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プロフィール編集
  いざ開廷せよ、地獄の祝演!

「さぁ、思う存分絶叫し、我が音楽を地獄の底から楽しんでゆくが良い!」

ワーカーホリックで仕事に命を懸ける閻魔王
そんな彼女だが、休日はテレビを視ながら
だらだら、ごろごろ......

しかし、火車が現世から
「おひとり用カラオケ箱」を持ち帰ったことで一変
『ひとカラ』にドハマり

その歌唱力はひょんなことから地獄に広まっていく
そんな折、閻魔王は部下たちから提案を受ける

「は? 我をボーカルに据えて
 地獄でバンドをやりたい......?」

最初は「閻魔王の威厳が損なわれる」と
乗り気ではなかったが、救い主との会話を経て心は徐々に傾く

「......演るぞ! 開廷する!」

地獄に、現世に、地獄バンドは進出していく
閻魔王の威厳は広く伝わっていくのだった——
+ キホン見聞- キホン見聞
身長:151cm
体重:42.7kg
誕生日:1月16日
+ 関係するキャラ- 関係するキャラ
■火車

執務中は上司と部下の関係だが
プライベートでは関係が少々変わる
休日、火車はものぐさに、のんびり過ごす閻魔王を訪ね
傍で賑やかに煽ったり遊んだりする

怒ることもあるけれど、無理には追い出さないので
閻魔王も多分嫌がってはいない
+ 関係するキャラ- 関係するキャラ
■遠呂智姫と鞍馬天狗

閻魔王と同じく、偉大な父から役目を引き継いだ妖主たち
境遇が似ているので話や波長が合う

今回、縁あってお揃いのキーホルダーを入手した
たまに見返して、閻魔王はこっそり微笑んでいる
チャンスがあれば、また遊びに行きたい
+ 前日譚- 前日譚
とある休日
自宅でぐうたら、だらだらしていた閻魔王のもとに
火車がアポなしで乗り込んできた

それ自体はいつものことなのでなんとも思わなかったのだが
火車は謎の箱を抱えている
怪訝そうにしていると、火車は説明してくれた

蟹坊主の発明品
『おひとり用カラオケ箱』という品らしい
からおけ。知ってる。人間界のテレビ番組で見た

歌っている人間も、それを聞いている周りも
楽しそうだったのを覚えている

このからおけには、幻妖界で流行している
バンドの曲も全部入っているそうな。閻魔王も興味を持った

付属の歌詞カードを見ながら
なんとなくふたりで歌ってみた
これは、思ったよりいいぞ?

その場もそこそこ盛り上がったのだが
本番は火車が帰ったあとだった

誰かのいる前で大声で歌うのは抵抗がある
正直に言うと恥ずかしい
だが、もっと全力でいってみたい......!

誰もいなくなった部屋でひとり
閻魔は心の向くままに大声を出して歌ってみた

なんだか気持ちいい、すごくスッキリする

そう言えば人間界のテレビでは
仕事をしていると積み重なる心労
「すとれす」とやらの解消にもいいといっていた
もしや素晴らしい趣味なのでは......?

それに気付いてからは、あっという間だった
閻魔王は休日、疲れ果てるまで歌い続けるようになった——
+ 前日譚- 前日譚
地獄での初ミニライブ前日

ヒト前で歌うのはまだ正直抵抗がある
今から辞めてもいいんじゃないかと思っている自分もいる
だが、唐突に決まったイベントではあるが
閻魔王として催す以上、威厳を損なわす事はできない

ならば、まずは形から入る
形を決めれば、心もついてくる
武術などもそうだと聞いた事がある

そう考えた閻魔は自宅の鏡の前で、熱心に研究をしていた

ばさぁっ、ばさぁっ、と何度も衣装の裾を舞わせながら
腕や指の角度を確認する

一番カッコいい動作
見栄えするポーズを見つけるために必死だった
大勢の前で踊るなら、一番良い姿を見せなければいけないのだ
必死の練習を終えた後の閻魔の顔には、自身が宿っていた
+ 好きな食べ物- 好きな食べ物
甘味全般。ライブもカラオケも釣りも好きだが
甘味の価値は不変。生き甲斐
+ 苦手な事- 苦手な事
ライブで「ファンサして!!」とコールを受けること

