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この項目では、映像作品のシリーズ全体について説明しています。
『スタートレック』(Star Trek) はアメリカのSFテレビドラマシリーズ。
概要[]
SFテレビドラマシリーズであり、SFとしてはハードSF的なものからスペースオペラ的なものまで様々なエピソードが製作されている。1966年の放映開始以来、5つのテレビシリーズ、11本の映画、1本のSFアニメシリーズが製作されている。
1966年開始の初代シリーズは、作者であるジーン・ロッデンベリーが理想とする未来像を描きつつ、現代における様々な社会問題をSFの形で提示した。1988年以降開始された新シリーズにおいても、現実社会の複雑化を反映して、今日に至るヒットに結びついた。
スタートレックが世に出るまで[]
スタートレックはジーン・ロッデンベリーにより創作された。アメリカ西部を開拓する幌馬車隊のように宇宙を開拓する物語が初期の構想であった。これは、SFの形をとることにより当時のアメリカの社会問題を検閲されずに物語に盛り込み指摘できると考えたためである。彼は、ホーンブロワーにインスパイアされたことも語っている。
ロッデンベリーは1964年、まずメトロ・ゴールドウィン・メイヤーにスタートレックの企画を持ち込むが採用されなかった。次にCBSにスタートレックの企画を持ち込んだが、CBSではすでに『宇宙家族ロビンソン』というSFの企画が進行中であったために断られてしまった。
次にロッデンベリーがこの企画を持ち込んだNBCではパイロット版を製作するよう言われ、ジェフリー・ハンターをクリストファー・パイク船長役としたパイロット版「The Cage」を製作する事になった。このファースト・パイロットはNBCからアクションシーンの少なさを指摘された。
しかし、異例ながらセカンド・パイロットの製作が許可され、ロッデンベリーはウィリアム・シャトナーをジェイムス・カーク船長役とする「光るめだま」を製作した。このセカンド・パイロットのおかげで1966年2月にスタートレックの放映が決定され、同年9月より放映される事となった。
作品世界[]
時代は作品ごとに違うが22世紀から24世紀の話で、24世紀の段階で地球人は銀河系内のほぼ四分の一の領域に進出しており、様々な異星人と交流しながら、残りの領域の探索をすすめている。23世紀以降の地球からは貧困や戦争などが根絶されており、見た目や無知から来る偏見、差別も存在しない、ある意味で理想的な世界と化している。貨幣経済はなくなり、人間は富や欲望ではなく人間性の向上を目指して働いている。
地球は150ほどの星系とともに惑星連邦という組織を作っており、宇宙艦隊を編成して銀河系の探査や学術調査、外交、治安維持等の任務にあてている。他にも様々な星間国家が存在して、武力行使を含めた外交の駆け引きを繰り広げている。惑星連邦の本部はパリにあり、宇宙艦隊の本部はサンフランシスコにある設定となっている。惑星連邦内ではメンバー間の軍事力を伴った紛争がほぼ根絶されたが、他の星間国家との間ではそうはなっていない。クリンゴン帝国やロミュラン帝国、カーデシア連合などの好戦的あるいは侵略的な国家との関係が必ずしも良好ではないためである(クリンゴンとはTNG以降は同盟を結んでいる)。
『スタートレック:エンタープライズ』(ENT) は惑星連邦設立以前の時代を描いているが、他の作品に出てくる星間帝国や異星人が登場しており、シリーズとしての一貫性が保たれている。また、銀河系の一部しか知られていないという設定のため、後の作品(歴史)上では既成の事実や知識となっている未知の異星人や宇宙の現象と初めて遭遇するパターンも多く使われている。
このシリーズの主要な構成は、宇宙艦隊に所属する宇宙船もしくは宇宙ステーションで活動する主要な登場人物(地球人とは限らない)が、艦長や司令官の指揮のもとに様々な困難を乗り越えて活躍し、他種族や未知の生命体や文明と交流していく様を描いている。これらの登場人物と、習慣や価値観の異なる異星人や、様々な宇宙の現象との遭遇等が絡みあい、ドラマが繰り広げられる。
