FormatterTest

ページ名:FormatterTest

 


ロボ
[ ゴコクエリア ナリモン水族館 14:21 ]
[ 今日の夫婦は、趣向を変えて海の中を見にやってきたようです ]
[ といってもナリモン水族館という大きな水族館の中です。今日はどんな一日となるでしょうか ]
一回しっかりと来るのは初めてだが…凄まじいな。水族館とは。
[ 大水槽を見上げて呟く ]

 


ブランカ
ふぁぁ……。水の中にいるみたいです……。
[ まるで子供のように水槽に張り付いて、瞳を輝かせている ]
[ ゆったりと尻尾を左右に振って、夢中な様子で水槽から離れそうにない ]


ロボ
溺れずに、海の下の片鱗を見ることができる施設だそうだ。
まさかこれ程のものとは…
[ ブランカの後ろを守るような位置から水槽を見上げている ]
[ 一見冷静だが、尻尾がふわんふわんと左右に揺れている ]


ブランカ
ヒトは本当にすごいものを作るんですね……。
海の中を再現しちゃうなんて……。
[ 感心したように声を。しかし視線は水槽から離れずに ]


ロボ
かれらの情熱には正直脱帽させられる…
[ 水槽を泳ぐマンタに視線が向く ]


ブランカ
旦那様……!もっと近くで見ましょう……!
[ 視線をロボに向けると、尻尾を速く振りながら手招きをして呼ぶ ]


ロボ
ああ、この時間帯ならじっくり見れるからな。
[ ブランカからの呼びかけに答え、彼女の隣まで歩いていく ]


ブランカ
えへへ……♪ 旦那様……♪
こんなに素敵な場所に二人で来れるなんて……♪
[ 肩を寄せるように、軽く寄りかかる。少し恥ずかしそうに微笑んで ]


ロボ
話には聞いていたからな。…是非お前と共に来たかったんだ。
[ 寄りかかって来たブランカを見下ろしながら、手を載せるように撫でる ]


ブランカ
えへへ……♪ 旦那様は本当にいろんな場所を知っているのですね……♪
[ 瞳を細めて、撫でる感覚にピクピクと耳を動かしている ]


ロボ
ああ。
…といっても来ることはなかったがな。
[ ピクピク動く耳も軽く指で撫でたり、優しく手櫛を髪に通していく ]
あの頃はお前が居なくて、どうしても行きたいとは思わなかったのだ。


ブランカ
こんな素敵な場所なのに……。来なかったんですね……。
でも、旦那様と初めての経験をできるのは……えへへ、なんか嬉しいです……♪
[ 所構わず頬を貴女に擦り寄せて ]


ロボ
ふふ、俺も初めてだから案内は出来ないが…2人で当てもなく回るのも良いものだろう。
[ 抱き寄せるように彼女の肩に手を置く ]


ブランカ
初めて同士で……ですね……♪
[ 肩に置かれた手の上に自分の手を重ねて ]


ロボ
ふふ…。
[ ブランカの手の暖かさを感じながら、自分の尻尾を彼女の尻尾にくっつける ]


ブランカ
ん……♪
[ 尻尾を重ねるようにくっ付けて。いつものように、切り取られたかのように二人だけの空間になっており ]
旦那様……この後はどこを見ましょうか……?


ロボ
そうだな…
白いイルカなるものが居ると聞いた。
あとは大きなシャチというイルカも別のところに居るらしい。
次は白いイルカを見にいくか。
[ ぽんぽんと肩でふんわりと手を跳ねさせる ]


ブランカ
白いイルカ……! みたいですっ!
私と一緒の白ですね……♪
[ 興味津々なようで、尻尾を思いっきり左右に振って ]


ロボ
ああ、白だ、まっしろ。
お前とお揃いだ。

[ 彼女の手を握り、件のシロイルカが居る水槽までやってきた ]
[ 北極近辺の海をイメージした水槽の周りは暗く、水槽の中だけが光を浴びている ]
[ 緑色にもちかい幻想的な色合いの水槽が、中で踊るシロイルカたちを照らして居た ]


ブランカ
………!

[ 言葉すら忘れて水槽の近くまで駆け寄って行く ]

白い……白いです……!

