「四耕園茂躬」を含むwiki一覧 - 1ページ

狂歌百物語(陰火) - いにしえwiki

さき 風をおこして 鬼火燃えけり(下毛しもつけ戸奈良 月潦亭水彦)010.綾なしと いふ闇の夜の 折々に 燃ゆる鬼火は いとも怪しな(千住 四耕園茂躬)011.糸柳 茂る葉陰に 青々と 燃ゆる鬼火に 気ももつれけり(下毛葉鹿 広瀬舎定段ぢやうだん)012.光見て みなとゞろくは

狂歌百物語(札へがし) - いにしえwiki

がせし 幽霊は この世の闇に 戸惑ひやしつ(蝶那言澄兼)019.張つてある 札に恐れて 得え行かぬ 忌部いむべ幽霊に しつこしは無し(千住 四耕園茂躬)020.三峯の 札貼る門の 盗人に 頼みてへがし もらふ幽霊(澄兼)021.へがさんと する幽霊も 芝山の 仁王の札も 腰はふら

狂歌百物語(大座頭) - いにしえwiki

ちりけもと ぞつとするほど 怖ろしき 出でし坐頭も 大坊主襟(陽月舎網成)007.梢にも ならびて杖の 長縄手 松の瘤こぶある 大坐頭の坊(四耕園茂躬)008.大坐頭 見て逃げるとて 挫くじきたる 腰を我が手に 揉むもをかしや(雨守)009.門口に 立ちて怖ろし 大坐頭 過ぎし年

狂歌百物語(生霊) - いにしえwiki

生霊001.塵ほどの 恨みつもりて 足引あしびきの 病に人を 萎なやす生霊(千住 四耕園茂躬)002.石に矢を 通す思ひの 生霊は 梓の弓に 引かれてぞ出る(望止庵貞丸)003.占うらかたの おもてに出でて 生霊は 巽そんの卦のたつ 祈禱するらし(駿府 東遊亭芝人)004.葛の葉

狂歌百物語(離魂病) - いにしえwiki

も 影と日向ひなたの 紋所 比翼仕立の 化物小袖(和木亭仲好)007.黒髪の みどりの色と 眉までも 少女をとめに庭の 二ふたもと柳(千住 四耕園茂躬)008.煩ひも 影も二つの 魂と 医者の見たてぞ 離れ業なる(喜樽)009.長旅の 夫つまを慕ひて 身二つに なるは女の さる離

  • 1