めも

ページ名:めも

音声記録:藍司上級研究員とクダクラゲの会話記録

録音は当初、メアリーの憂鬱状態を考慮してのカウンセリング記録としての予定でした。

 

[録音開始]

藍司職員:君から頼みがあるのはわかった。でも、まずは今どうして悩んでるのか、一度言ってみてくれないか?

メアリー:わかったわ、先生。……ねえ、質問に質問を返して悪いけど、一ついいかしら。


藍司職員:問題ないよ。なんだい?

メアリー:病気って、全部全部治さないといけないわよね。だからばい菌って、悪よね。


藍司職員:ああ、まあ、そうだな。そう思うよ、それがどうかしたのかい?

メアリー:私たちって、そのばい菌だと思ったのよ。


藍司職員:……随分と飛躍した事を言うね?もう少し過程を話してくれないか。

メアリー:多重人格って言葉を最近知ったわ、まさしく私たちがそうだった。エミリーを乗っ取る、ばい菌たちなの。


藍司職員:ふむ……君達の出生は特殊だ。確かにそうやって存在意義に悩むのもよくわかるよ。なら……

メアリー:だからね、頼みっていうのが、その、先生。……ハーマンが言ってたの


藍司職員:続きがあったのか、腰を折ってすまないな。んで、それで?

メアリー:サンドスターは有る程に、フレンズは元の動物に近くなってく。それを応用すれば、僕達を統合できる、と。


藍司職員:それを何処から…いや、少し待った。君はそれの意味を理解してるのか?

メアリー:ただのばい菌の消毒よ、それ以外の何者でもないわ。それは、ハーマンも上杉ちゃんも頷いてる。


[藍司職員がスイッチを自己判断で押し、録音終了]

あとは全部、君の好きなように解釈してくれ。

ただ、一つだけ。僕はいつだって意思ある者の支持者であり、奴隷だ。-藍司研究員

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