法学とは、法律に関する学問である。
では、そもそも法とはなにか。
ルール
ルールの種類
法の特徴
では、法学は何をするか。
(1)法の理論的研究
→ 法の基礎をなす理論の研究
法は基本的にある制定
(2)論点の研究
→ 各論点の整理と研究
論点は、要するにネタ帳である。
(3)判例の研究
→ 判例の位置づけや守備範囲の検討
判例は具体的な事案に法を適用した例であり、事後の
運用の基礎となるものである。
日本では判例は法源ではないとされるが、
実際の運用では判例に従って裁判例が積みあがっていく。
ただし、注意すべき点が2点ある、。
1つは、判例はあくまでその事案における判断であり、
どのような事実関係の下でそのような判示がされたかを
きちんと確認しないと(判例の射程)、
今目の前にあるケースに適用可能かや、
帰結を予測することが難しいということである。
判例研究の1つの意義はそこにある。
また、判例は極限事例であることが多いことも注意すべき点である。
そもそも、訴訟の大半は事実関係についての争いとして議論されるもので、
法律論自体が訴訟の帰趨を決することはまれである。
逆に言えば、法律論を持ち出している時点で一方当事者は訴訟追行上
不利な地位にあり、法律論を展開していることが多いということである。
例外的なケースへの配慮をしつつ、あくまで、
よくあるケースでどうなるか、をきちんと押さえておくことが重要である。
(4)政策論的研究
→ 法政策の方向付けに関する研究
(5)法の基礎に関する研究
→ 法の基礎にある社会背景や政治理論に関する研究
(6)実務運用に関する研究
→ 法実務の実証的研究
実務法学は何をするか。
(1)法運用の基礎
事実認定
規範定立
あてはめ
(2)リーガルリサーチ
法文調査
判例調査
文献調査
(3)法文書作成
各種訴訟資料作成
契約書作成
実務上の各種書類
法の限界とは何か。
(1)空間的・時間的限界
(2)制度的限界
(3)法そのものが内在する限界
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