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プロフィール編集
  愛の究極伝道師

「わたくし、こ、こんにゃく指輪というものが欲しいんですの!え!?か、噛んでませんわ!」

大蛇ノ國で催されるジューンブライド

前回よりもより多く、広くに周知させたいと考えた清姫が
アンバサダーにスカウトしたのが朱雀である

「結婚式=最高に愛が高まる瞬間」だと信じる朱雀にとって
それは願ってもない機会だ

しかも尊敬する清姫からの推薦とあっては
気合い十分、やる気満杯

恋に迷う者の悩みをいっしょに考えたり
人間界から伝わった洋風の結婚式についての疑問に答えたり

純白のウエディングドレスを身に纏い
美しく着飾った朱雀は幻妖界中を巡っている

ジューンブライドを広めるという本来の役目に加え
愛のすばらしさを説くことも忘れない

「新郎新婦だけでなく
 参加する方みんなが幸せになる結婚式
 これはまさに愛の力ですわ!
 わたくしがそのお手伝いをいたします!」

今日も笑顔で朱雀は空を飛んでいる
いつかきっと来る、幻妖界が愛でいっぱいになる日を目指して
+ キホン見聞- キホン見聞
身長:129cm
体重:28.4kg
誕生日:1月18日
+ 関係するキャラ- 関係するキャラ
■朱雀

千年前に分かれた本体
今まであまり関わってこなかったが
結婚式に血縁者として参加してもらった

母娘に見られがちだが、どちらかと言えば
年の離れた姉妹だと思っている

とはいえはっきりとした関係性は
まだ言葉にできておらず、模索中
+ 好きな食べ物- 好きな食べ物
ウエディングケーキ

食べるのではなく、見るのが好き
新郎新婦のケーキ入刀は何度見てもドキドキする
+ 前日譚- 前日譚
「おーっほっほっほ! 朱雀はいるかしら!」
「え、え、えっ、清姫さま!?」

鶴亀温泉に突然現れた清姫に
朱雀は番台から転げ落ちそうになるのを
かろうじて堪えた

憧れの清姫の前で、レディらしからぬ
無様な姿を見せたくない、朱雀の吟味である

ジューンブライドのアンバサダーに、と打診され
朱雀は一瞬応えるのをためらった

「清姫さまのご期待に、わたくしは応えられるでしょうか
 ――いえ、弱気になるなんていけませんわ
 それは清姫さまの判断を疑うのと同じ!」

「わたくし、お引き受けいたしますわ
 そしてきっと、清姫さまが望む以上の働きをお見せします!」

レディとして、朱雀は清姫の手を取り、握手を交わす
緊張と決意と覚悟と、そして
隠し切れないわくわくに瞳を輝かせて

少し離れて見ていた玄武の口元が
によによ微笑んでいたことを、朱雀は知らないままである
+ 前日譚- 前日譚
清姫に連れられて最初に訪れたのは
堺ノ國にある一反木綿の店だった

「なるほど、まかせんしゃい!
 とびっきりの一着を仕立てちゃる!

すぽーんっと服を脱がされ両腕を広げて静止
少し恥ずかしかったものの
採寸はあっというまに終わった

「朱雀ちゃん、なにか希望はあるね?
 どげんドレスにしたかと?」

訪ねられ、朱雀は少しだけ沈黙する
けれど最初から自分の中に答えはひとつしかなかった

「みんなが愛を感じられる
 情熱的なものがいいですわ」

そしてできあがったウエディングドレスは
想像をはるかに超える出来栄えで
朱雀は感激に震えるのだった
+ 関係するキャラ- 関係するキャラ
■けうけげん

結婚式のときに髪をきれいにセットしてくれた凄腕理容師
うわさは聞いていたが実際やってもらって感動

けうけげん自身、結婚式で依頼されると
嬉しいし気が引き締まるとのこと
幸せのお手伝いという点で応援しあっている
+ 関係するキャラ- 関係するキャラ
■玄武(分体)