尚、ヒューマノイド型の異星人が多いのは、元々の遺伝子が同じものであったから、というエピソードがTNGで語られている。クリンゴン人を始めいくつかの種族には独自の言語が設定されているが、高性能な宇宙翻訳機があるため、基本的にどの星の人とも英語で会話が出来る(DS9でフェレンギ人が過去の地球に囚われてしまったエピソードには、翻訳機が頭に埋め込まれていることを示唆する描写がある)。未知の言語であっても普通はコンピューターが短時間で解析し翻訳出来るようになるが、一部の特殊な言語を持つ種族に対しては翻訳が不能であるなど例外もある。ENTではまだ翻訳機の性能が低く、意思疎通に苦労することも多かった。
銀河系は4つの宇宙域に分けられ、太陽系はアルファ宇宙域とベータ宇宙域の境界線上にある。
固有名のない惑星は「○○X号星」(○○という恒星のX番目の惑星)と呼ばれる。主要な居住惑星は母星と同じ名前で呼ばれることもある。
作品リスト(邦題)[]
括弧内は原題とよく使われる略称。
テレビシリーズ[]
- 『宇宙大作戦』 (Star Trek, The Original Series, TOS)1966年9月8日 - 1969年6月3日放映(本国での放映日。以下同様)。全3シーズン、79話。(西暦2264年 - 2269年)(設定年代。作中では宇宙暦が使われている)
- 『新スタートレック』 / 『新宇宙大作戦』 (Star Trek: The Next Generation, TNG)1987年9月28日 - 1994年5月23日放映。全7シーズン、176話(日本では初回と最終回が2話分とされ、178話になる)。(2363年 - 2370年)
- 『スタートレック:ディープ・スペース・ナイン』 (Star Trek: Deep Space Nine, DS9)1993年1月2日 - 1999年5月29日放映。全7シーズン、176話。(2369年 - 2375年)
- 『スタートレック:ヴォイジャー』(Star Trek: Voyager, VGR(Voyager) またはVOY (Voyager))1995年1月16日 - 2001年5月23日放映。全7シーズン、172話。(2371年 - 2377年)
- 『スタートレック:エンタープライズ』 (Enterprise, ENT)2001年9月26日 - 2005年5月13日放映。全4シーズン、98話。(2151年 - 2161年)
劇場映画[]
オリジナルシリーズの終了後、アニメ版の製作放映を経て、劇場映画への動きが始まった。
1974年にロッデンベリーは、劇場映画『スタートレックII』を1975年に公開しようと企画した。しかし草稿台本にパラマウントのOKが出ず、公開延期、テレビ映画への変更を経て企画は消滅した。1976年には再び『スタートレックII』の企画が立ち上がったが、この企画もまた台本草稿にOKが出ずに消滅した。
1977年には新テレビシリーズ『スタートレック:フェイズII』の企画が立ち上がった。ただしスポック役のレナード・ニモイが舞台に出演中でブッキングできず、副官は新キャラクター、ゾーンとなった。この「フェイズII」が企画されている時期に、『スター・ウォーズ』のヒットをはじめとするSF映画ブームがおこる。そして劇場版へと企画が変更され、ニモイも出演を決め、『スタートレック』として映画公開されるに至った。
- スタートレック (Star Trek: The Motion Picture) - 1979年公開(2271年)当作から6作分は TOS(『宇宙大作戦』)メンバーが中心となった作品。
- スタートレックII カーンの逆襲 (Star Trek II: The Wrath of Khan) - 1982年公開(2285年)
- スタートレックIII ミスター・スポックを探せ! (Star Trek III: The Search for Spock) - 1984年公開(2285年)
- スタートレックIV 故郷への長い道 (Star Trek IV: The Voyage Home) - 1986年公開(2286年)
- スタートレックV 新たなる未知へ (Star Trek V: The Final Frontier) - 1989年公開(2287年)
- スタートレックVI 未知の世界 (Star Trek VI: The Undiscovered Country) - 1991年公開(2293年)
- ジェネレーションズ (Star Trek: Generations、文庫本名「スタートレック7 - ジェネレーションズ」) - 1994年公開(2371年)当作からはTNG(『新スタートレック』)メンバーが中心。