[ イルカたちも興味があるのか、水槽越しにブランカを見つめている ]


ロボ
どうだ、想定以上に白いだろう?
これが北の海には居るんだ。
[ イルカたちに軽く手を上げて会釈を交わす ]


ブランカ
北の海に……。寒い場所にいるんですね……。
……白さなら私も負けてませんよ?

[ 何か張っているのか、イルカたちに見せるけるように大きな純白の尻尾を振って ]


ロボ
( 張り合って居るのか? )
[ 暫く可愛らしい妻の仕草を眺めて居ることにしたのか、目線をブランカに向ける ]


ブランカ
ふふん……!
[ イルカたちは、その尻尾に合わせるように左右に揺れている。張り合ってることは伝わってないようだ ]


ロボ
( 誇らしげな顔だな… )
[ 彼女の自信満々な表情をしっかりと見逃さない。しっかりと頭の中に焼き付けていく ]


ブランカ
旦那様も、私の白が勝ってるって思いますよね……?
[ 自慢げな表情で、褒めて欲しい子供のように問いかけて ]


ロボ
ああ…ブランカの白はとても綺麗だからな。
[ 膝を組んで目線を彼女に合わせ、もちもちとほっぺを撫でる ]


ブランカ
えへへ……私の勝ちー……です……♪
[ 撫でられると惚けさせた表情でイルカに対して勝利宣言。しかしイルカは何のことかわかってなかった ]


ロボ
ふふ…♪
[ そんな無邪気な振る舞いをするブランカを微笑ましく思い、目を細める ]


ブランカ
でも、私以外にもこんなに真っ白な子達がいるなんて……。
ひとりじゃないって思えます……。

あ、もちろん旦那様がいるから一人じゃないんですが……。
[ 側を離れたくないのか、体を寄せ合って ]


ロボ
ああ、世の中には白い生き物も居るんだ。
俺にとっては、お前だけが特別だがな。
[ それはロボも同じようで、寄せてきた体をしっかりと抱きとめる ]


ブランカ
だんなさまぁ……♪
[ その言葉に、明らかに嬉しいのか尻尾をブンブンと振って。飛びつくように抱きついた ]


ロボ
ブランカ…♪
[ 若干周りからの和やかな視線を感じたが、抱きついてきたブランカをまたしっかりと抱きしめ… ]
んふ…♪
[ こちらからは顔をスリスリし始めた ]


ブランカ
もぅ、旦那様ったら……♪
[ 小さな手で貴女の頭を優しく撫でて。自分のとは違う髪質を楽しむように手櫛で梳いて ]


ロボ
んん?…♪
[ 脇目も振らず尻尾をぶんぶんと降り始めていく。大きめの耳もぴくぴく動きながら貴女の指に反応を返す ]


ブランカ
よしよし……です……♪
えへへ、かわいい……♪
[ ゆったりと撫で続けて。そして顔を覗き込むと優しい微笑みを見せている ]


ロボ
ああ…ブランカ…♪
[ 彼女からの甘い愛情を受け、すっかり誰にも見せないような子どもらしい惚けた微笑みを見せていた ]


ブランカ
少し恥ずかしいですね……
[ クスッと笑うと、頬を赤く染めてキョロキョロとあたりを見回して ]


ロボ
ん…柄にもなく甘えてしまったな…
[ こちらも辺りを見渡して、集まってる視線に苦笑いを浮かべる ]


ブランカ
ふふっ……旦那様可愛かったです……♪
[ 背伸びして耳元でそっと囁き ]
[ やはり視線が気になるのか、ロボの後ろへと隠れて ]


ロボ
…///
[ 仄かに顔を赤らめながらも、ブランカを自分の体の後ろに隠す ]


ブランカ
ヒトが集まってきちゃいました……
[ やはり珍しいのか、二人の周りには人だかりができていて ]


ロボ
移動するか。
[ ブランカの手を握り、そそくさと人だかりを掻き分けて進もうとする ]


ブランカ
はっ、はい……
[ 久しぶりの人混みに緊張してるのか、貴女の手をしっかりと握って後をついていき ]


ロボ
[ 道行く人々に睨みを利かせながら歩いていく、その鋭い意思は見るものを畏怖させ、ブランカへの手出しはさせないでいた ]


