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プロフィール編集
  努力の剣士、イヅナの大親友

「イヅナちゃん、見てて!わたし、前よりずっと強くなったんだよ!」

妖狐ノ國の戦闘要員

まだまだ新兵だが、
幹部からは将来を期待されている

金狐や銀狐は彼女のことを、
いつか、この妖狐ノ國でも指折りの頭角を表す才能があると考えている

精神的にはまだまだ未熟
イヅナと似て真面目なため融通が利かない部分もある

イヅナを想い、
彼女の後に続こうと自分に鞭打って努力を重ねている

金狐と銀狐の両方からの指導を仰いでいるため、実力をぐんぐん上げていっている

でも、私生活で金狐と銀狐と付き合うのはためらいがあり、距離を置いている
+ キホン見聞- キホン見聞
身長:160cm
体重:47.1kg
誕生日:10月10日
付記:イヅナよりわずかに身長が低いのを気にしている
+ 好きな食べ物- 好きな食べ物
おいなりさん
イヅナが好きな食べ物だから好き、
という理由で好き

でも実はあぶらーげの中なら厚揚げ派で
二択を迫られた時は常に苦渋の決断をしている
+ 趣味- 趣味
いなり寿司作り
料理全般ではなく、いなり寿司作り

イヅナの為に作ってたら
いなり寿司作りだけ上達した、極振り型

数十を超える料理法を身に着けているらしい

いなり寿司以外は決して作らせてはだめ、
というお達しが天狐からあったとかどうとか
+ 生い立ち- 生い立ち
イタチの妖怪である貂は
妖狐ノ國では浮く存在だった

誰からも相手にされず、奇異の目で見られる
だが、持ち前の心の強さでそれらを尽く跳ね返して生きてきた

彼女には希望があった
國の妖主である天狐の元で一番の部下になれば、
たとえ狐ではなくても、誰にもバカにされることはない

そうなることを信じて自分を磨き続けてきた
誰よりも努力し、誰よりもうまくやる

そうすれば誰にも文句は言われない
自分の生き方に精一杯で、誰にも心を開かず他人のことなど歯牙にもかけない

そんな日々を過ごしていた
+ 苦手なもの- 苦手なもの
炭を焼くときに出る煙の臭いが苦手
嗅ぐと尻尾が総毛立つ
+ 過ぎ来し方- 過ぎ来し方
ある日、運命の出会いがあった
イヅナとの出会いである

初対面にもかかわらず、
他の妖狐たちに接するように接してくれて、ただひとりの妖怪として見てくれた

一瞬たりとも変な目で見てこなかった
はじめての友達となるにも時間はさほどかからなかった

それが貂は嬉しくて、
それまでの考え方や自分の在り方が変わっていった

共に切磋琢磨していき、日々が楽しくて仕方がなかった

ずっとずっとイヅナと一緒にいたい
イヅナがいなければ自分はもう生きていけない

だって、他者と触れあう楽しさを覚えてしまったから、
温かさを知ってしまったから、もうひとりには戻れない

貂はそうして強く、あるいは弱くなっていった
+ 関係するキャラ- 関係するキャラ
■イヅナ
はじめての友達であり、親友
夜叉ノ國に行ってしまったイヅナを心の底から心配している

「ひとりで大丈夫かな? 自分もはやく傍にいってあげないと……!」

「イヅナちゃん! 会いたかった! 寂しかったよぉ!」
「ねぇねぇ、今日は一緒に寝よ? 話したいことがたくさんあるんだ」
+ 今に至ル- 今に至ル
やがて時は経ち、
互いに戦士として一人前に成長したと思いはじめた頃

イヅナが留学という形で夜叉ノ國に行くことになってしまった

自分も、と國に申し込んだが、
妖狐ノ國は基本的に鎖国主義であり
他の國とはできるだけ関わらないようにしていたため、それは叶わなかった

貂にとって、
イヅナは自分の半身のように思っていたため
身を引き裂かれるような気分だった

その痛みを紛らわすため、
自分を痛めつけるように訓練に身をやつしていった

イヅナは特別で、自分ももっと頑張らないといけない

イヅナは大事な任務を負っている
寂しいけどイヅナも頑張っている
イヅナもきっと自分と同じ気分なんだ

だから自分も、これまで以上に頑張ろう、と
+ ちょっとした自慢- ちょっとした自慢
ひたむきに努力ができるのは自分の長所だと思っている

一意専心
一つの事をひたすらに極めるのは性に合ってると
貂は考えている

戦いも最初は、
周りからやめた方が良い・向いていない
と言われ続けたが
いつしか賞賛の言葉に変わっていった

妖主の天狐様も認めてくれたし
戦闘の師匠である金狐様、
戦術の師匠である銀狐様も褒めてくれた

いつかイヅナちゃんが國に帰ってくるときまで
この努力は続けよう
+ 関係するキャラ- 関係するキャラ
■金狐
戦闘要員なので、
戦闘部隊を率いる彼は直属の上司にあたる

とんでもなく強く、
戦闘面での訓練をしてくれている師匠のような存在

いつも天狐さん天狐さんと言っており
いつもイヅナイヅナと言っている自分
と少し似ていると共感している

が、私生活ではやや距離がある

「酒盛りですか? いえ、わたしは遠慮します」
+ 関係するキャラ- 関係するキャラ
■銀狐
参謀の立場にあり、
戦術の基礎などを彼から習っている

とてもつなく賢く、
貂はその知識を少しでも吸収しようとしている

いつも天狐さま天狐さまと言っており、
天狐に叱られた際には時折気持ち悪い感じになるのでちょっと苦手

「こういう時はどういう動きで敵を倒すのが、
 一番効率がいいんですか?」

「銀狐さん……なんか気持ち悪い笑い方してますよ」
+ 恥ずかしい秘密- 恥ずかしい秘密
國の書庫に三日三晩閉じこもって
食事も食べず風呂にも入らず
書物を読みふけってしまったことがある

……出てきたときに少し臭った

金狐は「凄いジャン」
銀狐は「知を求める事は感心します」
と一定の理解を示してくれたものの、
イヅナには若干苦笑されてしまった

逆の評価がよかった……けどまあ、
金狐様と銀狐様との距離が
その日から少し縮まった気はする

案外悪い気分ではないかも
+ 恋愛についての考え方- 恋愛についての考え方
男女の仲というのは、
あまり考えたことがなくよくわからない

妖狐たちが中心のこの國で、
イタチの妖怪である自分は
立場を築き上げるのに精いっぱいだったし、
イヅナちゃんが居てくれたから特段寂しい事も無かったし