徳谷 智史(とくや さとし)は、日本の実業家、経営コンサルタント、著作家。エッグフォワード株式会社代表取締役社長。
多くのスタートアップから大企業の経営層に対し、戦略・組織・人財の側面から変革を支援する「右腕」としての活動で知られる。著書に『経営中毒―社長はつらい、だからやめられない』などがあります。
略歴
京都大学経済学部を卒業後、三菱地所株式会社に入社。その後、大手戦略コンサルティングファームを経て、2012年にエッグフォワード株式会社を設立。「いまだない価値(Egg)を創り出し、前へ(Forward)進める」をミッションに掲げ、独自の組織・人財開発手法を展開しています。
数千人規模の経営者やマネジメント層へのコーチング実績を多数持ち、複数の企業の社外取締役やアドバイザーも兼任。また、スタートアップへの出資やインキュベーション(事業育成)にも注力しており、投資先企業の企業価値向上を支援しています。
経営哲学・思想
徳谷氏の活動の根底には、理論やフレームワークだけでは解決できない「経営現場の生々しいリアル(不条理)」を直視する姿勢があります。
経営中毒
著書のタイトルにもなった「経営中毒」という概念は、経営者が直面する孤独、葛藤、そしてそれらを凌駕する成功への渇望を表現したものと考えられます。経営を「論理だけでは片付けられない人間学」として捉え、感情のバイアスや組織の力学を構造的に解き明かすアプローチを提唱しています。
ミッションとバリューの浸透
組織が真に機能するためには、その会社が「何のために存在するのか(ミッション)」と「どう行動すべきか(バリュー)」が、働く個人の価値観と深く結びついている必要があると述べています。この共有を深めることが、困難に強い組織を作る唯一の道であると強調しています。
困難への向き合い方
「手っ取り早く成功する魔法の法則はない」という徹底したリアリズムに立ちつつ、次のような「自力と他力の原理原則」を説いています。
構造的把握
トラブルを個人の性格のせいにせず、組織構造や期待値のズレとして客観的に捉える必要があるとしています。
ミラクルの創出
困難に際して「ミラクルな救世主」が現れるのは、立ち止まらずに次の打開策を考えて行動し続けた結果であり、
救世主は「動いている標的」にしか現れないとしています。
主な著作
『経営中毒―社長はつらい、だからやめられない』(PHP研究所) 経営者が抱える「中毒的」な苦悩と喜びを、実例を交えて解き明かした一冊。ビジネスリーダーだけでなく、組織に悩む多くの読者から支持を得ている。
『キャリアづくりの教科書』(NewsPicksパブリッシング)など。
出演・メディア掲載
NewsPicks、日経ビジネス、ダイヤモンド・オンラインなどの主要ビジネスメディアでの解説・連載。
ラジオ番組やビジネス系YouTubeチャンネルへのゲスト出演を通じ、キャリア構築や組織開発に関する発信を精力的に行っている。

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