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トランスフォーマー | |
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Transformers | |
監督 | マイケル・ベイ |
脚本 | アレックス・カーツマン ロベルト・オーチー |
原案 | アレックス・カーツマン ロベルト・オーチー ジョン・ロジャース |
製作 | ドン・マーフィー トム・デサント ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ イアン・ブライス |
製作総指揮 | スティーヴン・スピルバーグ マイケル・ベイ |
出演者 | シャイア・ラブーフ タイリース・ギブソン ジョシュ・デュアメル アンソニー・アンダーソン ミーガン・フォックス レイチェル・テイラー ジョン・タトゥーロ ジョン・ヴォイト ピーター・カレン ヒューゴ・ウィーヴィング |
音楽 | スティーヴ・ジャブロンスキー |
主題歌 | リンキンパーク 「ワット・アイヴ・ダン」 |
撮影 | ミッチェル・アマンドセン |
編集 | ポール・ルベル、A.C.E. グレン・スキャントルベリー トーマス・A・マルドゥーン |
製作会社 | ドリームワークス パラマウント映画 |
配給 | アメリカ合衆国の旗 パラマウント映画 UIP |
公開 | 2007年6月28日image:テンプレート:Country flag alias AUS|border|25x20px|テンプレート:Country alias AUSの旗1] image:テンプレート:Country flag alias World|border|25x20px|テンプレート:Country alias Worldの旗 2007年7月3日アメリカ合衆国の旗 2007年8月4日 |
上映時間 | 145分 |
製作国 | Flag_of_the_United_States.svg アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $150,000,000[1] |
興行収入 | $700,759,914[ $319,014,499[1]Flag_of_Canada.svg 40.1億円[2] |
次作 | トランスフォーマー/リベンジ |
allcinema | |
キネマ旬報 | |
AllRovi | |
IMDb | |
表・話・編・歴 |
『トランスフォーマー』(Transformers)は、2007年公開のアメリカ映画。マイケル・ベイ監督、スティーヴン・スピルバーグ制作総指揮、ドリームワークス制作、パラマウント映画配給、制作費は約180億円(1億5000万ドル)。全米では7月4日に公開され、アメリカでの初日興行収入は30億円以上、2週間で240億円以上を記録した。日本では8月4日に公開。
オールスパークを求めて惑星サイバトロンからやってきた地球外生命体。魂とも呼ぶべきスパークを内蔵し、金属から構成されたボディを持った金属生命体(ロボット生命体)である。降り立った惑星の環境に適応するためにトランススキャンと呼ばれる能力を持ち、質量がほぼ一致する様々な物体の姿に外見から内部構造、機能にいたるまで擬態することができる。トランススキャン能力は自由に変更が可能であり、新たな対象をスキャンして取り込むことも、過去のデータを任意に引き出して使用することもできる。また偽装用として、車内や機内に3次元映像の乗員を投影することも可能である。
かつては惑星サイバトロンには強大な国家が存在していたが、メガトロン率いる悪の軍団ディセプティコンの反乱を受け、惑星は壊滅。生命の起源であるオールスパークを巡って、数千年から数万年に渡る戦争を繰り広げている。
オートボット (Autobots)[]オールスパークを求めて地球にやってきた正義のトランスフォーマー軍団で、ディセプティコンの野望から地球を守るために奮闘する。軍団名は「自律型ロボット生命体(Autonomous Robotic Organisms)」が由来。
オプティマス・プライム (Optimus Prime)声 - ピーター・カレン / 吹き替え - 玄田哲章オートボット総司令官。ピータービルト・379トレーラートラックに変形[注 1]。「自由はすべての生き物が持つ権利(Freedom is the right of all sentient beings.)」をモットーに、全宇宙をメガトロンの脅威から守り、数千年にわたるオールスパーク捜索を指揮してきた。冷静で思慮深く、自らを犠牲にしてまでも人類を守ろうとする。本作でのオプティマス・プライムは、俳優リーアム・ニーソンのイメージをモデルとし、より哲学的な思想を語る人物として描かれている。キャスティングには、日米ともにアニメでオプティマス(コンボイ)を演じたオリジナルキャストが起用された。バンブルビー (Bumblebee)声 - マーク・ライアン / 吹き替え - 加藤亮夫オートボットの斥候で、トランスフォーマー側の主人公。サムを保護するために送られた若き戦士。