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プロフィール編集
  狂い咲く、ふたりのドグマ

「私達の出番みたいね、魔魅」
「はい、姉さま。魔魅達のお歌、聴かせてやるの」

バンドブームが広がりつつある昨今
山嶽ノ國にもその流行の波が訪れる

とはいえ、妖主である邪魅に自ら民を楽しませよう
という意志はなく、民の好きにさせていた

そんな邪魅を動かしたのは、最愛の妹である魔魅のひとこと
「おもしろそうなの」

魔魅が言うなら是非もなし。民は眼中になくとも
たったひとりの妹の言葉ひとつで邪魅は動き出す

魔魅は大好きな姉と楽しいことをするため
邪魅は妹を楽しませるため。姉妹は歌の練習を重ねていく

妖主姉妹が歌うという話題は
やがて山嶽ノ國の民にも広まるが、当の本人たちはどこ吹く風

――姉妹はまだ知らない
ひとりのために歌った歌が、多くの民を
魅了することもあるということを
+ キホン見聞- キホン見聞
■魔魅
身長:158cm
体重:47.9kg
誕生日:3月24日

■邪魅
身長:158cm
体重:48.0kg
誕生日:12月3日
+ 関係するキャラ- 関係するキャラ
■紅葉

因縁の相手だったが、わだかまりも解けて
よい関係を築きつつある

とはいえ、まだ遠慮があって素直に頼るのは憚られる
それに同じ妖主として
弱みを見せることができない部分もあるので
距離感を測りかねている
+ 藁人形- 藁人形
邪魅と魔魅が使役する式神の一種
今日は藁人形たちもおめかし

主人に合わせた『ふぉーまるすたいる』で
邪魅と魔魅のらいぶを彩る
+ 前日譚- 前日譚
幻妖界に広がりつつあるばんどの流行は
山嶽ノ國にも届きつつあった

邪魅も先日、魔魅と共に
『救い主来訪二周年』を祝ったライブで
息の合った歌を披露した

「邪魅さまはもう、歌わないのですか?
 とっても素敵な歌声だったって聞きました
 きっと人気がでると思います」

「人気なんて必要ないわ。わずらわしいだけ
 國は力で支配できればいい」

雪女の期待の眼差しに、邪魅は首を振る
(そう、この國は
 魔魅にとって過ごしやすければそれでいい)

邪魅にとって、自分の評判など二の次だ

だが――もしも、昔の自分が
ヒトから親しまれていれば
疎まれ、排斥されることもなかっただろうか

(人気、ねぇ……
 それが不幸の予防策になるとしたら……)

そんなおめでたい世界も、悪くはないかもしれない
+ 前日譚- 前日譚
花魁ノ國から合同らいぶの打診が来た

返事を出しあぐねる邪魅は
魔魅の「おもしろそうなの」の一言で受けることを決める

「人間界には、らいぶ用のいろんな服があるの
 前にイヅナが着ていた衣装も綺麗だったの」

人間界から流れ着いた
『ふぁっしょん雑誌』を眺めながら、魔魅が言う

「魔魅が欲しいなら、仕立て屋を手配しましょうか?」
「それもいいけど、せっかくだから
 姉さまと一緒に手作りしたいの!」
なんでも、姉妹でおそろいの衣装を作りたいのだとか

魔魅の希望を聞くや、邪魅の動きは早かった
「確か、堺ノ國に腕のいい仕立て屋がいたはず
 刑部に連絡をとって紹介してもらいましょう」

あっという間に手配を済ませ、一反木綿を招く手筈を整える

そろいの衣装。どうせ作るなら
救い主にも見てもらおうか

民相手のらいぶに興味はないが
それは悪くないかもしれない――そんなことを思う邪魅だった
+ 関係するキャラ- 関係するキャラ
■絡新婦

紅葉と同じく因縁の相手
とはいえ、今はもう悪い印象を抱いていない

面倒見のいい気質であり、あっさり距離を
詰めようとしてくるため、反応に困ることもしばしば
+ 関係するキャラ- 関係するキャラ
■毛倡妓

毒気の無い性格が自分と真逆だと思っている
自分と仲良くしたいと思っているのはわかるので
ぐいぐい来る毛倡妓を
邪険に扱うこともできず困ることもしばしば
+ おそろいの衣装- おそろいの衣装
+ ばんどへの興味- ばんどへの興味
+ 後日譚- 後日譚
+ 後日譚- 後日譚
+ 呪いが解けた後- 呪いが解けた後
+ 山嶽ノ國の民- 山嶽ノ國の民
+ 遠征計画?- 遠征計画?