狂歌百物語(鎌鼬) - いにしえwiki
はたしかに 鎌鼬 笹原はしる 風のそはりて(文昌堂尚丸)005.飯めしを炊く 鎌鼬とて その疵の 直りし跡や 鋳掛目いかけめと見ん(江戸崎 広丸)006.辻風の 鎌鼬にも 切られたる 足や卞和べんくわの 玉鉾の道(江戸崎 緑樹園)007.畦道あぜみちを 横に切れ行く 鎌鼬 臑に疵
はたしかに 鎌鼬 笹原はしる 風のそはりて(文昌堂尚丸)005.飯めしを炊く 鎌鼬とて その疵の 直りし跡や 鋳掛目いかけめと見ん(江戸崎 広丸)006.辻風の 鎌鼬にも 切られたる 足や卞和べんくわの 玉鉾の道(江戸崎 緑樹園)007.畦道あぜみちを 横に切れ行く 鎌鼬 臑に疵
鍋譲治真鍋昌平真船一雄幻超二麻々原絵里依真三月司真村ミオまみや綸魔夜峰央眉月はるなMariaまりお金田MALINOまりぴょんまるいミカ丸尾末広丸川トモヒロまるキ堂MARUTAまるはま漫☆画太郎み[]美麻りんMEE美衣暁美内すずえ三浦建太郎みうらじゅんミウラタダヒロ三浦実子三浦みつ
汝もなれてか 山男 人には腰も 屈まざりけり(語安台有恒)005.鬼とのみ 見てややみなん 葛城や 背せいも高間の 山男には(江戸崎 緑亀園広丸)006.山男 見世物小屋の 汝が馴れし 猪しし猿ひさぐ 向かふ両国(南寿園長年)007.猿をのみ 友となしつゝ 浮世には 木の実の無き
8.舟底の 枕返しに ぞつとして 水に入るほど 寒け立ちけり(春交)019.冷汗に 気味悪きほど 湿りたる 枕紙さへ 返されにけり(江戸崎 広丸)020.ごうごうと 鼾いびきの音の 高波に 打ち返しけん 船底枕(駿府 松径舎)021.此こは如何いかに 枕印か いつしかに 足に障り
そあらめ 光り物 光りて人の 目をぞ眩くらます(相模古沢 井仁子)009.夏虫の 影も乱るゝ ばかりなり とんで日の出と みる光物(江戸崎 広丸)010.稲妻の 如き雲間の 光り物 袖を覆ひて 消ゆるばかりぞ(上総富津 朝陽亭)011.音たてゝ 中空飛べる 光り物 いかづち山の
捕まれな 森陰に火を 燃やす五位鷺(枇杷のや夏繁)007.六位なら さもこそあらめ 如何なれば 青き火をしも 見する五位鷺(江戸崎 緑亀園広丸)008.位ある 稲荷の森を 離れずて 住むは禰宜ねぎにも 似たる五位鷺(草加 稲丸)009.提灯に 化けしぬる鳥は 蔵人の 六位の上を
斧の刃さへも 当てぬ木に 縁の糸筋 切る榎かも(注連しめのや春門)007.秋風の 立ちて夜寒の 絵馬さへも 背中合せの 縁切り榎(江戸崎 広丸)008.悪縁の 縁切り榎 生木なまきをも 裂くは御神の 刀なりけり(和風亭国吉)009.出雲へと 立ちぬる神は 板橋の 縁切榎 わき目
ツ目小僧も 両国へ 来てぞおどろく 四ツ目屋を見て(喜樽)014.錐きりの名の 三つ目小僧は 見つめけり 穴のあくほど 我を睨みて(江戸崎 広丸)015.助けてと 錐もむさまに 合はす手も 穴おそろしの 三ツ目小僧や(館林 小竹のや直幹)タグ一覧: カウンターページ全体:今日:昨
俤を 見るかたもなき 屍かばねなりけり(下毛葉鹿 松園其春)029.骸骨に 肉毛あらぬは 古いにしへに 犬の腹をや こやしたりけん(江戸崎 広丸)030.問ふ人も あら野の薄 穂に出でて あなめと泣くも 哀れ骸骨(秩父 小松)031.なりはひに 骨を折りたる 人ならん 有りし昔を