- ファーストコンタクト (Star Trek: First Contact) - 1996年公開(2373年)
- スタートレック 叛乱 (Star Trek: Insurrection) - 1998年公開(2375年)
- ネメシス/S.T.X (Star Trek: Nemesis) - 2002年公開(2379年)
- スター・トレック (Star Trek) - 2009年公開(日本は2009年5月29日公開)(2250年代?)新キャストによるTOSメンバーが中心。
- 12作目の制作決定も、11作目の公開前に公表されている。詳細は未発表。
テーマ曲[]アレクサンダー・カレッジ作曲によるオリジナル・テレビシリーズ(TOS)のテーマ曲は、映画化の際に他の作曲家が音楽を担当しても、必ずモチーフとして用いられている。最初、製作者はジェリー・ゴールドスミスに依頼するつもりであったが、ゴールドスミスは他の仕事が入っていて受けられなかったという。映画化の際、ゴールドスミスが音楽を担当することになったが、冒頭でTOSのファンファーレが引用された。カレッジはゴールドスミスと親しく、晩年よくゴールドスミスの映画音楽のオーケストレイターを務めた。
2009年版の映画ではマイケル・ジアッキーノが音楽を担当しているが、やはりTOSのテーマ曲を引用している。
なお、テレビの『新スタートレック』のテーマ曲は、ゴールドスミスによる映画用テーマ曲をアレンジしたものである(ペースが少し異なる)。また、ゴールドスミスは、『スタートレック:ヴォイジャー』のテーマ曲も作曲した。
小説版[]
日本ではDS9とVOYは角川文庫から、他はハヤカワ文庫から訳出されている。またドラマや映画のノベライズとは別にオリジナル小説が多数出版されている。日本では1999年現在、350万部が発行。
「スタートレックに関する日本語資料一覧#出版物」を参照
正史に含まれない作品[]
アニメ版[]
- 『まんが宇宙大作戦』 (STAR TREK: THE ANIMATED SERIES, TAS)設定や登場人物はTOSに同じ。1973年 - 1974年放映、全2シーズン、22話。
従来まではまんが宇宙大作戦は正史に含まれないとされてきたが、本国アメリカでのDVD発売に関連して、製作側ではこのシリーズも正史に含めるという動きがある。[1]
コンピュータゲーム[]
当作品のマイコンゲーム(当時は8ビットパソコン・ホビーパソコンをマイコンと言った)も登場した。制作は全てアマチェアの手によるものであり、非公式だが、当時としては手軽に遊べる数少ないシミュレーションゲームとあって、日米で非常に多くのスタートレックゲームが作られ、日本では1980年代初期まで人気定番ゲームの一つだった。
また当時はTOSが、北海道や関西では何度も再放送されていたが、首都圏では放送回数が少なかったため(本放送・映画1作目の日本公開時・1980年代後半と3回放映しただけで、地上波での放映権が切れてしまった)、首都圏ではスタートレックの知名度が高くなく、「スタートレックは海外ドラマでなく、オリジナルゲームだ」と勘違いしていた者も多かった。
詳細はスタートレック (マイコンゲーム)を参照
小説・コミック[]
アメリカ本国では『スタートレック』宇宙を舞台とするオリジナル小説・コミック等が数百点、出版されており、現在もポケット・ブックス社(パラマウント映画の関連会社)から新作の刊行が続いているが、これらは原則的に正史には含まれない[2]。小説の日本語訳については上記「小説版」を参照。
主なキャスト[]
以下のリストはレギュラー契約経験者のみ。出演が多くてもゲスト契約で出演しているキャラ(ガイナン、デュカットなど)は除く。
宇宙大作戦 (TOS)- ジェームズ・T・カーク(ウィリアム・シャトナー / William Shatner)
- スポック(レナード・ニモイ / Leonard Nimoy)
- レナード・マッコイ(デフォレスト・ケリー / DeForest Kelley)
- チャーリー / モンゴメリー・スコット(ジェームズ・ドゥーハン / James Doohan)
- 加藤 / ヒカル・スールー(ジョージ・タケイ / George Takei)
- パヴェル・チェコフ(ウォルター・コーニッグ / Walter Koenig)
