インタビュー記録: 復帰発表後、園内誌「██████」の██年██月号に掲載されたインタビュー記事です。
(見出し等、一部省略されている箇所があります)
(前略)本稿ではそのスウィングさんに、引退・復帰の経緯や今後の活動への意気込みを語っていただきました。
――スウィングさんのシングルアルバム「Swim Wings」が発売されました。お恥ずかしながら初めて曲を聴かせていただいたのですが、引退前とは雰囲気が違う、歌詞が特徴的で元気が出るような曲ですね。歌詞はスウィングさん本人が書いているそうですね?
スウィング: えっと……はい。基本的には私が書いています。引退前は作詞家の方に任せっきりで、クールというか、カッコいいというか……そんな曲が多かったんですけど、これからは私自身のきもちも伝えていけたらいいな、と思っています。ただ、ひとりっきりはもうイヤですし、不安なときもあるので作詞家の方に歌詞の書き方を教えていただいたりしてます。もちろん、クールでカッコいい曲も歌っていきたいです。
――ひとりっきりといえば、スウィングさんは引退前もソロでアイドル活動をしていましたよね?
スウィング: そう……ですね。元々は興味もないのに、ホッカイの街でただ流されるままにアイドルになったんです。不安はありましたけど広報・企画局の方にも後押ししていただいたおかげで、ホッカイのみんなにも愛されていた……と思います。
――では、なぜ引退を?
スウィング: 「井の中の蛙、大海を知らず」という言葉があるそうですね。ホッカイの街で人気が出て、"これならパーク・セントラルでもやっていけるんじゃないか"という話が出まして。それまでいいこと続きでしたし、満を持して行ったんです。でも、打ちのめされました。PIP(※ピップ。ペンギンアイドルプロジェクト。ペンギンのアニマルガール複数人によるユニット)さん達のライブを見て、大海を知っていた筈の私が、狭い世界しか見えてなかったことに気付きました。何もかも一人でやってるつもりになってて……それで……その、お恥ずかしながら、自信を失くしてしまって……
――復帰の経緯は?
スウィング: 引退した後、ホッカイの街で悩み続けてたんですが……先輩に出会ったんです。それまではあまり話すこともなかった方なのですが、その時は一緒に居てくれて、「お前のできることをすればいい」って。最初は意味がわからなかったんです。でも、その数日後になぜかPIPの皆さんが私の前に現れて……何を話したかは秘密です(笑)……あ、その……それがキッカケです。その後は広報・企画局の方と話しあって、なんとか██████に出演させていただけることになったんです。
――凄かったですね、チョコビンタ。インパクトがありました(笑)
スウィング: 砕き方がわからなかったんですよ!ケーキを作るつもりが、小麦粉と片栗粉を間違えちゃうし、できたモノはぷるるんとしたモノでしたし……もう出させてもらえないかも、って不安で不安で。でも、あの後お手紙をいくつかいただきまして。不安はありますけど、今度こそ皆さんと一緒に一歩ずつ進んでいけたらいいな、と思います。
――最後に、この雑誌を読んでいる方々に向けて一言いただけないでしょうか。
スウィング: え!?あー、その、街中で私を見かけても「ニセモノだ!」って言わないでいただけると助かります。ペンギンモドキって呼ばれてますけど、私も本物のアイドルですから!……さすがに大きく出すぎましたか!?あわわ、こ、これナシで!オフでお願いします!
――(笑) (後略)
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