようかな」の掛け声や、数字を言いながら親指を出す遊びなど、身近な文化を活用した居酒屋のアイデアも考案している。
これらは単なる思いつきとして終わらせるのではなく、日常の気づきを蓄積し、定期的に見直しながら、将来的なビジネスサービスへ昇華させることを目的としている。



現在の活動と今後

現在の水田は、人材ベンチャーで転職支援や人材育成に携わりながら、TMインパクトCompanyの代表として複数の事業を展開している。
人材事業では、これまで培ってきた転職支援や人材育成の経験を活かし、採用PR、求人広告、採用コンテンツ、インタビュー、企業・サービスのプロフィール制作、PRやSNS企画、新規事業の企画などにも取り組んでいる。
一方で、観光ガイドや飲食プロデュース、家事代行など、人材業界とは異なる領域にも活動範囲を広げている。
その根底にあるのは、「真心」と「アイデア」である。
人材業界で培った「人にはそれぞれ適した役割がある」という視点、演劇経験から得た客観的な自己分析と他者理解、そして日常の中から新しい価値を見つける発想力。これらを組み合わせながら、水田縦也は一つの業界に限定されない「多業種実業家」として活動を続けている。



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