シボレー・カマロに変形。当初は2代目カマロに偽装していたが、中盤で新型カマロを再スキャンする。地球に来る以前の戦いで音声機能が損傷しており、サムと出会った時はラジオを使ってコミュニケーションを図っていた。メンバーの中で最も若いためか、コミカルで表情豊かな面がよく見られ、ミカエラに「オンボロカマロ」と言われたとたん、すぐさま新型カマロを再スキャンする一幕も。旧カマロの時の車内にはミラーボールや蜂のマスコットがついていた。ちなみに、物語序盤でバンブルビーが中古車店に駐車した際、黄色いフォルクスワーゲン・ビートルが隣に置かれているが、これは初代アニメでバンブルビー(バンブル)が同車両に変形していたことに対するリスペクトとして登場させたものである[10]。そのキャラクター性はマイケル・J・フォックスがモデルとなっており、キャスティング候補にはフォックス本人があがっていた。また、ビークルモードとなる新型カマロはゼネラルモーターズ社のトップシークレット車両であり、撮影時には細心の注意が払われた。ジャズ (Jazz)声 - ダリウス・マッカリー / 吹き替え - 楠大典オプティマスの副官。[注 2] ポンティアック・ソルスティスに変形。かなり強いスラング混じりで話す傾向がある。メンバーの中では最も小柄だが、臆することなく敵に挑む勇敢な戦士である。バンブルビーがセクター7に捕まった際にもバンブルビーのことを心配するなど仲間想いな一面を見せる。その性格ゆえ、復活を遂げたメガトロンにも果敢に挑みかかるが、逆にメガトロンに胴体を引きちぎられ戦死する。吹き替えには、『トランスフォーマー ギャラクシーフォース』にギャラクシーコンボイ役、『トランスフォーマー カーロボット』にブラックコンボイ役で出演していた楠大典が起用された。アイアンハイド (Ironhide)声 - ジェス・ハーネル / 吹き替え - 北川勝博オートボットの武器担当技術兵。GMC・トップキック C4500に変形。頭に血が昇りやすい性格で、当初は人間の存在をあまり快く思っていなかった。頑強なボディと様々な武器を持ち、戦闘に関しては優れた能力を発揮する戦いのプロフェッショナルである。ちなみに「You feeling lucky, punk?(今日はツイてるかい、兄ちゃん?)」の台詞は、クリント・イーストウッド演じる『ダーティハリー』の名台詞として有名な「Do I feel lucky? Well do ya, punk!(今日はツイてるか?どうなんだクソ野郎!)」のパロディである。ラチェット (Ratchet)声 - ロバート・フォックスワース / 吹き替え - 浦山迅オートボットの軍医兼科学者。ハマー・H2のレスキュー車に変形。軍医であると同時に勇猛な戦士であり、手術用のハンマーや回転カッターなどを巧みに使ってディセプティコンと戦った。ややデリカシーに欠ける一面も持っている。ラチェットが変形するレスキュー車は実在するものではなく、映画スタッフが改造した架空のレスキュー車である[11]。ディセプティコン (Decepticons)[]軍団名の「ディセプティコン」は「欺瞞の民」「反逆者」の意味を持つ。オールスパークを狙って地球に侵入した悪のトランスフォーマー軍団であり、オールスパークを悪用して全宇宙を支配しようと企む。
メガトロン (Megatron)声 - ヒューゴ・ウィーヴィング / 吹き替え - 中村浩太郎ディセプティコンのリーダー。玩具CMでは「ディセプティコン破壊大帝」と紹介される。エイリアンジェットに変形。キューブを追って古代の地球に飛来したが重力に引かれて北極海に墜落し、そのまま凍結していた。時を経てアーチボルト・ウィットウィッキーによって発見され、NBE-1 (Non Biological Extra-Terrestrial-1=非生物型地球外生命体1号)と命名されて冷凍状態のままセクター7に保管されていた。その身体構造を解析して人類の科学技術の発展に利用されていたが、フレンジーによって解放。オールスパークの獲得に乗り出す。武器は右手のチェーンメイスと、両手を組み合わせて変形させるフュージョンカノン砲。スタースクリーム (Starscream)声 - チャーリー・アドラー / 吹き替え - 宮澤正メガトロン不在の間、指揮を務めていたディセプティコンのNo.2。ロッキード・マーティン・F-22 ラプター(ステルス戦闘機)に変形。NASAの極秘映像に撮影された火星探査機を破壊する謎の生命体の正体はこのスタースクリームとされており、劇中でもプロトフォーム状態の彼が映されている。オールスパーク発見の報告を合図にディセプティコンを招集する。旧シリーズとのデザインの違いが最も顕著なキャラクターであるが、胸部に機首が来る、両腕に火器を装備している、背中に翼があるなど細部の意匠は受け継いだものになっている。声を担当したチャーリー・アドラーはアニメ第1作においてシルバーボルトなどのキャラクターの声を担当しており、ピーター・カレンと同じく数少ないアニメ版からの出演者である。吹き替えには『ビーストウォーズII 超生命体トランスフォーマー』にてオートスティンガーなどを演じていた宮澤正が起用された。ブラックアウト (Blackout)ディセプティコンの輸送兵。