- ウラ / ウフーラ(ニッシェル・ニコルス / Nichelle Nichols)
新スタートレック (TNG)- ジャン=リュック・ピカード(パトリック・スチュワート / Patrick Stewart)
- ウィリアム・T・ライカー(ジョナサン・フレイクス / Jonathan Frakes)
- データ(ブレント・スパイナー / Brent Spiner)
- ディアナ・トロイ(マリーナ・サーティス / Marina Sirtis)
- ナターシャ・ヤー(デニス・クロスビー / Denise Crossby)
- ウォーフ(マイケル・ドーン / Michael Dorn)
- ジョーディ・ラ=フォージ(レヴァー・バートン / LeVar Burton)
- ビバリー・クラッシャー(ゲイツ・マクファーデン / Gates McFadden)
- ウェスリー・クラッシャー(ウィル・ウィートン / Wil Wheaton)
スタートレック:ディープ・スペース・ナイン (DS9)- ベンジャミン・シスコ(エイヴリー・ブルックス / Avery Brooks)
- キラ・ネリス(ナナ・ヴィジター / Nana Visitor)
- ジャッジア・ダックス(テリー・ファレル / Terry Farrell)
- ジュリアン・ベシア(アレクサンダー・シディグ / Alexander Siddig (Siddig El Fadil))
- マイルズ・オブライエン(コルム・ミーニイ / Colm Meaney)
- オドー(レネ・オーバージョノワ / René Auberjonois)
- クワーク(アーミン・シマーマン / Armin Shimerman)
- ジェイク・シスコ(シロック・ロフトン / Cirroc Lofton)
- ウォーフ(マイケル・ドーン / Michael Dorn)
- エズリ・ダックス(ニコール・デボア)/ Nicole de Boer)
スタートレック:ヴォイジャー (VOY, VGR)- キャスリン・ジェインウェイ(ケイト・マルグルー / Kate Mulgrew)
- チャコティ(ロバート・ベルトラン / Robert Beltran)
- トゥヴォック(ティム・ラス / Tim Russ)
- トム・パリス(ロバート・ダンカン・マクニール / Robert Duncan McNeill)
- ハリー・キム(ギャレット・ウォン / Garret Wang)
- ベラナ・トレス(ロクサン・ビッグズ・ドーソン / Roxann Biggs-Dawson)
- セブン・オブ・ナイン(ジェリ・リン・ライアン / Jeri Lynn Ryan)
- ニーリックス(イーサン・フィリップス / Ethan Phillips)
- ドクター(ロバート・ピカード / Robert Picardo)
- ケス(ジェニファー・リーン / Jennifer Lien)
スタートレック:エンタープライズ (ENT)- ジョナサン・アーチャー(スコット・バクラ / Scott Bakula)
- トゥポル(ジョリーン・ブレイロック / Jolene Blalock)
- チャールズ・タッカー三世(コナー・トリナー / Connor Trinneer)
- マルコム・リード(ドミニク・キーティング / Dominic Keating)
- トラヴィス・メイウェザー(アンソニー・モンゴメリー / Anthony Montgomery)
- ホシ・サトウ(リンダ・パーク / Linda Park)
- ドクター・フロックス(ジョン・ビリングズリー / John Billingsley)
オリジナル・シリーズの吹き替え[]
人気作品が何度も映像化される際、同じ声優が確保できなかったり、当初日本語版でカットされていたシーンに後から吹き替えを追加した事で、声優がこまめに変更されてしまうケースが存在する(『サンダーバード 劇場版』、『サイボーグ009』など)。当シリーズでもオリジナル・シリーズのキャストが複雑化しているため、ここにまとめて記す。なお映画版はTMPやGENなど各作品毎の略号が設定されているが、順序がわかりにくいため、ここでは便宜上数字で表記した。
カーク | スポック | マッコイ | スコット | スールー | チェコフ | ウフーラ |
