ヌタウナギのメク

ページ名:記録者 先世研究員

【『雲海』画・ナギ】

 

 

今月の新作だよォ、穴が開くまでみてっておくれなァ!-ヌタウナギの「なぎ」

+関連データベースへのアクセス-実行完了

 

プロフィール|管理権限1|管理権限3

動物名:ホソヌタウナギ(M. garmani)

愛称なぎ

所属:開発局提携医務病棟

管理権限:

アニマルガール:1


アニマルガール概要

誕生や発見の経緯:該当個体はプロトプテルスなどの古代魚をAG化する計画にあたって先駆検証として行われた、無顎類のAG化試験の際に発生した個体の一人です。他個体が基本的なAGから逸脱しない変化だったのにも関わらず、この個体では全盲や一部薬剤の失効などの特異的な性質が発現された為、開発局と医務局が提携する医療施設での保護と臨床試験が続行されています。

身体能力:視覚は全盲であり一切見ることができませんが、その代わりに(基底種が影響してか)鋭敏な嗅覚を持っています。これは人のみならず、絵具を始めとした彼女の扱う大部分の道具の識別まで可能です。

 

喋り方やや古めかしいもの(特に吉原言葉)や男勝りなものを使います、これは彼女がよく目にするラジオなどのメディア媒体の影響を受けたものです。(例:「~しておくんな」「~さぁ!」など)

人格:基本的には温和で素直ですが、後述する「作品づくり」などにはしばしば意固地な側面を覗かせます。

 

 

 

 

 

わざ: 「アクアヌタスフィアー」はけものプラズムの繊維で構築された球体を作り出す技です。これは強い粘着性と保水性を持っており、一回に作れるサイズはお手玉~野球ボール程度ですが、その15倍大の水を吸わせたりとりもちとして使うことが可能です。また、この球体はAGの任意で「搾り出す」ことが可能で、これを活かして簡易的な止血および輸血に使うこともできるようです。

動物情報

学名:Myxine garmani

動物概要:最も原始的な脊椎動物でかつ現存する無顎類の一つ。なおその看板の割には1996年頃までは脊椎動物ではなく有頭動物だとのみ区分されていたり厳密には魚類ではないだとかとかく扱いが不遇の種である。

腐肉食性であり鯨骨生物群集の一つとして挙げられるほか、生餌だと節足類やゴカイなどを食べる。心臓を3つ持ち、酸欠状態に陥らざるを得ない死骸の内部へずんずん進むことができる。

他には強度の高い皮と粘液を分泌するのが特徴で、深海に生息する。

分泌される粘液はムチンと呼ばれる蛋白質と大量のごく微細な繊維で構成されていて、これにより周囲の液体を水分を取り込んでゲル状になる。特筆すべき点としては1000倍に希釈しても効果を発揮する凄まじい保水性と、含まれる繊維がケプラーよりも強靭であることが挙げられる。これは獲物や捕食者の鰓を塞ぎ窒息死させることに使われるが、非随意であるため小さい水槽で飼育すると自分自身の粘液によって死亡することが多い。ただし生命力自体は強く、頭部や内臓を欠損しようとも一定期間生存することが可能。心臓を3つ持ち、酸欠状態に陥らざるを得ない死骸の内部へずんずん進む。

その他生殖細胞が分化する際に一部染色体が消失する染色体放出など、学術的な特色を備えているが、研究は下火で資料も乏しいそのせいですごくこの記事作るのに苦労しました。書籍が乏しく記述もごくわずかなんです。

 

アニマルガール|セルリアン|職員

セルリアンは無機物とサンドスターが触れて誕生した特殊生命体です。

アニマルガール|セルリアン|職員

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

医療カルテ
│gnivtl=、6ud@:dg=n94│
▼このパスワードで実行しますか?ログイン成功

 

現在判明している知見について

判明事項:水晶体の欠損および網膜の著しい発達不足、それによる視覚障害。

加えて光に対する微かな反応を有することの確認。

MHC(主要組織適合遺伝子複合体抗原)の欠損による、副腎皮質ホルモン(ステロイド)を始めとした免疫抑制剤やワクチンの失効。

磁気に対する強い感受性と感光機能

未判明事項:生殖細胞の詳細確認及びその操作。-倫理保安局の要請により棄却。それに伴う染色体放出の有無。

+関連試験データについて-開示

 

 

ヒト-AG体組織機能置換試験引用

被験者:藍司上級研究員

実験内容:AGから採取した細胞を培養した擬似的な眼球組織に被験者の遺伝子の移植を行い、実際に臓器移植を行う。免疫抑制剤を投与し、拒絶反応はなるべく抑えきる。

実験意図:紫外線を可視スペクトルに持つ鳥類AG構造的特異性の検証及びヒト体組織との相互互換性検証

実験結果:失敗。脳神経へのダメージをもたらし短期的な多機能障害と、永続的な該当視力の喪失。

考察:あれはほんの一瞬の出来事だったけど、脳みそが情報量で焼き切られそうだった。

おそらく生体としての機能的には問題なく移植できている。だが、脳がそれに対応していないんだろう。

彼女に視力を与えることは叶わないが、これはほかの臓器で追加検証を行う意義は大いにある。

そしてあれは何にも代えがたいような鮮烈さだった。生きてこれを体験できたことには目玉の一つくらいお釣が来るくらいのものだ。

僕は意気地なしだ。先生みたいに何かを捧げることだって……それ以前の問題に僕に何ができるというのだろう

 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

野生解放能力

「追憶・私のめもりー」彼女の野生解放能力は「伝えたい」感情をトリガーに発動します。

「記憶」の輝きそのものを封入したアクアヌタスフィアーを1~10個程度作り出し、周囲の水を吸引すると元となった輝きに対応した水の張りぼてを構築する野生解放能力です。

また、この生成物は接触すると封入された五感を対象に追体験させる効果があります。

これが確認された事件記録は[データ破損]を参照してください。

 



「A major allogenic leukocyte antigen in the agnathan hagfish」より。科学雑誌「Scientific Reports」の掲載論文

https://www.nature.com/articles/srep01716にて同論文の閲覧可能。ただし論文中では選択性に関して「強く示唆」と記されており若干の差異を持つ。科学的な事実は無論こちらであるため注意されたし。

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