サービスしたい気持ちもあるが
『閻魔王』としてそれはどうなんだ、うーん
となってしまい、少しフリーズしてしまう

なお、薄く顔を赤らめて固まる姿が可愛いので
ファンは喜んでいる
+ 関係するキャラ- 関係するキャラ
■雪女

海で念願のまろうずねを振る舞ってくれた
おまけに、現世で『閻魔王』と気付いて
話し掛けてくれたバンドファン

夏季休暇が終わったあとも
閻魔王は舌と心を満足させてくれた雪女が忘れられない
叶うなら、お忍びで会いに行きたい。恋しい
+ 関係するキャラ- 関係するキャラ
■舞首

ケビイシの舞首にとって
閻魔王は地獄で正義を執行する憧れのヒトらしい

夏季休暇が終わったあと
ぬらりひょん経由でお礼のお手紙が届いた
閻魔も返事を書く

「来年も子供たちに注意喚起へいくぞ
 ただし! 色恋関連の質問は禁止だ!!
+ 後日譚- 後日譚
現世でのライブ、現世での夏季休暇を終えたあと
閻魔王は自室でひとり振り返る

ライブ自体は大盛況に終わったと言っていいだろう

日頃交流する機会の薄い現世の妖主たちとも
言葉を交わす機会ができたし
現世の民たちにも閻魔王たる威厳を見せられた

はじめは乗り気ではなかったバンド活動も
振り返ってみるとやって良かったのではないだろうか

それに、絶品の甘味であるまろうずねの作り手である
雪女とも交流を深めることができたし
鞍馬天狗や遠呂智姫とはお揃いの飾りものを貰ったりもした

友人同士の記念品......なんだかいいな

記念品のキーホルダーを眺めながら
ご機嫌に鼻歌を口ずさむ閻魔

......そうだ、一番に労ってやらねばやらぬ奴らがいるんだった
閻魔はとある計画を立てることにした
+ 後日譚- 後日譚
ある日、実務を終えた地獄バンドの面々は
閻魔王によって招集された
いったい何の用なのか

火車と牛頭が首を傾げて話す中
馬頭と狂骨は黙って閻魔王を待つ
玄風が飛んできたあと、閻魔王は皆に移動を促した

向かった先は地獄で有名な高級レストラン
狂骨以外が戸惑う中、閻魔王は口を開く

「バンドをすることで今までしたことのない体験ができ
 良きつながりも増えた、それを支えてくれた皆への感謝だ

瞬間、空気が緩んだ

お互いに「これからもよろしくお願いします」をして
和気あいあいと会食が始まった
開催場所は地獄だが、流れる優しい空気は天国のようだった
+ 趣味- 趣味
以前は甘味が癒しだったが、この夏
ひとりカラオケと釣りが増えた。特に釣りは良い

狂骨が作ってくれた釣り堀へ頻繁に通っている
知識はあえて増やさず、ただただ、水面に釣り糸を垂らす
それが、たまらなく良い——
+ 恥ずかしい秘密- 恥ずかしい秘密
狂骨が作ってくれた衣装に初めて袖を通した日
嬉し過ぎて、衣装を抱いて寝た

部下が自分のことを想って作ってくれたことも
また、嬉しかったのだ
+ 大切な場所- 大切な場所
地獄で初めてミニライブを行った会場

閻魔王にとっても、バンドメンバーにとっても
思い出の地となった
+ 恋愛に対しても考え方- 恋愛に対しても考え方
少なくとも、現役を終えるまでは無縁
閻魔王は公正でなくてはならない

心揺れることがあっても、けっして身を委ねてはならない
+ キャラかけあい- キャラかけあい
・火車(1種
・狂骨(衣装違い可)(1種))