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宇宙大作戦(TOS) | 矢島正明 | 久松保夫 | 吉沢久嘉 | 1:小林修 23:内海賢二 | 1:富山敬 と納谷六朗 23:田中亮一 と納谷六朗 | 1:(未出演) 23:井上弦太郎 | 松島みのり |
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まんが宇宙大作戦 | 佐々木功 | 阪脩 | 村越伊知郎 | 石丸博也 | 村山明 | (未出演) | 高島雅羅 |
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映画1作目初回 映画2作目初回 映画3作目初回 | 矢島正明 | 瑳川哲朗 | 山内雅人 | 小林修 | 富山敬 | 1:古川登志夫 23:曽我部和恭 | 12:川島千代子 3:横尾まり |
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映画4作目初回 | 大塚明夫 | 大木民夫 | 江角英明 | 神山卓三 | 宮本充 | 金尾哲夫 | さとうあい |
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映画5作目初回 | 筈見純 | 仁内建之 | 嶋俊介 | 島香裕 | 牛山茂 | 西村知道 | 竹口安芸子 |
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映画6作目初回 | 大塚明夫 | 吉水慶 | 仁内建之 | 藤本譲 | 田原アルノ | 辻親八 | 小宮和枝 |
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新スタートレック(TNG) | (未出演) | 矢田耕司 | (不明) | 寺島幹夫 | (未出演) | (未出演) | (未出演) |
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TOS補足分 DS9 映画1-6作目二回目 | 矢島正明 | 菅生隆之 | 小島敏彦 | 小林修 | 坂東尚樹 | TOS,DS9:遊佐浩二 1:佐久田修 2:坂東尚樹 3-6樫井笙人 | TOS,DS9,1:松島みのり 2-6:朴璐美 |
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映画7作目 | 矢島正明 | (未出演) | (未出演) | 藤本譲 | (未出演) | 辻親八 | (未出演) |
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映画11作目 | 阪口周平 | 喜山茂雄 菅生隆之 | 宮内敦士 | 根本泰彦 | 浪川大輔 | 栗野志門 | 東條加那子 |
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年表[]
20世紀[]
- 1944年 ジョナサン・アーチャーたちがタイムライン修復の為にタイムトラベルをする。
- 1957年 トゥポルの曾祖母トゥミアがペンシルベニア州に不時着。(本当のファーストコンタクト)
- 1969年 人類初の月面着陸。カークたちがタイムスリップしてくる。
- 1986年 カークたちがザトウクジラを求めタイムトラベルしてくる。
- 1992年-1996年 カーン率いる優生人類が人類支配を企て、優生戦争が起きる。
- 1996年 ヴォイジャーがタイムスリップしてくる。
21世紀[]
- 2004年 ジョナサン・アーチャーとトゥポルがダニエルスの依頼でデトロイトにタイムトラベル。
- 2024年 シスコがベル暴動直前にタイムスリップしてくる。
- 2026年-2053年 第三次世界大戦。
- 2030年 アリーズ1号による火星有人着陸。
- 2032年 火星探査船アレース4が電磁空間に飲み込まれる。
- 2037年 太陽系外探査船カリブディス号が打ち上げられる。
- 2063年 ゼフラム・コクレーンがフェニックスで初のワープ航宙に成功し、ヴァルカン人とファーストコンタクトする。2373年からボーグとエンタープライズEがタイムトラベルしてくる。
- 2067年 初の星間探査機フレンドシップ1号が打ち上げられる。