いっしょに鶴亀温泉を営む、四聖獣の分体仲間
最近は玄武(本体)と仲良くしているらしい

たまにふたりが揃ったとき
ぐるぐると回って「どっちだー?」といたずらしてくるが
朱雀は百発百中で見分けられる
+ 趣味- 趣味
空を飛ぶこと

町並みを俯瞰して
仲睦まじい恋人同士を見つけると笑顔になる

ちなみに、大空を飛ぶ純白の朱雀を見た者は
幸せになれる、告白が上手くいく、などの
うわさがあるとかないとか
+ 苦手な事- 苦手な事
純白のドレスが汚れること
愛と幸せの象徴であるウエディングドレスを汚すことは
何があっても許せない

ただし、誰かが助けを求めているときは
迷うことなく身を挺す。なぜならそれが、愛だから
+ 後日譚- 後日譚
救い主との理想の結婚式を終えてしばらくして
朱雀は山嶽ノ國を訪れた

「いらっしゃい。道中、なにもありませんでした?」
あの結婚式以来、本体である朱雀と
ちょくちょく合うようになっていた

交代で出向き、近況や他愛のない雑談を交わしている

今日は朱雀が焼き菓子を持ってきた
結婚の相談に乗ってあげた新婦からお礼にともらったものだ

この特別でない
本体と過ごす穏やかな時間が朱雀は好きだった

今の自分とはまったく考え方が違うが
時折ふと共通する部分が見えたときはお互いに笑い合っている

目下の悩みは、どちらも相手を
どう呼べばいいか決まっていないこと
ふたりきりならいいが、他に誰かがいるときはまぎらわしい

「お姉様、とか?」

「悪くはありませんが、貴女は
 あたくしから生まれたわけですし」

「......じゃあやっぱり、お母さま?」

「絶対にそれはダメですわ」
+ 後日譚- 後日譚
天狗ノ國で、朱雀は散歩をしていた鞍馬天狗と鉢合わせた

「わぁぁぁぁぁ......!
 すっごくきれいなのです!
 すてきなのですーっ!」

目をキラキラとさせた妖主は結婚式に興味津々だった
彼女の憧れを織り交ぜた好奇心の問いかけに
朱雀は真摯に答える

「と、ところで、救い主様と
 結婚式をしたと聞いたのですが......本当ですか?

頷くと、鞍馬天狗の顔は赤く染まった

「いいなぁ」とか
「私もその場限りでいいから一度......」などと
呟く様子を見て、朱雀はピンとくる

けれど積極的に背中を押そうとは思わない
朱雀自身は燃え上がるような恋がすきだが
目の前の少女のように静かな恋もあると知っているからだ

「応援いたしますわ」と答えた一瞬
少しだけ胸の奥が揺れたような気がした。理由はわからない

わからないので、近いうちに
救い主に聞きに行こうと思った

すると今度は胸の奥が温かくなって
朱雀は首を傾けるのだった
+ 恥ずかしい秘密- 恥ずかしい秘密
初めてウエディングドレスを着たとき
第一歩目でリボンを踏んでしまい
思いっきり尻餅をついてしまった

清姫と一反木綿にしか見られてなかったのが唯一の救い
+ 大切な場所- 大切な場所
結婚式場の広場

式を挙げて、満面の笑顔で祝いの鐘を鳴らす
新郎新婦を見守るのがいちばん嬉しい瞬間
+ 関係するキャラ- 関係するキャラ
■迦楼羅

結婚式で悪い新郎役を引き受けてくれた

急な頼み、しかも悪役で申し訳ないと伝えたら
「いいよ!おもしろそうだ!」と快諾だった

火と鳥の属性が共通なので今度じっくり話したい
ウエディングドレスには興味ないと言っていたが
チラチラ見てくるので今度試着に誘ってみたい
+ 恋愛に対しての考え方- 恋愛に対しての考え方
結婚式と新婚初夜を疑似体験したことで
その先の家族愛まで具体的にイメージできるようになった
......のはいいのだが、考えると顔が熱くなる
+ キャラかけあい- キャラかけあい
・玄武(衣装違い可)(1種)
・白虎 [ドール](1種)
・白娘娘(1種)