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プロフィール編集

  当然だが蟹は飛ぶが？

「これは蟹ジェット。空を飛ぶための新発明。……水着？　空気抵抗が少ないから、飛ぶのに都合いいんだよねー」

蟹坊主にとって、発明は仕事であり
趣味であり、生き方そのものだ

だから、発明の手を止めてまで
遊びにでかけるという発想はない

水着を仕立てたのも
海での実験に適していたからに過ぎない

水着を着て、その背中にジェットを背負った蟹坊主に
茨木童子が首をひねる

「せっかく海に来たってのに、ここでも実験？
　泳がなきゃもったいないじゃない」

蟹坊主にとっての遊びとは、それすなわち発明だ。

「あーね。イバの言う通りだわ
　それじゃ、海ならではのカラクリ作るわ」

友人のぶれない姿勢に、肩を落とす茨木童子

どこに行こうと蟹坊主は蟹坊主ということか
海は彼女に、どんなひらめきを与えるのだろうか

+ キホン見聞

身長：157cm
体重：47.2kg
誕生日：6月22日

+ 関係するキャラ

■茨木童子

パッと見、揉めているように見えるのだが
なんだかんだで一番距離が近い

ご飯を食べたり買い物に行ったりする、普通の友達
でもお互いに仲がいいとは思っていない

+ 発明その１：水鉄砲

空気圧を使った水鉄砲は
鬼ノ國の子供たちの間で人気のおもちゃとなった
水圧を高めた高威力版も訓練用に重宝されている

+ 前日譚

「水着を仕立てる？」

ある日、工房を訪ねてきた茨木童子の誘いに
蟹坊主は首をひねる

「水着って、海とかで着るやつっしょ？
　別にいらないけど」

「せっかくの夏なのよ。海で遊ばなきゃ損ってもんじゃない
　仕立て屋から見本借りてきたから
　ちょっと見てみましょうよ」

別に興味ないけど、とぼやきながらも
茨木童子につき合う蟹坊主

「へぇー。身体にぴったりはりつくんだ
　伸縮性もある。……空気抵抗が小さく抑えられそう
　いいね、仕立ててみるわ」

「急に乗り気になったじゃない
　それじゃ、海に行く日にちも決めちゃおっか♪」

「海……広いし、水の上なら落ちても大丈夫か
　飛行の試運転には最適かも」

微妙に目的がずれたまま
ふたりの水着製作は進むのだった

+ 前日譚

「蟹坊主。カラクリを作った
　でっけぇ遊戯施設を作ってみる気はねぇか？」

「詳しく」

酒呑童子からの提案に、蟹坊主は目を輝かせた


なんでも、日頃國の防衛に励んでいる
兵士たちを労うために
大がかりな施設を建設したいのだという

そこで白羽の矢が立ったのは蟹坊主
思い切って、予算も多めに用意されているのだとか

「それなら、知恵を借りたい人がいるんだけど」

せっかく大がかりなカラクリが作れる機会だ
人間界の知識を借りない手はない

――今年の夏は、例年になくアツくなりそうだ

+ 発明その２：お化け屋敷

好評につき、他の國での出張営業も
しようかという計画が練られている

たまに本物の怨霊が紛れているとかいないとか

+ 関係するキャラ

■鬼童丸

言葉少なめに話しても汲み取ってくれる理解者
カラクリを正しく使ってくれるという信頼がある

+ 関係するキャラ

+ 海の家

+ 関係するキャラ

+ 発明その３：ばれーぼーるましん

+ 蟹ジェットについて

+ 発明その４：かき氷器

+ 後日譚

+ 後日譚