.添寐せし 枕屏風も 恨めしや 岩が髪さへ 血の絞り染(末の屋)028.太平の 民やも岩が 怨念に 枕は高く 寐兼ねたりけん(江戸崎 緑亀園広丸)029.怖ろしき お岩稲荷の 鳥居さへ 四谷丸太の ふとき心根(守文亭)030.執念も 深きお岩が たちまちに 消えて四谷に 三つの燈
る木曽山の 山つゞき 山また山へ 帰る山姥(仲住)014.裏表うらうへに 二子の山の ふところの うちへ入りぬと 見ゆる山姥(江戸崎 緑亀園広丸)015.春ごとに 山の笑ふは 山姥は 子供あしらふ 時にやあらん(駿府 望月楼)016.いゝ薬 ある山姥に 廻り会ひて 驚く人の 煩ひ
元木網(もとのもくあみ)網破損針金(2世あみのはそんはりがね)→ 静廬(せいろ・北)網引方(あみのひきかた)天乃門𨜞龍(あめのととりゅう)天広丸(あめのひろまる)→ 磯田・広吉・酔亀翁蛙面坊懸水(あめんぼうけんすい)→ 秀安(しゅうあん・深津)斐雄(あやお・吉田)綾織地紋(あやお
婦を 妬みつゝ 水や差すらん 宇治の橋姫(松の門鶴子)008.橋姫の あらはれ出いでて 宇治川の 霧より息の たえだえとなる(江戸崎 緑亀園広丸)009.狹筵さむしろに 衣かたしき 人までか 心もさぞな 宇治の橋姫(千住 茂躬)010.川水に 身はひたせども 橋姫の 胸の火群ほむ
り物 とんだ咄も 山鳥の 尾に尾をつけて 長くなしけり(南向堂)018.化かされて 付いて木曾路の 山鳥の 尾の斑ふの数の 十三峠(江戸崎 広丸)019.行き交ひの 人惑はせる 山鳥は 尾ろの鏡ぞ 曇りがちなる(東福丸林楽)タグ一覧: カウンターページ全体:今日:昨日:
.羅生門 鬼も片腕 もがれては いたく力を 落とすなるらん(多朗亭正得)017.弓矢神 祈りて綱は 鬼の腕 切るも兜の 八幡座にて(江戸崎 広丸)タグ一覧: カウンターページ全体:今日:昨日:
身に生ふる毛の 針をもて 人の心を 悟りけるかも(古河 記永居)015.もの言はで 心に思ふ 事知るは 山吹生ふる 井手のさとりか(江戸崎 広丸)016.猿といひ 狒々ひひともいへる 言の葉を 覚束なくも 我は悟りつ(松蔭)017.人心 さとる術もて 燃やす火の とんだ所で 恐れ
かゞやく 光明寺 鵜うの木の森に かゝぐ龍燈(五息斎無事也)012.時の間に かく増えしとは 不知火の 筑紫の海の 龍燈の数(江戸崎 緑亀園広丸)013.魚油 焚きぬる海士あまや 常に見る 沖に折々 龍たつの燈火ともしび(遠江見附 草の舎)014.わだつ海みの 龍はあかしを 照ら
乳ちを与へんと 迷ひ出ぬ 銀杏の蔭の 逆さ幽霊(宝市亭)040.幽霊の 逆さに出ては 酔ゑひしれて 頭の重き 酒も醒めけり(江戸崎 緑亀園広丸)041.腹をたち 腹をたちたる 恨みにや 逆さに立ちて 出づる幽霊(仝 嶺門)042.乱れ髪 さらさらさらと 引窓の 穴おそろしや 逆
はかなくも 後ろへ撫づる 黒髪は 屠所の羊の 角にさへ似つ(清香)020.善光寺 廻壇めぐり 真暗きに 引かるゝも又 うしろ髪かも(江戸崎 広丸)タグ一覧: カウンターページ全体:今日:昨日:
】としなが(年長)【末期】としひさ(年久)【末期】としひろ(年広)【末期】ととや ほっけい(魚屋北渓=葵岡北渓)【後期】とば ひろまる(鳥羽広丸)【後期】とばり こがん(戸張孤雁)【近現】とみおか えいせん(富岡永洗)【末期】とみかわ ふさのぶ(富川房信=富川吟雪)【初期】とみた