九洲梨「ねえ、根桐。あんたショートケーキのイチゴって最初に食べる派?最後に食べる派?」
根桐「なんや藪から棒に。まあ最初に食う派やな、つーか見たらわかるやろ」
九洲梨「じゃあ、あたしはどっちだと思う?」
根桐「今日の自分ノリがめんどくさいな。最初で」
九洲梨「実は毎回迷って20余年、未だに決まらないのよね……そういうわけでどうしようかしら」
根桐「解なしかい!どついたろか自分」
九洲梨「……今日は最初にするわ!」
根桐「はあ、好きにしーや」
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九洲梨「やっぱり最後にすべきだったわ……今日の私は苺を最後に食べるべきだった私よ」
根桐「ほんっっまめんどくさいな!ああもう、そういうことならちょいケーキ貸してみ」
九洲梨「えっわかったけどそれで何する気……あっ」
根桐は九洲梨の前で「苺の残っていないケーキ」を丸ごと平らげた。
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