22世紀[]
- 2117年 ゼフラム・コクレーンが行方不明になる。
- 2151年 地球人がクリンゴン人およびスリバン人と初接触。
- 2151年-2161年 「エンタープライズ」(NX-01) がアーチャー船長指揮下で宇宙探査を行う。
- 2152年 地球人がロミュラン人と初接触。
- 2153年-2154年 ズィンディ危機。
- 2156年-2160年 ロミュラン戦争。
- 2160年または2161年 ロミュラン帝国との中立地帯が設置される。
- 2161年 惑星連合発足。後に惑星連邦に発展する。
23世紀[]
- 2243年 のちにU.S.S.エンタープライズのコンピュータ・システムの要となるべきデュオトロニクスがリチャード・デイストローム博士によって発明。
- 2245年 「U.S.S.エンタープライズ」(NCC-1701)がロバート・エイプリル船長の指揮の元、進宙。
- 2251年-226?年 クリストファー・パイク船長下のU.S.S.エンタープライズが5年間の深宇宙調査を2度行う。
- 2254年 ジェームズ・T・カークが宇宙艦隊アカデミーを卒業。悪名高いコバヤシマル・シナリオをクリアした歴史上ただ一人の候補生となる。
- 2264年-2269年 カーク船長指揮下のU.S.S.エンタープライズが5年間の深宇宙調査を行う。
- 2264年 ロミュラン軍が100年以上の沈黙を破り、中立地帯に侵入。パイクが訓練中に負傷し、退役。
- 2267年 カーンがセティ・アルファ第5惑星に逃亡。
- 2268年 ロミュラン帝国とクリンゴン帝国が同盟を結び、隠蔽装置やバトル・クルーザー等の技術交換が行われる。
- 2269年 カークが提督に昇進。U.S.S.エンタープライズが改装開始。
- 2271年 ヴィジャーが地球に接近する。
- 2285年 ジェネシス計画の失敗。カーンがカーク提督に復讐を企て、U.S.S.リライアントを乗っ取る。スポックが殉職するが復活する。カークの息子デビッド・マーカス死亡。U.S.S.エンタープライズ自爆。
- 2286年 カーク提督たちがザトウクジラを探しに 1986年の地球へタイムワープする。「U.S.S.エンタープライズ」(NCC-1701-A) 進宙。
- 2287年 スポックの異母兄サイボックの策略で神を探しに銀河の中心へ行く。
- 2290年 ヒカル・スールーがU.S.S.エクセルシオールの艦長に就任。
- 2293年 クリンゴンの衛星プラクシスが爆発。惑星連邦とクリンゴンが和平を結ぶ。
- 2294年 「U.S.S.エンタープライズ」(NCC-1701-B) 進宙。処女航海中、輸送船ラクール号を救出中にカークが行方不明になる。
- 2295年 モンゴメリー・スコット大佐(スコッティ)が退役したのち、行方不明となる。
24世紀[]
- 2311年-2364年 ロミュラン帝国が鎖国状態。
- 2328年 カーデシア連合が惑星ベイジョーを併合。
- 2333年 ジャン=リュック・ピカードが「U.S.S.スターゲイザー」の艦長に就任。
- 2338年 データが惑星オミクロン・セータで発見される。
- 2344年 エンタープライズCがクリンゴンとの戦闘で撃沈される。
- 2346年 キトマー大虐殺。
- 2346年-2351年 カーデシア連合がベイジョーの軌道上に、発掘用宇宙基地テロック・ノール(のちのディープ・スペース・ナイン)を建設。
- 2347年-2367年 カーデシア戦争。
- 2361年 U.S.S.ポチョムキンに乗り組んでいたウィリアム・T・ライカーのコピーが転送装置の事故により出現し、そのままネルヴァラ第4惑星に足止め。
- 2363年-2371年 ピカード艦長指揮下の「U.S.S.エンタープライズ」(NCC-1701-D) が深宇宙探査を行う。
- 2364年 Q連続体と初接触。
- 2365年 ボーグと初接触。
- 2366年 エンタープライズCが過去から現れる。ボーグが地球に初侵攻し、ピカードをロキュータスに改造、ウルフ359の戦いで39隻の宇宙艦隊船を撃墜する。
- 2367年 ピカードがクリンゴン最高議会の調停人になる。ガウロンがクリンゴン最高評議会の総裁となる。
- 2369年 U.S.S.ジェノレンの転送バッファーに留まっていたスコッティが生還。
- 2369年-2375年 ベンジャミン・シスコ中佐が「ディープ・スペース・ナイン」の司令官として指揮を執る。
