sannpuru

ページ名:sannpuru

名前藍司衣 結(あいしい ゆう)


性別/年齢:男性(25歳)


所属パーク研究開発局 - ジャパリパーク動物研究所 生物工学研究室上級研究員


人物:藍司衣研究員はサンドスターの生体影響が判明した際に、それらについてより詳細を得るために発足された研究チームへ雇用されました。彼は雇用以前には生命科学を専攻にしており、同学問において内包される医学・心理学・薬学・化学等、多岐に渡って精通しています。その為、現在はそれらを総合し応用する生物工学部署に現在は異動し割り当てられており、サンドスターの技術転用を主眼において日夜研究を進めています。


人格面においての評価は評価者によってばらつきが大きく、概ね「気さくで話しやすい謙虚な人物」と「軽薄で社会的欲求が欠如した不気味な人間」の2派で対立しています。他、両者に共通する評判としては強い知的好奇心を持つことと計測など目視を用いる行動に対して酷く適当で大雑把なことの2点があげられます。


素行面においてですが、彼の勤務態度自体は極めて良好です。ですが、培養した鳥類アニマルガールズの細胞質結晶に自らの遺伝子を組み込んで製作した眼球状器官を、弱視であった左眼球を摘出してから移植して左視力を失明するなどの自身を対象とした度重なる人体実験の前科もあり、アニマルガールズや職員に対する凶行を懸念し幾たびか尋問や身辺調査などが実施されています。しかし、現時点ではこれといった問題や異常は未だ確認されていません。


なお現在左眼球が喪失された眼窩には、開発局によって製作された小口径レーザー砲を加工したものが代わりに埋め込まれて機能しており、その他にも口腔内には撥水性の国旗が仕込まれていたり、薬品と反応すると一瞬で焼失する手袋を着用していたりと様々な曲芸のネタその研究成果を遺憾なく発揮しています。


 


 


                                      一番ウケがいいのは目からビームが出る奴-藍司衣研究員


 


+パスワードロック-解錠成功


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


+ファイルが破損している-復元完了


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


やあ。ヒントのないパスワードを解除してさらに復元までするとは手間暇をかけたね。君はそこまでして秘密を暴きたいのか。ずいぶん偏執的な詮索癖にみえる、まるでさながらミステリに出る私立探偵のそれのようだ


まあ、しかしながら。


ほの暗い背後関係も悲惨な過去も一切私は有していない。このような厭味な立ち振る舞いも、理由があるわけでない。


もしもそんな背信があればもっと私の世界は刺激的であったろうし、もしもそんな過去があれば君とて幾許かは私に同情してくれたことだろうに。私自身も残念でならないように思うよ。


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


このまま君の苦労を徒労にするのも少々気が引ける、だからせめてもの手土産にそう、私の愛して止まないものを紹介しよう。それは無数にあり、それは一つとして同じものはなく、そして・・・・・・君でもある。そうだな、仮に全ての名画、全ての名作映画、全ての名文、その源泉が一つとしたならば。究極の芸術とはその泉に他ならない。つまりは源泉たるもの、私が思うにそれを月並みな言い方をすれば「心」とやらだ。私としては人格と表現したいが、それだと伝わりにくいからな、ここは涙を飲んで堪えよう。かくにも、「心」というものは同一人物のものであってさえ、あらゆる外界からの干渉に千差万別の感情という鏡像を映し出す。そしてそれは先述したように一つとて同じものがない、この狭い島国でさえも1億と2000万種存在するのだ。ああ、私はこの世に生を受けたことを神に感謝してやまない。鏡像達は実に色彩豊かで、清くも濁りも鮮やかにもくすみ美しくも醜くも汚くも綺麗にもその色合いを変化させる。


乞食が眼前で紙幣を燃やされたときの絶望。幼子に初めてポルノを見せたときに浮かべる驚愕。老人の迫り来る死期への恐怖。苦境にあっての煩悶。恋破れての悲しみ。親しき者を失ったときの喪失感。艱難辛苦を乗り越えた先の歓喜。我が子への無条件の愛情。日常の些細なことでの笑み。見下す愉悦。罪悪感。劣等感。羞恥。怠惰。安堵。嫉妬。侮蔑。嫌悪。幸福。緊張。尊敬。憤怒。満足。後悔。愛憎。期待。無念。空虚。崇拝。厭世。憂鬱。執着。爽快。孤独。猜疑心。飽く。そして君が抱いているだろう、不快感。願わくば全て瓶に詰めてしまいたいほどに尊く素晴らしい。


ここは実によい眺めなんだ、純なものも暗いものも全てここには転がっているから。


 


 


 


 


 


 


さて、このような冗長な冗談と嫌がらせに付き合ってくれてありがとう。サボりもほどほどにね。


 


 


 

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