ブランカ
旦那様……。
[ 周りで少し怯える人を見て、少し悲しそうに ]

あまり怖がらせると……また退治されちゃいますよ……?
[ 体を寄せて、自分も怯えるように貴女の腕にすがって離さずに ]


ロボ
……
[ 自分の腕にくっつくブランカからの、忠告めいた一言を受け止めて足を止めた ]
……だが、この身体を退治しようとするもの剛の者はいるまい。


ブランカ
……たしかに。
今は私たちも……人に近い姿をしてますし、お話だって……。

大丈夫……ですよね……?
[ それでも離れないようにぎゅっと腕に抱きついたままで ]


ロボ
……
( …一応は恐怖を解くか )
[ ぎゅっと抱きついたまま離れない彼女を見て、少し懸念が生まれたのか、周りに顔を向ける ]


[ 静かに、柔らかな目を向け、周りの人間に一礼を向けた ]


ブランカ
旦那様……?
[ 周りも察したのか、次第に集団もばらけていって、いつも通りの水族館に戻った ]

いいこいいこです……♪
[ 貴女の周囲に向けた態度を褒めるように、背伸びをして頭を撫でた ]


ロボ
ん…
…やはり、念には念を入れなくてはな。
[ 頭を撫でられて顔を綻ばせると、虚空を手でニギニギとする ]
…それに、この身体だからこそ、この身体の特性を活かさねばならないか。
…考えもしなかったよ。
[ 目を閉じるが、一方で尻尾が垂れ下がり始める ]
2018年3月31日


ブランカ
せっかくお話もできるようになったんですよ……?
人間の表情だって真似できるようになりましたし……。
[ 心配するように上目遣いで顔を覗き込んで ]


ロボ
…そうだな。
[ ゆっくりとブランカの額と自身の額をくっつける ]
ん…あたたかい…


ブランカ
ん……♪
どうしたんですか? しおらしい旦那様も可愛いですけど……。
[ つんと鼻先をすり合わせて ]


ロボ
…今日は、少しカリカリしていた気がしてな。
つい最近にも、人間を睨んでしまった時がある。…折角の水族館なのに、もっと気楽に行けないものか…とな。
…すまないな、ブランカ。
[ 鼻をすりすりすり合わせる ]


ブランカ
謝らないでください……。旦那様は悪くないですよ……?
だって、私をこんなに素敵な場所に連れてきてくれるのですから……♪
[ 遠目に水槽を眺めて、満面の笑みで愛しの存在に答えて ]


ロボ
…そうか…。
[ 改めてブランカの優しさと慈悲を感じたまま、再び彼女の頭を撫でていく ]
[ 柔らかな髪の毛の感触を確かめながら、自身も心を清めていく ]
…ありがとう、ブランカ。


ブランカ
私こそ……♪
そばにいてくれてありがとうございます。旦那様……♪
[ にへぇと柔らかな笑みを見せて、背伸びをすると貴女の頬にキスをした ]


ロボ
んっ…♪
[ 優しい口付けを受け、こちらからもブランカの頬に柔らかなキスを返した ]
[ ブランカといる時ほど、このひと時ほど、充実している時間は無い ]
[ そう感じるほどにロボは、今幸せの最中にあった ]


ブランカ
えへへ……♪
[ 間違いなく幸せの表情。それに加えて揺れる尻尾はさらにその意味を増させていた ]

旦那様……次はシャチを見にいきましょっ……!
[ 貴女の手を取って歩き始める。今度は逆にリードするように。もっといろんなものを見たい。もっといろんなことを知りたい。好奇心は尽きることはない ]
[ この後一日中水族館を満喫した二匹の夫婦狼だった ]


ロボ
ああ…!
[ 慌てて愛すべき存在を追いかけるが、その表情からは棘を感じさせない、かつての王を知るものなら意外にも思える顔だった ]
[ しっかりとブランカの手を握って歩く。今度こそは不注意で喪わないようにと、心配する心は尽きることがない ]
[ 途中シャチのアニマルガールにブランカをナンパされるなどの微笑ましいアクシデントにも見舞われたが、何事もなく平和な一日を過ごすことができた ]
[ きっと、2人にとっての大切な思い出となるだろう ]

?水泡、王と、儚き白を見ゆ?
おしまい

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