- 2369年 ガンマ宇宙域へ繋がるベイジョー・ワームホールが発見される。
- 2370年 伝説の英雄カーレスのクローンがクリンゴン帝国の新皇帝になる。
- 2371年 キャスリン・ジェインウェイ艦長指揮下の宇宙艦「U.S.S.ヴォイジャー」が7万光年先のデルタ宇宙域に飛ばされる。
- 2371年 ピカードがソランの企てを阻止する。U.S.S.エンタープライズD大破。カークがネクサスで発見され、ピカードに協力するが死亡する。この際、デュラス姉妹も死亡。
- 2371年 ドミニオンと初接触。
- 2372年 クリンゴン帝国がキトマー協定を破り、カーデシアを攻撃。ウォーフがディープ・スペース・ナインに転任。
- 2372年 カーレスの剣が発見される。
- 2372年 トム・パリスが人類史上初めて、トランスワープの壁を破る。
- 2372年 「U.S.S.エンタープライズE」就役。
- 2373年-2375年 ドミニオン戦争。
- 2373年 カーデシア連合がドミニオンの一員となる。
- 2373年 ボーグ、2度目の地球侵攻。エンタープライズEが2063年の地球にタイムワープしてボーグを阻止する。
- 2373年 U.S.S.ヴォイジャーがデルタ宇宙域でボーグに遭遇。生命体8472と初接触。ボーグと一時同盟を結ぶ。
- 2375年 宇宙艦隊提督も加担したソーナ人の陰謀が発覚する。
- 2375年 ガウロンがウォーフとの決闘で破れ、ウォーフの指名でマートクがクリンゴン最高評議会の総裁となる。
- 2375年 カーデシア連合がドミニオンに叛乱。数百万人が虐殺され指導者のダマールも死亡するが独立を取り戻す。ドミニオン戦争の最後の主戦場となったため、最終的に8億人以上の死傷者を出す。
- 2375年 シスコ大佐が預言者の元へ召され、キラ・ネリス大佐がディープ・スペース・ナインの指揮を受け継ぐ。
- 2375年 ロムがフェレンギ同盟の新しいグランド・ネイガスになる。
- 2377年 U.S.S.ヴォイジャーが地球に帰還。
- 2379年 ロミュランでクーデター発生。ピカードがシンゾンの地球侵攻を阻止する。データ殉職。ライカーが大佐に昇進し、「U.S.S.タイタン」艦長に就任。
- 2387年 超新星爆発でロミュラスが消滅。スポックとネロ達が過去にタイムスリップする。
(以降から25世紀にかけての歴史はStar Trek Onlineで扱う)
26世紀以後[]
- 26世紀 エンタープライズJがプロシオン5の戦いに参加し、球体創造者と戦う。
- 29世紀 時間パトロール艦及びタイムシップ(レラティビティー号)の所属時期。モバイルエミッターなどの技術。
- 31世紀 ダニエルズ(時間エージェント)の活動時期。
作品を超えた歴史改変[]
作品終了後に、他の作品でその歴史改変の影響が出ることがある。これは、世界設定を継続させるスタートレックシリーズならではとも言える。
- 2063年 - 正史では、バルカン人とのファーストコンタクトを取った歴史上重要な日とされている。『スタートレック ファーストコンタクト』において、ボーグによって歴史を変えられ、その影響を受けなかったピカードらによって再び歴史は修正された。コクレーンが未来を知った以外は歴史が元に戻ったかに見えたが、『スタートレック エンタープライズ』第49話において、ファーストコンタクト時に撃墜された一部のボーグは北極に上陸し、そこで活動を停止していたことが明らかとなる。蘇生したドローンにより地球の座標が送信され、2365年の初接触の原因となった。
スタートレックシリーズが及ぼした影響[]
- シリーズの熱心なファンのことを、トレッキーまたはトレッカーと呼ぶが、米国のみならず世界中の宇宙関連事業関係者にもファンが多いと言われる。またホーキング博士のように、自らの講演でスタートレックを引用したり、実際にゲストとして出演するような著名人もいる。また、「ターミナル」の入国審査官のように、現代のアメリカを舞台とした作品で登場人物がトレッキーという設定になっていることもある。このような熱心なファンの間では実写テレビシリーズと劇場版をスタートレックの「正史」とみなす[3]ことがある。
