ヤマトン

ヤマトンは、特撮テレビ番組『ウルトラマン』の没シナリオ『侵略基地を砕け』に登場する予定だった怪獣。一峰大二氏のコミック「ウルトラマン」に登場する。別名「軍艦怪獣」

一峰大二氏のコミック『ウルトラマン』に登場したヤマトン[]

• 身長：263メートル
• 体重：100万トン
• 磁力波：ヤマトンは広範囲に強い電磁波を放ち、戦車でも船でもすべての金属をその体に吸着させ、自らの装甲として吸収してしまう。この磁力波はウルトラマンをも金縛り状態にして吸い寄せることができる
• 装甲：体が硬い鉄で覆われ、さらに磁力波によって次々と強化される。ウルトラマンの全ての攻撃を跳ね返し、ウルトラマンに体当たり攻撃でダメージを与える

第二次世界大戦末期に徳之島の沖合いで沈没した大和の残骸に、小さな水生生物（フジツボやカキ等）が付着・融合して巨大化した。海中を高速で進み、霧の日に航行する船舶を襲って沈没させる。科学特捜隊はハヤタとフジ、ホシノに潜水艇でその動向を探らせるが、ヤマトンは東京湾に向かって進んでいく。自衛隊と連携して迎撃体勢を整える科学特捜隊。

東京湾内でヤマトンは護衛艦を体当たりで撃沈し、岸壁に突き当たって上陸する。自衛隊の防御放火にびくともせず、強力な磁力を発射して戦車や大砲など鉄でできたものを自らの体に貼り付け、吸収してしまう。

ハヤタ達の乗った潜航艇も吸い寄せられ、フジとホシノは海に脱出するが、ハヤタはヤマトンの磁力のために潜航艇に取り残される。潜航艇がヤマトンに吸い付けられ、破壊される直前にハヤタはウルトラマンに変身し、ヤマトンと対峙する。

空手チョップとキックの連打を浴びせるが効果はなく、逆にヤマトンの体当たり攻撃を下腹部に受けて倒れ込む。「こんなかたい怪獣と戦ったのは初めてだ」とつぶやくウルトラマン。スペシウム光線をヤマトンの艦首に命中させるがノーダメージで、前脚でウルトラマンを仰向けに倒す。再度スペシウム光線を浴びせるが全く効果なく、再びヤマトンの下腹部への体当たり攻撃を受けてダメージを負うウルトラマン。突進するヤマトンを受け止めるウルトラマンだが、力負けして膝をついた瞬間、ヤマトンの磁力波を浴び、その巨大な口に上半身を飲み込まれてしまう。群衆の目の前で、ウルトラマンの体は徐々にヤマトンに吸い込まれていき、とうとう全身が飲み込まれてしまった。

あまりの光景に絶望する人々。しかし体内に入ったウルトラマンが、やわらかいヤマトンの内部からスペシウム光線を発射し、ヤマトンは大爆発を起して吹っ飛んだ。

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磁力波で戦車や大砲を吸着・吸収するヤマトン

磁力波で戦車や大砲を吸着・吸収するヤマトン

ヤマトンの体内に徐々に飲み込まれていくウルトラマン

ヤマトンの体内に徐々に飲み込まれていくウルトラマン

関連項目[]

• ウルトラ怪獣一覧
• ウルトラマンの登場怪獣
• ザ☆ウルトラマンの登場怪獣

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