シコルスキー・MH-53 ペイブロウ(軍用ヘリコプター)に変形。本作に登場するトランスフォーマーでは一番大柄。多彩な武器を持ち、特にプラズマキャノンは放射線状に拡散して広範囲を薙ぎ払う強力な武器である。他にも胸部に格納されたキャノン砲や、格闘戦の際に展開される手首のローターブレードがある。なお、最初の変形シーンではG1シリーズと同じ効果音が使用されている。ちなみに機体番号の4500Xは、マイケル・ベイの自家用機の番号でもある。スコルポノック (Scorponok)ブラックアウトの体に共生しているサソリ型ディセプティコン。尻尾を除く胴体部の長さが2.6m(ソニーマガジンズから発行されたムック本のデータより)と小型で、動物程度の知能しか持たないが主人の命令には忠実に従う。一度命令を受ければブラックアウトの背中から射出され、執拗に獲物を追撃する。ロボットモードは玩具でのみ存在する。武器は尻尾のスピアと前足のスピニングピンサー。ブロウル(デバステーター) (Brawl)ディセプティコンの火力戦闘要員。ジェネラル・ダイナミクス・M1エイブラムス戦車(マインプラウ仕様)に変形。両手のガトリング、肩のミサイルなど、全身が武器の塊となっている。なお、タンクモードでは実際のM1エイブラムスには存在しない武装がいくつか装着されているが、これは自身の質量とエイブラムスの質量が一致せず不完全なスキャンとなったためと設定されている。当初の名前はコンバットロンのブロウルだったが[注 3]、映画会社と玩具メーカーの通達ミスで映画ではデバステーター、玩具はブロウルという名称になっている。ボーンクラッシャー (Bonecrusher)声 - ジミー・ウッドオプティマスに匹敵する巨体を持ったディセプティコン兵士。フォースプロテクション・バッファロー(地雷除去車)に変形。脚部のタイヤをローラースケートの様に利用して走り、背中の巨大な爪と長い腕を武器にオプティマスに戦いを挑むが、ブレードで首を切断され死亡した。変形車種であるバッファローはカタログに掲載されていた写真のクローの迫力を見込まれての起用だったが、実際に実物を確認してみると36cm程度しかなかったため、急遽大型のクローが増設された[13]。バリケード (Barricade)声 - ジェス・ハーネル / 吹き替え:北川勝博ディセプティコンの兵士。サリーン・S281エクストリームのパトカーに変形。フレンジーとともにサムを襲い、オールスパークの所在が刻印された彼の祖父のメガネを狙うが、バンブルビーの妨害に遭い交戦することになる。ビークルモード時に後部側面に書かれている「To punish and enslave((罪人を)罰し服従させよ)」という一文は、実際のアメリカの警察車両に書かれている標語である「To protect and serve((市民を)保護し奉仕しよう)」をもじったものである。劇中では途中から姿を見せなくなり、その後については語られていない。小説版ではボーンクラッシャーがオプティマス・プライムに倒された直後にオプティマスに挑み、腰をねじ切られて死亡したとされている[14]。フレンジー (Frenzy)声 - レノ・ウィルソンメンバーの中で最も小さい(人間の子供程度)、諜報活動を行うディセプティコン。GPXのCDプレイヤーに変形。エアフォースワンに侵入して国防総省のコンピュータにハッキング。その後はバリケードとともにサムを襲う。体が破壊された際、一時的にミカエラのスマートフォンに偽装した。武器は胴体から射出される手裏剣状のカッターと両腕の小型マシンガン。劇中終盤、セクター7でマギーらを襲うが、その際自分で投げた手裏剣が自分の頭に命中し、死亡した。フレンジーが発している早口のサイバトロン語は「ツタンカーメン」という単語をデジタル加工して作られたもの。ただし要所ではきちんとキーワードを交えた会話をしている。基本的にディセプティコンの目の色は赤だが、フレンジーの目の色は青である(玩具ではフレンジーの目も赤)。元々このキャラクターはサウンドウェーブとしての登場であったが、ストーリー上の事情で従来のサウンドウェーブの存在感を引き出せないため、マイケル・ベイがサウンドウェーブの代わりになる存在として新しいオリジナルのディセプティコンを考案したのがフレンジーである[15]。ちなみに、映画第二作目において意外な形で登場している。2007年12月19日にパラマウントよりHD DVD版とDVD版の2フォーマットをリリース。2009年5月22日にはBlu-ray Disc版をリリース。
2007年当時、パラマウントがHD DVD支持を表明し、映画『トランスフォーマー』のBlu-ray Disc版を発売しないと発表したことについて、同作品のマイケル・ベイ監督が自身のブログでパラマウントを厳しく批判し、その後謝罪する騒ぎがあった[16]。その後、Blu-rayとHD DVDのフォーマット戦争(規格争い)が終わり、Blu-rayへと規格統一された事により、2009年にBlu-ray版も発売された。
DVD版のオプティマス・プライムBOX[17]は、予約の時点で完売という事態が起きた。
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