- ファンによる40万通ほどの投書が行われた事で、スペースシャトルのオービタ1号機(ただし大気圏内での滑空飛行試験用の機体)に、当初考えられていた“コンスティテューション”ではなく“エンタープライズ”の名が付けられた。また、1号機のお披露目にスタートレックの関係者が招待されている。
- 小惑星2309番が“ミスター・スポック”(公式には、発見者のペットの同名の猫に由来するとされている)、9777番が“エンタープライズ”と命名された。ほか数個の小惑星にも、シリーズに出演した役者などの名前がつけられている。
その他[]
- 宇宙大作戦の頃から、科学考証の正確性を期すための助言をNASAに求める事があり、映画のクレジットなどでNASAの名前が出ることがある。
- テーマ曲『Theme From Star Trek』には、ジーン・ロッデンベリーによって歌詞がつけられていたが、ヴォーカル版は実現しなかった。インストゥルメンタル曲としては多くのミュージシャンにカバーされたが、日本ではメイナード・ファーガソンによる演奏版が『アメリカ横断ウルトラクイズ』(日本テレビ系)のメインテーマ曲としても使われた。他にウルトラクイズ系パロディ番組などでもよく使われている。
脚注[]
- ↑ 本国スタートレック公式サイトSTARTREK.COMより [1][2][3]
- ↑ VOYを企画・プロデュースし、キャスリン・ジェインウェイ艦長の生みの親とされるJeri Taylor著の『Mosaic』(1996年刊)と『Pathways』(1998年刊)で描かれたバックストーリーが後に本編に取り入れられたという例もあるが、それでも建前上は正史とは見みなされない。
- ↑ 岸川靖編「別冊映画秘宝 海外テレビドラマ・マニアックス Vol.4『スター・トレック』ビギンズ」洋泉社、2009年、18頁
関連項目[]
- D・C・フォンタナ
- マイケル・オクダ
- Mary Sue
- ギャラクシー・クエスト - 本作を模倣したパロディ映画。
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- Memory Alpha WIKIを使ったスタートレック百科辞典サイト
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間諜X27Dishonored監督ジョセフ・フォン・スタンバーグ脚本ダニエル・N・ルービンジョセフ・フォン・スタンバーグ出演者マレーネ・ディートリッヒ撮影リー・ガームス配給アメリカ合衆国の旗パラマウン...
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誰が為に鐘は鳴るFor Whom the Bell Tollsファイル:Eiganotomo-forwhomthebelltolls-nov1952.jpg監督サム・ウッド脚本ダドリー・ニコルズ製作サ...
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西班牙狂想曲The Devil Is a Woman監督ジョセフ・フォン・スタンバーグ脚本ピエール・ルイス(原作『女と人形』)ジョン・ドス・パソス製作ジョセフ・フォン・スタンバーグ製作総指揮エマヌエル...
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裏窓Rear Window監督アルフレッド・ヒッチコック脚本ジョン・マイケル・ヘイズ製作アルフレッド・ヒッチコック出演者ジェームズ・ステュアートグレース・ケリー音楽フランツ・ワックスマン撮影ロバート・...
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華麗なる相続人Bloodline監督テレンス・ヤング脚本レアード・コーニッグ製作デイヴィッド・V・ピッカーシドニー・ベッカーマン出演者オードリー・ヘプバーンベン・ギャザラ音楽エンニオ・モリコーネ撮影フ...
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第十七捕虜収容所Stalag 17監督ビリー・ワイルダー脚本ビリー・ワイルダーエドウィン・ブラム製作ビリー・ワイルダー音楽フランツ・ワックスマン撮影アーネスト・ラズロ編集ジョージ・トマシーニ配給パラマ...
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