ペェイタァリィミュージカル

ページ名:君も一緒に踊ろうよ

セルリアン情報


セルリアン管理番号: CEL-2-1999/EM

種別名: Ex Machina

世代区分: 第2世代

脅威レベル: 5(退避警告)

駆除状況: 通常駆除困難 駆除済

通称:Participatory musical/ペェイタァリィミュージカル

大きさ:推定 横幅10m×奥行き8m×高さ4m

規定対応手順: 以下の条件が満たされたとき、CEL-2-1999/EMは出現している可能性が生じます。避難勧告の準備と該当エリアの観測を実施してください。

  1. 生息域と異なる地点に5種類以上の動物が確認される。
  2. 200万カンデラ以上の光度が確認される。
  3. ハトが突発的にその場から離れるのが確認される。
  4. 前回の公演から1週間以上が経過している。

出現が確認された場合は欺瞞情報「土砂崩れ」を適用して周囲一帯へ避難の誘導を、また実際に目撃してしまった対象には欺瞞情報「発表会のリハーサル」を適用してください。

有効な手立てが発見されるまで、後述する理由もあり積極的な駆除作戦は凍結されています。


[映像記録より抜粋、「指揮者」個体]


説明:CEL-2-1999/EMは、パーク内部事件B-057CL"女王セルリアンによるパークセントラル襲撃事件"(以下、単に"女王襲撃事件"と呼称)以降に出現が認められた第2世代区分のうち、DH型セルリアンとして知られる個体の1つで、劇場の形状を備えたセルリアンです。多くの場合は森林など、都市近郊部を外れたある程度過疎地帯に、かつある程度AGの生息する地点を狙って出現する傾向にあります。

この個体は原型特有の機能のみならず、内部構造に小型および中型のセルリアンを擁しており、それらの演劇する舞台そのもとなっています。

(各々には便宜的な呼称が表にあるように設定されており、この文中においてもこれは適用されます。)

+呼称及び公演方式の表-開示

呼称 形状など
劇場」 舞台幕や大型スピーカーなどの構造も確認。
「指揮者」 画像参照。指揮棒と台本を携えている。
演者」 中型セルリアンが該当し形状は多種多様。
「黒子」 黒い布を被った小型セルリアンで統一されている。
 
 
各フェイズの呼称 観測される事象
開幕

120万~250万カンデラ近い光と共に「劇場」が出現し、舞台幕が開く。

「指揮者」が登場し、カーテンコールに至るまで終始、語りを担う。

本編 「演者」たちが「劇場」に登場し、歌唱や踊りなどの演技を行う。
閑話 無数の「黒子」が出現したのち、舞台幕が降り、雑踏音が響く。
もう一度開く頃にはセットなどが変更されているのが確認できる。
閉幕

いわゆるカーテンコール的な挨拶と思わしき行動が始まる。

この際には「指揮者」と「演者」の全個体が出現し、それを終えると、

開幕同様の強い光とともに消失。開幕からこれにかけてまでを公演と呼称する。

 


CEL-2-1999/EMの本体である「劇場」の最も脅威的である2つの特性の内1つは、スピーカーと思われる構造物から常に凄まじい音量(120~350DB)で7Hz前後の低音が流されている点にあります。これは人間の可聴音域を大きく下回るごく低音、いわゆるインフラサウンドにあたり、その大音量から内臓や神経などに深いダメージを与え続けられるにも関わらず、音声を知覚することができません。この音声は指向性を持つようで「劇場」内部には何ら影響を及ぼさず、かつ半径25m範囲のあらゆる侵入実体をそのエコロケーションにて知覚します。

そして第二の特筆すべき特性は構造物上部に位置するライトによる、開幕閉幕の記述で触れられているような大規模発光です。通常時は前述の用途以外には使用されませんが、交戦状態にある場合はその機能をメーザー(ここではコヒーレントなマイクロ波と定義する)に転用。樹木など水分を含んだ物体に命中すると一気に超高温に熱せられ、水蒸気爆発を起こします。この不用意な交戦状態の移行を防ぐため、CEL-2-1999/EM本体への直接攻撃は推奨されません。

 

なお、第二世代固有の特徴である、キルスイッチにあたる核は外部からは確認されておらず、おそらくは「演者」たちに守られている内部構造に位置していると考えられています。

 


CEL-2-1999/EMの共生者である「指揮者」「演者」「黒子」たちは戦闘に関してこそは特筆すべき事項を持ちませんが「指揮者」の統率に基づいた行動を可能とすること、意思疎通は不可能ですが言語を行使できること、そして公演中ランダムに観客者のAGを「劇場」に招き入れること、この3点の特異性を有しています。

それらによる行動とそのトリガーの総覧は下記の表を参照してください。

トリガー 確認された行動と考察
招き入れられたAGが「劇場」内に侵入する 「演者」「指揮者」が手拍子を打ちながら迎え入れたのち、
「黒子」が出現して閑話へ移行。幾許かの悲鳴が響き、
幕が再び上がる頃には、輝きを吸い尽くされ動物に還元されていた。
 
「劇場」へ攻撃を加える

「演者」達が一斉に襲撃、「劇場」本体もメーザーなどの行使を開始。

かなり規模の大きい戦闘となり、酷い損害が残った。

「演者」へ攻撃を加える 映像記録参照。「劇場」は敵対行動を見せず、「指揮者」の
脚本に組み込まれた模様。
「黒子」へ攻撃を加える 一切反応なし。「黒子」のみは攻撃してもよいのかもしれないが、
戦略的な意味もあまり持たない。  
公演から離席する 一切反応なし。このためどのような場合であっても退避優先となった。
「指揮者」「演者」へ話しかける 一切反応なし。言語は一方通行であるようだ。

[これらは追加の調査要請が入り次第実施され、追記されます。]

こうして動物に還元されたAGはそのまま彼らの一団へと組み込まれ、解放されることはありません。現在[編集済]匹が既にその対象となっており、安全な救出手段の思案が現在も要請されています。

 


追記:これら演劇の題目ですが、基本的にはシェイクスピアの四大悲劇であったりエウリピデスのオレステスのような戯曲を元とするものから、ブレーメンの音楽隊のような童話はたまたマザーグースを由来したものなど非常に多岐に渡ります。

また同じ演目を絶対に2回以上公演しないこと、一度の公演ごとに必ず1週間の冷却期間が設けられることは恐らく規定されたルールではないかと現在での主流な仮説として考察されています。

 

追記2:あらゆる演目が必ず「物語は続く」で〆られていることが集計の結果判明しました。これに何かしらの意味合いが含まれている可能性が示唆されています。


交戦記録

時系列ごとの交戦者 交戦結果
ネコ科の野生AG 還元事象が発生せず、演者の一人として囚われる
CDC職員3名

距離を取った観察を実施したところ即時性の体調不良を訴える。

この際にインフラサウンドについて判明。

セルリアンハンター6名 森林部での水蒸気爆発が発生したため、欺瞞情報「自然火災」と適宜の記憶処理を実施

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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20[編集済]/8/2


AGであるワタリガラスの「レイ」による台本の改竄作戦に成功。全ての演者と黒子個体は逃亡し、残った指揮個体と本体の石を破壊し駆除。これを便宜上の同種の駆除と認定する。

 

 

 

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